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マテリアル・パズル 連載中
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0001粗筋書の三十指
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2019/05/07(火) 17:09:16.23ID:???
月刊少年ガンガンにて 2002年2月号より連載が開始された「マテリアル・パズル」
この漫画について色々語りましょう
なお、この作品は粗筋書きがテンションあがってくることで二日に1話のペースで連載されるようです
たまにテンション下がって変な時期に休載したり合併号になったりすることもありますが気にしないでね


※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第1話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。

●ただし、あらすじは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●(「第1話・A」とか「第2話・前」等)
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。

ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏! 現代に戻って好き放題に語り合え!

関連スレ等
連載中スレの楽屋裏 第35幕
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1531910380/

連載中スレまとめ
http://rensaimatome.blog.fc2.com/
連載中スレ過去ログ倉庫(更新停止中)
http://rensai.nobody.jp/
0581粗筋書きの三十指
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2019/08/02(金) 17:49:04.14ID:???
[アクア]
A.D.1679 9月現在 122歳(13歳で止まっている)
A.D.1557 3月30日生まれ 血液型:A

*好み
好きなもの
・あめ玉 特にソーダ味 ・絵本 ・謎のおめん
・森のどうぶつたち ・ゴーラの実 ・おんぶ ・高い所
・でっかい帽子 ・好きな色は濃い青 ・ちっこい女の子
・歌 でも自分はオンチ

嫌いな物
・タマネギ ・2〜30代くらいの女 ・漢字 ・からいもの
・年下がエバる事
・アダラパタ

*人生とその目的
・ティトォと同じくドーマローラの生き残り 気絶している所をティトォの判断で不老不死にされる
 その時そのまま死んでしまいたかったと言う思いもあるが
 いつかグリ・ムリ・アを倒す事だけを心に誓い生きてきた
・妹がひとりいて名前はアロア しかし100年以上前のドーマローラに巻き込まれてしまう
 自分だけ生き延びた事をアクアは100年間後悔しつづけている
 その憤りは全てグリ・ムリ・アにぶつけていた・・・・・・ しかし―――
・舞響大天という強大な魔法使いと闘う運命にある
 それが彼女の旅の終わりを意味している
0582粗筋書きの三十指
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2019/08/02(金) 17:49:27.91ID:???
*キャラクターを考えよう
・ティトォと同じく少女面とばーさんの様な貫禄を持っている
 でも見た目がクソガキなので威張られるといまいち釈然としないミカゼ君
・かなり強がってキャラづくりをしている 実は3人の中では一番精神的に弱い
・なにもかも破壊してしまいたい一心で100年間自分を鍛えた
・100年前はまったく正反対のキャラクターだったらしい
・なおミカゼやサンをコキ使うのは実際楽しんでいる

*アクアの魔法
○壊 スパイシードロップ 魔法レベル70

・飴玉の魔力を変換し破壊のエネルギーを作り出す攻撃魔法
 爆弾というわけではないので火や空気は関係ない
 物質をコナゴナにする事ができ、そのとき熱や放射能などは生じない
 いつも荒く広範囲をぶっとばしているが狭い範囲に力を集中させれば鋼鉄も砂のように崩せる
・自分自身に爆破の影響はまったくない
・やはり頑丈な物や魔力抵抗が高い物ほど壊しやすい
・アメ玉を投げつけて攻撃する事もできるが直にスティックで叩き付けたほうが格段に強い
・時限爆弾や地雷のようにも使える 遠隔爆破もできる

アクアの技
・スパイシードロップマーブル
 いくつかの飴玉を円の動きではじかせながら飛ばす 
 遠隔攻撃で威力は高い はじかせる事で自由に方向を変えられる
・ブラックブラックジャベリンズ
 10個以上の飴玉にそれぞれ魔力を込めさらに狭い範囲を弾き合わせる事により威力を増幅
 槍の様な形状をつくり対象を貫く大技 
 魔力を込めれば込めるほど威力は上がるが強すぎる為対人には使えない
0583粗筋書きの三十指
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2019/08/02(金) 17:49:59.24ID:???
[プリセラ]
A.D.1679 9月現在 128歳(19歳で止まっている)
A.D.1551 1月10日生まれ 血液型:B 両利き

*好み
好きな物
・食べ物全般 特に酸っぱいもの ・レモン ・寝る事
・赤ちゃん ・踊り ・ショッピング ・トランプ
・お肌のケア ・好きな色はピンク ・子守唄
嫌いな物
・煙草 ・ゴキブリ ・読書 ・計算
・子供を叩く親 ・女を叩く男
・アダラパタ

*人生とその目的
・ティトォと同じくドーマローラの生き残り
・プリセラの目的はグリ・ムリ・アを倒すとか大地を守るとかの先にある、本来の身体に戻る事
・魔法の才能はなく、100年たってもまったく使える様にはならなかった
 しかし誰よりも強くならなくてはならなかったために肉体を鍛えまくった
・100年以上前から腹の中にあるものを守り続ける事が彼女の全て
 その為には何を投げうってもかまわないと思っている
0584粗筋書きの三十指
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2019/08/02(金) 17:51:27.37ID:???
*キャラクターを考えよう
・誰よりも強いという、プリセラ
 腹の文字に全ての秘密がある メモリアにてかけられた魔法
・姉御肌で天然だったりする 結構大雑把だけど潔癖気味の所がある
・男でも女でも、こどもでも大人でも動物でも、誰にでも同じにマイペースに接する
・お腹の下についている丸っこいのはおしゃぶり
・ティトォもアクアも同じだが、眼が他の人と違う
 まるでつくりものというか人形のような眼をしている
・腹の中の物を守っている為、腹を攻撃されると一番怒る
 でも結界が張っている為、中にはプリセラが死にでもしないかぎり影響はない

*プリセラの魔法
○檻 ―――ない 魔法レベル0

・魔法は才能がないとまったく使えないので100年たっても覚えなかった
・身体能力はぶっちゃけると人間最強
 100年間若い身体のままという特殊な人間だった為鍛えればそれだけ天井なく強くなった
 肉も骨も人間の限界を遥かに越え進化していった
・単に力だけでなく闘いというものを知り尽くしている
 ―――けどすごい大雑把 でも一対一の格闘戦なら無敵
・腹の文字は強力な結界をつくる筆文字
 例えば箱に字を描き、その中に隠したい物などを入れる 本人しか封印はとけない
 文字の画数により強さが左右する
 プリセラの場合は最大クラスの結界を腹に作っている為、自身の力が抑えられている
 現状で5割くらいしか出せないらしい 画数を減らすとその分力が戻ると言う仕組み
・プリセラの必殺技 頭突き
0585粗筋書きの三十指
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2019/08/02(金) 17:52:27.58ID:???
[御風 −ミカゼ−]
A.D.1679 9月現在 16歳
A.D.1663 6月6日生まれ 血液型:A

*好み
好きな物
・肉とかコーヒー、目玉焼き ・強くなる事 ・走る事
・乗り物に乗る事・音楽はジャズが好き ・好きな色は茶

嫌いな物
・えりんぎまいたけぶなしめじ つまりきのこ
・甘い物はいいけど甘ったるすぎるのは駄目 ・おめん
・アダラパタ

*人生とその目的
・辺境の田舎村で元気に暮らしていた少年
・両親を病で亡くしている 他に兄弟も無くひとり身だった
・生まれつきなんか異常に身体が頑丈で、力も強い子だった
 それを買われ村の守衛を任されていたが田舎すぎて外敵も来ない
 暴れイノシシの集団が飛び込んできたのが一番ヤバかったらしい
・村の為にアクアを下界に連れ出してしまい、それがきっかけで三十指に居所を突き止められる
 アクア達をまたあの家に送り届けるまでは手助けするつもり そして強くなる!
 もう村もきのこ村になってどうでもよくなったし
0586粗筋書きの三十指
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2019/08/02(金) 18:24:00.11ID:???
*キャラクターを考えよう
・ティトォ→アクア→プリセラと主人公が完全に入れ替わるお話なので
 常にそれら主人公の傍にいて物語の全てを見守ると言う読者目線のキャラクターが必要でした
 そこでできたコです
・性格的に特にクセはなく、好奇心旺盛で責任感が強い
 少年漫画の少年、第二の主人公という感じです
・魔法使いの様にもっともっと強くなるのが夢
 村では一番逞しく頼りにされていたが、自分より上が沢山いる事を知る
 今はもっと世界を知りたくてしょうがない
・おめんをいつもかぶらされて決まった顔がない

*ミカゼの魔法
○面 ―――ない 魔法レベル0

・魔法は使えないが才能はあるかも
 生まれつき魔力の高いいわゆるマテリアル使い
 そのせいで身体能力が異常に高い 特に昔から山を走り回っていた為脚力が突出している
・ティトォのWWフレアをドレス化して纏えば強力な攻撃系魔法使いの威力を上回るほどの実力
・成長性も高くどんどん強くなっている
 そしてメモリアにていまだかつてない進化を見せる事となる
・おめんも防御力に優れていて五感が発達する等のオプションがある
 かぶりながらも食事ができたり顔の洗浄ができたり無駄に高性能

・必殺技
 特になし、足技が得意
 野生の完を頼りにした獣の様な闘い方をする 最近どんどん獣化が進んでいる
0587粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/02(金) 18:24:14.38ID:???
それでは皆さんお別れです 次回からの2章でお会いしましょー v
では最後に2章を楽しむためのキーワードを二つ教えがやりましょうか

「メモリア魔法陣―――優勝するのは誰か」
「そして切り裂き魔の正体は誰か―――」

そこらへんをよろしくという事で――― 
それでは貴様等さようなら―――
           
<おまけ おわり> (−ω−)
次のH巻では今回紹介しきれなかった人たちを何人かまた紹介しますのでお楽しみに
0588マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/03(土) 17:33:17.14ID:???
ティトォ組全員から蛇蝎の如く嫌われてるアダラパタに吹いたw
0589マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/03(土) 21:25:45.60ID:???
ミカゼのキノコ嫌いは村がキノコ村になったせいなのか
それ以前からキノコが嫌いなのかで割と意味合いが変わると思う
0591マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/04(日) 09:25:14.40ID:???
そーいえば見返すと3人はともかく、ミカゼってアダラパタと顔会わせてなかった記憶
ティトォ辺りから聞いてたのかもしれんが
0592粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/04(日) 19:06:12.98ID:kuJUpvR2
 腹が減ったから飯食って 眠くなったからベッドで寝た

