からくりサーカス連載中 サーカス最終日
レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。
週間少年サンデー 1997年32号にて連載が開始された「からくりサーカス」
この漫画について色々語りましょう
なお、この作品は人形繰りの技術を駆使することで、１日一話のペースで連載されるようです
たまに操り損ねて変な時期に休載したり合併号になったりすることもありますが気にしないでね
※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第１話～最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。
●ただし、あらすじは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●（「第1話・A」とか「第2話・前」等）
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。
ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏！ 現代に戻って好き放題に語り合え！
関連スレ等
からくりサーカス連載中 サーカス７日目
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1547120079/
連載中スレの楽屋裏 第３５幕
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1531910380/
連載中スレまとめ
http://rensaimatome.blog.fc2.com/
連載中スレ過去ログ倉庫（更新停止中）
http://rensai.nobody.jp/ 【連載中スレに参加したい人へ】
・連載中スレとは?
すでに連載終了した漫画を第1話～最終話まで順々に『連載されている当時に戻って』語り合うスレです。
過去の作品を現在進行形で楽しめ、1話ずつ掘り下げてじっくり語り合えるので、
今までと違った面白さが見つかるかもしれません。
基本的に1日1話、定時に更新します。月刊漫画などページの多い漫画は2日に1話といった場合もあります。
時折何らかの都合で更新出来ない日や、時間が早まったり遅れたりする事もあります。
・連載中スレに参加する上での注意。
漫画が連載されているものとして語り合うのですから、当然先の展開など知りません。
「主人公の過去にはこんな秘密が!」「このキャラの正体は○○だ!」「こいつ後で裏切る」
などといったネタバレ発言はご法度。
まあ現在連載されているまでの情報で予想・推測可能な場合は、それを明記して書き込むといいかと。
連載当時に先の展開を読めた人もいるんだしね。
でも容易に先が読める時はともかく、安易なネタバレは空気を壊すだけ。
「俺の勘だけど孫○空とピッ○ロって宇宙人じゃね!?」とか客観的に見てどう思う?
それとメル欄会話も出来るだけ避けましょう。
・連載中スレの時空間。
連載中スレは基本的に『連載当時に戻って』語り合います。『現実時間』でやる形式もあるけど基本は『連載当時』ね。
よって、現実で起きた出来事、発売されたゲーム、話題等も当時に戻って語り合いましょう。
故に時事ネタは注意しましょう。
『時事ネタは極力控える』『未来の固有名詞、AAは出さない』『時事ネタを振る時は結果を覚悟してから!』
なんか怪しいなと思ったら楽屋裏にどうぞ。
ちなみにリアルタイムで1日経っても、スレの中で週刊漫画なら1週間、月刊漫画なら1ヶ月経ってます。
・次スレが立ったら。
次スレが立ち、誘導するためのリンクが貼られたら、そのスレの残りは楽屋裏となります。
連載中スレに関する感想、話題など、好きな事を語り合いましょう。
次スレが立つのはたいてい950前後ですので、あまり多くを語り合う事は出来ません。
だからこそ濃縮した話を出来るのです。これも連載中スレの華。 【連載中スレで困った事が起きたなら】
・揉め事、トラブル発生時は連載中スレの楽屋裏でご相談を。
ここ『連載中スレの楽屋裏』は、連載中スレでは話せない事柄を話し合うためにあります。
スレ立ての相談はもちろん、あらすじ書きさんが定時更新不可能な時にあらすじを貼り、代理更新を依頼するなど。
連載中スレで話せない雑談を交わす事も結構ですが、ここは連載中スレ全ての楽屋裏ですので、
ひとつの連載中スレについて延々と語り合うのはやめましょう。
とはいってもみんな適当に雑談したりしてますから『空気を読んで』気軽に語り合うのも有り。
・連載中スレにてネタバレされたり、連載終了した作品を語り合ってる事に疑問を感じる人が現れたら。
スルーしよう。
ただし連載中スレの主旨を知らず、初めてスレを覗いただけの人である可能性もある。
その場合は楽屋裏へのリンクを貼り、改めて連載中スレの主旨を説明して仲間を増やそう。
また、単にまだ出てきていない部分の話を「もう出てたはずだよな～」と勘違いしてレスしただけかもしれないし、
