キン肉マンⅡ世 連載中 第４ラウンド
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
週刊プレイボーイ1997年34・35合併号より、「キン肉マンⅡ世」が掲載されました
この漫画について思う存分語って下さい。
尚、この漫画は火事場のクソ力によって1日1話ずつ、連載されるようだ。
時々、粗筋書きが甘やかされて育ったせいで、変な時期に合併号になることもあるが気にしないでくださいね。
※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第１話～最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。
●ただし、あらすじは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●（「第1話・A」とか「第2話・前」等）
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。
ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏！ 現代に戻って好き放題に語り合え！
関連スレ等
連載中スレの楽屋裏 第３５幕
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1531910380/
＊前スレ
キン肉マンⅡ世 連載中
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1621333138/
キン肉マンⅡ世 連載中 第２ラウンド
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1629628516/
キン肉マンⅡ世 連載中 第３ラウンド
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1638266216/ 第２８話 不敵なカリーの王様！？ ナンキーマン
フィオナとドゥームマンの闘いを終え、息つく暇もなく第二試合
"難攻不落の鉄騎兵"ケビンマスク VS "灼熱のカレー大使"ナンキーマンの闘いが幕を開ける
ゴングが鳴り、開幕はナンキーマンが先制 巨大スプーンの鋭い先端をケビンに向け振るうがそれを難なく捌くケビン
即座にバックを取り、ジャーマンスープレックスで放り投げんとするが
それに対しナンキーマンは巨大スプーンをリングに突き刺し、支えにすることでケビンの投げを阻止し脱出！
ケビンから距離を取り体勢を立て直したナンキーマン、自らの頭に乗ったカレーポッドを巨大化させ反撃を試みる
その中のカレーを巨大スプーンでかき混ぜると、スパイシーな香しいカレーの匂いが会場を満たすと共に
そこからカレーの具の一つである骨付きチキンをケビン目がけ放り投げる！
だがケビンもそれを真正面から受け止め難をしのぐ…と思われたがその肉から骨が飛び出しケビンの腹に突き刺さる！？
≪おお―――っと チキンがトロトロに煮込まれているために肉離れがよくて
骨だけが肉から抜け出し… チキンの骨 ケビンマスクの鳩尾にまともに激突～～～っ！≫
よろめくケビンへさらにスパイシーポテトを投げつけ顔面に直撃！
ナンキーマンの猛攻にグロッキー状態となるケビンにトドメの一撃として、顔面のナンを剥がすとケビンに投げ飛ばし
グングン巨大化するナンがケビンの全身に巻き付き、身動きを取れなくさせてしまう…！
動けなくなったケビンをナンキーマンが宙高く放り投げると、頭から落下するケビンにしならせた殺人スプーンを勢いよく叩き付ける！！
ナンキーマンの猛攻に優勝候補のケビンがダウンを喫する姿に、会場もどよめきの声が上がる中
そこから少し遅れて、先ほど敗北したフィオナが担架で運ばれ退場
フィオナのコーチも、涙ながらに倒れたフィオナにコートをかけてくれたケビンに礼を言うと
倒れたフィオナもケビンを激励するようにＶサインを送るのだった
そんな二人のやり取りを小ばかにするように吐き捨てるナンキーマンだが、その言葉はケビンの怒りに火をつける…！ 「ナ…ナンキーマンよ…ち…超人ってやつはどんなに憎くイガみ合っていても戦いが終わればノーサイド…
ま…負けた相手を敬い…讃える気持ちがなけりゃいけない…」
「負けた相手はなじり 嘲笑を浴びせればいいんだ―――っ！」
「オ…オレはおまえがどんなやつでも超人として認めようと思った…
しかしその考えはやめだ！ オメーは外道だぁ～～～っ！」
怒りの叫びと共にケビンがその身を包むナン布団をぶち破り脱出！！
殺人スプーンを振るうナンキーマンの顔面に、スプーンごとローリングソバットをたたきつけ
よろめくナンキーマンの背後に飛び乗ると、両腕をクラッチし見たこともない複雑な関節技を極める！！
「身をもって知れ～～～っ 敗北の屈辱感…辛さを―――っ！」
＜続く＞ ＞≪おお―――っと チキンがトロトロに煮込まれているために肉離れがよくて
骨だけが肉から抜け出し… チキンの骨 ケビンマスクの鳩尾にまともに激突～～～っ！≫
ここがもう今回ゆで全開だなwww
チキンが煮込まれて肉離れが良い攻撃、とか思いつかんぞ普通w >>246
もう言われてたｗ
＞チキンがトロトロに煮込まれているために肉離れがよくて骨だけが肉から抜け出し…
いい意味でゆでテイストだよな
説明が回りくどい感じなのも含めて ヒールなケビンも良いけどこっちのベビーフェイスなケビンも嫌いじゃないわ
やっぱこの二面性は武藤とムタあたり意識してんのかな 第２９話 別格の強さ！ケビン激勝！！
＊今回の扉絵はＶＪ第一回人気投票、トップテンの結果発表会
・第１位 ケビンマスク
「一位に選んでいただきありがとう。聞けばこの賞は、わがダディー、ロビンマスクもいただいたことがあるとか…。
この賞に恥じぬよう、これからももっとレスリングテクニックをみがき、強くなる！」
・第２位 キン肉万太郎
「なんで主人公のボクが二位なんだーっ！ アホの読者ども、ようくこの作品のタイトルを見て、投票しなおせ～～～っ！」
・第３位 スカーフェイス
「なんでもオレに投票したのはほとんどが女性だったそうじゃねえか…。
つまり、超人界のイケメンＮｏ．１は、オレってわけだ！」
・第４位 ジェイド
「ダ・・・ダンケシェーン（ありがとう） そ・・・そのあり・・・」
＊ジェイドはリングを降りると口下手でした。
・第５位 テリー・ザ・キッド
「サンキューベリーマーッチ！ 最近は怪我が多く、活躍を見せていないけど、
これからケビンや万太郎に負けないファイトをするつもりだっ！」
・第６位 チェック・メイト
「元・悪行超人の私を選んでくれるなんで～オ～イオイオイオイ オ～イオイオイオイ」（号泣）
・第７位 ウォーズマン
〔Ｖジャン誌上には一度も登場していないのに、この支持は驚きだ！ オレのことはパパやママに聞いたのかな？〕
・第８位 ロビンマスク
＊『今は息子たちの時代…自分のような老兵がしゃしゃり出てくるのはポリシーに反する』と、賞を辞退されました
・第９位 ボーン・コールド
＊これからのＶジャン登場に向けて、とてつもない悪行を画策中のため、コメントはいただけませんでした…。
・第１０位 初代キン肉マン（スグル）
「♪目を閉じて 何も見えず～」
＊コメントのマイクを向けるとカラオケのマイクと勘違いしたようです。 ナンキーマンを初公開の大技、ＯＲＡＰに捕らえるケビンマスク その技で全身がんじがらめにされ身動きが取れない…！
ＯＲＡＰの形はナンキーマンの尺骨・上腕骨・鎖骨・腰骨・大腿骨…体のほぼ全身が極められていると見るミート君
その技の凄まじさにはミート君も脂汗がにじむ、まさしく完璧なる必殺技…！
全身を締め上げられ、ナンキーマンもギブアップを唱えるが…敗北の屈辱を刻むためにもケビンはその身を解放せず
そしてナンキーマンの両腕を、さらに力を込めて一気にもぎ取ってしまう！！
それと同時に試合終了のゴングが鳴り響き、ケビンの準決勝進出が決まる…！
リングを降りるケビンに、フィオナのセコンドが礼を言う 彼の介抱のおかげでフィオナは迅速に病院まで搬送されたそうで
それと共にケビンに対し、彼がクールを装っているが本当は気持ちの温かい人…笑顔で言うその言葉にケビンも微笑で返すのだった
…圧倒的強さを見せつけたケビンだが、その実力ならドゥームマンも負けてはいない