 それだけで俺は

 おふくろも 友達も 飼ってたモルガンも――― 全部失った


  マテリアル+パズル
  第2章 眠れる城の王子さま

  第44話|グリン王子と友達


メモリア王国にて、一人の緑髪の少年が石碑の上に座ってる猫を見つけた −ω−)にゃ〜
そんな独りぼっちのねこに、俺が友達になってやる、としながらその頭にねこをのせつつ
一緒に街に行こうぜとねこに語る少年は自身の事をグリンと名乗る よろしくな
そしてグリンは頭にねこを乗せたまま、軽快な足どりで丘を下り街へと向かうのだった

(30年ぶりか うっわー皆何してるかなー)

グリンが街へ向かおうとした頃…場面はメモリア城内へと変わる
なにやら城のメイドたちは誰かを探している様子だが…?
しかし探している人物はどこにもいないようで、黒髪のメイドが涙目でばたばたしちゃう
そこに神経質そうなおっさんが、息を切らせながらメイド達に状況を確認しようとするが

「ジンナさん この娘は男が―――」(メイドの後ろで黒髪メイドさんのマルチーノびくびく
「おお そうだったなすまん!」

と、さらに執事風のおじいさんがおっさん、ジンナ殿に報告
南三塔に抜け出した跡が…としながら、脱出に使ったであろうロープを見せる
これにはジンナ殿も愕然としてしまい…
0593粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/04(日) 19:06:45.91ID:???
「まさか…街にでも行ってしまわれたのでは…」
「まさかも何も そうに決まってますでしょう」

これにはジンナも慌しく、再び城内を駆け回りながら街中を探すよう指示
ただし民衆には悟られないように、とも付け加えておくのだった
そんなジンナ殿の背中に、老紳士シュダンも、ふう、と一息つき…

「そちらの方はいかがでしたか?
 ハワード パンナケトル ハイロゥ ブラウリー」
と、背後のスーツ姿の部下たちの報告を受けるシュダン

「いねえ!!何考えてやがんだあのバカ王子は!!」 
と声を荒げる額にバンダナを巻いた男性

「食料庫が荒らされた跡がありましたが王子の姿はありませんでした
 大丈夫かなぁ…お目覚めになられたばかりなのに」
そんな不安そうな声が出てしまうおとなしそうな少年

「ん―――・・いいんじゃない?元気な証拠だよ――男の子はそーでなきゃ」
間延びした声でそう語る、グラサンのうさんくさそうな男

「天井裏にも池の中にもおられません シュダンさん 王子はもう城には―――」
いかつい顔つきの大男もシュダンにそう報告し…

「いいですか皆さん 今から街の方を探索して頂きます
 我々はグリン王子の教育係 兼護衛係です
 無事にここにお連れする事ができなければ 命はないものと思いなさい」
その言葉と共に、温厚だったシュダンの表情が鋭くなり、彼らはグリン王子探索に動き出すのだった
0594粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/04(日) 19:07:31.98ID:???
街の方に視点を戻し…様変わりした街の様子に浮き足立っちゃうグリン
とりあえず通りを見て、若者達の流行のスタイルを確認中
すると街に流行りのキャラっぽいお菓子をおねだりする駄々っ子の姿があり
そんな可愛らしいムームーマウスに、俺も買おう、と決めたグリンであった

[ムームーマウスハット 1000G][ムームーマウスヌイグルミ 3600G] チリーン

ねこに帽子被せてあげると、丁度屋台を見つけた いい香りに釣られてそっちに足を向けるグリン
屋台の店主に流行ってるのか聞くと、大ブーム!と笑顔で返すのだった b

[マスタードダック 370G] チリーン

街角に立ってた石碑の上に座りながら、マスタードダックに舌鼓を打つグリンとねこ
と、今度は町を走る路面電車状の乗り物、[レール]を見つけ声を上げるグリン
さっそく乗り込もうとして線路の横でわくわくして待つグリンだが 
レールはグリンの前を素通りしました コレにはグリンもつめたいかぜがしみる

と、それに気付いた街の人が乗り方を教えてくれました 
バス停状の所のボタンを押すと止まってくれる仕組みのようで、さっそく押すと次のレールが目の前で止まる
グリンも礼を言いながら、教えてくれた街の人にぬいぐるみを上げるのでした

・ω・)
−ω−)にゃー
「ん?どこに行くのかって?ダチん所だよ 住所は―――と え なんすかあれ!!」
0595粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/04(日) 19:08:06.47ID:???
メモに書いた住所を確認しようとした所で、グリンは街中にある巨大なテレビに気付き声を上げる
丁度街頭テレビでは切り裂き魔事件のニュースが報じられているようで…
と、ご一緒した乗客によると10年後には一般家庭にも普及しているであろう、とのこと

「メモリアは他の国と比べて素晴らしく文明が発達しているがここ都市部はさらに格別さ
 家賃も高く住む事自体がステイタスなのさ」
と、うんちくを並べるおっさんだけど、気付いたらグリンの姿は消えてしまっていた
レールの天井部分に乗りながら、町並みを確認し…少し通り過ぎたようで慌てて飛び降りるグリン

そうしてグリンは、友人の家の前へと辿り着く
丁度家の中では息子がおやじに金をせびってたところだが…

「親父ィ なんかガキが来てケビンいるかってさ」
「ぁにィ!? どこのガキだなれなれしい」

ぶつくさ文句をいいながら玄関を開けると…そこを訪れたのはグリンであった
…その姿に親父…ケビンはしばし硬直し・・・彼が何者か気付いたかのように唖然とした表情となる
グリンの方はすっかり変わったケビンの姿に大笑いしていたが・・・

「グリン王子…!!! お目覚めに………!?」
「おめ言ってたじゃん 俺絶対オヤジんなってもデブんねーしハゲねーってよー
 なったら死んだ方がマシだとか言ってなかった? ウケるわー
 腹出てるし髪薄いし死んでねーじゃん ははははは」

…だがケビンは、グリンを目の前にして
「申し訳ありませんでしたッ―――ッ!!!」
叫びながら平伏するケビン、その姿にグリンは目を丸くし…
震えながらも何度も何度も、申し訳ありませんと詫びるケビン
グリンが声をかけても、ケビンはひたすらに平伏し謝罪するのみで・・・
0596粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/04(日) 19:08:48.77ID:???
―生まれた家なんて関係ねェよな!― ―なァ!―
―おめェが王様になってもダチでいいよな いつか城ん中入れてくれよグリン!―

…過去の友人たちの言葉を思い出しながら、グリンは平伏するケビンを見据え―――
・・・そしてグリンは『王子』として昔の友に礼を述べ
ねこの被っていたハットを取ると、平伏するケビンの頭に被せるのだった

そうしてグリンがその場を後にすると
息子にあのお方に失礼を言ってないないだろうなと息子を殴り飛ばし
鬼気迫る形相で息子を叱りつけるケビンであったがそれはそれとして

「どうやら人違いだったみたいだ 俺の友達じゃなかった」
ケビンの元を去り、グリンは何処か寂しげな笑顔を浮かべていた
そのころ城のほうでは、シュダンが宝物庫から何かを持ち出そうとしている様子で…

ねこを頭に乗せたまま、他の友達に会うのがコワいと不安になっちゃうグリン
と、もう一人会いたい人がいた事を思い出した 
昔、公園でよくいぬの散歩をしていた、高嶺の花だった女性…
一度も話した事はなかったけど、さっそく会いに行く事を決めるのであった、が

「んあーなんだい?どこのガキだい?」
グリンの前に現れたのはごっついオバはんだった
思わずぶん殴りそうになったのをかろうじてこらえるグリン

溜め息つきながらその場を後にすると・・・
路地裏にていじめられっこが少年たちにたかられていた所を目にするグリン
「なんか用?」とこちらを見据えるグリンに問いかける少年たち
「別に」と返しその場を後にしようとするグリンだったが・・・
0597粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/04(日) 19:11:33.90ID:???
「オラさっさと行くぞ そんな嫌なら友達紹介しろよ」
「んだな 友達3人くらい連れてこいよ おめーのかわり
 いんだろ?3人くらい 友達だもんな 来てくれるだろ?」

いじめられっこに友達を売るよう命ずる少年たち
いじめられっこも自分が殴られたくない一心で、それに従おうとするが
・・・そこに、戻ってきたグリンがいじめられっこの顔面を殴り飛ばす!?
険しい形相で胸倉を掴みもう一撃ぶち込むグリン 
…そんな姿に、少年たちも気がそがれたかその場を立ち去るのであった

 俺はふたつの魔法を使える
 その内ひとつは絶対に使っちゃいけない魔法だ 使ったら時の呪いに縛られる

 腹が減ったから飯食って 眠くなったベッドで寝た
 目を覚ましたら 時は30年過ぎていた 俺だけをそのままとりのこして―――

そうしてグリンは、変り果てた世界で一人取り残され…
へんなオブジェの噴水前で、ねこと一緒に寂しく佇むのだった

「なァ…どうするよねこ −ω−)にゃー
 周り皆30年たってんのに俺だけ止まってたんだぜ
 友達は友達じゃなくなってるし綺麗な姉ちゃんは化け物になっちゃってるし

 ……帰ろっか…… でも親父とおふくろに会うのが一番怖ぇー
 ……俺の居場所 あんのかな………」

一人、取り残された世界で…グリンは寂しげに一人呟く… が
0598粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/04(日) 19:28:52.80ID:???
「ぃよっしゃあ―――!!一番乗りィ―――ッ!!!」
元気に叫びながら、ミカゼがその場所にすっ飛んできた
突然の来訪者にグリンも目を丸くして居ると、さらに今度は空を飛んでたリュシカが着陸
そこから少し遅れて、息を切らせたサン(空港でばったり再開した)とティトォも合流し
…どうやらティトォのリクエストで、へんなオブジェの噴水前まで来たそうな