本スレやその漫画関連の別スレと勘違いして、素のレスをしてしまう事もある。
ネタバレをされたからといってそれが悪意の行動とは限りません。寛容な精神を持ちましょう。
・人多杉とか出て見れない時。
専用ブラウザを使えば見れます。2chを見るためのソフトで、無料で使えて便利機能いっぱい。
さらに鯖にかける負担を減らすため2ch側から推奨されてます。以下のアドレス参照。
ttp://www.monazilla.org/ 冒頭、勝は再会を強く、強く待ち望んでいたお兄ちゃん、加藤鳴海との再会を果たさんとしていた
あの扉の先に、自分に強さを教えてくれた、自分を守って死んだと思っていた、ナルミ兄ちゃんがいる
勝も目を輝かせその先へと駆け込もうとする、が…
…マサルのその行く手を、最古の二人、ハーレクインとアルレッキーノが立ちふさがる…
第７５幕
カピタン・グラツィアーノの到着
「な……なんだよ… ぼくはナルミ兄ちゃんに会うんだ…どいてよ」
〔我らは常にフランシーヌ様の一番の幸いを願い行動する〕
〔おまえがナルミに会うのがフランシーヌ様の一番の希望ならば、会うがよい〕
二人の言葉に…勝もしろがねの気持ちを思い浮かべる…
（しろがねは、ナルミ兄ちゃんのことを、きっと大好きなんだ その二人が今、やっと会えたんだ…）
その思いとともに、勝の脳裏には先ほどのノリさんヒロさんの言葉が浮かび上がり…
唇を噛み、その拳を握り締めながら……勝は、彼女のためにぐっと堪えるのであった…
どうにか堪えてくれた勝に、ひとまずはサーカスの皆もほっとひと息
とりあえずは、万が一の間違いがないように、もう少し奥の客車に場所を移ることにする一行であった
…ナルミとしろがねのほうに視点を移し、しろがねが現在の位置を確認するようにナルミに告げる
目的地まであと６０時間と言ったところ ナルミからの反応がなく少し俯くしろがねだが
「６０時間か……早いな……」 少し遅れて、ナルミがそう反応を示す
しかししろがねに対しては、寄って来るなとやはり冷たい対応であるが…
そんな彼女に機関車部の方はどうなっているか、と問うナルミ
しろがねによれば機関部では熟練機関士の経験を＜ダウンロード＞させたフウのメイド人形達が管理、運行しているそうで
さらに予備に６体の人形を備えており、たとえどんな事態になっても汽車は止まる事はない、とするしろがね ・・・が、ナルミもその言葉におぞましさを感じてしまう
オートマータの運転で動いているなど冗談じゃないが、もうここまできてしまったし…ナルミげんなり
しろがねもがっくり肩を落とすナルミにちょっと困り顔になりつつ、ひとまず食事の用意をする事に
同じ頃、仲町達も食事中のようで、横になって寝息を立てる勝を起こさないようにしてあげておりました
…取りあえず食事を済ませるナルミとしろがね
味に不満な様子のナルミに、調理施設があれば自分が作れるのだが、としろがねも言うも
「独り言だ おまえにしゃべったんじゃねえ ま・・・おまえのロールキャベツのがマシだけどな」
ぶっきらぼうにそう返す、ナルミの言葉に…しろがねはその目を見開く…！
その料理は、かつてナルミとしろがね、勝が初めて会った日に彼女が作った料理であった
まさかナルミの記憶が戻っているのか…しろがねも、表情があかるくなろうとする、が・・・
…それに対する、ナルミの返答は無情なものでしかなかった
たとえ記憶が戻ったところで、今の状況が変わるわけではない それで彼女の心が救われても、何にもなりはしないのだ
それに目的地に着けば、ナルミはシャトルで宇宙へいき、そしてもう二度と帰る事は出来ない…
「そんなオレにおまえは何を求めてんだ 記憶なんざ悲しいだけだぜ」
そう吐き捨てるナルミに…しろがねも何も言えなかった…
［２日目は何事もなく過ぎてゆく いよいよ行程を残すところ、１／４０の位置、
目的地まで２６０ｋｍ地点のあたりで戦いは再び始まる］
走る列車を荒野の丘から確認するのは、最後の四人が二体、ハーレクインとブリゲッラであった
どうやら二人はフウのかく乱戦法に引っかかってしまい、今まで世界中を振り回されていたようで
カピタンから連絡をくれなければ、ハーレクインは今もアフリカに言ってた、とにんまり笑顔で語る …手柄を独り占めしようとして、まんまと部下を失ったカピタンの醜態にはブリゲッラもぼやく声がでるが
そのおかげで自分たち二人があの汽車の連中を好きにできる、とするハーレクインにブリゲッラも同意しつつ
あの列車には彼が決着をつけねばならない存在、アルレッキーノと共に、強いとされる男ナルミも乗っていると聞く
冷たい眼差しながら、静かに強者との戦いに闘志を燃やすブリゲッラ…
…ディアマンティーナは二人と行動を共にしていないようで、その行方はわからないそうだが
ひとまず二人はその汽車を制圧すベく動き出すのだった
それと同じ頃、汽車のほうでは仲町サーカスの皆が寝ていた勝に声をかける
・・・三人の言葉に、勝も即座に意識を覚醒させる 最後尾の車両の窓を見ると
線路の上を猛烈な勢いで走り、汽車を追うレディ・スパイダーの姿があった
「ありゃオレ達３人がやる…法安もマサルも引っ込んでてくれ」