リングを降り花道を歩くケビンと、客席で腕を組むドゥームマン、試合前から早くも激しい睨み合いが火花を散らせる…！
・・・その後ろで万太郎がこっそり逃げ出そうとしていたが、あっさりスグルとミート君に取っ捕まりました
さらに地下のＢリングではスゴい闘いが始まっているそうで、観客たちもそちらへ向かおうとし
スグルとミート君も次回闘うことになる相手の偵察のため、二人で万太郎の体を担ぎ上げて現場へ向かうのでした
そうしてエレベーターを降りた万太郎たちを、超巨大な鍋が出迎える！
それも強火でガンガン湯だかれておりすさまじい熱風があたりを包み、万太郎たちも驚きの声が上がると共に
鍋のお湯から感じられるかぐわしい香りに、鍋の中身が昆布出汁であることに気付くのだった
万太郎の気づいた通り、今回のマッチング トックVS天タコルズの一戦は
道産の利尻昆布が内部で茹でられた出汁の上でのリングで闘う、熱闘昆布だしデスマッチで行われていた！
両雄、ロックアップでの睨み合いが続き、なかなか動きを見せないが観客の主婦たちはすさまじい声援を送る
だが格闘技なんて興味なさそうな主婦たちの力の入りようにはスグルも目を丸くするが… 「あっわかった！ お餅の化身超人であるトックが…リング外に落ち出汁にはまったらそのままお雑煮になり…
タコの化身超人の天タコルズが出汁にはまれば… タコの柔らか煮になる！」
「そうか―――っ それで主婦たちは目の色を変えて応援しているんだ―――っ
やれやれ 主婦はたくましいわ！」
両雄にいろんな意味で自分勝手な声援を送る主婦たちには凛子ちゃんもあきれ顔
ちなみにキン肉親子もそんな図式によだれがでちゃってました 横でミート君と凛子ちゃんもずっこけ
さて、試合の方でも動きがあり、天タコルズがトックをパワーボムを仕掛けると
更に何度も何度も、パワーボムでトックの体をリングに叩き付け、その体が徐々につぶれたもち状に変化していく
完全にその体が原型が留めなくなったところでトドメに入ろうとするが、トックもタダではやられはしない！
トックの穏やかだった顔面を怒りの形相で凄ませながら、その身を旋回させて両足で天タコルズの顔を挟み込むと
そこからメキシコ殺法、コルパタで逆に天タコルズの体を場外の出汁地獄へと放り投げる！！
＜続く＞ 二位とか大健闘じゃん万太郎 少なくとも子供たちには受け入れられてるんだな、万太郎のキャラ ランクインしてることで思い出したが
キッドいつ落ちたんだろ 第３０話 崩壊への序章！？ 心やさしきトック！！
トックにより場外の煮えた出汁地獄にはまる天タコルズ
この戦いは選手のＫＯ、ギブアップのほかに、その出汁にゆで上げられることでも勝負が決まる
どうやらこの戦いはタコの柔らか煮が出来上がる事確定した…と思われたが
出汁の中へと沈んでいく天タコルズの姿に、何処かトックは浮かぬ表情で…
「…ったく トックたらなんで敵のことなんか心配してるんだよ～っ
…そんな心やさしいところがトックのいいところだからしょうがないか…」
そんなトックの様子に万太郎も呆れた声を上げながらも、どこか優しい笑みが浮かぶ
さて、試合開始23秒、このまま秒殺での決着となり出汁の中へと沈んだ天タコルズが茹で上がって浮かんでくる…
と思われた次の瞬間！出汁から勢いよく飛び出してきたタコつぼがトックの顔面にぶち込まれる！！
さらにタコつぼからは天タコルズの物と思わしき八本足も出ており、どうやら天タコルズはほぼノーダメージのようだ
「そうか―――っ タコは軟骨の頭蓋骨さえ通ればどんな狭い隙間にも入れる！
そこでトックに熱い出汁に放り投げられた瞬間 みずからが頭にかぶっている壺に全身を潜り込ませて身を隠し
ボディが煮えあがるのを防いだというわけじゃよ！」
そこからタコ足を鋭く張り、高速回転させるオクトパス・ブレードでトックのもち肌を鋭く斬り裂く！
だが再度襲い掛かる天タコルズには、トックもカウンターのラリアットで返して見せ
その衝撃でタコつぼの中身である自身の体が露出しはじめ、トックもそれを逃がさず天タコルズを捕まえようとするが
だが突如、天タコルズは目の前で姿が消え捕獲に失敗してしまう 困惑するトックの背後に巨大なタコが徐々に姿を現す…！
「擬態だ～っ タコは敵から身を守るため体色を変化させ まわりの色と同化しカモフラージュする能力があるんだーっ」 ミート君の叫びと共に、背後に回った天タコルズがトックの両腕をフルネルソンに捕え、ドラゴンスープレックスに叩き付ける！
そのままトックの身を場外の出汁へと投げ飛ばそうとするが、トックもギリギリのところで両足をロープに絡め場外を防ぐと
そこから立ち込める熱々の湯気により、トックのもちボディが柔らかくほぐれ、胸部の裂傷が塞がっていく
強引に場外へと落とそうとする天タコルズだが、トックも飛び上がりそのバックに回り込むと共に
今までのトックの気弱な表情が、たちまち凶悪な険しい形相へと変化させながら
自慢のもちボディで天タコルズの全身を包み込むようにらせん状に巻き付け、その身を強烈に締め上げていく！！
「さぁ…早いとこギブアップしないと体がちょん切れてしまうムニカ～～～っ」
「いくら凶悪ぶったところでおまえの生来の人のよい性格は変わりはしねぇ…」
すると天タコルズ、頭にかぶっていたタコ壺を外すと観客席の子供へと投げつける！？
とっさにトックも子供をかばうが、そのボディにタコ壺が突き刺さり
さらに自由になった天タコルズがトックを改めて捕獲、ジャイアントスイングでぶん回す！
その大回転をうけ、次第にトックのもちボディから水分が失われ、体がひび割れたカチカチのもち状になっていく…！！
＜続く＞ しょうじきお餅とタコではどっちかってもどーでもいい部分は有る 第３１話 身の毛もよだつ！！ 天タコの魔技！！
天タコルズのジャイアントスイングに振り回され、その風の勢いを受け次第にトックのもちボディが堅くなっていく
さながら正月を過ぎた鏡餅のような様相と化したトックの姿に、万太郎もその表情が強張る
そして攻める頃合いと見た天タコルズが、その固くなったボディをリングに叩き付けんと投げ飛ばすが
しかし技の勢いがあり過ぎたのかトックは脳天からリングに落下せず、そのまま着地する形となる
そんな天タコのミスに万太郎も大笑いだが…天タコににらまれると思わず怯んじゃう、というのはさておき
メインはこれからとしながら、天タコルズはその軟体ボディでトックの体に絡みつくと
そのままトックの開いた口から、天タコルズがその体内へと入り込んでいってしまう！？
・・・見た目にはただ天タコがトックに丸のみにされたようにしか見えないが、そこでトックの身に異変が起こる
突如全身をけいれんさせ、苦悶の叫びをあげると共に、トックの腹からタコの足が突き破って飛び出す！？
さらに両脚、胸からもタコ足が飛び出し涙の悲鳴を上げるトック ついにはその目までもタコ足に貫かれ―――
「ポンパ・アタッコ！」
そして天タコルズは、トックの体内ですべてのタコ足を開き、その体を木っ端みじんに突き破る！！
・・・あまりにその残虐な決着に凛子ちゃん、ミート君も青ざめ
トックがかばった少年も自分を助けたせいで負けてしまった…と、涙ながらにトックに詫びるのだった… こうしてＢブロック第2試合は天タコルズが勝利 これにより準決勝は天タコルズ VS キン肉万太郎の対戦カードが決まる
鍋にまき散らされたトックの残骸はすっかり美味しそうに煮え、主婦たちもスグルも群がる中
「よ…よくも気の優しいトックをこんなひどい目に～～～っ」
万太郎は優しきトックを惨殺した天タコルズに向け、怒りの炎をその身に宿す…！
するとリング上でアピールする天タコルズに向け、異議を唱えるのはＡブロック準決勝進出者、ザ・ドゥームマン
それと共に、雄叫びを上げ出汁リングへと飛び上がるとその身を球状を変化させると出汁の中で大回転しながらその周りを駆け回ると
出汁上を漂うおもちがリング上へと弾かれ、積み上げられたお餅はケビンマスクのもち像を作り上げ
出来上がったケビン像を、ドゥームマンの一撃が粉砕！ その挑戦状ともいうべき大デモンストレーションにケビンは涼しい顔で返すのだった
＜続く＞ うへえ、トック惨殺グロイ…やっぱ今回PB版のノリに引っ張られてないかね なんでVジャンの方でこんな本気出してグロ画像描いてんだゆで 流石にトック可哀想
負けて惨殺されただけでは足りず、さらに死骸すら主婦のオカズにされるとかこれ以上の辱しめはないってレベルだぞ 第３２話 向かい合う！選ばれし４戦士！！
本日は東京の山手線、有楽町駅ホームにて