「えっとねそれは バレットがぼくの誕生日記念に建ててくれたんだ デザインはぼくがしたんだよ」
「ティトォさんがデザイン」「あ どーりで」
「え?どゆこと?どーりでってどゆこと?」(;
ご一行のひどい言葉にティトォも困惑しつつ・・・ふと、振り返り…
・・・ティトォとグリンは、共に変わらぬその姿で再会する・・・ −ω−)

ティトォがこめかみに指を当て、グリンの事を思い出し声を上げて駆け寄る
みんなが誰かとティトォに問うと、ティトォは笑顔で 友達 と返す
―――友達 その言葉に、グリンは目を見開き…

「でもティトォがメモリアにいたのってもう五十年も前だろ?
 そんな若い友達いるわけないじゃん」
「えっ でも… (グリンの手取ってじー
 うん!間違いない!! この指紋はグリンのだよ!!」
「どんな覚え方だよ!!!」

前衛的なティトォのひとの覚え方にはミカゼも突っ込みいれつつ
・・・ふと、気付くと…グリンは大粒の涙を溢れ出させてしまっていたのだった
おろろーんと泣いちゃうグリンの姿にはティトォも困惑しちゃうが…

…少し離れた木陰で、ティトォ達の様子を伺う人影の姿があった
その人影は、ティトォ達を狙う女神の三十指が一人、メイプルソンであった
アダラパタからはメンバー全員揃ってから作戦を立てるので先走らないよう釘を刺されていたが
メイプルソンは手柄を独占せんと独断でティトォ達を狙わんとする
0599粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/04(日) 19:29:44.63ID:???
「アクア君やプリセラ君相手では攻撃系でない私では確かにキツいが
 ティトォ君とその他ザコなら私だけでもなんとかなる」
…という訳でまずはザコから片付けるべく、メイプルソンは懐から小さな包みを取り出し―――

「………邪魔が入ったか―――」
仕掛ける前に、ティトォ達に警官たちが近づいていたようで、メイプルソンは一旦身を潜める
流石に警察に事情聴取されそうになって、ティトォも表情が硬くなっちゃう

「大丈夫ですよ サンさんは怪しい人じゃないですよ」
「そうだぞ!こう見えても!!」
(きみらだよ! キツネだし飛んでるし!!)

と、そんな警官たちにグリンが割って入る 彼らは友達だとしながら、グリンが名乗ろうと
する直前、突然現れたバンダナのスーツ男がグリンの首筋に思い切り手刀を打ち付ける!?

「やっと見つけたぞ 手間かけさせやがって このバカ王子が!!」
倒れたグリンを見下し、バンダナの男も忌々しげにそう洩らすのであった

<続く>



その頃ジール・ボーイは 泳いでメモリアに着いていた!!

「この方が速い」波止場からザバー
0601マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/04(日) 20:57:13.04ID:???
30年寝てたって物理的に寝てたのか
グリンの魔法にタイムマシン的なのとかウラシマ効果みたいなのが備わってるのかな
0602マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/04(日) 22:06:31.78ID:???
魔法の副作用で寝てしまって時が止まるはありがちな設定だけどどう料理するんだろ。まあ魔法の実態次第かなあ

てか「俺の友達じゃなかった」のコマの表情すげえ。
絵柄はぶっちゃけ雑だけど表情とか書くのすげえうまいと思う
0604マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/05(月) 17:14:57.40ID:???
ティトォ達3人や、グリさんと三大神器とはまた別の不老不死、ってことなのかねーグリンは
段々不老不死のバーゲンセールみたいな事になりそう
0605マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/05(月) 19:19:31.50ID:???
大人になると色々しがらみが増えるだろうしなー
グリンの友人だったおっちゃんの反応が切ない分
互いに変わらないで再会した二人の友情はぐっとくるものがありますわ
0606マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/05(月) 19:36:34.82ID:???
グリンからすりゃ「友達じゃなかった」ってなるけど、
ケビンからすりゃ、世界最大国の王子、しかも奇跡のような天然の魔法使い(何十年も眠ってて見た目そのまま)だから、何も知らないかつてのように接するってのが難易度高すぎる話だな
しかし、グリンにとって友達の優先度高すぎやしなかな?いじめそれ自体よりも、友達を売るって行為を見過ごせないってことだろ?王子としてどうなん?
0607粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/06(火) 17:25:34.39ID:QOuA/pbM
ティトォ一行の前に、なにやらまた誰か現れる
メイプルソンも出るタイミングを失ってしまい、少々困惑気味
警官たちもグリンに突然の暴行を与えた男に何をするんだと声を荒げるが
ふと、そのスーツの胸に飾られた勲章に気付くと
警官二人は、「失礼しました!」と敬礼と共にその場を後にするのだった

・・・ひとまずは報告を…と男は懐から何かを取り出そうとし…
そこに起き上がったグリンが男の背中に思いっきり膝蹴りぶちこむ!!
とりあえずグリンは男の事はほっといてティトォの再会を祝おうとするが
グリンはどたまに男からのげんこつぶち込まれた これにはグリンも変な悲鳴が出ちゃう

「てめェ何しやがる!!どこのどいつだァ!!?」
「俺は城からお前を探しに来たハワードだ!!教育係の一人だよ!!!」
「あ?」「あァ?」

そのままグリンと男、ハワードはケンカ上等で睨み合うのでした


  第45話|ティトォと偽りの皮


それから少し落ち着いて、ティトォはグリンに起きた事を聞いていたところ
魔法の反動で30年、眠り続けていたとのことで、グリンもがっくり
0608粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/06(火) 17:26:28.26ID:???
「…グリン きみも魔法を使えるように?」
「ティトォ達がメモリアを出てったとき 俺9歳くらいだったろ?
 その後しばらくしてから使えるようになっちゃったんだ
 使うと寝る―――!! それも普通の眠りじゃあないんだなこれが
 歳とらないんだ 寝てる間は」

その魔法により、眠りと目覚めを繰り帰していたことで
五十年ぶりの再会でもほとんど変わらない姿であったのだろうと察するティトォ
しかし今回は30年とあってグリンもぶーたれながらも

「俺達ちょっと似てない? な ティトォ」
そういいながらグリンはティトォに屈託のない笑顔を見せるのであった
で、ミカゼにも挨拶しつつ握手を求めるグリンだけど
…世界最大の国メモリアの王子とあって、ミカゼも思わず「ははぁ」と平伏しちゃう
けどグリンもそう言うのは無し、とミカゼのその平伏に笑顔でそう言ってると
その背後でリュシカがグr プリンさんに笑顔でご挨拶 ^ヮ^)

「だァーれがプリンだァ!!!」 ぷりんっ とお怒りで振り返るけど
「プリンさんはどんなパンがお好みですかっ!?」 ピカピカピカー

パペパペパペー ってなんかファンファーレもなる位のうてんきなリュシカの笑顔にはグリンもちょい困惑
ついでにサンはグリンに下心ありありなゲスい表情で貴重な鉱石を差し上げてました
グリンからもサンの下心はバレバレだったけど

…そんな賑やかなご一行の姿に、ハワードも王子とガン飛ばしあいつつ
一向に城までは連れては行くがバレット王に会えるかまでは保証しないとする
通行証と王の手紙も見せてもらったが、ハワード一人の一存では判断しかねる所でもあるので…
そんなハワードの厳しい言葉にグリンも声を荒げるが、そんな王子にげんこつ返しつつ
0609粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/06(火) 17:27:13.32ID:???
「うるせー!!とにかくお前はさっさと城に帰すぞ!!
 30年ぶりに目覚めたと思ったら勝手に抜け出してよォ!!
 皆どんなに心配してると思ってんだ!!」
「心配?皆? 親父も・・・おふくろも?」

その言葉と共に、どこか不安そうな表情のグリンにハワードも気付く
そしてホッとした、と笑顔を見せるグリンの姿に
ハワードもとにかく帰ろう、と先導するようにグリンに背を向けながら、心の中で一人呟く

 バカ王子が…

とりあえずレールの到着を待つハワード だが停止ボタンを押そうとすると
ボタンにかんだガムがひっついてた これにはハワードも怒りの声を上げるが
―――開いたレールの扉の前には、女神の三十指、メイプルソンの姿が…!!

「ようこそ ここは幻想の世界ですよ」

屋台で買い食いしつつレールを待ってたグリン達は、いつの間にかハワードの姿が無い事に気づく
ひとりで行ってしまったのだろうか…?なら一緒に観光だ!とグリンが手を上げるけど
さすがにそれはティトォが諌めといた

「静かに華麗に敵の目を欺く ふむ やはり私は一流のマジシャンだ」
レール内では倒れたハワードの顔を踏みつけつつ自身の手際を賞賛するメイプルソンの姿があり
倒れたハワードにその手を伸ばそうと…する寸前の一瞬の隙を付き、ハワードが反撃!
その顔面を蹴り上げるが、次の瞬間メイプルソンの身体が風船のように割れてしまう!?
割れたメイプルソンの身体から、ハワードの足にガムのようなものが絡み付く

背後に回りこんだメイプルソンの攻撃を寸前で避け、体勢を立て直すハワード
懐から銃を取り出し、メイプルソンに向けながら問う

「何者だてめ――」「なかなかやるねきみ 流石メモリア王家御用達だ」うんうん
「質問に答えろっつーの 手を上げて向こう向け 容赦なく撃っちまうぞ俺は!」
0610粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/06(火) 17:27:51.49ID:???
銃口を向けられても、メイプルソンは仮面のような不気味な笑みの表情を変えず…
ガムでも噛んでいるかのように口を動かしながらメイプルソンは言う

「無駄だよ この限定された空間内…初めからきみの勝ち目なんてないよ
 言っただろ?ここは幻想の世界だって―――」

するとメイプルソンは口から巨大なフーセンガムの玉を作り出し
多量のその玉をハワードに向けて放つ…!!