「ううん、ぼくも行かなきゃダメみたいだよ」
そう返す勝にはノリさんヒロさんも少し困惑 …レディ・スパイダーの背後をよく見ると
そこには彼女の背に乗る最後の四人が１体、カピタン･グラツィアーノの姿もあった
「あいつは知ってる……とっても強いヤツなんだ」
すると勝は、『あるるかん』の入ったカバンを押しつつ、三牛親子にお願いする
ギリギリになったら、しろがねに『あるるかん』を渡してほしい、とのことで
そして仲町サーカスと、勝の闘いが幕をあけようとする…！
＜続く＞ 三牛親子、地味にギャラリー枠以外でもマルチに活躍してんな >>6
はあ！？記憶戻ってたの鳴海！？一体いつの間に！？ 鳴海は何がしたいんだ
もう本当に分からなくなって来た 全部本心と言う事になるな
記憶を失っていたから厳しい態度って訳ではなさそうだ
そもそもいつから記憶が戻っていたのか分からないんだし before鳴海「お前は人形なんかじゃねぇよ！！」
↓
after鳴海「人形め！！」 まじで鳴海としろがねは見てて辛い
なんかないもんか、こうナルミの頑なな心をころっと解消させる何かが もはや躁鬱メンヘラゴリラが常態化してて素のナルミがどんな奴だったかすら分からん ご婦人をタクシー代わりに使うとか、騎士の風上にもおけねーなカピタンw 鳴海がオートマータ側に寝返るりすぺりドンデン返しに期待 ギイからヴィルマのダウン入る死を跨いでの展開がええな いよいよ大詰めなんだな
本格的に最終決戦って感じがする 最後の4人はもうちょいニューウェイズな気質の新キャラが良かった ナルミのあの態度は、自分からしろがねを離れさせようとする不器用な心づかいだったりする面もあるんかなあ >>52
不器用すぎるだろう
まさに下手糞な道化だわ 勝は一見虐められっ子ぼっちだが根は陽キャ
ナルミは見た目に反して根っからの陰キャ 鳴海は思い込みが激しいからイジメられたという被害妄想で認知バイアスが固定されてるっぽい 第７６幕
暇（いとま）乞い
列車を追うレディ・スパイダーが、何かがでてきたとグラツィアーノに言う
その言葉と共に、列車上部から現れたのは…勝の操るジャック・オー・ランターンであった
それを前にグラツィアーノも不敵な笑みを浮かべ、彼との決闘に応じんとする！
空を飛ぶジャコを相手に、グラツィアーノも汽車の破壊はレディに任せつつ
かかと部分のブースターを点火し、両者の空中の戦いが始まる…！
仲町サーカス達も、これから行われるオートマータとの戦いを前にまずは作戦会議中
ヴィルマにもらったオートマータを倒すナイフはそれぞれ一人一本
それ以外の武器はオートマータには通じないだろうし、通じたとしても彼らでは汽車に積んだ武器は使いこなせないであろう
まともにぶつかれば、おそらく万に一つの勝ち目もないであろう、が…
・・・フウは出発前に、仲町にこう話していた
―我々『人形破壊者』（しろがね）はサーカス芸を修行するのさ
それはオートマータが造られた、遠い昔の事情にかかわってくるんだ…
ヤツらはもともとフランシーヌと言う人形を笑わせる目的で造られた…
こっけいな仕草、楽しい芸がヤツらの芸には初めから仕組まれていて、さらに新しい芸を開発することが使命なのさ
そんなヤツらがなんの武器も持たぬ、人間のサーカス芸人と会った時、どうするか…？
無意識に芸人の技を学ぼうとしてしまうのさ
自分の芸にレパートリィに加えようと、ヤツらは注目してしまう
それこそ本能のようなものだ、ヤツら自身、どうにもならないのさ
そして、その隙を狙えるのは『人形破壊者』だけではあるまい 君達が本当のサーカス芸人ならば―
「オレ達が本当のサーカス芸人なら…」
「勝つチャンスが……」
「そうだ…あるってよ！」
その勝機に、一縷の望みを託して…そして現れた蜘蛛の貴婦人、レディ・スパイダーに仲町サーカスの三人が挑む！！
三牛親子と法安は前の客車に下がるよう叫ぶ仲町、法安も苦悶の形相を浮かべるが、やむなくここは従うことに
…前の客車に非難する際、ナオタは勝から託されながらも、その場に置いてく『あるるかん』のカバンを、複雑そうに見やるが… その戦いと共に…宿敵、最後の四人、ブリゲッラとハーレクインの気配を感じ取った最古の二人
自分たちの出番もそろそろか、とする二人はしろがねにまずはご挨拶、とその客車に入り彼女に頭を垂れ
敵が近づいている事を報告し、お側を離れる事の許可を願う二人
なんでもオートマータは同じオートマータ同士の位置を感知できるそうで、まだ遠くにいるものの
いずれこの列車の行く手に回りこむであろう、とするパンタローネ ナルミもそんなヤツらがオレがぶっ倒してやると言うも
アルレッキーノはそんなナルミを諌め…ナルミに向けてこう告げる
〔おまえは強い おまえと戦った私だから言える
我々がいなくなった後、エレオノール様を託せるのはおまえだけだ〕
…そして、二人は共に戦場へと向かおうとするが・・・それを、しろがねが引きとめる
今まで彼女も、二人の事を敵だと思っていた だが今、彼らは本心から彼女のため…人間のために戦おうとしている
そんな二人の姿に、しろがねも彼らにどう声をかけていいかと悩んでしまうが…