普段は通勤通学のお客さんでにぎわうこの場所が、今日は超人格闘技ファンが大挙して詰め寄っていた
その理由はこの場所で"超人一等祭"準決勝会場の抽選会が行われているからとのこと
ホームに泊まっている２両の電車に、Ａブロック、Ｂブロックを勝ち抜いた二人ずつが乗り
その列車の着いた場所が、準決勝の決戦場となるというわけだ
と言う訳で地下の抽選会に場面を写し、注目の抽選方法がイケメンの口から明かされる
その抽選方法は・・・ ジ ャ ン ケ ン だ！！ これには万太郎も天タコもズッコケ
「この大事な一戦を対決場所を決めるのに～～～っ！？」
「いいんじゃ こった演出よりもこういう単純な方が盛り上がるもんじゃ！」
ケビンも少々辟易した感が浮かぶが、そんな彼をドゥームマンが煽りケビンも表情が険しくなる
とはいえこの小競り合いはイケメンが止め、舌打ち混じりながらケビンはジャンケンに挑むことに
あ、ジャーンケーン、ポン！と二人の手が出される寸前、そのタコ足に万太郎は箸を突き刺し
これによりケビンはパー、天タコはチョキの形になりこの勝負天タコの勝ち！
こうして選択権をゲットし、こういうのは何でも一番がいいと万太郎が1番線の階段を駆け上がる
そこから少し遅れ、荒々しい苛立ちの声を上げるケビンが二番線の階段を上っていく
「そうムキになるな 急いだってオレたちの乗る列車はＮｏ２に決まったんだから」
「オ…オレはたとえジャンケンだって超人レスリングと同じように負けることは大嫌いなんだーっ！」
「ｻﾞｵｻﾞｵｻﾞｵ!それじゃあ本日 お前はもう一度悔しい思いをするってわけだ！」
あざ笑う笑みで挑発するドゥームマンに、ケビンもその表情が強張る様子が浮かぶ…
何はともあれ、列車ホームに姿を見せた二組を観客たちも歓声を上げて大歓迎を交えつつ
両ブロックの二人が、それぞれの列車に乗り込み出発 はたしてこの列車は彼らを何処へと連れていくのか… 貸し切り電車に大はしゃぎの万太郎、そんなお行儀悪い万太郎にお怒りの天タコ
お互いつり革を掴み、静かな小競り合いを交わすケビンとドゥームマン それぞれのやり取りを交えつつ
先に決戦場にたどり着いたのはケビン達の乗る電車のようで、停車したのは話題のスポット東京駅
リングを囲うＯＬ達が二人の到着を大歓声で出迎える そんな様子に万太郎もうらやましそうな声を上げつつ
万太郎側の電車も決戦場に着いたようだが、彼らを出迎えたのはそろいもそろってリーマンのおっさんばっかり
それもそのはず、彼らが到着したのはおじさんたちのオアシス、新橋駅なようで
これには万太郎もがっかりな声が出ちゃうが…だが決戦場のリングを見て、その表情が驚きに代わる
万太郎と天タコルズが闘うリングは、その下から炎が噴き出し、反玉状のくぼみが無数にできた鉄板のキャンバスであった…！
＜続く＞ 今度はタコ焼きリングか
よっぽど超人を食いたいんだな たこ焼きリングとなると珍しく万太郎有利なリングっぽい絵面だ
まあなんやかんやでたこ焼きの特性を行かされて押されちゃうんだろうがw たこ焼きばっかり食ってちゃ体に毒だぜ。
合間…合間に紅しょうがをはさむんだ 第３３話 面食らう４超人！！ 驚愕のリング戦！！
前話の山手線選び車両ジャンケンの結果により、ケビンマスクVSドゥームマンの戦場は
ＯＬ達の黄色い歓声が響く東京駅前広場に決まり、リング上では二人がゴングが鳴るのを待ち構える
今回の闘いはキャンバスを体操やアクロバットで使うトランポリンを使用した、"トランポリンデスマッチ"にて行われるようだ
≪赤コーナー ２２１ｃｍ １６２ｋｇ 超人パワー不明
"苦痛を与える男" ザ・ドゥームマン ＺＡＮ国―――っ！
青コーナー ２１８ｃｍ １５５ｋｇ 超人パワー１１７万パワー
"難攻不落の鉄騎兵" ケビンマスク イギリス―――ッ！
レディー ゴ―――ッ≫
ラーメンマンの手で東京の青空に乾いたゴングの音色が響き、準決勝戦開始！
ゴングが鳴ると同時にケビンマスクが飛び出そうとするが、トランポリンキャンバスの柔らかなマットに足を取られうまく進めない
ケビンがバランスを崩し倒れると、ドゥームマンは背面飛びからのセントーンを仕掛けるが、その攻撃がケビンを飛び越しリングに落下すると
そこからトランポリンの弾みを利用しさらに高く上昇！それと同時にドゥームボールへの変形をはじめ、さらに強力な一撃をケビンのどてっぱらに突き刺す！！
場面代わり、新橋駅のＢブロックリングの方にも注目するが
こちらは東京駅とは違いギャル率ゼロ、仕事帰りの酔っ払ったむさいおっさんでごった返してました
さて、こちらの試合は『たこ焼きデスマッチ』なる珍奇な試合方法が取られる模様
観客たちには経木の船とつまようじが配られ、サンシャインの号令でリング下のコンロが点火！キャンバスの鉄板を熱すると同時に
宙からはビッグハンドが出現、鉄板の穴に大量の水溶き小麦粉が流し込まれていくと、さらにその上から天かすがぱらぱら、紅ショウガも付け合わせます
そんな一連の動きには万太郎も困惑の声が出る中、サンシャインが観客に向けて叫ぶ
≪観客のみんな―――っ！ このタコ焼き あとひとつ何か足りないと思わないかーっ！？≫
「タコだ～～～っ！」
「そうだ～～～っ タコが入ってなかったらタコ焼きとはいわんからな―――っ！」
≪そう 足りないのはタコ…そこでこのタコ焼きデスマッチルールは通常の超人格闘技ルールのＫＯギブアップにくわえて
この熱く煮えたぎる水溶き小麦粉の入った半球形の穴の中に対戦相手を没入させ 相手をタコ焼きにした者を勝ちとする！≫ この試合方式にはリーマンたちも酒のつまみにちょうどいいと大喜び
だがどう見てもたこ焼きが似合うのは天タコのほうだが…抗議の声が出ちゃう万太郎だが
ほろ酔いリーマンにはタコ焼きじゃなくてニク焼きでも構わないとまるで聞き入れられませんでした
「これで残虐超人が決勝進出し」
「キン肉万太郎がニク焼きになってみんなに食われる！」
…だがこの試合方式は主催者のイケメンとｄ・Ｍ・ｐ代表サンシャインとの万太郎を蹴落とすための共謀であった
両者が互いにほくそ笑む中、イケメンの手で高らかにゴングが鳴らされる！
≪赤コーナー １７６ｃｍ ８３ｋｇ 超人パワー９３万パワー
キン肉万太郎 ニッポン～～～っ！
青コーナー １８０ｃｍ １１６ｋｇ 超人パワー１２０万パワー
天タコルズ イタリア～～～っ！
レディ―――ッ ゴ―――っ！≫
ゴングが鳴ると、万太郎が先制のローリングソバット！天タコの顔面に食い込ませる！
すかさず追撃のドロップキックを仕掛けるが、この攻撃は天タコがとっさに万太郎の両足を掴むことでしのぎ
そのまま足首から引っこ抜く勢いのスープレックスで、万太郎を頭からタコ焼きの具材の中へと放り込む！！
＜続く＞ おもちやタコはともかくまんま人間タイプでも食おうとするとか今回格別にイカれてないだろうかｗ いくらなんでも委員会が悪魔と結託とか、超絶不祥事スキャンダルやんけ
イヤミな大人枠としての起用なんだろうけどそろそろ痛い目見てほしい（イケメン） よく見たら脱穀スープレックスじゃん
まさかタコが農村マンポジにくるんか？ 第３４話 悶絶！！！ 恐怖のタコ焼きマッチ！！
天タコのスープレックスにより、万太郎を頭から煮えるタコ焼きダネへと叩き込む
その熱した具材に悶絶する万太郎、するとサンシャインとイケメンがリング脇の巨大腕を操作し
リングの巨大鉄板を小刻みに揺らすことで、穴内のタコ焼き具材が丸まっていき、次第にタコ焼きが出来上がっていく
さらに先ほど穴に落とされた万太郎も、それに巻き込まれて次第にニク焼きと化してしまう…！
「万太郎 そのままタコ焼きならぬニク焼きになって観客のおとっつぁんたちの酒のツマミとなれーっ」
そして鉄板を傾け、出来上がったタコ焼きが巨大腕により場外へと転がっていく
次々にリーマンたちができたての巨大タコ焼きをゲット とはいえタコ無しなので少々物足りなさそうです
そして最後の一つ、万太郎の入ったニク焼きが場外へと転がっていき
もはやお腹がすきすぎて理性を失ったスグルが、ミート君の制止も聞こえず息子入りのニク焼きを餓えた獣の唸り声と共に待ち構える…！
…だが万太郎は自ら猛烈な勢いで自分を包むタコ焼きを食い散らかすことで、間一髪！巨大タコ焼きから脱出！！
ギリギリのところで敗北は免れ、すかさずムーンサルトプレスで天タコに強襲！
鉄板の穴がカラになったことで再度タコ焼きのタネが流し込まれると、今度は天タコルズをその中へと叩き込まんとする！！
しかし天タコルズもとっさにすべてのタコ足を延ばし、鉄板のふちに張り付かせることで没入を防ぐ