街のほうでは、老紳士シュダンもグリンの行方を探していたところ
先端にオーラを纏う巨大なハンマー状のモノを人差し指一本で支えながら
ハンマーが導くほうへ向けて、シュダンはその足を向ける…

と、グリンたちも行方不明になっていたハワードと合流したところ
ハワードもちゃんとついてこなきゃ駄目だろとグリンたちを叱り付けつつ
改めて城まで先導するハワード …ふと、リュシカは町のあちこちにある小さな石碑が気になるようで
ハワードはそのくらい説明してやりな、とグリンに解説を任せた 一応王子様だし
・・・グリン曰く、街に点在するそれら石碑は、墓だとのことで
なんでもメモリアでは家族の墓を自由な場所に作る事が出来るとのこと

「あの建物の上にあるのもですか?店の入り口にあるやつも?」
「ああそうさ そういうの嫌う人間もいるだろうけど この国じゃ墓は暗いイメージじゃないんだ」
「人が生きた証ってカンジかな?記念碑みたいなものだよ」

メモリア城も先祖代々の墓標で飾られているらしく
基本偉いやつや金のある奴はそれだけ大きな墓をいい場所に造れると言う

「ティトォ!お前達にもでっかいのつくってやるからな!
 そのためには元の身体に戻るんだ!そして死ね!!」
「死ねって…; うん ありがとうグリン」
0611粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/06(火) 17:28:49.28ID:???
とりあえず自分や、アクア、プリセラもそんな大きい墓はいいと遠慮しといた
…ふと、サンが街中に立つ一際巨大な石碑に気がつく
グリンも詳細は知らないが、どこぞのお偉いさんか大金持ちの墓であろうか…

と、レールが着たので乗るようハワードが言うが
…一向に背を向けたハワードの顔は、メイプルソンの不気味な笑みを創り上げていた…!

(ふふ……やはり私の欺きのテクは完璧だ こうして仲間として入り込んでしまえば…
 もう他の雑魚を倒す必要もない ジール・ボーイ きみのような強力な攻撃魔法も必要ない
 ほんのちょっとの隙でいい ただこの魔力を込めたナイフをティトォ君の胸に突き立てる それだけだ!!)

街中の一角では、なんだか木に縛られたぶたさんの姿があり、街の人たちもかわいーと声を上げてた
凛々しい顔のぶたさんが鳴き声と共に暴れつつ…メイプルソンとハワードの戦いが浮かぶ

―――(回想)―――

メイプルソンの放つ多量のフーセンガムが弾け、ハワードの身体に絡み付く
身動きの取れなくなったハワードの首をメイプルソンが掴み上げ…

「触れさせてもらうよ ちゃんとこの手で触れなければ…正確に皮をつくる事ができないんだよ
 リアルにきみの皮をつくれなければティトォ君達を騙せないだろ?」

そしてメイプルソンに魔力が迸ると…口から新たなフーセンガムを出し
弾けたフーセンガムが自身の顔面に張り付くと…瞬く間にハワードの顔を作り上げる!?
そしてハワードの身体に張り付くフーセンガムも徐々にその身体を包み込み…!

「本当は蟻にでもしてしまいたいのだけどね そこまで大きさは変える事ができんのだよ」
そうしてハワードは、一匹のぶたさんへと姿を変えられてしまうのであった・・・

―――(回想終わり)―――
0612粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/06(火) 17:30:56.00ID:???
メイプルソンが変装するハワードは、指紋も声も姿も体重も全て同様
ハワードのキャラもきっちり把握し、まさしく完璧なるメイプルソンの変装は・・・

「ところであんた誰?」
ティトォの不意の指摘に、いとも容易く見破られてしまう

「誰って…ハワードだろ?」
「いや さっきのハワードとは全然違うよ この人は別人だ!
 瞬きの感覚も0.3秒速くなっているし歩幅も1.2cm短くなっている!
 左肩の角度も6.8゜上がっているよ さっきとは全身のバランスが全然違う!!別人だ!!」

その指摘にメイプルソンも困惑するが、リュシカとミカゼは即座に彼の前に立ちはだかる
「偽者さんですか?」
「ティトォが言うんだったらそうなんだろ まさか…三十指じゃないだろな?」

その指摘にハワードinメイプルソンも、偽者と言うならティトォの方ではないかと食い下がるが
グリンも友達のほうを信じる、と返し…自身を見すえるティトォ達…
ハワードinメイプルソンもその目を見開きながら、口内のガムを軽く噛むように口を動かし―――
グリンが近づいた瞬間、その口から出したフーセンガムの玉がグリンを包む!!
ミカゼも即座にハワードに攻撃を仕掛けんとするが、蹴り飛ばした その身体が風船のように破裂しながら

「マテリアル・パズル ディシーヴワールド」

メイプルソンはその正体を現し、自身の魔法を発動させる
幾多も放たれるフーセンガムの玉と共に、その場が煌びやかなイルミネーションに包まれる…

<続く>
0613マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/06(火) 18:52:46.92ID:???
搦め手タイプが真正面からやりあう事になったが大丈夫かメイプル
グリンを人質に取る様な情けないマネはあんまりして欲しくないが
0614マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/06(火) 19:28:37.92ID:???
実力はまだ未知数だけどなんかナルはいってるし
こいつがアビャクみたいな一級の戦闘員とも思えんし
ガシャロみたいな総力戦で挑む相手、とも思えんのよなー
せーぜー新たな強豪三十指のかませ程度だと予想
0617マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/07(水) 19:45:27.57ID:???
>「心配?皆? 親父も・・・おふくろも?」

ここのハワードの反応見るに両親すでに死んでそう
0618マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/08(木) 13:24:20.46ID:???
親父って王様だろ?
ポコペムのジョギーが元気っつってたじゃない
0620粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/08(木) 17:05:14.88ID:hFUUiuP9
[A.D.1667 12年前――― メモリア城]

城内では身なりのよさそうなおばちゃんが子供に笑顔でチョコを差し上げてた所
だが、その子供は気前よく話しかけてくるおばちゃんに何も答えず俯くのみで…
・・・そんな姿に気づいた母親が、黙ってもらったチョコ食うその子供を叱りつける

「お菓子を貰ったらちゃんとお礼を言う!ひとの目を見てちゃんと話す!
 そんなんじゃ学校行っても友達できないぞ!」

母のお叱りに子供もションボリしちゃうが、そんな我が子に一緒に帰ろう、と言う母
母の言葉と、頬に添える優しい手に子供も笑顔を浮かべていた   が
「こらお前達!!!」と、なんか横から怒鳴り声が響き渡る
王子の部屋の前で話してないでとっとと立ち去れと怒声を上げるスーツ姿のおっさん
そんなおっさんに「あんたの声がうるせえよ」と溜め息混じりに悪態をつく母

「怒られちゃったね」
「ね 王子様まだ寝てるの? もう夕方だよ」
「グリン王子様はマルチーノが生まれる前からずっと眠ってらっしゃるの
 お城の部屋でいつもひとりで…だからお静かにしてあげないと―――」
「どうして?起こしてあげなきゃ可哀相だよ 王子様お友達と遊べないもん」

娘、マルチーノの言葉に…母もそうだね、と笑顔で答え
二人は一緒にドラムとシンバルでの演奏会を始めるのでした いぬもぴろぴろ笛吹き
これにはおっさん、ジンナももはや言葉にならないが、
そんな光景に老紳士、シュダンも「まあよいではありませんか」とするのでした

[A.D.1678]
それから月日はたち…成長したマルチーノは城のメイドとして働く事になった
先輩メイドに挨拶するけど、マルチーノは昔から母と共に城に通っていた身
先輩メイドも、あなたのほうが先輩と笑顔で返すのでした
0621粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/08(木) 17:06:00.36ID:???
マルチーノはその後ジンナ殿から、グリン王子の眠りに関して説明を受ける
王子は既に30年は眠っている それ以前にも何度かそんな眠りを繰り返していたとのことで
この眠りの原因は禁断魔法を使った呪い、とのことであった

「バレット王はすでに高齢におなりなのにいつまでもこどものまま…
 仲のよかった友人達はもう家庭まで持つというのに」

[A.D.1679 っていうか昨日]
不意に城内に悲鳴が響き渡り、グリン王子が何処にも居ないとメイドの叫びが響く
その知らせに城内も騒ぎになる、混乱の最中マルチーノは
まだ見ぬ王子の目覚めにその胸を高鳴らせるのだった

 グリン王子が目覚められた―――
 お話したい はやく会ってお話が


  第46話|ティトォと都市計画


だが今、目覚めたグリン王子は女神の三十指、メイプルソンの手に窮地に立たされていた…!
弾けたフーセンガムの玉がグリンの身体を包むと…
あっというまにグリンはぶたさんに姿を変えられてしまう ぶたさんしくしく
そしてメイプルソンはまた新たに多量の玉をティトォ達に向けて放つ
ミカゼがそれを蹴散らそうとするが、「触れるなミカゼ!!!」テォトォが叫ぶ
横からリュシカがエンゼルフェザーで風を起こすことで玉の動きをそらせミカゼを守るが
・・・流れ弾が通行人に向かい、巻き込まれてぶたさんにされてしまいました コレには二人も困惑

「ティトォ君 まさかこんなにはやくバレるとは思わなかったよ
 少しプライドに傷が付いた 自己紹介がまだだったね 私はメイプルソン 女神の三十指が一人だ
 我が心を救いし女神様―――その宿敵ティトォ、アクア、プリセラ
 大地の力を奪い不老不死の身体を手に入れし罪人め 私が女神にかわりその罪を裁いてやろう」
0622粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/08(木) 17:07:20.02ID:???
……と、タンカを切ったものの…メイプルソンの魔法は多数を正面から相手するには不向き
正体を暴かれたのも誤算だった・・・ ここは撤退を選択するメイプルソン
そうと決まればメイプルソンは、その身体を弾けさせて、中から大量のぶたさんが溢れ出る!?
メイプルソンはこの中のぶたさんに混じっているのか…だがヘタに触れればガムに取り込まれる危険がある
ティトォはサンに精霊を出してぶたさんを包囲するよう指示するが

「すでに逃げちゃいました;」 サンの笑顔が宙に浮かんでました b

…一先ずティトォは情報を整理 グリンには触れられるようだ(よしよし
この中のどれかがメイプルソン、それ以外はトラップであろう
だが情報が足りず、千里眼総眼図も到底使える段階ではない 顔すら見て無いし

分裂したぶたさんの群れは向かってくるのいれば逃げるのもいる
自分なら如何するか…思案するティトォは逃げる奴に本物がいるだろうと考察

「え!?ホント?」「でも闘う事をほのめかしていたのに―――」
「この手のタイプは 言動全てがまやかしなのさ」

さっそくミカゼとリュシカは逃げるぶたさんを捕まえようとするが
ティトォの制止も一足遅く、二人はニセぶたさんの弾けたガムにその身体が取り込まれる…!