〔難しきことではありません〕
〔我々は貴女様が為に存在するのですから… こう仰ってくださればよろしいのです〕
〔戦え、そして、〕〔勝て、と〕
「…じゃあ、戦って、勝ちなさい そして…かならず戻ってきなさい！」
凛とした顔つきと共に、しろがねは二体にそう命じるのであった
…ナルミとしろがねのほうの客車に入っていった二体に、法安もどなり声を上げようとするが
二体はアクロバットな喜びの舞と共にこちらに戻ってきた これには法安も仰天
・・・『フランシーヌ様』へ命じられた喜びに、二体も思わず顔がにやけた顔になってしまう
改めて、法安にも敵が来る事と、自分たちがその迎撃に向かう事を説明
…二人は列車を出る前に、アルレッキーノがリュートの中から、自身が作った木彫りの鳥を差し出す
法安の孫娘、リョーコに機会があれば渡してほしいとするアルレッキーノは…彼女と行動を共にした時のことを語る 〔彼女に前に礼を言われた時…私は奇妙な感覚を味わった……
経験したことのない…かすかで…それでいて不快ではない感じだった
その鳥をやれば、またリョーコに礼を言わせることができるかも知れぬと作ってみたが…
今となってはもう、渡すことはできないだろうかなら〕
「アルレッキーノ…おめえ……」
〔もしも…それをリョーコが気に入れば……その時の顔はおまえが見ておいてくれ、法安
その顔が……そよ風に波立つ湖面に映る、星屑のように煌いているかを〕
そんな詩的な言葉と共に、窓から外へと飛び出すアルレッキーノ
…パンタローネもまた、同じように法安に向けて言う
〔前に…アメリカでおまえが言ったことを覚えているか？法安〕
「……ワシのサーカスに来るかよ……か… おめえが二度と人間を傷つけねえなら歓迎じゃぞ
そしたら、しろがねやワシらとおめえもサーカスをやるか？
楽しいぜえ おめえのマイム（＊パントマイム＝無言劇）ならお客さん、大笑いさせられるぜ！」
…そんな法安の言葉に…パンタローネは
〔歌……… 歌も…歌えるんだ…〕 いつもの何処か険しい表情が、緩みながらそう返し
そんな彼に法安もそりゃいいと声をあげて笑い…そんな法安にパンタローネも穏やかな笑みを浮かべていた
そしてパンタローネもまた、その戦いにおもむくのだった…
･･･最後尾の車両のほうは、レディ・スパイダーの蜘蛛の足が大暴れし、一瞬で車両の壁も天井も破壊してしまう
それを前に仲町サーカスの三人も、オートマータへと挑む一世一代の芸がはじまる！
「オヤっさんやろうぜ！」「オレ、母ちゃんに似てるこのバケモン、ガマンできねーよ」
「よーし、ヤロウども 一か八か打ち込むぞ！ ドジ踏むんじゃねえぜ！」
「わかってまさァ オヤっさん！！」
＜続く＞ 法安は語り部枠に内定してるから死ぬ可能性０と思ったが
スペクトラムに活躍し過ぎると分からんな コロンビーヌと勝や、ギイとフランシーヌ人形もそうだったが
人形と人間が分かり合える姿を見てるとどこかしんみりきちゃうな >>65
パンタローネは法安さん、アルレッキーノは涼子か >>61
戦え、勝て、だけではなく戻って来いとまで言って貰えて良かったな
やっと認められた感ある
嬉しい エレオノール出産の所の表現し難い雰囲気の温かさは秀逸 正二、アンジェリーナ、少年ギイさん、本物のフランシーヌ人形が好きだった この漫画の中で一番共感できるのがフェイスレス司令だと言う事実
失恋と大切な人の死が引き起こす心の歪みはリアリティに満ちていて生々しい 後半ジョージの人間臭いコミュ症っぷりも中々投影性同一して読みやすい しろがね達がサーカス芸を仕込む理由も今回でよーやっと明かされたか
ひとまずは勝ちの目がでてきたが実際ここはどうなるかな、勝つにしてもオヤジあたりは犠牲になりそうだが 法案は最近前線でエビリファイし過ぎてるから危ないやろなぁ 仲町サーカスの面々がここまで自動人形とかのシリアスな展開に関わるとは思わなかったから不思議な気分だ
日常と非日常が交錯した感じがする ある程度犠牲者が出てくれた方が躁鬱ダウン入りからのシリアス展開で深みが出るというもの 第７７幕
仲町三人 ＶＳ レディ・スパイダー
対峙する仲町サーカスの三人に向け、逃げてばかりではつまらないと挑発するレディ・スパイダー
三人もナイフを手にレディ・スパイダーに突っ込むも、蜘蛛の足の薙ぎ払いで容易く返り討ちになってしまう
さらに頼みの綱のナイフも手放してしまう 二本は列車の外に落ち、一本は奥の車両に滑り扉に突き刺さる
もはや、絶体絶命の仲町達だが…仲町はノリとヒロの二人に奥に行くよう命じる
「フウの言ってたコト、試してやろうじゃねえか」
ノリがこちらに滑り込んだナイフを見つけ、回収しようとするがそれをヒロが止める
仲町の元へ伸びる一本の綱を持って来たヒロには何か考えが有るそうだが…
・・・そして、レディ･スパイダーの前に対峙する仲町は、なにやら両腕に大量の石を抱きかかえ
仲町は声高にサーカスの始まりを宣言する！
「あっつまりましたるレディース・エンド・ジェントルメン！！
これよりお目にかけるは世にも奇妙な芸にございます！
ここに取りい出したるモノは、どこから見てもただの石、（ｺﾞﾂｺﾞﾂ
