私は妊娠出産についての知識を得るほうが、やおいの存在を知るより早かった。
前述にある抑圧みたいな「世間の決めつけ」に散々苦しんだあげく一つの救いとして
やおいにたどり着いた。
自分の場合、女であるよりも先にまず「私」であったはずなのに、
物心つくかつかないかのうちに早くも外部から「女」を自覚しろという
締め付けが日に日に強まってくることに強い拒否反応を示していました。
だから女性が性的に扱われる男女ものは苦手。