突入を防がれ苛立ちの声を上げながら天タコルズの脳天に蹴りを浴びせようとするが、突如目の前でその体が消え失せてしまう！？
「タコっていうのは防衛機能で自分の体の色を自由に変えられます
天タコルズは何かに化けているのかもしれません！」 ミート君のアドバイスに万太郎も困惑しながらあたりを見渡すと、その背後には何やらコーナーの鉄柱が二本有り
そのうちの一本が突如動き、万太郎の背中へと激突！！ その鉄柱こそが天タコの擬態だったのだ！！
さらに天タコルズは、前試合でトックを惨殺したポンパ・アタッコを狙うも万太郎はとっさに口をふさぎその侵入を防ごうとするが
「ターコタコタコ 万太郎 これはなぁ～～～んだ？」
すると天タコルズは、万太郎の目の前で丸まり…彼の大好物、カルビ丼へと擬態
それを見た万太郎は思わず大口を開けてしまい、その一瞬のスキを逃さず天タコルズの体が万太郎の口内へと入り込んでいく…！！
＜続く＞ 息子を物理的に食おうとするのはギャグにしてもアレすぎる 自分で周りの生地食って脱出できるとなるとやっぱり万太郎有利のリングだよな
なんでこれがタコ有利になるとイケメン達は思ったんだろ 第３５話 八つ裂き寸前！？ 万太郎の秘策！！
天タコルズのトラップにより、大口を開けた万太郎はその口から体内深くへと侵入せんとする
ここから狙うのは対戦相手の体内からタコ足で貫き、最後には全身を内側から木っ端みじんにする恐怖の必殺技、ポンポ・アタッコ
万太郎も惨殺されまいと口から入ろうとする天タコルズを無理やり引きずり出さんとするが
その抵抗も空しく、天タコの体は完全に万太郎の腹の中へと入り込み
恐怖の大技、"超人肉体破壊弾"＜ポンパ・アタッコ＞がその体内へと着弾される…！
体内に天タコが丸々入り、膨れ上がったお腹を押さえて苦しみ始める万太郎
そしてついにそのタコ足が万太郎の体を中から貫かんとする！！ ・・・と、思われたが…
へその穴から狙いを定めるも、その皮膚は伸びるが貫くまでには至らない様子にミート君たちも首をかしげる
どうやら万太郎、おへその掃除をしてないせいでへそのゴマがたまりすぎてタコ足が貫通できない模様
ならば目に狙いを変えるが、こっちは目くそが溜まりすぎて目玉は飛び出てもやはり貫通までには至らない
天タコも苛立ちの声を上げながら、今度こそ内部からバラバラにせんと、最高パワーのポンパ・アタッコを放つ！！
のだが、この一撃すら万太郎の体を粉みじんにはできず、それどころが傷一つつけることができない
そこで天タコルズ、ここまでの万太郎が自身の攻撃を無効化していたからくりに気付く
「わ…わかったぞ～ 垢だ！垢が万太郎の全身に層となって覆ってしまっていて それでオレさまの足が貫けねえんだーっ
万太郎てめえ～っ 風呂に入ってないな～っ！？」
「でへへへ～っ； …だってボクお風呂嫌いだから～～～っ かれこれ半年くらい入ってないかな～っ」
そんな汚い万太郎には観客席もいろんな意味で青ざめた悲鳴が出ちゃうのでした 天タコもそんな不潔極まりない万太郎の体内にはいられず、その口から飛び出したところに万太郎が後ろ蹴りをぶち込む！
蹴り上げてその体を宙高く舞い上げると、万太郎もそれを追い空中でその四肢を捕らえ！
「48の殺人技のひと～～～つ キン肉ドライバ～～～～～っ」
必殺のキン肉ドライバーが、天タコを脳天からタコ焼きダネへと叩き付ける！！
その一撃で天タコもＫＯとなるが…この戦いは"タコ焼きデスマッチ"、対戦相手をタコ焼きにして場外に落とすまで勝負はつかないのだ
巨大腕の操作でみるみるうちに天タコが巨大タコ焼きとして完成し、観客たちも焼きあがった大ボリュームの天タコヤキへと飛びつく
こうして準決勝は天タコルズの場外タコ焼き負けにより、キン肉万太郎が決勝進出！！
ミート君も喜びの笑顔で万太郎に飛びつくが
そこで万太郎が、リーマンたちに囲まれ涙目の天タコルズの姿に気付き…
リーマンたちを押しのけ、万太郎は一人でその天タコ焼きを抱え上げる！
「どけどけーっ こいつはボクが一人で食べるんだ―――っ 誰にも手は出させない―――っ」
そうして万太郎が、その天タコ焼きを手にするが…ミート君とスグルは、万太郎の真意に気付いていた
それは天タコルズを助けるための万太郎のやさしさであり、少し見ないうちに大人になったとスグルも思わず涙ぐむのであった
＜続く＞ まー、うん。なんつーか…そんなん食べずに済んでよかったな新橋のリーマンたちｗ 天タコルズ助ける必要あるかなぁ……
こいつ観客の少年狙うというサンシャインですらブチ切れそうな悪行超人だろ トックをかつてないほどグロく惨殺したタコが助かるのは納得いかない 第３６話 揺れるリング！！ケビンの奇策！？
お酒と加齢臭の匂いで充満した新橋駅での戦いを、見事勝ち抜き決勝進出の一番乗りを決める万太郎
もう一方の試合は果たしてどちらが制するか…もう一方の闘いへと視点を移すことになるが
中継に移るのは半泣きの女性ファンたちと、ボロボロのケビンマスクの姿…！！
"難攻不落の鉄騎兵"と称されるケビンのその姿に、何か大変なことが起こっているのではと
万太郎らも東京駅の方へ向かうのだった 天タコ焼き持ちながらだと電車に乗れなさそうだけど
ケビンマスクは戦いの舞台となるトランポリンリングに戸惑っているのかいまだ上手く動くことができず
成すすべなくドゥームマンの猛攻の餌食になってしまっていた だがボール状態から元の体に戻った一瞬のスキを突き
空中のドゥームマンをロビン家の至宝とも称される大技、ロビン・スペシャルに固める！！
あれを食らってはドゥームマンもひとたまりもない、ハズだが…この一撃もトランポリンリングの柔らかなたわみで技の威力が吸収され
リングに拒絶されるようにその着地が弾かれ、技の形も崩れてしまう…！
ケビンの技から逃れたドゥームマンは、すかさず再度自らの体を球状にして、その体を滅多打ちにしていく
ロープを利用し四方八方から激突するドゥームマンの攻撃に、ケビンも両膝を突きダウンを喫する
そこで、再び空中で元の姿に戻ったドゥームマンを今度はケビンが誇る大技、ビッグベン・エッジにとらえるも
やはりトランポリンリングでは、キャンバスに叩き付けたところで十分な威力を得ることができない…！！
今のケビンの不利な状況を、タコ焼きから飛び出して復活した天タコルズが万太郎らにこう解説
「ケビンマスクの必殺技はロビンスペシャル、ビッグベン・エッジを見てもわかるように
リングへ相手を激突させる技が多い… だからこのトランポリンリングはケビンにとっては最悪のリングタコ！」
…だがこの圧倒的不利の状況を前にしながら、ケビンマスクは不敵な笑みを崩さない
進出自在のトランポリンを固いキャンバスに変えれば済むこと…としながら、ケビンはメイルストロームパワーを発動！
自らのパワーを全開にしその体が熱を帯び発光させながら、飛び上がったケビンはコーナー鉄柱へと着地
するとメイルストロームパワーの影響か、ケビンの乗ったコーナー鉄柱が高熱によりドロドロに溶けていく…！？
＜続く＞ まさかの解説役が天タコかい
それくらいキッドとかセイウチとか既存キャラにやらせてあげてよ、今回予選落ちからほとんど顔出しすらしてねーぞ 万太郎VSケビンの決勝は本編でやったから同じことはしないだろうからドゥームマンが勝つと思うんだが
でも万太郎VSチェックが本編でやったのにこっちでもやったから絶対無いとは言い切れないんだよなあ 流石に人気ナンバーワンのケビンを負けさせるようなことは…とも思うがそういう予想を覆すのがキン肉マンでもあるからなあ
その辺は今後のドゥームマンのキャラ掘り下げ次第か 第３７話 呼び覚ませ！！ ロビン家の誇り！！
メイルストロームパワーを発動させたケビンマスク、コーナー鉄柱に飛び乗ると自らの高熱が鉄柱を溶かしていき
次第にその溶けた鉄がトランポリンリングに敷き詰められていく、その光景に万太郎も困惑の声が洩れ出てしまう
そしてドゥームマンも再度、ドゥームボールに変形してトランポリンリングの弾みを利用した強襲を仕掛けようとするが…
だが勢いよくリングに落下したドゥームボールが、鈍い音を立て微動だにしない！？
そう、先ほどケビンが溶かし、トランポリンリングに敷き詰めたコーナー鉄柱が表面をがっちり固めてしまい
トランポリンの伸縮性を奪うことに成功したのだ！ さらに鉄板にまともに落下したドゥームマンも、その衝撃でボールの変身が解けてしまう
そのスキを逃さず、スタンディングのドラゴンスリーパーホールドに固め、そのままリングに叩き付けんとする！