これを食せましたらご喝采！」
その宣言と共に、仲町は自身の石喰い芸をレディ・スパイダーに披露してみせる！
それを目に前にして、レディ・スパイダーは目を見開きその動きが止まる…！
隣の車両では、ノリがヒロがこれから行う段取りを三牛親子と法安に説明
まずはフウが積んだ爆薬を用意し、法安に爆弾のリモコンスイッチを渡すノリ
そして三牛親子と法安にはしろがねの車両入り口ののほうに向かうよう言うヒロ
…仲町が時間を稼ぐも、レディ・スパイダーはもう飽きた、と蜘蛛の足で仲町の身体をふっ飛ばす！！
そこで次はヒロのアクロバット芸を用いて再び足止めを試みる… ヒロが時間を稼いでいる内に、仲町とノリは、どうやら列車の連結器を切り離そうと試みているようで
しかし連結レバーは身体を目一杯伸ばしてもなかなか届かず苦戦するノリさん
…そこに、異変を感じたナルミがこちらに向かってこようとするが、仲町が咄嗟にその扉を押さえる！
「よう、新入りかい、どうしたい？」
「仲町さんスか？いや…何かあったのかと思って……（ドアノブｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
あれ？なんで押さえてるんスか？」
「な…なんでもねえよ……実はよ…ノリのヤツが乗りモン酔いでここでゲーゲーやってんのよ
しろがねに見られたかねえよォオ…って、泣きべそかきやがんでな…
コレがまたゲロまみれのこぎたねえツラなんだ…･･･」
（オヤっさんヒデーよ……）ノリさん涙
・・・ひとまず誤魔化すことには成功したようだが、ヒロのほうもレディ･スパイダーの攻撃に吹き飛ばされてしまう
ノリにはそのまま連結器を切り離すほうに専念させつつ、仲町がヒロの助けに向かうことに
…その最中、法安は仲町に向けて問う、本当にいいのかと
「ああ、そっちがある程度離れたらな」
「バカヤロウ ワシが言ってんのは……」
「わかってるって法安、オレ達が死ぬかよ 大丈夫だぜ！」
そう返しながら仲町は笑顔でガッツポーズをしてみせるのだった
ノリの方は未だ連結器レバーと格闘中だが、びくともしないレバーの硬さに苦悶の表情で…
・・・すぐ下は高速で走り抜ける線路が見え、これは落っこちたら死ぬなーとぼやきながらも
ノリも覚悟を決め、身体ごとレバーを押し込む！！ ようやく連結器を外すことに成功するが
そのまま走りゆく列車から外れた、仲町達を乗せる客車は見る見るうちに前の列車と離れていってしまう… …レディ・スパイダーは既に出番が終わった二人が、いまだ自身に立ちはだかる姿に蔑みの笑みを浮かべていた
そんな彼女に、仲町とヒロは全身傷だらけになりながらもこう告げる
「カオだけ母ちゃんに似てるバケモン人形め……こんなコトバ知ってるかよ？
ヒトの恋路をジャマするヤツァ馬に蹴られちまえってヤツよ……」
そんなヒロの言葉に高笑いをあげるレディ・スパイダー
走り去る前の客車の方は、法安が線路に爆弾を投げつけ、その線路を爆破する！？
爆破の衝撃で大穴が開いた地面に列車が突っ込み、列車が縦の逆V時状に持ち上がる…！！
「しろがねと新入りを、ジャマさせるかよォ！！」
＜続く＞ 基本的には戦闘要員じゃないキャラクターが精一杯頑張って戦う展開ほんと好き
胸が熱くなる >>123
しかし某ラーメン屋の店主みたいにエビリファイに活躍し過ぎて
キャラ間のパワーバランス崩れる危険性もある マサル「兄貴は死んだ！！！！もう居ない！！！！！」 鳴海「駆逐してやる！！自動人形を！！！この世から！！！！一体残らず！！！！！」 人形の女の子ドールフレンドをプレゼントされた少年？何だ？勝とコロンビーヌか？ レディスパの攻撃力が低いのか
仲町の防御力が凄いのかの双極性 まあ、石喰い芸はインパクトはでかいけど
石食ってるだけだし飽きが早いのもわからんでもないw 既視感ある流れだと物足りたりんと感じるファンは多い 鳴海は勝の事はもうちゃんと思い出しているんだよな？いつの間にか記憶喪失じゃなくなっていたんだし 鳴海は勝の事を既に思い出している筈だ
ロールキャベツについて言及したんだし 法安の投げた爆弾の爆発により、仲町達三人の乗る列車の先に大穴が開く
ノリさんの動く準備が整い、一世一代のハシゴ芸を披露せんとする、慎重にそのタイミングを合わせ…
そして、列車が大穴に突っ込み、その車体が逆V時状に持ち上がる！
第７８幕
アクロバット
突っ込んだ列車の先端部の裏に着地し、ドアに刺さったナイフをヒロに投げ渡す仲町
ヒロもあらかじめ列車に張ってあった綱に足を引っ掛け、宙吊りになりながらそのナイフを受け取る
そして直角になった列車の下で、レディ・スパイダーを待ち構える二人だが、
客席に足を立てることで落下を防がれてしまう
〔考えたわね貴方達 『列車を立てて私を落としてナイフで刺す』でしょ？
でも可哀そうね、落っこちて差し上げないわ
この客車はすぐ倒れるわ そうしたら、貴方方ぺちゃんこね！〕
「くそ…！！ヤツが落ちてこなかったらオレ達の負けだ！」「落ちてこいよコラァ～～～！」
〔オホホホホ いやぁよ！〕
哀れな二人に嘲りの笑いを響かせるレディ・スパイダー …そこに、列車の外に何かが上っていく姿が見える