…メイプルソン本体は、川の中で身を潜め、ガムの幕でその身を包んでいた
やはりここは大人しく、丁度街に到着したアダラパタ達と合流してから闘う事を決めるのだった
川を下り、アダラパタの待ち合わせ場所近くまで上がるメイプルソン
・・・だが、川を上がった彼の背後からの、ティトォの足音に気付く…

「……… どうしてここが…?」
「川に3匹落ちたのに2匹しか上がってこなかったからね」
「あれだけばら撒いたのによく観察してるね 流石だよ
 でも川に潜ったのが私だとわかっても水路は複雑に地下を走っている なぜこの場所が?」
0623粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/08(木) 17:08:07.32ID:???
「50年前と違ってここもずいぶん整備されたね
 電線も全て地下を走るようになったしレールも都市部を中心に引かれている
 街路樹も街の色に合ったハヤミ桜に統一してある

 ぼくが考案したんだ
 52年前 都市計画の区画整理でぼくがつくったんだよ ここの水路図は
 全部 ここに入っているんだ 上も下も…この国の道はね」

自身のこめかみに指を当てながら、そう語るティトォ
メイプルソンもその手際を賞賛するが、たった一人で立ち向かおうとするティトォをあざ笑う
ここで始末してあげよう、とメイプルソンは口のフーセンガムを大きく膨らませる…
なんか通りにギャラリーも増えてきたけど(道行くギャラリーぱちぱち拍手
そして破裂させた風船をその身に纏うと、メイプルソンの姿が禍々しい魔獣の姿へと変わる…!!

魔獣の爪を避けながら、ティトォは自身の身体にホワイトホワイトフレアを纏う
だがティトォの魔法は仲間のサポートで真価を発揮する魔法 ひとりでは何も出来まい
…その見立てが甘かった事を、メイプルソンは思い知らされる
魔獣の振るう爪の一撃を回避しながら、甲殻の隙間に肘撃ちをぶち込むティトォ
さらに顎を殴り飛ばしながらその肩へと移り、顔面を背後から蹴り飛ばす!!
…ティトォの攻撃に地に倒れながら、困惑するメイプルソン
ティトォ自身を強化しようと元が対した事は無い筈、自身の変化した魔獣のほうがパワーは上のはずなのに…

「中途半端なんだよメイプルソン それはきみの力でもないしマウントカラッパ(*魔獣)の力でもない
 上っ面だけの偽者を着飾った狐だ アクアやプリセラに換わるまでもない」
0624粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/08(木) 17:08:36.91ID:???
そう言い放ちながら、ティトォは自身を纏う白き炎を強烈に燃え上がらせる…!
そしてメイプルソンの纏っていた魔獣の姿を模したガムも弾け飛び…

(…なんでこんな珍種の急所を全て知っているんだ!!
 いや それ以前に動きが読まれまくっている…!!
 なんて…なんて闘いにくい奴だ……ッ!!!)

横たわるメイプルソンに、本気を見せてみろ、と挑発の言葉を投げかけるティトォ
するとメイプルソンは口から新たなフーセンガムの玉を出すと、弾けた玉が煙幕を噴き出す
・・・煙幕が晴れると、メイプルソンの姿はないが…景色が少し増えている事に気づく
どうやら逃げるのはプライドが邪魔したらしく、この場に潜んでいると見るティトォは、冷めた表情で呟く

「やれやれ…… この手のタイプはやっぱり 最後は小細工か―――」

<続く>
0625マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/08(木) 19:39:25.57ID:???
ティトォ以外を戦闘不能に追い込んでる辺り、やり手なのは間違いないんだが
最後の最後でティトォに知能戦を挑むという死亡フラグをやらかしたメイプルソンの明日はどっちだ
0628マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/09(金) 17:48:18.90ID:???
魔法の媒体がフーセンガムだったり、包み込んで変化(拘束目的?)させるのがぶただったり
色々個性的で面白いなメイプル
0629マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/09(金) 19:43:00.11ID:???
数出せるしむしろ多人数向きだと思うけどな、ディシーブワールド
相手を豚にできるフーセンガムは限りがあるんかな
0630粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/10(土) 17:34:34.38ID:RRzub9Af
ティトォの相手をするメイプルソンは、その場の景色の何処かに潜んでいる
次の攻撃は自身の命を確実に取るための最後の一撃、そのタイミングこそがチャンスだと見るティトォ
・・・どんどんのんきな野次馬がその場に集まってきてるけど
幸い、野次馬たちは手品ショーだと思ってくれているようで…

(わかっているよなメイプルソン 巻き込むんじゃないぞ ぼくをキレさせたら

 お 前 を 殺 す か も し れ な い ん だ か ら な )

険しい表情で、ティトォはその 殺意 を宿す…


  第47話|ティトォとバレットの約束


……場面変わり、メモリア城内では、玉座に座る人物が写真を拭いていた所
その人物がジンナに向けて城内が騒がしいが何事かを問う 
ジンナも少し大きなネズミが出たせいで食料庫が荒されて…と誤魔化しとくけど

「そうか…それで昼食が遅れているのだな」
「……… 昼食… バレット王先程済ませられました……よ」
「…… そうか…… それよりジンナ メルルシアの刺繍…知らんか?探しているのだが」

その老人、バレット王の言葉にジンナも大慌てで部屋をあちこちひっくり返して探していたが
・・・その刺繍は、バレット王自身が写真を拭くために持っていた物だった…

…一先ずジンナは部屋を後にし、王にはまだ余計な心配はかけないで置く事に決める
息子のグリン王子が30年ぶりに目覚めたというのに、当のグリン王子は行方不明
すぐにでも会わせたいのに、王子はどうしてしまったのか…苦悶の表情を浮かべながらもジンナはあちこちをひた走る
・・・部屋に一人になったバレット王は、空を見上げながら呟く…

「ふむ 昼食はまだかのう………」
0631粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/10(土) 17:35:19.59ID:???
ティトォとメイプルソンの対決に場面を戻し
ティトォは自身のこめかみに指を当て、千里眼総眼図を試みる

(相手を脳内に表記し完璧に"読書"するには ―――つまり思考や行動を先読みするには
 相手の本気の言葉 表情 しぐさ 周りの環境などから
 莫大で膨大な情報<データ>を取り入れなくてはならない そして集中する時間も必要だ

 でもメイプルソンからは読み取りがしにくい…表情も感情も表に出していないからだ
 なにより1対1では集中する時間がない! これはアクアのBBジャベリンズと同じで大きな弱点だね
 しかし…何も思考や行動を完全に読む必要はない 要は角度とタイミングだ それさえわかれば―――)

…するとギャラリーの少女がその場にあった風船につられてとことこ近づく
一瞬そちらに気をとられたティトォが振り返った、その瞬間!
メイプルソンが木の中から姿を現し襲い掛かる! 
ティトォも襲い掛かるメイプルソンの顔面にカウンターをぶち込むが…それは偽者!!
弾けたガムがティトォの身体を包みながら…

「やっと捕まえた 悪知恵比べは私の勝ちだねティトォ君!!!」
少女の身体からメイプルソン本体が姿を現し、ティトォにトドメを…!!
・・・刺す、その寸前 メイプルソンのナイフは止まってしまう…?
気付けばメイプルソンの足元には芝生の草が絡みつき、身動きが取れなくなっていた

「マテリアル・パズル ホワイトホワイトフレア
 草を伸ばしてパワーアップさせたんだ やっと捕まえたよメイプルソン」

そう、罠を張っていたのはメイプルソンだけではない
ティトォもまたメイプルソンを捕らえるために罠を張っていたのだ…!
…だが、メイプルソンの魔法、ディシーヴワールドは既にティトォを取り込んでいる
たとえ自分が動けなくとも、ティトォもそのままぶたさんになるのを待つだけだと言い放つが…
…自身の身体にまとわりつくガムに抵抗しながら、ティトォの脳裏に、一つの記憶が浮かぶ・・・
0632粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/10(土) 17:35:57.22ID:???
―ティトォ おいティトォ―
[A.D.1628] ―――(回想)―――

その言葉にティトォが振り返ると、声をかけてきたのはバレット王とグリンであった
どうやらティトォがメモリアを発つと聞いていて出迎えに来たようだ
ティトォもバレットには今まで匿ってくれてありがとう、と笑顔で礼を言う −ω−)

「3人だけか 気をつけろよ なんなら護衛の百や二百つけるか
 お前等のためだけに言ってんじゃねえよ 世界のためだ
 グリ・ムリ・アは間違いなく狙ってくるぜ 不死の力に対抗しうる魔法の力を手に入れてな」
「父ちゃん 護衛なんかいらねーって アクアやプリセラが1000人分強ぇーよ
 でもティトォも強くなんなきゃだめだぞ!」
「そうだ!お前はもっと強くなってから帰ってこい!!
 わかったな!メモリアに入れねぇからな!!! 強くなるまでは絶対帰ってくるな!!」

厳しくもティトォにそう継げる若きバレット王・・・

―――(回想終わり)―――

 帰ってきたよ バレット

あの日の誓いを守り、強くなって帰ってきたティトォは
ホワイトホワイトフレアの炎をさらに強力に燃え上がらせ、自らに纏うガムを弾き飛ばす…!!

ティトォにここまでの魔力が…!メイプルソンも驚愕 ギャラリーも歓声を上げて拍手
そしてティトォはその場の樹に飛び移ると、勢いよくその樹を倒し!