「激突技はトランポリンリング上では威力がないーっ！」
「いいや 鉄壁でガチガチのキャンバスになった今 激突技は有効ダコよ―――っ！」
天タコの言葉通り、その鉄壁で固めたリングにドゥームマンの脳天が鈍い音を立てて叩き付けられる！
その衝撃に悶絶するドゥームマンだが、ケビンの攻勢はまだ止まらなない そこからさらにロビン家の至宝、タワーブリッジを極める！！
「ザ…ザオザオザオ オ…オレは死んだってギブアップだけはい…言わねえぜ！」
「これでもへらず口が叩けるか―――っ！」
跳ね橋のごとくドゥームマンの体を真っ二つにへし折らんとするケビン、ドゥームマンも辛うじてその攻撃に耐えんとするが
そこにさらなる追撃の逆タワーブリッジで、ドゥームマンを腹からリングに叩き付ける！！
逆さになった体制からさらに締め上げるケビンマスクだが 「し…勝利の自信があるから 減らず口が た…叩ける…」
ドゥームマンはそこからの脱出の一手として、両肩の十字を展開、その四枚刃を回転させて拘束するケビンの腕を斬り裂く！！
怯んだスキにケビンのタワーブリッジから脱出！飛び上がり即座にドゥームボールに変形すると
再びメテオスライサーを展開しケビンマスクを斬り裂かんとするが、それに対しケビンはバク宙気味に飛び上がり
メテオスライサーの刃をケビンの鎧に当てさせると、逆にその刃を砕き割ってしまう！？
「このオレの鋼鉄のヨロイをただの鋼鉄と思うなァ～～～っ！
こいつはロビン一族始祖の時代より 父ロビンマスクまで先祖一人一人のヨロイの破片を少しずつ集め…
それを一度溶かし一枚の合金にして ヨロイとして鍛えなおした特別な代物だ―――っ！
おまえの軟弱なメテオスライサーで斬り裂けるわけがないわ―――っ！」
そう怒声を上げながら、自らのスキの無さを勝ち誇るケビンマスクだが
だがドゥームマンもどんな超人からもスキを探し出すのが自分の得意とするところと返すと
突如ドゥームマンは、リング外周を回り、周囲のコーナー鉄柱を次々に切断していく！？
無秩序に両断した鉄柱は辺りに飛び散り、周囲の建物をも巻き込んでいく…！！
＜続く＞ こっちのケビンは父ロビン大好き感がでまくってるなw 第３８話 湧き上がる！！ケビンコール！！
突如ドゥームマンはリング外周のコーナー鉄柱を切断して回り
勢いよく切り落とされた鉄柱は周囲の建物を破壊していくだけではなく、周囲の観客をも巻き込んでいく…！
周囲の人間をも巻き込む非道な手に出るドゥームマンだが、天タコは見事な陽動作戦とその手口に関心気味に声を上げる
周りの人たちを案ずるあまり、ドゥームマンへの注意が外れてしまう、その背後からケビンにドロップキック！
ロープに飛びながら人間体に戻り、首元にフライングクロスチョップを浴びせる！！
一気に不利に陥るケビンだが、周囲の観客たちはケビンを励ますエールを送る ―――だが
「うるせえ人間ども！」 ケビンは応援の声を送る人間達に、怒声で返す！？
「フッ…ドゥームマン おまえ 陽動作戦でオレをやり込めたつもりだろうが…
オレがその昔泣く子も黙るとんでもねえ残虐非道な悪行超人だったことを忘れちゃいねえだろうな
オレは人間どもがどんなに瓦礫の下敷きになろうが…割れたガラスで傷つこうが…
はなっから助けに行こうなんて考えはなかったぜ―――っ！」
観客たちに向けはっきりと宣告するように、そう吐き捨てるケビンマスク
そんなケビンに観客たちも一転してブーイングの嵐を浴びせるのだった
そこにドゥームマンのボディアタックが仕掛けられるが、ケビンもそれを高く跳躍して回避しながら
背後を取り、ケビン最大の必殺技、ＯＬＡＰをドゥームマンに固める！！
…だが、この技もドゥームマンの両肩に装備されたクロススライサーがケビンの両足をえぐり
たまらずＯＬＡＰを解いてしまうケビン、そこにドゥームマンの反撃をたたきつけられる！！ ドゥームマンの逆襲を食らい、ダウンしながらも立ち上がろうとするケビン
そこに再び、球状に変形しながらのメテオスライサーを仕掛けるがケビンもその攻撃を自慢のヨロイで待ち構える
ケビンの鎧は先祖代々の鎧の一部分を用いて鍛えた代物でどんな攻撃も弾き返す無敵の合金製
これではドゥームマンもメテオスライサーを仕掛けることができない、と思われたが…
「観客の皆さんはオレがメテオスライサーにいけないと思ってるようだが…オレはやるぜ！
なにせケビンの歴史の鎧＜ヒストリー・アーマー＞を打ち負かす自身があるから！」
はっきりとそう断ずるドゥームマン そこでケビンは電車の音に気付きそちらに目を向けると
ホームの線路は先程のドゥームマンの攻撃の影響から断線してしまっている！！それもその様子はケビン以外誰も気づいていない…！
さらに前からはドゥームマンが１ｍｍの狂いもなく、正確にロビンの鎧目がけ突っ込んでいく
その攻撃を前に…ケビンは自ら自身の鎧を脱ぎ捨てる…！？
ケビンが投げ捨てた鎧は線路の断線した部分にはまり、ホームに到着しようとする電車を待ち構える
同時にケビンもまた、ドゥームマンのメテオスライサーに丸腰の状態で立ち向かわんとする…！！
＜続く＞ いいヒール役してるわ、ケビン
実は観客達には優しいというヒールのお約束も含めて、やっぱり根っこは高潔なロビン家の人なんだな ギミック頼りなとこはあるがシンプルに強いな、ドゥームマン
サムスアランのまるまりもこれくらい高性能ならいいのに（何） 第３９話 明かされる！！ドゥームの秘密！！
ドゥームマンの必殺技、メテオスライサーの仕掛けを前にして
それを安定して防ぐことができるはずの自らの鎧、"ヒストリー・アーマー"を脱ぎ捨てるケビン
その光景に万太郎も困惑の声を上げる中、天タコルズは宙へと浮きタコ目を双眼鏡の様に伸ばすと
投げ捨てたケビンの鎧が、断線した線路の割れ目に収まっていたことに気付く
ケビンの鎧により、電車は無事にホームに止まることができたが…ケビンの真意に気付き天タコも愕然の叫びが出るのだった…
「ザオザオザオーッ きこえるぜ～っ お前の生身の肉体の皮膚が裂ける音 骨を斬る音が―――っ！」
「何の～っ ヨロイがなくともおまえの技など破ってみせるーっ！」
だが丸腰のケビンは真っ向からメテオスライサーの刃を掴んでその攻撃を防いで見せるも
そこへさらなる追撃、頭部をドリル状に変形させた攻撃がケビンの胸板をえぐっていく…！
胸部を抉られ、メテオスライサーを掴む手も振りほどかれてしまう そしてその刃がケビンの体をズタズタに切り裂いていく！！
「オ…オレはこの"超人一等祭"にゆ…優勝するために出場しているんだ
ぜ…絶対にギ…ギブアップは… し・・・しな・・・い・・・」
それでもなお意地を見せるケビンだが、やはりその身は限界 ついにその意識が絶たれてしまう
それに気づいたレフェリー役のラーメンマンがＴＫＯを宣告
攻撃の手を止めないドゥームマンにそれ以上続ければ反則負けを取ると告げることで
舌打ちしながらも攻撃をやめ、元の姿に戻るドゥームマンであった ≪あーっと こんなことを誰が予想したでしょう
あの悪行超人時代 正義超人時代を通じて一切負けの無かった"難攻不落の鉄騎兵" イギリス代表ケビンマスクが～～～
"苦痛を与える男" ＺＡＮ国代表ドゥームマンに土をつけられた―――っ！≫
タンカに運ばれボロボロのケビンの姿に万太郎も震え上がりながら
実況のほうはなぜ鎧を脱ぎ捨てたのかと、ケビンの行動に疑問の声が出る
…ケビンの真意に気付いていたのは、宙に浮かびその行動の顛末を見届けていた天タコルズただ一人であった
（ケビンマスクはドゥームマンのメテオスライサーによって 破壊された線路を補修するため自らの鎧を使ったタコよ～～～っ
ケビンの鎧がなければ今ごろ大惨事に… こんな大救出劇を人知れずやってしまうなんて
ケビンマスク あんた本物の正義超人だ…）
その思いと共に天タコの目には思わず涙が溢れ出る…
闘いが終わりドゥームマンがリングを降りると自身の控室へと戻る
鏡台の前でどこか苦悶の声を漏らすドゥームマンだが、ふとどこからか紛れ込んだねこに気付くと
ドゥームマンはねこにミルクを差し出しながら、彼の身を包む鎧がひとりでに外れていく
そしてその鎧から現れたドゥームマンの正体は、どこにでもいるような純朴そうな青年であった・・・
＜続く＞ まさかマジでケビンが負けるとは
ドゥームマンの意外な素顔といい、決勝に向けて面白くなってきたんじゃなかろうか トップクラスのグロ死させたやつがふつーに改心するとか斜め上すぐる
むしろドゥームマン同様にケビンの行動を鼻で笑うほうやろ天タコ こんなさえない丸刈りがラスボスなのか？