列車の窓枠を一気に駆け上る、そのハシゴ芸を披露するのはノリさんであった！
そして、大穴の開いた列車の背後から飛び出したノリが、レディ･スパイダーの蜘蛛足を押さえ
レディ・スパイダーもろとも、縦になった列車を落下する！！
〔な、なぜこんなコトで死ぬのです！？あ、貴方達が死んでも、人間はどのみちおしまいなのよォ～～！？〕
「へ…… 本物の…母ちゃんが言ったんだ…」
―ノリ、ヒロ、サーカスは最後まで、ちゃあんとやるもんだよ―
レディ・スパイダーを道連れにせんとするノリとヒロ、その顔に死への恐怖は微塵もなく、むしろその表情には笑みが浮かんでいた
二人の姿を前に、仲町のオヤジも高笑いを上げ…彼もまた、妻、フサエの最後の言葉を思い出していた… レディ・スパイダーを道連れにせんとするノリとヒロ、その顔に死への恐怖は微塵もなく、むしろその表情には笑みが浮かんでいた
二人の姿を前に、仲町のオヤジも高笑いを上げ…彼もまた、妻、フサエの最後の言葉を思い出していた…
「ふは…ふははは、うちのムスコどもはちゃあんとやりやがったぜ」
（なあ、フサエ）
こうして、仲町サーカス対レディ・スパイダーの戦いに決着がつき…
そして、三人を乗せた列車が爆発であいた大穴に沈んでいくのだった・・・
ここで視点は列車を守る最古の二人と、列車を破壊する最後の二人の対決に移る
ブリゲッラはアルレッキーノに挑み、アルレッキーノも望むところ、とそれを受けて立つ
ハーレクインも、目の前のパンタローネを挑発するような軽口を叩く
〔あっちは始まっちゃったぜえ、どうする？マジメなパンタローネさんよ〕
〔そういうおまえは、いつも本気ではないのだな？〕
〔あったりまえよ、何かにマジになるなんてカッコワリイでしょ？〕
そんなハーレクインに、〔……おまえには負けぬよ〕と返し、パンタローネもハーレクインとの勝負に望む
…まず対決はブリゲッラ対アルレッキーノから始まり、
ブリゲッラの放つ拳の連激を、アルレッキーノも寸前のところで全て回避してみせる
〔わたしは人間の格闘技を極めた それを使って敵をしとめるのが、わたしの誇りであり喜びの全てなのだ〕
〔知っているさブリゲッラ だから私はこういう戦い方をする…〕
それを前にアルレッキーノは、『緋色の手』による火炎放射と共にブリゲッラから距離をとる
だがブリゲッラもその火炎をものともせず、真正面から突っ込んでくる！！
〔たわけが！それは効かぬとモン・サン・ミッシェルで教えたろう〕
〔たしかに…だがあの時はリョーコがいたからな だが、今はいないから、思う存分にこの技をくれてやれるのだ！
見よ、このアルレッキーノが『真夜中のサーカス』の楽士たる証拠！〕 突っ込んでくるブリゲッラに向け、アルレッキーノは手にしたリュートを奏で、リュートの音色で空気が震え…！
彼が今まで隠しもっていた最大の切り札を、ブリゲッラに向けて放つ！
ｽｹﾙﾂｫ ﾍﾞﾈﾃﾞｨｶﾑｽ・ﾄﾞﾐﾉ
〔諧謔曲、『神をたたえよ』！！〕
アルレッキーノがリュートを奏でた瞬間、強烈な音の衝撃波がブリゲッラを襲う！
ブリゲッラの弱点である、格闘技ゆえのリーチの短さを突き、再度その諧謔曲を響かせる！
その凄まじい音衝撃の威力に、ブリゲッラも苦悶の形相で…
そして三度、とどめの諧謔曲を贈らんとするアルレッキーノ そのリュートの音衝撃が、ブリゲッラに放たれ
―――ようとするその寸前！！ 突如、ブリゲッラの放った何かがアルレッキーノのリュートごとその身体を破壊する！？
〔ブリゲッラ…… おまえ…〕
〔ぬうう… こんな…面白くもないモノを…使いたくなかったからこそ…
ずうっと封印して… 人間の格闘技を……研究してきたものを…
恨むぞ… アルレッキーノ…〕
そう吐き捨てる、ブリゲッラのコートから露わになる、彼の本当の姿
その姿は、体中のいたるところにミサイルを装備した、ハリネズミのごとき超重装オートマータであった
敗れたアルレッキーノの姿に、ハーレクインもにやけた笑みでパンタローネに向けて言う
〔ありゃ、アルレッキーノ、あっさりやられちまったよーん
こうなりゃ、二人仲良く残骸になるってのはよ？パンタローネ〕
〔それは汝だ ハーレクイン！〕
＜続く＞ 自分で縛りプレイの舐めプしておいて、自分が負けそうになると
さっさと縛りといておきながら理不尽な恨みをぶつけるとか流石にないわ
今回で一気にブリゲッラの小物度が上がった気がする 名前だけ聞いたらマスコット枠の窓際境界性キャラだしなぁプリゲッラ 旧式人形共なかなか強いじゃん
フランシーヌ様効果で闘志が上がっているのか 旧型が最新鋭機を相手にするシチュエーションは男のロマンだからな
まあ、流石に勝つまでは無理そうだが…せめて奥の手を切らせる事が勝ちへの布石となってほしいところ しかしジョージて一回やってるからもう一捻りないと物足り足りん いわれて見ればジョージ対ハゲも旧式VS最新機だったな、完全に忘れてた 今のところギイやルシールよりジョージの方が正直感動の最期だったようなrya⁾）ｎ 最後の最後で覚醒した三牛父子が皆を助けるために犠牲になる展開になったら泣く自信がある ＞諧謔曲
