仲がいい絵描きのAさんが年に数回レベルでアンソロを主催してて毎回誘ってくれていた
当初はすごくありがたくて描き手(漫画)として参加してたんだけど

・参加費として印刷費やサークルスペース代や諸経費(告知用のチラシ印刷とか)をアンソロ参加者みんなで割り勘。
・編集とか企画垢とか告知サイトの立ち上げとか宣伝活動、
入稿手続きやその他事務作業は全てAさんがやってくれる
なんならイベント後の打ち上げのお店予約とかもAさんがやってくれる(飲食代は別途)
・ただし完売しても売上が描き手達に還元されることはない(全部Aさんに入ってた)
・Aさんの担当は表紙とかカラーイラストとかグッズのデザインだけ。漫画は描かない(もともとあまり漫画描かない人。
ほかの参加者が漫画や小説なのでAさんだけ絵)

っていう感じで、だんだん「ありがたいんだけど…あれ?」って気持ちになってきた
ありがたいことに完売するけど、印刷部数とか実際に印刷代がいくらで売上や収支などの報告がAさんから来たことはなかった

私は描き手になりたてでアンソロの参加経験もAさん絡みのものしかなかった。
なんとなく「色々やってくれるし…」と、Aさんに聞けない感じになってたんだけど
やっぱり気になってきたのでAさんに収支のことを切り出したら
「教えるのは全然良いけどなにか不満があるのかな?」
「個人誌より安い出費で本が出せて、しかも自分は作品書くだけで面倒な事務作業や在庫管理もしなくていいなら悪くない条件というか
破格もいいところだと思うんだけど…」
「無理に誘ってるわけではないよ」
「なんか不信感持たれてるの心外だなぁ…」
みたいなことを言われた

それ以来こちらも絡まなくなり向こうからアンソロに誘われなくなったことで段々気まずくなりFOするかたちに。
Aさんは今も都度新しいメンバーを補充して活動してる

ただAさんの言ってることも一理あると思ったので今は他人におんぶに抱っこではなく
自分の力で頑張って本を出すようにしてる
確かに事務作業や部数の決め方とか諸々大変だし
今ならAさんが言ってたことも多少わかる
私ももう少し描き手としての知識や経験があればもっとしっかり話ができたんじゃないかなとは思う