とも思ったけどビジュアル的にはウォーズマンに近いか。 第４０話 "超人一等祭" ついに決勝戦！！
全世界から選ばれた200人余りの強豪たちによる、10日に及ぶ熱戦もついに最終局面
残すはキン肉万太郎 VS ザ・ドゥームマンの決勝戦のみとなる
特に大番狂わせを見せたのは、今まで負けなしのケビンマスクを破ったドゥームマンの一戦
その点で言っても決勝戦ではドゥームマンが優勢とみる実況
「か・・・勝ってくれ ま・・・万太郎・・・」
担架に運ばれるケビンマスクはその間際、万太郎に手を伸ばしながらそう願うが
肝心の万太郎はドゥームマンの強さに、完全に心が折れておりその場を逃げ出してしまう…
控室のドゥームマンは一人、ねこにミルクを上げていた所だったが
そこで自身の鎧、無慈悲のアーマーが脱げていたことに気付き、傍らのねこを払いのけながらその鎧を身に着けると
「非情の強さを！ 非情の強さを！」
自らに言い聞かせるようにそう呟きながら控室を後にするドゥームマン、その背をねこがついて歩くのだった
会場から逃げ出した万太郎の方は、どこか隠れられるところを探していると丁度スーパーマーケットを発見
人がいっぱいいるしお腹も満たせる、隠れるには最適とそのスーパーへと足を向ける
で、試食販売のほうでおばちゃんに変装してた万太郎がずーずーしく試食のソーセージ丸ごといただいてました
するとその場には万太郎と闘った肝っ玉母ちゃん超人、ＯＫＡＮの姿があったことに気付くと
ＯＫＡＮはおもむろにえびシューマイの試食を丸ごと口の中へと流し込むと共に
逃げようとする万太郎へとつまようじを飛ばしその身柄を捕まえてしまう！
「超人として敵前逃亡はよくないムンタ～～～」
「おせっかいはやめてくれーっ あんな背も高くて体重もあってメカっぽくクールなやつに
こんなチビで短足がに股顔デカのボクがどうやって勝てるっていうんだ？」
どうも万太郎はドゥームマンの実力もだが、その外見でも負けてることで完全に意気消沈してしまってる様子
そんな万太郎の弱気な声には耳を貸さず、その一方でＯＫＡＮは今日の晩御飯に関して野菜選びの最中
あとは野菜を買い揃えるだけなのだが、そこで万太郎にどの野菜を選ぶのかを問う
それに関して万太郎は、形の綺麗な整った野菜を選び始めるが…はたしてこの行動のＯＫＡＮの意図とは…？
＜続く＞ オカン再登場は嬉しい
いろんな意味でキャラ濃いから見てて面白いわw 月刊でこういうバトルなしの逃げる戻るみたいな話はやらんでほしいわ
一ヶ月に一回なんだからさっさと戦ってほしい 姿だけ見れば確かにカッコいい外見ではあるな、ドゥームマン
まるまり攻撃はちょっとアレだけどw
しかしなんだか意味深な姿も見せてるが、これは鎧が本体って具合なのかね
負けそうになると万太郎に取りつこうとして闇落ちしたりとかあるかも？ ページ数が少なく月１でもテンポの良さで
本編にはない良さが出てたけど
話数のかかるシリーズ物が続いて気が緩んだのか
テンポが悪くなったな
闘将!!拉麺男が
１～２話完結時代にはツッコミどころは多いものの読み応えある話を作れてたのが
シリーズ物に移行してからどんどん大味になって劣化していったのを思い出す 第４１話 万太郎復活！！ＯＫＡＮの助言！！
ＯＫＡＮからカレーに使い野菜を選ぶよう頼まれた万太郎、形の綺麗なものをメインに選んでいくが
だがＯＫＡＮ、万太郎の選んだ野菜では美味しいカレーは作れないとしながら
彼女が選んだのは形の不揃いな出来損ないとして売られた野菜、それを一口ほおばりンマイとＯＫＡＮもニッコリ
さらに万太郎の口にもその不ぞろい野菜を無理やり押し込むが…その意外なおいしさに万太郎も目を丸くしちゃうが
先程万太郎が選んだ形の綺麗な野菜の方は、味の方では先ほどのより劣っている印象を感じ取ってしまう
なんで瑞々しく綺麗な野菜がまずくて、ひしゃげて曲がり泥のついた造形の悪い野菜の方が美味しいのか…
そんな万太郎の疑問にＯＫＡＮはこう語る
「そりゃあ右側の方はお客に売れるように見た目重視！形だってツヤだっていい
その代わり虫がつかねえように農薬だって使ってるし色があせないようハウス栽培 味なんて二の次の人工物！
しかし左側の野菜は農薬もハウスも使わずほったらかし 形なんか気にしない 太陽をガンガン浴びた野生物だ！ だからうまいんだ
その造作は悪いがたまらなく滋味あふるる野菜…それは万太郎 おまえそのものよ
スラっと背も高く技も見栄えよくメカっぽくクールなドゥームマンはそりゃあ強っぽく見えるだろう！
何せ万太郎 おまえはチビで短足で顔デカと生まれついての造作が悪くどう見ても強そうには見えないものね」
「やめてよ～～～っ そんなイヤな思いでほじくり返すのは～～～っ」
「しかしそんな格好悪い不細工なおまえでも最終的には数々の難敵を破り "超人一等祭"優勝の頂の一歩手前まで登ることが出来た 「！」
見かけはカッコよくメカっぽいクールなドゥームマンと出した結果は全く同じじゃないか
万太郎よ 見た目の造作で超人を判断するなかれ！ ウチら超人にとって一番大事なのは格好良さより
悪行超人どもの傍若無人の魔手により 怯えるか弱い人間達を温め癒すことだ」
…ＯＫＡＮの教えに、万太郎はその表情を引き締めなが自分が手にした整った野菜を投げ捨てて戻し
そして自分のような、造形悪くとも味よしの野菜をメインに選び買い物かごに入れると、万太郎の野菜選びにＯＫＡＮも笑顔で返すのだった
と、そこにミート君たちに発見されちゃう万太郎、あえなくその身柄を拘束されてしまうのだが
「もう逃げたりしないよ ＯＫＡＮ あさっての"超人一等祭"決勝のリングにはちゃんと上がるよ」
先程の弱気は消え失せ、万太郎ははっきりと決勝の闘いに挑む姿勢を見せる その姿には天タコも目を丸くしながら
ミート君は決勝の場所が明らかになったとして、丁度スーパーのテレビにその報道が写されていた
その会場とは名古屋にある、日本全国を魅了している魅惑の施設、"愛知世界びっくり博覧会"である！
＜続く＞ 週刊じゃないんだからこんな話やるなよ
最初の頃の１話完結がよかった 血筋で言えばキン肉族の王子って超エリートのハウス栽培側だよなと思った
ドゥームマンの出生はわからんが多分野生側だろうし だよなあ、ついでにいえばヘラクレスファクトリー出身の超人だし
それこそ温室育ちの野性味とは無縁なタイプだと思うがな、万太郎
ドゥームマンは野生側…と言うよりは、前回を見るに鎧パワーで薬漬けって印象受けるわ
ピンチになるとその辺の脆さは露呈しそう オカンいいキャラしてるから本編のほうでも出番来てほしい 第４２話 万太郎びっくり！！尾張名古屋で決勝戦！？
イケメンから発表された決勝の会場に、驚きの声を上げる万太郎達
"愛知世界びっくり万博"といえば世界１００国以上が参加し
最新技術から古代のロマンまであらゆるエンターテイメントが満載のお祭り会場
これには幼稚園児な万太郎ちゃんも大喜びで声を上げるが、凛子ちゃんに怒られました
気を取り直して、決勝でのドゥームマンに挑まんとする万太郎だが
テレビに映されるドゥームマンの姿には、凛子ちゃんも不安げな声が出てしまい
先程は闘う気力を取り戻した万太郎も、やはりその凄まじさには萎縮気味で…
「万太郎！ようく見ていろ」
するとそこにＯＫＡＮは、宙へと二つのジャガイモを放り投げると
一つ目で宙に投げたきれいなジャガイモを、二つ目で投げた形の悪いジャガイモが木っ端みじんに砕く！
その光景はさながら、クールなドゥームマンをダメ超人万太郎が見事に妥当するかのようで
ＯＫＡＮの激励に万太郎も闘う意欲を取り戻すのだった
「わかったよＯＫＡＮ 相手の容姿やパワーにまどわされるなかれ…
この見栄えは悪いが強いジャガイモはこのボクだと思えってことだね」
「ムンタ！ ワシをふくめあんたの勝利によって誇りやモチベーションが回復できる超人が多数いることを忘れてはいけない！」
「わかっているさ みんなのためにもボクは必ず"苦痛を与える男" ドゥームマンに勝つ！」
・・・と、カッコよくキメて名古屋へと向かいドゥームマンとの戦いに挑む万太郎であったが
現地に到着した万太郎は先ほどの闘志もどこへやら、すっかりお祭り会場におおはしゃぎでした 当然ミート君にどつかれてたのはさておき、一行が向かうのは正義、悪魔の二面を表すどでかい怪獣を模した建物、リアル超人パピリオン！
その凄まじさには万太郎も仰天の声を上げつつ、内部では往年の正義超人、悪魔超人との戦いや記念品