「マテリアル・パズル ホワイトホワイトフレア 浸透し樹をパワーアップさせよ!!」
ホワイトホワイトフレアの魔力で強化された樹から足を離すと
樹は鞭の如くしなり、メイプルソンの背中に思い切り叩きつけられた!!
0633粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/10(土) 17:37:17.10ID:???
…倒れたメイプルソンに向けて、立てるはずだと告げるテォトォ
彼がその身にガムをドレス化して身に纏っている事を見抜いており、致命傷ではないはず
その言葉が示すとおり、メイプルソンも含み笑いと共に立ち上がり…

「ここまで…きみがここまでやるとは思わなかったよ…ここまで私を追い詰めるなんてね…
 くくくく…ティトォ君 こうなったら 私の真の姿を見せなくちゃあならないじゃないか」

そう宣告すると共に、メイプルソンの身体がティトォの2、3倍は越す超巨漢の姿となる!!
確かにティトォの言葉どおり、今までの身体は自身のガムで包んだもの だがそれは防御のためではない
頑丈な肉体とあふれ出す強大な魔力、この正体を抑えつけるための封印であったのだ…!
・・・両者暫し睨み合いとなり、ギャラリーも固唾を飲んでその決着を見守る…
が、メイプルソンは約束の時間が近いと、今日のところは見逃すとしてその場を立ち去るが・・・
そんなメイプルソンにティトォは、そのへんのいぬを持ち上げると

「ホワイトホワイトいぬフレア」
白い炎を宿したいぬをメイプルソンに向けてぶん投げる!!
強化されたいぬの牙がメイプルソンのその身体を食い破り…!
ガムのドレスを食い破られ、ついにメイプルソンの素顔が露わになる

「まだわからないのかい?メイプルソン はったりはぼくには通用しない」
冷たい笑みを浮かべるティトォに、メイプルソンも苦悶の声をあげる
さらにティトォは彼が去る振りをして最後の詰めを仕掛けようとしていたのも見抜いていたのだ
・・・全てを見透かすティトォの姿に、メイプルソンの背筋に寒気が走る・・・

 なんだ…?なんなんだ……!?
 私は本当に人間と闘っているのか…?
 何か…もっと別のものじゃないのか…!?

 悪魔……!!

怯えたようにその歯を鳴らすメイプルソン そこでガムが自身の口の中に無い事に気づき
ティトォのそれ以上何もするな、との宣告も聞かず口内に多量のガムを一気に噛もうとし・・・
0634粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/10(土) 17:38:02.37ID:???
「舌噛んだ――――ッ!!!」 ぶしぅ

そしてティトォの拳がメイプルソンの顔面を殴り飛ばし、その身にWWフレアが宿る
魔法を分解すれば炎がメイプルソンを焼き尽くす…ティトォは降伏を宣告するが
そこにぶたグリンがこちらに駆けつけてくる!? ティトォの身を案じぶたの姿で助けに来たグリンだが
それをみてメイプルソンは、即座にぶたグリンを捕まえナイフを突きつける…!!

「くくくははは ティトォ君!!きみはやっぱり悪魔なんかじゃあないね
 こういう下らない弱点があるんだからさ!!!
 さあ私にかけたWWフレアを解き放つのだ!!
 それともWWフレアを通じ私を操るか? いやそれはできまい!
 それができるのはかなりの格下か身を任せている者だけだろ?」

ぶたグリンを人質に取られ…ティトォもやむなくWWフレアを解除する…
炎が解かれるとメイプルソンは新たなガムの衣を身に纏うと
ぶたグリンの身と一体化することで、ティトォの反撃も封じてしまう
ティトォを助けるつもりが逆に人質に取られてしまい…ぶたグリンも涙目になってしまい
そんなグリンに、ティトォも申し訳無さそうに笑顔を返すのだった

そしてメイプルソンは、魔力のこもるナイフをティトォの身に突き刺そうとするが
その寸前!メイプルソンに向けて何かが向かってくる!?
その何かはメイプルソンの身をかすめると…ぶたグリンはメイプルソンの身体から切り離され
ぶたの姿も解かれたグリンが手にしたそれは、先端にメモリアの石碑をあしらえた大槌、モルガンであった

「使用を許可しますグリン王子 お使いなさい」
気付けば街灯の上にはシュダンが立っており、王子に向けてそう告げると
グリンもその大槌を両手で担ぎ…! 雷の如き一撃がメイプルソンの眼前を掠める!!
その圧倒的な魔力にメイプルソンも悲鳴を上げるが
大槌がメイプルソンを捉える前に、彼の最後の奥の手も完成してしまう!
0635粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/10(土) 17:40:24.74ID:???
「駄目だッ グリン!!引け!!」「遅い!!」
メイプルソンが地面に貼り付けたガムがグリンを捕らえる様に広がり
ティトォもグリンを助けようとするが…

「いやー素晴らしい!」「感動しましたー」
「わ―――こっち来ちゃ駄目―――!!」

ギャラリーが最高のエンターティメントに声を上げながら、ぞろぞろこっちにきてました
…そしてさらに、ティトォの周囲を包囲するようにガムの檻が展開され…!
「やめろメイプルソン 人が―――小さな子がいるんだぞ!!!」
ティトォのその叫びに、メイプルソンは一瞬…自身に向けた子供たちの歓声を脳裏に浮かべるが
ガムの笑顔の奥で、メイプルソンは歯噛みしながらも
「知った事かァ!!!」自らの使命のためにその奥義を放つ…!無関係の人たちも巻き添えにして…!

と、そこにぶたハワードも合流し、グリン王子もその檻に飲み込まれる姿を目の当たりにしてしまうが
そんなぶたハワードに、シュダンは大丈夫です、とはっきりと告げる

息を切らせながらもメイプルソンは自身の勝ちを宣言し、ティトォにそのままぶたまんになれ、と叫ぶが
…メイプルソンの右腕、グリンの大槌を掠めた所が光を放ち…
「マテリアル・パズル」
次の瞬間!そのぶたまんの檻をグリンが突き破り!!

 てんしてんせい  うがちのいん
 天 紫 点 精   穿 印

雷の大槌が、メイプルソンを思い切り吹き飛ばす…!!
0636粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/10(土) 17:42:48.89ID:???
メイプルソンが吹き飛ばされると、ティトォを包んでいたぶたまんの檻も解かれ
ぶたにされたハワード、ミカゼ、リュシカもその身を包んでいたガムが弾け飛び元の姿に戻るのだった

 私は――― 私はとんだ誤算を―――
 こいつだ… こいつの息の根をまず確実に止めるべきだった―――
 他の雑魚―――? 冗談じゃない

 グリン王子 こいつが 最強だった―――!!!

<続く>
0637マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/10(土) 18:35:08.44ID:???
あー…生きてはいるけどもうボケちゃったって事か、バレット
これはグリンもティトォも再会がつらそう
0638マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/10(土) 19:11:35.59ID:???
魔法を防御幕に使うヤツラ多いな、ここまでほとんどの魔法は攻防一体な印象
もしくはアクアやクライム、コクマみたいな攻撃一辺倒なのが珍しいのか
0640マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/11(日) 00:25:27.05ID:???
魔法の性質は色々面白いけど
自分のマジシャンとしてのプライドすら捨てた以上、メイプルソンの仲間入りは無さそうだ
とはいえまたアダラパタに粛清されるのもワンパターンになってきたし、ある意味で末路が読めん
0641マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/11(日) 08:16:21.44ID:???
そもそも今まで消された連中は重要機密知ってたからだろ?
メイプルソンはどうなんだろ
0642マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/11(日) 11:20:43.71ID:???
リュシカみたいに組織の役に立たないヤツも消そうとしてたな
失敗=死なイメージなのは悪の組織のお約束だし
0643マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/11(日) 12:13:05.50ID:???
アダさんにとっちゃ生かしとく理由ないしな。とりあえず殺しといた方が間違いはない
魔法器具まで意味深に壊れる描写入れてるのは少し気になるけど
0644マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/11(日) 20:25:18.70ID:???
確かにそこ気になるよね、魔法器具は使い手が死ぬと壊れるけど
魔法器具が先に壊されても本人に影響は無い辺り、使い手の命を吸って魔力を…とか厄い代物でも無さそうだし
0645粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/12(月) 17:17:53.51ID:ftbfSIdL
「今日は皆様を別の世界へと誘って差し上げましょう
 このメイプルソンがつくり出した幻想の世界に―――!!」

冒頭、メイプルソンはサーカス舞台にてマジックショーを披露していた所
…だったのだが、服に仕込んでたハトが「ポルックー」と鳴き始めた
観客からもタネがモロバレだけど、めげずに舞台を続けようとするメイプルソンだったが
懐からハトが飛び出すと、メイプルソンの首にくちばしガス どたまにガスガス口ばし突き刺し
観客たちも悲鳴を上げる中、ハトはメイプルソンの血しぶきを浴びながら

\ポルックゥゥゥァアア/ 獰猛なハトの鳴き声が響き渡るのでした

その後メイプルソンは、サーカスの先輩からクビを言い渡されてしまう
メイプルソンも何も言い返せず…夢破れたメイプルソンはハトと共に故郷に帰ろうとする

  第48話|女神とメイプルソン

故郷に帰っても修行して、いつかちゃんとハトを出す技を身につけ先輩を見返そうとの思いを抱いていたが
・・・翌日、サーカスを出て行こうとしたメイプルソンは・・・

「なんでだよ……… 昨日まで…あんなに元気だったのに………」
ハトの亡骸を目にし、そう洩らすしかできなかった…

肩を落とし、失意の帰路に着くメイプルソン… そんな彼に何者かが声をかける…

「貴様は今日全てを失いました でも安心しやがってください
 貴様は手品の才能はありませんが もっと大いなる力の素質がありやがります
 魔法―――即ちマテリアル・パズルを使える素質が…」
0646粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/12(月) 17:18:23.64ID:???
木の上に上りながら選ばれし者にそう語りかけるのは、アダラパタであった ちなみにこの時二十歳
しかしそんなアダラパタに、メイプルソンも困惑しながらもさっさと立ち去ろうとするが

「ほら いらっしゃいましたよ 女神様が―――」

・・・その言葉通り、闇夜に光が照らされながら、その光から女神が降臨する…!
その光景を前にして、メイプルソンも驚きの声をあげ…女神は彼に向けて告げる

「メイプルソンよ お前は選ばれし人間なのだよ 他の人間とは違うのだ
 手を…魔法の力をお前に授けよう」

その言葉と共に、女神はメイプルソンに向けて魔法の力を手渡す
手渡したそれは、切り取られながらも音を立てて成長をする木の枝のようなものだった

「魔法とは――― 才能がある者でも会得するに数十年は費やす
 だがそれは新たな魔法を編み出し使うという場合のこと
 しかし 魔法の構築情報が込められた道具<アイテム>などを使用すれば
 素質―――つまり高い魔力<マテリアル・パワー>を持つ者ならば
 その魔法が自分に合ったものならば すぐにでも魔法使いになる事ができるのだ」

