>>403
https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v13/n1/%E8%80%81%E5%8C%96%E3%82%92%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%97%E3%80%81%E4%BA%88%E9%98%B2%E3%81%99%E3%82%8B/70752

視床下部と脂肪組織の間では、相互にコミュニケーションがあり、フィードバックによる制御が見られます。
そして、視床下部でのサーチュインの機能を活性化させるのは、脂肪組織からのシグナルだと分かったのです。
例えば、マウスに飢餓刺激を与えると、視床下部のNAD+量が下がります(すわなち、サーチュインの活性が低下)。
すると、脂肪組織からNAD+合成を制御している鍵酵素が分泌されて、遠隔性に視床下部のNAD+合成を促進(サーチュインの活性が上昇)するといった具合です。
脂肪組織は、視床下部でのサーチュインの機能が一定に保たれるように調節する役目(モジュレーター)を負っているのではないかと私は考えています。

?? 体のどこの脂肪組織なのですか。
今井: 内臓脂肪だと思われます。
痩せ過ぎよりも少し小太りの方が健康的だと耳にすることがあるかもしれませんが、この発見はその根拠の1つとなるかもしれません。