さらには悪魔六騎士との戦いの舞台、ウォーズマンの体内リング戦を再現したコーナーや、マンモスマンの先祖と思われる超人の冷凍保存品などなど
はじめは不満の声を上げていた万太郎もその数々の展示品の凄まじさには開いた口が塞がらない様子であった
「どうです リアル超人パピリオンもなかなか捨てたもんじゃないでしょ！」
「物見遊山に来たんじゃないとかなんとかいっといて 結局遊ばせてくれてんじゃん
なかなかの名添乗員ぶりだァ ミートくん」
これには万太郎もご機嫌でミート君の頭ぺちぺちはたくが、ミート君もニヤリと笑みを返すと
パピリオン最後の部屋へと案内するが…そこは"超人一等祭"決勝戦の試合会場！
さらにその場にはすでにリング上で万太郎を待ち構えるドゥームマンの姿があった！！
＜続く＞ リアルに見てみたいな、超人パピリオん
五重の塔リングはなかなかな迫力がありそうだ 第４３話 すり鉢リングの死闘、開幕！！
ついに始まろうとする"超人一等祭"決勝戦の舞台
全宇宙から選ばれたスゴ腕の正義と悪の超人レスラーの闘いも、今日で宇宙最強の超人が決まることとなる
その中の一人、"苦痛を与える男"ザ・ドゥームマンはすでに入場し万太郎を待ち構えており
そんなドゥームマンに対し、観客たちは罵声を浴びせながら物を投げつける
そんな観客たちの鬼気迫る様子に万太郎も困惑の声が出るが、凛子ちゃんは観客たちの態度を当然だと返す
なにせ目の前の存在は女性超人フィオナを、そして列車を救うため鎧を手放したケビンをむごたらしくＫＯした悪魔なのだから
すなわちこの戦いは万太郎にとってはフィオナ、ケビンの敵討ちという意味合いもあるが…
・・・肝心の万太郎はドゥームマンの威容にすっかりビビッておしっこもらしてました これには皆さんもズッコケ
さて、万太郎の入場に気付いた観客たちもドゥームマン打倒を信じて期待の歓声を送るも
現地入りまでの闘志もどこへやら、完全に逃げる態勢に入っちゃう万太郎だが
そんな万太郎を何者かがゴンドラにご招待、楽しそうと見た万太郎が飛びつくとゴンドラカーが上昇しすり鉢リングに向かってました
ちなみに運転手は天タコ、同乗員はＯＫＡＮでお送りします で、ＯＫＡＮが万太郎のけつ蹴とばしてリングに放り込むが
とっさにすり鉢の端を掴んで難を逃れつつ、この珍妙な戦いの舞台に困惑の声が出てしまう
「フフフ…どうだ万太郎 "超人一等祭"決勝用の特設リング 気に入ってくれたかな？」
「リ…りんぐってこんなのどうみてもまともに戦える場所じゃないよ―――っ」
「ここは宇宙一スゴ腕の超人を決める場 どんな変形リングでも戦えるのがスゴ腕超人の条件のひとつだ―――っ」
そしてイケメンのゴングにより、"超人一等祭"決勝戦
ザ・ドゥームマン VS キン肉万太郎のクリスタルすり鉢リングでの決戦が幕を開ける！ …だが戦おうにも安全地帯はリング端の部分のみ、攻め込むことが出来ない万太郎に対しドゥームマンは果敢に万太郎へと飛び込み
すり鉢リングの底へ飛び込むと見せかけ、アクロバティックに空中で一回転し、万太郎の顔面にドロップキック！
そのまますり鉢リングの底へと転落しようとする万太郎だが、とっさにセーフティゾーン端っこをつかむことで難を逃れる…と思われたが
即座にドゥームマンはロープの反動を利用して飛び上がり、ぶら下がる万太郎の背後に回りその身を捕まえ
すり鉢リングの底へと、ドラゴンスープレックスで叩き付ける！
「さあこれからがオレの技の冴えを見せる番だ―――っ」
万太郎を地獄の底へと誘った所で、ドゥームマンも本格的に攻撃態勢に入る
ドゥームボールに変形しながら、すり鉢リングの傾斜を駆け上り
頂上部から加速をつけて転がり、万太郎の背中から強烈にぶつかってくる！！
＜続く＞ 第４４話 ドゥームマンのアーマーの謎！！
すり鉢リングの傾斜を利用したドゥームボールの体当たり"ストロンゲスト・ボム"が、万太郎の背中に直撃
だが万太郎も負けじと両手足を後ろに回し、体全体でドゥームボールを掴むことに成功
そのまますり鉢リングの壁面目がけ、ドゥームボールを投げ飛ばさんとするが
球状のドゥームマンにとっては、その攻撃は加速を使いすり鉢リングを登るのに好都合
再度ストロンゲスト・ボムを仕掛け、元の人型に戻りながら
万太郎の後頭部にフライングニールキックとエルボードロップの連撃を浴びせる！
その猛攻を食らい、開始わずか二分にしてダウンを喫してしまう万太郎
倒れた万太郎に向け、ＯＫＡＮが立ち上がらせるための応援の声を送るが
このすり鉢リングはどう考えてもドゥームマンを有利に戦わせるためのリング…万太郎もそんな弱音が洩れ出てしまう
「おまえは正義超人だろ―――っ
正義超人たるもの どんな不利な状況にあろうとも人類の平和のため
必ず悪行超人を倒さねばならないのが使命だムンター」
「ううう… ボ…ボクは正義超人…」
ＯＫＡＮの声を受け、万太郎もその胸に闘志を取り戻し、悪に立ち向かうべく立ち上がって見せる…！
だがドゥームマンも即座に立ち上がろうとする万太郎目がけ強烈なハイキック、倒れたところにサンセットフリップで追い打ちをかけようとするが
その攻撃に対し万太郎は両膝を立ててドゥームマンの体を捕獲！ボーアンドアローで切り返す！！
万太郎の思わぬ反撃を受け、今までの試合でも慌てる、焦るといった感情を一切見せなかったドゥームマンが初めて苦悶の表情を見せるが… 【ドゥームマンよ～～～ ドゥームマンよ～～～】 その時突如、どこからともなく死神のような存在がドゥームマンへと語りかける…
【ドゥーム～～～ おまえよもやワシからゆずり受けた"地獄アーマー"を無駄にするつもりではあるまいな～～～っ】
「そ…そんなことは～～～」
【では～～～ 戦え～～～ 非情の強さを見せい】
非情の強さを・・・ 死神の言葉を反芻しながら、ドゥームマンは力ずくでボーアンドアローの拘束から逃れ
飛び上がったドゥームマンは空中で体制を反転、フライングボディプレスを狙うが万太郎もその反撃はお見通し
逆立ちからの両足蹴りで飛び掛かるドゥームマンを吹き飛ばしながら、万太郎もさらなる反撃を狙う！
「すり鉢はドゥームマンだけが有利なんかじゃない 使いようによってはこのボクだって～～～っ
そうりゃ～～～っ マンタロー・ミートボール！」
飛び上がった万太郎は両手で両足首を掴みリング状の体勢になりながら、すり鉢リング頂上部から壁伝いに転がり
倒れたドゥームマンの背中を万太郎の全身ミートボールが強烈にひき潰す！
一転攻勢を見せる万太郎に観客たちも歓声と共にもっと攻めると声を上げるが
一方でＯＫＡＮはここは抑えた方が良いと見ているが…調子づいた万太郎の攻撃は止まることなく、再度のマンタロー・ミートボールを仕掛けんとするが
「非情の強さを！ 非情の強さを！」
ドゥームマンはその攻撃の対抗策として、すり鉢リング内壁を掴み、その腕力で強引に引っ張り上げ
すり鉢内部にアーチを作り上げることで、万太郎の軌道を反らし勢い余った万太郎は反対側の壁に激突してしまう！
「調子に乗るな このクリスタルすり鉢リングを自在に操れるのはこのオレだけだ！」
＜続く＞ やっぱりドゥームマン自身は鎧に操られてるっぽい感じかね
そこは今後の掘り下げ次第になりそうだけどそれであんまり冗長になるのも考えものだよなあ 万太郎じゃないがこれは弱音のひとつも吐きたくなるわ。
ラストの台詞から見ても、ドゥームマンがこのリングでの戦いは熟達してる感ありありやろ。
不利な戦いの苦難を越えて…て書きたいのかも知れんけど、やっぱり正々堂々とした戦いも書いてほしいわ。 こっちでもサタンｷﾀｺﾚ？
なんか悪魔の亡霊ってなるとサタンなイメージあるわ 第４５話 非情の強さ！！ドゥームマン！！
「万太郎よ～～～っ骨の髄まで思い知るがいいぜ～～～っ
このクリスタルすり鉢リングの本当の恐ろしさを―――っ」
倒れる万太郎に言い放つと共に、自らが作ったアーチから飛び降りながら球状に変形
高低差のあるドゥームボールの一撃が万太郎の腹に突き刺さり、悶絶の声が出てしまう
その窮地にスグルと凛子も心配げな声が出てしまうが、ＯＫＡＮが二人を万太郎の傍へ駆け寄ろうとするのを制する
「万太郎のためを思うならそこから一歩でも出ちゃだめムンタ」
「み…みんなー 薄情すぎるじゃないかぁ～～～っ」
「リングという戦場では頼れるのは己自身だけ その戦場で勝利できるのは体中の汗を一滴まで残さず頑張った者だけ
万太郎 おまえはまだいっぱい汗をかいていなく 頑張りが足りないムンタ！」
体中の汗一滴も残さず…ＯＫＡＮの言葉に何かヒントを掴んだかその言葉を反芻する万太郎