これなんて読むんだ きそうきょくでええの？ 終盤になるにつれて何かのトランキライザーが外れたようにバタバタ死人がｗ 勝はギイさんに鍛えられて強くなったんだよな
俺も勝を見習って身体でも鍛えようかな マサルが鳴海ばりにインチュニブなマッスル搭載したらえらい事になるな >>171
かいぎゃく（ジョークや悪ふざけの意）
でもルビのスケルツォの方が一般的には通じる パンタローネの放つ『深緑の手』の空気弾を、ハーレクインも軽快な動きで回避してみせる
戦う時ですらふざけた態度のハーレクインには、パンタローネも激昂するが
そんな彼にハーレクインはあくまでもそのにやけた笑みを崩さない、本気になるヤツはカッコワルイなどとしながら
〔ちなみにカッコイイってのは、こういうのができるヤツでね〕
その言葉と共に、ハーレクインは右腕を掲げ その瞬間、落雷がパンタローネを襲う！！
第７９幕
ハーレクインの舞踏
強烈な落雷の一撃で、パンタローネの体がボロボロになってしまう その姿をハーレクインが嘲笑いながら
自身のその力について解説しようとするも、その正体はパンタローネも知っていた
ハーレクインの持つ特殊な性能として、局地気象コントロール装置が装備されている
元々カピタンの『風』、ディアマンティーナの『霧』、ブリゲッラの『雨』、それらは全てハーレクイン一人が演出したものである
そう答えるパンタローネに、正解のクラッカーを鳴らしながらその背中を踏みつけるハーレクイン
ならオレっちの『夢』も知ってるかな、として…ハーレクインは自身の言うその夢を語り始める
〔じつはさオレっち、あんたら旧式（オンボロ）が敬愛してやまねえ… フランシーヌ人形に惚れてたんだあ〕
満面の笑顔でそう語るハーレクインに、パンタローネも驚愕 そのままハーレクインはさらに続ける
〔あんたら旧式は人間のマネをしてフランシーヌ人形を芸術作品にしてただろ？
オレっちはそんなのを見てるうちに、何かアタマの歯車が甘くきしみ出してきてさ、
ああ、これが人間の言うトコの『愛』ってヤツだと気づいたのさ
でも、フランシーヌ人形は、とっくにこの世から消えうせてるってフェイスレス様に教えられて、
オレっちはがっかりしてたねえ…… それがよ、フランシーヌはまだ地上にいたときたもんだ〕
〔……… エレオノール…………〕
〔えっへっへ～～ そうとも言うな うれしかったねえ
彼女はフランシーヌ人形の生まれ変わりだって言うじゃねースか！！
それからは、ずうーっとオレっちは人間みてえに夢を見続けたよ
サーカス芸人だって言う『不死人』（しろがね）の彼女と、無限におどり続ける夢をね〕 〔でもさ、フランシーヌはフェイスレス様のもんだ これにゃオレっちは逆らえねえ
オレっちはあきらめてたんだけどよ…… くっくっくっく 今はどうだい？〕
その言葉と共に、ハーレクインは天を指し、喜びの身ぶり手振りと共に高らかに宣言してみせる
〔どんな手違いがあったかは知らんけど、フェイスレス様は宇宙ステーション！
フランシーヌはあの列車の中！ じゃあいいよなァ？フランシーヌはオレっちがもらっちまってもいいよなァ！？
フェイスレス様はきっと何かの事情でもうフランシーヌがいらなくおなりになったんだろうからよォ！！
そしてオレっちはフランシーヌと二人っきりでずっと、コメディーを演じるんだ、人間のいない世界でな〕
そのためにもパンタローネをさっさとぶっ壊し、列車内で彼が忠誠を誓う女性を自分のものにするのさ、と高笑いをあげるハーレクインだが
・・・・・・そんな彼の姿に、パンタローネがかすかな含み笑いを浮かべながら、こう語る…
〔…我ら『最古の四人』＜レ・キャトル・ピオネール＞は、いつもフランシーヌ様を笑わせてさし上げようとしてきた…
滑稽な仕草や韻律、楽しい言葉を研究したりしてな だが……フランシーヌ様は少しもお笑いになられなかった…
今、わかったよ それは…私が一度も本当に笑ったことがなかったからだ……
ありがとうよハーレクイン…… おまえは私にそれを気づかせてくれた…〕
…パンタローネの言葉に、ハーレクインもなんだってんで、と少し困惑気味だが
そんな彼を、たいした道化＜ハーレクイン＞だと評し・・・
〔あはははははは！ははははははは、〕
そして、目の前の滑稽な道化に向けた、パンタローネの高らかな笑い声が、その場に響き渡る
〔フランシーヌ様のお姿を見ただけで『恋』をしただと！？
コイ…オートマータが『恋』だと！？ はははは 笑ってくれる客もいない世界でコメディーだと！？〕
・・・パンタローネの高笑いを前に、ハーレクインも怒りの形相を浮かべ…
〔あはは、そういうのを本当に笑えるというのだな〕
〔だまれええパンタローネ～～～～～！！〕 両者の放つ雷鳴と空気弾が交差する！！
ハーレクインの落雷で下半身が消し飛びながらも、パンタローネは激しい弾幕を浴びせ
その一撃が何度もハーレクインの角を撃ちながらも、そのツノはビクともしないが…
空気弾の激しい弾幕と共に、たとえ近くにいてもあの女性はキサマのものにはならないと笑い顔と共に言い放つ
その理由は、以前聞いたエレオノールの言葉に起因する ナルミに向けて、彼女は確かにこう言っていた
