O神と更新料は独特の寓話的ともとれるような
世界観があって、たぶん男から見たら感情移入しにくい感じだったと思うけど
その分御伽噺、童話、民族、雅楽師的なものがあったように思う
キャラクターが類型的なものではなくしっかりと作られていて
広がりを持った空間である意味詩的なイメージで繋がっていたから
男には一見とっつきにくい(男に媚びていない)
と同時に逆ハーレムや少女漫画を好むような女子に対しても媚びてはいない
オタクに媚びない仕上がりがあったと思う
西洋世界史でもなく、オタクが良くイメージするRPGファンタジーのようでもない
(どちらかと言うとムーミン谷とかに近い)
例えて言うなら「旅先の旅館で見慣れぬ朝を迎えた感じ」(わかるかな)

O神と更新料のようなしっかりとしたキャラクター性と
世界観を持った作品が増えたらいいなとは思う