そこに再びドゥームボールが降りかかるが、万太郎はタイミングを合わせ降りかかるドゥームボール中心部にサイドキック！
さしものドゥームマンもこの一撃にはたまらずドゥームボールを解除してしまい、出てきた首を引っこ抜く勢いで首投げを浴びせる！
続けてツームストンドライバーに叩き付けようとするが、ドゥームマンの鎧が重くその体制が崩れてしまい
逆にドゥームマンに首を取られ、ドラゴンスリーパーにかけたままアーチの上に飛び乗ると
そこからアーチから飛び降り、万太郎の脳天をすり鉢リング底に叩き付ける！！
その一撃に頭から血飛沫が上がる万太郎、あふれ出た返り血を顔面に浴びドゥームマンは狂気の笑みを見せる…
「さあ来い 汗の一滴まで残さず頑張るんだろう 汗なんかじゃ生ぬるい…
オレがおまえの体の血が一滴も残らないようにしてやる」
そしてやはり、ドゥームマンは何かに突き動かされるかのように「非情の強さ」を呟きながら万太郎へとにじり寄るが…
そこでドゥームマンはすり鉢リングの底にいたねこに気付く、そのねこはドゥームマンが控室でかまっていたねこのようで
それと共にドゥームマンの脳裏にはある一つの記憶が浮かぶ…… ある日、幼き頃のドゥームマンはねこと共にとある洞窟へと入る
そこで待っていたのは、巨大な椅子に縛り付けられるように鎮座する、今のドゥームマンが身に着けている『地獄のアーマー』をまとったミイラの姿であった
そしてそのミイラは、自らの前に現れたドゥームマンを前に【地上最強の超人になりたいか】と問いかける・・・
自らの脳裏に浮かぶその記憶に、頭を抱えて悶えながら心配げに鳴き声を上げるねこにすり鉢越しに返り血を浴びせる！
さらに禍々しいオーラをまといながら、万太郎にさらなる攻撃を仕掛けんとするドゥームマン
自ら作り上げたアーチを殴り飛ばすことで引っ込め、元のすり鉢に戻すと共に
両脚を合わせ、足先をヘラのように鋭くさせるとドゥームマンはすり鉢リング内側を皮むきのごとく削り始める…！？
＜続く＞ ニューヨークへ行きたいかー \ｵｰ/
地上最強の超人になりたいかー \ｵｰ/ そういやゆで絵のネコはちょっと珍しいかも
なんだか絶妙な可愛くない風にも見えるがw 第４６話 地獄のアーマー チューンナップ！！
ドゥームマンの削岩脚により、らせん状に削り取られるすり鉢リング内壁
それとともに、これこそが万太郎を地獄へ誘う"崩壊のらせん"であり、史上最悪のショーの始まりを宣言
削り取った螺旋により、内壁部はまるで下り坂の道が出来上がっており、ドゥームマンは球状に変形すると
すり鉢リングの頂上部に行くと、そこから崩壊のらせんを下り、螺旋道をゆっくり転がっていくが
下り坂を降りるドゥームボールは、次第にすさまじい加速となって
ついに螺旋道の終点前にいる万太郎へと襲い掛からんとする！
万太郎もどうにかその攻撃から逃れようとするも、ここまでのダメージが蓄積しうまく動くことが出来ずにいたが
身動きが取れない万太郎に対し、ドゥームマンは殺人四枚刃＜メテオスライサー＞を展開するも
その攻撃は万太郎の胴体ではなく、太ももへと突き刺さる 苦悶の声を漏らしながらもなぜ足を狙ったのか…万太郎もそんな疑問が出るが
「あのままオレが突っ込んでいってもおまえは逃げたかもしれないからなァ
そうなればオレの"殺人四枚刃"はおまえの背中や腕を斬ることになり胸は斬り裂けない
かつ実にお前の胸を斬り裂くためにはおまえにここでじっとしててもらわないとな―――」
「それじゃあおまえ ワザとボクの太ももを～～～っ」
「そうさぁ～～～っ これがオレの標榜する"非情の強さ"よ～～～っ！」
ドゥームマンに両足を貫かれ、完全に身動きが取れなくなってしまう万太郎
だがその万太郎をなぶり殺しにしようとするドゥームマンの闘いには観客達からも大ひんしゅく
その悪辣さは、悪魔超人の代表であるサンシャインが顔をしかめるほどの物…
・・・だがその罵声の雨あられを浴びてもドゥームマンはまるで堪えず、狂気の笑みを見せつけながら
その憎悪に呼応するかのように、彼の『地獄のアーマーが』より強固に、強力に、凶悪に変化していく…！！
凛子ちゃんもそんなドゥームマンに怒りをぶつけようとするのだが…ふと、自分の足元にいたねこにきづく
「ネコちゃん！ 何でおまえはあのモンスターを慕ってるの？」
足元にすり寄るねこを抱き上げ、苦笑気味に問いかけるがねこはどこか困った顔でかわいい声をあげるのみであった 動くことが出来なくなった万太郎にとどめを刺すべく、再び崩壊のらせんからのメテオスライサーを放つドゥームマン
だが万太郎の窮地に対し、ＯＫＡＮがこうアドバイスを送る
「万太郎 おまえはドゥームマンの"地獄のアーマー"の見てくれに恐怖し 身がすくんでいるにすぎないムンタ～～～っ」
"地獄のアーマー"の凶悪な見た目に恐怖しているに過ぎない…ＯＫＡＮの言葉に万太郎は
見なければいいのだと、いっそのこと目をつぶりながら両手を突き出すと
真っすぐに襲い掛かるドゥームボールを、真正面から受け止めることに成功する！！
＜続く＞ なんだか本編のテンポ悪さがこっちでも顔だしてきた感は本当にでてきた感じあるなあ。
今までがサクサク進みすぎだったのかも知れんが、仮にも月刊ペースで3~４ヶ月近く万太郎の不利なとこを延々と見せつけられるのは、それはそれで…と言うのは贅沢な意見であろうか。 第４７話 万太郎、新境地！！明鏡止水の心！！
観客たちの憎悪を受け、さらなるパワーアップから放たれたドゥームマンのメテオスライサー
だがそれを万太郎は目をつぶったままで真正面から受け止めることに成功する
「こ…これまでドゥームマンのドゥームボールから逃れようと試みて何度も失敗しているのに
ＯＫＡＮからのアドバイスよりヒントを得て 両眼を閉じるという奇策に出た途端
あれだけ怖かったドゥームボールのイメージが消えて…
逆に心が落ち着き自然と体の力がぬけてドゥームボールをキャッチすることができた―――っ」
「万太郎 やはりおまえはドゥームマンの"地獄のアーマー"の見た目の造作にビビッていたにすぎないムンタ
しかし目をつむることにより見た目の恐怖を完全に消し去ることになり 明鏡止水の境地となれるムンタ
邪念や恐怖の無い…平静で落ち着いた気持ちのこと…
冷静な心でいられさえすれば 万太郎のド級の超人パワーが全開し 必ずドゥームマンに対抗できる」
だいこん生でかじりながら、傍らの凛子ちゃんらにそう語るＯＫＡＮ
だがドゥームマンもそこからさらに、頭部をドリルに変化させ万太郎の顔面を貫かんとするが
万太郎の明鏡止水の心は、目を閉じて状況が分からないにもかかわらず正確にその攻撃を回避して見せる！だが…
「目をつむることによって恐怖心をなくし 感覚だけでオレの攻撃を避けているんだろうが…それにも限度がある」
すると両脇のメテオスライサーが、新たなスライサーを展開 ツインスライサーが万太郎の体を切り刻まんとする
だがこれも明鏡止水の境地で対応できる…と思われたが、進化する鎧『地獄のアーマー』の力はそれすらも上回る…！！
「ザオザオザオ 両眼をつむる事によって恐怖心は確かになくなったかもしれねえが…
人ってやつは五感の中のひとつでも遮断するとそれを補うために残りの四感が研ぎ澄まされ鋭くなる
つまり触感も鋭敏になりオレのツインスライサーの痛みも 目を開けているときの何倍にもなりまさに今は地獄の苦しみのはずだ―――っ！」
激痛にたまらず両眼を開いてしまい、その目が禍々しいドゥームボールの異形を目の当たりにしてしまう
その恐怖に思わず両手を離してしまう、万太郎の胸板に頭ドリル、ギムレット・ホルンが突き刺さる！！ ドゥームマンの攻撃の直撃によりダウンしようとする万太郎だが
火事場のクソ力持ちの万太郎は念には念を入れて仕留めんと、万太郎の前髪を掴みダウンすら許さない…！
そしてそんな光景に観客たちの憎悪もさらに増すこととなり、その憎悪が高まるほど地獄のアーマーもさらに禍々しく変貌していく
そんな彼の闘いに『地獄のアーマー』に宿る死神もまたドゥームマンの闘いを褒め称えるが…
不意に観客の一人が投げつけた空き瓶に対し、ねこが悲しげな声を漏らすと共に突如リングへと乱入！
観客の投げた空き瓶からドゥームマンを守るように、ねこの横っ腹に投げつけた空き瓶がぶつかってしまう！！
＜続く＞ こっちでも明鏡止水来た…と思ったらソッコー破られた件
ハンゾウ戦では逆転の一手になったのにこっちでは扱い悪すぎ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