…そして、その木の枝は突如急速に成長しながら光に包まれ・・・
光の中で マテリアル・パズル が構築される…
そうして完成したのは、煌びやかに輝くハンカチのようなものであった

「それが貴様の魔法器具です」
「それにはかつて誰かが編み出した魔法の記憶が込められている!
 魔力さえ注げば魔法の構築を全て行ってくれる
 身につけている限りお前は魔法使いなのだ メイプルソン」
0647粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/12(月) 17:18:55.47ID:???
その魔法器具、ディシーヴワールドを確認した女神は手元のノートパソコンを操作すると
取説をプリントしメイプルソンに手渡す 困惑気味にそれを受け取りつつ
…何故自分が選ばれたのか…メイプルソンも目を丸くしながら問うと、女神はこう答える

「お前は選ばれ死人間なのだ わかるかメイプルソン 格<ランク>が違うのだ
 他の人間よりも優れているという事だ 人間の上に立つべき人間なのだ
 
 力ある者は人の上に立たねばならない」

女神のその言葉に、メイプルソンも感銘を受けるのであった…
なんか女神の法衣に[てまきずし]とか書いてるけどそれは置いといて
メイプルソンの授かった魔法、ディシーヴワールドは
ガムの魔力を変換し皮を作り出す魔法、しばらく噛む事で魔力を込める必要があるのが弱点だが
物をガムで包み込む事で、自在にその形を変える事が出来るのだ

ナイフをガムで包み、リンゴに偽装したそれをサーカスの差し入れとして置いておくメイプルソン
サーカスの先輩が、そのリンゴをファンの差し入れと思ったか、一口ほおばろうとし…

 マテリアル・パズル 分解せよ ナイフにもどれ

―――悲鳴の上がるサーカスを後にして
そしてメイプルソンは女神の三十指として、力を与えた女神のために動くのだった…

・・・そうして、場面はメイプルソンがグリンに敗北した場面まで戻り
敵も倒してみんなも無事、なんだかわかんないけどよかったよかった、と笑顔のグリン
ハワードもグリンを守るのが役目なのに逆に助けられ、苦々しい表情で詫びるが

「んなこたーどーでもいいんだよ 俺が偉いって事を話してんだよ」(ぶー −ω−)
(どーでもいい!? 軽いなこいつぁ!!)
0648粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/12(月) 17:19:27.63ID:???
で、ハワードにも賛辞の言葉を求めるけど、やっぱただのバカガキと返すのでした
二人でボコスカやり合ってるけど・・・そんな二人にティトォがちょいちょい

「ねえちょっと皆さんそれより… ミカゼが……;」

…ミカゼの方はここ最近まるっきり役に立ってない現状にすっかり落ち込んでしまっていました
正直ご一行も負のおーらでまくりなミカゼに声をかけにくそうで…
仕方ないのでリュシカに励ましてもらう事に

「ミカゼさん 元気だしてくださいよ」
「いいんだよ…月並みなはげましなんて…どうせ俺なんか………」
「そんな事無いですよ ミカゼさんはあたし達にとってなくてはならない人ですよ
 いつも突っ込みを入れてくれるミカゼさんがいなくなると皆さん安心してボケられなくなっちゃいますよ」

その身もふたもないリュシカの言葉にはティトォもグリンも((バカ―――!!))ってなっちゃう
で、当然ミカゼもさらにへそ曲げてしまい、物理的にも精神的にもどんどん沈んでしまうのでした

\話題を変えよう!!/

とりあえずグリンに魔法を使ったが、睡眠の反動は大丈夫なのか聞くティトォ
なんでも今回使った[穿印]<うがちのいん>は大丈夫とのことで

「身体ごと天紫<かみなり>になって点精印にぶち当てるって魔法よ!!
 このアイテムを持つと使えるんだ!! (ハンマー掲げ
 自分でよくわかってないんだけど 多分自分の体内の電気を変換して発動すると思う」
0649粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/12(月) 17:20:25.55ID:???
そしてグリンがその魔法の使い方を解説すると共に、その大槌を石に軽くペタンと貼り付けると
貼り付けられた石には、おぼろげに光る[陰]の文字がスタンプされていた

「まず"陰"の面でこんな感じにスタンプする これが点精印―――こうしておけば
 こいつがどこに行こうとも―――」

[陰]の字が貼られた石を宙に放り投げると、大槌が光り輝くと共に
グリンは一筋の雷光と化し、一瞬で宙のその石を割り砕く!!
…その凄まじさにはハワードも声を上げ…魔法の力の凄まじさに僅かに冷や汗が混じる
そうして、屈託のない笑みを見せるグリンの姿に、ティトォは彼の父、バレットの面影を見るのだった

その後ろでミカゼがもう完全に埋まってお面だけになってるけど ´▼3▼)ふっふーんだ
それはそれとして、メイプルソンも目を覚ました事に気づく一行
…敗北したメイプルソンは、もはや何をする気力もなく…
そんな彼に怒りのグリンが仕返しに顔にマジックで落書ききゅっきゅっ
と、その背後に何者かが忍び寄り…振り返るとそこには、アダラパタの姿と
女神の三十指本隊の、幾多もの魔法使い達が…!!
遂に対峙した三十指達の姿にティトォ達も警戒心を強めるが
リュシカとグリンはその中に混じる、なんかへんないきものにちょっと困惑気味

そのころ女神の本拠地にて、クゥが女神にアダラパタたちの動向を報告
どうやら本隊は着いたがその中のヨマ達3人と、連絡が取れないとのことで…

「ふーむ 三大神器を出動させるしかないか 無理やりにでも奴を動かさねば
 女神の三十指 五本の指 死神ヨマ 奴が行かねば何も始まらないというのに―――」

<続く>
0650マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/12(月) 19:12:28.19ID:???
まあ確かに、一応メインポジなのにほとんど活躍ねえよなーミカゼw
役割的に驚き役くらいしかないのがちょいと不憫だ
0652マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/12(月) 20:33:25.67ID:???
やっぱ五本の指クラスは最高幹部が動かないと言うことすら聞かないのか
五本の指今のところ問題児しかいないな
0653マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/12(月) 20:58:27.06ID:???
食と盾と斬と光だっけ、残りメンバー
8巻おまけで切り裂き魔の正体は、とかキーワード出してたから斬は消えるな
盾もおそらく本部防衛だろうし、あとは食か光かの二択か
0655マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/12(月) 21:43:23.77ID:???
かなり重要そうなポジだし、ティトォ達や三大神器同様不老不死じゃないのが意外>アダラパタ
0656マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/12(月) 21:59:32.53ID:???
基本的に女神と三十指の面識って魔法の力を授けられる最初の対面だけなのかな
生きる目的とか芯を新たに貰えるとはいえよくモチベーション保てるな
0657マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/13(火) 17:48:07.43ID:???
やっぱダークアイQはこの世界の常識で見ても変な生物扱いなんだなw
0658マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/13(火) 19:16:10.07ID:???
まあどーせハト殺したのもアダラパタなんだろうな
ガシャロの例を見るにそういうマッチポンプで集めたのが大半っぽいし
正直才能がある、て誘い文句も怪しいもんだし。都合よく引き入れやすいのを選んでそう
0660粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/14(水) 17:08:59.83ID:/mO1Fo5Z
メモリアの街の一角にて、一人の子供が空に飛ぶ飛行機を見上げていた
子供は大きくなったら飛行機のパイロットになり、世界中の空を自由に飛びまわるのが夢で
母さんもいつかボクの飛行機に乗せてあげるとの言葉に母も笑顔を浮かべていた が
飛行機と思われていた、空を飛ぶその存在は…

「 テ ン シ ョ ン 上 が っ て き た ぜ ―――ッ!!!

お空をかっとぶドルチルでした、これには子供も半狂乱で悲鳴を上げちゃう


  第49話|ティトォとメモリアの三十指


ドルチルの上に乗るコクマはもう止まるよう指示をするが
テンション爆上げのドルチルはブレーキの効かない超特急と化してしまっていた

ドルチル&コクマがメモリアに着いたころ、ティトォ達はアダラパタ達三十指と対峙する
とはいえアダラパタも今日は挨拶だけ、そう身構える事はないとするが

「…その街中で襲われたからこういう事になているんだが…?」
「それはその男が勝手に暴走しやがっただけですよ ボクにとっても計算外なのでねェ
 そうそう その男―――プルえもんを引き渡してもらいましょーか」

グリンに落書きされて赤ら鼻とねこ髭付けられたメイプルソンのその姿は、完全にプルえもんでした
…しかしティトォもプルえもんの身柄を渡すわけには行かないとする
役に立たなければ消すのがアダラパタのやり方、みすみすそれを許すわけには行かない
・・・だがメイプルソンもよろめく足どりで、自らその制裁を受けようとするが…

「俺には・・・もう・・・ 何もないんだ・・・・・・・・・」
「メイプルソン…ぼくも100年前空っぽになった ……でも
 そこから今のぼくがあるんだ 全てを失っても…それは新しい始まりに少ないよ」
0661粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/14(水) 17:10:09.78ID:???
ティトォの言葉を聞いても、俯くメイプルソンはアダラパタのほうに足を向け…
「最後に…」そう呟きながら、メイプルソンは振り返り
「最後にもう1回だけ… ハト…出したかったな………」
何処か、その瞳を潤ませながら、そう願うメイプルソン…

「………なんのつもりですか? ティトォ」
そしてティトォは、改めてアダラパタ達の前に立ちはだかろうとする…!!

その頃メモリア城では、ジンナ殿がバレット王の行方を捜していたところ
近くのメイドに聞くと、この時間は稽古に出ているとのことで
中庭に剣の素振りをする王の姿が確認できた

「物忘れがひどくなってもこの日課だけは毎日続けておられる」

王の姿を確認でジンナ殿もひと安心、さらにシュダンからも王子を見つけたと聞き
ついに親子、30年ぶりの再会の時となりジンナ殿もおもわずほろり

改めて、アダラパタに向けメイプルソンは渡せない、とティトォは目の前の悪意を睨む
…その姿にアダラパタの脳裏に浮かぶ思いは…

 この男だ この男の言葉が 行動が 三十指を変える
 見た目は少年でも100年の時を生き抜いてきた者達だ 地獄も見てきた
 重みが違う―――って事か

「クク…クキャきゃキャ…」 なんて… なんて面白いんだ………!!!

