浜田宏一が自己批判してる
http://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/tenken2014/01/gijiyoushi.pdf

(浜田氏)〜普通はケインズの教科書で行っている財政政策の優位が、変動
制になると逆転すると思っていたのだが、ゼロ金利になったら働かなくな
るチャンネルもあるので、金融政策にも限界がある。私は伊藤議員と同じ
く、増税による財政引き締めはマンデル・フレミングのもとでは比較的安
心ではないかと思っていたが、いま増税がもろに効いている。伊藤先生も
言っておられたけれども、そんなに増税しても響かないのではないかと思
ったが、それに比べれば響いている。そういう意味では私も今反省してい
るところだ。それが起こるのはどこの場面で何が効いているか。期待効果
で日銀が動くということは別にどんな為替レートの制度でもいろいろ働く。
しかし、本当に金利がゼロになっていることで妨げられるというところも
ある。そういうことを考えると、前みたいに単純にマンデル・フレミング
のように財政のほうは少し大らかにやっても大丈夫だとも言えなくなって
いるのかなと。これはどちらかというと、私の自己批判である。