ティトォに背を向けながら、アダラパタは心底愉快そうに笑みを浮べていた
・・・そして一向には引くよう指示をするが 
メガネをでこにあげた子、メルチナが不満げに声を上げつつ
…彼女の傍の地面から、腕のようなものが形成され始める…!?
メガネをかけなおし、不敵な笑みを浮べる彼女にグリンも相手をせんとするが
さすがにこれ以上トラブったらハワードのクビに関わるので取り押さえといた
0662粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/14(水) 17:10:52.52ID:???
「いきがるな少年よ こちらは引き下がると言っているのだ
 第一こどもを叩き伏せるのは俺の正義に反する それに俺の魔法は 超 凄 い!!
 痛い目を見たくなかったらおとなしくしているのだな」

勇者の如き姿の青年、カイザードの言葉にグリンもお怒り どうどう
その後ろで中年リーマンのチョーさんが丁寧にティトォに名刺渡してました さらに

〔ふん! 下劣で低能な人間共め!!〕 へんな生き物がしゃべった グリンもびっくり
〔私は下等生物の貴様等などどうでもいいのだ だが女神とある契約をしてな 闘わねばならん
 お前達を倒したら―――  我らダーク愛一族の世界をつくってくれるとの事だ〕

(なにそれ!!?) リュシカもグリンも困惑
一向にさっさと撤収の指示を出すアダラパタ、しかし三十指のメンバーは中々言う事を聞かず…

「あんたら殺気を出しすぎなんですよッ!! 奴に気付かれた 奴が来ちまいましたよ!!」
アダラパタがそう叫ぶと、その場に強力な衝撃波と共に何者かが降り注ぐ!?
・・・そう、その場に駆けつけたのは元5本の指が一人、ジール・ボーイであった…!
ティトォ達を助けに駆けつけた彼にリュシカも笑顔が浮かぶ 後ろでミカゼがすねてるけど
…ジール・ボーイはプリセラとの約束もあり、敗者は従うしかない、とするが
そんな自身への言い訳に溜め息と共に呟き、改めてティトォに願う

「まったく…俺も素直じゃないな
 是非力を貸してくれ 女神を倒すために」

ティトォもそれに応え、両者は共に握手を交わすのであった…

 また ひとり… 惹かれ集う ボクの…女神の呪縛を断ち切って

一人、また一人…彼らの傍に立ち女神の敵となる三十指達にアダラパタは何を思うか…
0663粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/14(水) 17:11:44.03ID:???
…すると、ジール・ボーイの姿を見た三十指の一人、コモレビは
彼を睨みながらジール・ボーイへと近づき…!

「あの…コモレビです …ファンです!あたしも握手を…
 あと…できたらサインも………」 −ω−)
で、顔赤くしちゃうコモレビからサイン色紙を受け取ったジール・ボーイは

[ 一 投 入 魂  ジール・ボーイ]と書いたサインを差し上げるのでした 
これにはコモレビも満面の笑顔で、他のメンバーも羨ましそう

「皆さんいーかげんさっさと行きやがりますよ マジで」
アダラパタもいーかげんそろそろ本気でおいとましときたいところ
が、カイザートは強敵ジール・ボーイとの対峙にその闘志を昂らせる…!!

「五本の指ジール・ボーイ! 相手にとって不足なし!!
 手合わせ願いたい!!俺の名はカイザート!!イマリ国の勇者だ!!」
「お前がイマリ国のカイザートか 面白い 受けて立とう!!」

ジール・ボーイも正々堂々、その勝負に応じんとする
そしてカイザートが宙高く飛び上がり!自身のマテリアル・パズルを…!!

「テンション上がってきたぜ―――ッ!!!」放とうとしたら空をかっとぶドルチルに轢かれた

\タイミング悪―――ッ!!!/ これにはティトォも唖然
「ぐっ・・・ カレン―――ッ!!!」
額から血を流しながら、涙と共に女性の名を叫ぶカイザート 誰だよ
0664粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/14(水) 17:12:18.74ID:???
で、ようやっと三十指ご一向を引きつれ、その場を後にするアダラパタ達でした
…今はこの場にいない、五本の指が一人 死神ヨマ
彼がこの国を地獄に変えると、背を向けるアダラパタの嘲りの笑いがかすかに響くのだった…

一先ず落ち着き…改めて、あいつら全員相手にするとあってグリンも「たまんねーな;」と洩らす
ハワードもキャラが多すぎてとても覚えきれなさそうで

「闘うんだったら魔法大会でやり合えばいいのにな
 あいつらと俺達全員そこに出りゃてっとり速いぜ」
…グリンの言葉に、地面に埋まってたミカゼが勢いよく飛び出してきた
船長が言ってた魔法大会、ミカゼもそれに出るためにこの国に来たんだった キュピアー

「ミカゼが立ち直った!」(よかった単純で…)
「そんじゃ俺達もいくとしますか なんか色々あってすっげ疲れた
 今日はもう何もかも忘れてうまいもん食いまくろうぜ―――ッ!!
 ティトォの帰還と俺の目覚めのお祝いだ!!」 わーい −ω−)

気付けばしれっとサンも帰ってきてた 当然ご一行にぼこられるのでした

 俺達はまだのんきに構えていた
 グリン王子にジール・ボーイ 強力な仲間も加わった
 なによりメモリアという国が味方になるのだ もう孤独な闘いではない
 ダークアイ・Qは忘れられ流されていくし 〔人間めェ〜〜〜〜〕)))
 これから先どんな事が起きてもどうにかなると考えていた―――今までのように
 城でとんでもない事態が待っているとも知らずに

 そして俺達は知らなかった あの男の存在を

[―――メモリアとは別の国 遠い遠い国]
そこではたった一人で、その遠い国の城を落とした死神、ヨマの姿があるのだった…

<続く>
0665マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/14(水) 17:27:07.02ID:ktiPogaD
完成版(改良)

帆高「loserの将棋、loserの将棋」 ズコぶちゅ、メリメリメリっ
陽菜「loserの将棋、loserの将棋うるさい」

陽菜「ajiatjaって呼んで」

帆高「ajiatja っajiatja っ」ギシギシ
陽菜「帆高っ帆高っ」アンアン

帆高「い、いく、loserの将棋ィィィィィ」
ドピュッ
陽菜「あ、アアンん、だ、だからloserの将棋ゆうな(//∇//)」
0667マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/14(水) 20:51:55.23ID:???
なんつーかゲスなんだけど変なとこで面倒見いいよね、アダさん
0668マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/14(水) 21:25:46.96ID:???
カイザートは三十指側の不憫ポジが確定したなw
あとサイン貰うとこのコモレビちゃんかわいい
0669マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/14(水) 21:58:28.71ID:???
超凄い言われてもジールボーイの魔法が単純に強力なインパクトだったからな
あれと比べたら酷なのはわかってるけどどうしてもカイザートのキャラと合わせて出落ちになりそう感
0670マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/14(水) 22:55:01.27ID:???
ぶっちゃけ三十指の善玉イメージを植えつける広告塔程度だと思う>カイザート
0671マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/14(水) 23:12:49.39ID:???
つか、女神の三十指って世界的な知名度どんなもんなんだろ?
ジール・ボーイとかカイザードとかは有名人みたいだけど、殺し屋いたりパン屋いたり義賊いたり教祖いたりバカいたりマジシャンいたりなんか良く分からない者いたりするけど
一般的にはそんな知られてないのかな?
0672マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/15(木) 00:28:22.31ID:???
知ってる人は女神とか三十指とかの名前は聞いた事ある、くらいじゃなかったっけ
名前がしれてるヤツらにしてもそれぞれ好き勝手やってるから全体がどんな組織集団なのか一般人でわかってる人はいなさそう
0673マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/15(木) 07:36:19.63ID:???
女神に救われた国とかは大々的に宣伝しててもおかしく無さそうだが
その辺はやっぱり女神、ってゆーかアダラパタが秘匿させてるんだろうな
0674マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/15(木) 19:22:09.87ID:???
そいや敵対したままで生き残ってるのはコクマ、ドルチルペアだけだな
けど魔法のタネも割れてるし、来たところでイマイチダークホースになりそうな気がしないが
やっぱり来た以上は何らかの役があるんだろうな、二人も ドルチルの方は賑やかし担当でもいいし(何)
0675マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/15(木) 19:59:27.92ID:???
いるだけでうるさいからな>ドルチル
この二人どうすんだろな?ロケット団的な立ち位置になるのか?
燃えシーンも泣きシーンもあったもんじゃ無さそうだが
0677マロン名無しさん
垢版 |
2019/08/15(木) 21:10:14.95ID:???
コクマはチョーさんと居酒屋で飲んでそう
そのとなりにはオレンジジュースで酔っぱらってるドルチルが目に浮かぶぜ
0678粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/16(金) 17:38:17.85ID:???
要領がそろそろ危ないので次スレ立ててから投下しようと思ったら次スレ立てられず
もしよろしければ誰か次スレ立ててくれるとありがたいです
0680粗筋書きの三十指
垢版 |
2019/08/16(金) 21:10:41.25ID:???
>>679
代理スレ立てありがとうございます
とりあえずこっちはこれにて楽屋裏としつつ、向こうにテンプレと遅れて今日の分投下しておきます
0681粗筋書きの三十指@AAテスト
垢版 |
2019/08/21(水) 19:09:58.00ID:???
メモリア魔法陣 対戦表

エイキ━━━┓                 ┏ リゼル
ヒルドゥ ━━╋━━┓      ┏━━━╋ 太陽丸
ミカゼ  ━━┛   ┃      ┃     ┗ カミッツ
             ┃      ┃
シャルロ━━━┓  ┃      ┃    ┏━━ バカ
メルチナ  ━━╋━╋━剣━━╋━━╋━━ チョー
ジール男 ━━┛  ┃      ┃    ┗━━ 夜馬
             ┃      ┃
TAP ━━━┓   ┃      ┃     ┏━━ ピィゲル
リュシカ ━━╋━━┛      ┗━━━╋━━ コモレビ
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