―私はあなたの しろがねです―
即ち、彼女の所有者は既に彼女自身が決めている ハーレクインが何をしようとも彼女の心は彼のものにはならないのだ
〔だまれえええ！！〕
その言葉にハーレクインも激昂の叫びを響かせながら、上半身のみのパンタローネにトドメを刺さんとする…！
〔だまれだまれ、パンタローネ フランシーヌはオレっちのモンだ、オレっちのモンにする 笑うんじゃねええ〕
〔フランシーヌ様ではないよ、ハーレクイン あの女性はな、フランシーヌ様ではない〕
どこか穏やかな笑みを浮かべて、そう告げるパンタローネ
そんな彼に怒りのハーレクインの一撃が、パンタローネの首を切り落とす…！
…首だけのパンタローネは最後に、本気にならんのじゃなかったのか、と嘲りの笑みを浮べていた
さらにハーレクインはダメオシに首を蹴り飛ばし…決着の着いたハーレクインは、しばし荒野に佇む…
場面はナルミ達の乗る列車に戻り、流石にナルミも異変に気づく
窓から外を見ると後ろのほうには切り離された列車が黒煙を上げていた
と、そこに法安と三牛親子とも合流し、一向に何があったかを説明しようとするが その瞬間！ハーレクインの落雷が列車に落ちる！！
ハーレクインの襲来に、ナルミも左腕から聖ジョルジュの剣を引き出すが
ナルミが戦おうとするのをしろがねが止め、彼の相手は自分が相手をすると言う
これにはナルミもざけんじゃねえと声を荒げるが、それでも彼女はナルミを守ると頑なであった
…オートマータの襲来に恐れおののく三牛親子だが
すわりながら下がるナオタの背中があるるかんのカバンにぶつかった
・・・成り行き上ついココまで持って来てしまったものの、渡すのであれば今しかないが…
しかしそんな息子にパパが釘を刺す、オートマータを裏切り、人間たちの味方をすれば自分たちが殺されてしまうが
・・・その迷いを見抜いていたかのごとく、二人の目の前にはフラッシュ・ジミーが開いたドアから覗き込んでいた…！！
＜続く＞ 人間でも機械人形でも火病った方が敗戦濃厚になる定型パターンやな ピエロでありながら笑い声を浴びせられて怒るとか
自分が道化である事すら捨てたな、ハーレクインは
道化が道化を捨てると言うのも、ある意味で最高に滑稽ではあるが プリゲッラ同様にやはりそこが浅いな最後
リスパダルな煽り耐性も乏しい ココまでの犠牲者
・ギイ
・ヴィルマ
・仲町一家
・最古の二人
ここまで全滅ルート行ってると、やはり三牛親子もダメだろうな ジョジョやバキだったら生き証人枠で生き残れそうだが
この作者はそういうメンドン臭いキャラ嫌いそうだしな ある意味で最後の四人は、フェイスレスの自分勝手さをそのまま正しく反映されてるんだろうなーと思う ファッションアスペスキルは最古も最後も全員持ってる感がある 最後の最後で、しろがねを『フランシーヌ様』ではないと認めたパンタローネに涙 モン・サン＝ミシェル編でコロンビーヌが勝との会話の中でフラ……と言いかけてエレオノールって言い直す場面があるんだよね
結局、パンタローネもアルレッキーノもコロンビーヌもエレオノールがフランシーヌ様じゃない事は心の何処かで分かってたんだよ
フェイスレス達は馬鹿にしてたけど 第８０幕
シェイクスピア曰く
最後の四人がリーダー、ハーレクインを前にして
しろがねはナルミを守らんと一人でハーレクインに立ち向かおうとする
…ナルミを守るその姿にハーレクインも反応を示し、不気味にその目を見開いてナルミを睨む
ナルミこそが、パンタローネの言う、彼女の所有者と確信し、ぜひとも死んでもらわねえと！との叫びと共に
クラッカーを手にし、ナルミに向けるとそこから勢い良く鋭いムチが飛び出す！！
ナルミも咄嗟に法安をかばおうとするが、それをさらにしろがねが身を呈して守り、そのムチが体中に突き刺さる…！
「まちがうなハーレクイン、おまえの敵は私だ！」
そしてしろがねも、深手を負いながらも車両に積んでいた人形を使いハーレクインに立ち向かおうとする
それを前にハーレクインも余裕の笑みを崩さず、愛しい彼女だがお仕置きが必要だと見下し…
・・・その戦いを前に苦悶の表情を浮かべるナルミに、法安がこっちに非難するように言う
「あ……あの女じゃ勝てねえよ」
「そんなんじゃなええ、おめえがケガしちゃなんねえってコトだ
おめえはこれからシャトルに乗ってゾナハ病の治し方をフェイスレスに吐かせに行くんじゃろ
おめえが戦って信じまっちゃ誰が行くんでえ？」
厳しい言葉と共に、ナルミを冷たく睨む法安 ナルミもオレは負けないと反論する が・・・
「何行ってんだおめえ？ ほ っ と き ゃ え え じ ゃ ろ が
あの女をおめえは憎んでたんじゃろが」
そんな対応にナルミも困惑しながらも…そうこうしてるうちにハーレクインの攻勢はさらに勢いを増す
本気で遊び始めたハーレクインの姿に、あれでは彼女に勝ち目はないだろうとするフラッシュ・ジミー
ジミーは自分たちのために働いてくれた三牛親子にごくろうさんと褒めつつ
そうしなければ二人は黒賀村で自分に殺されていた 親子も恐れおののきながら命だけはと懇願する
そんな二人に嘲りの笑みを浮べながら、どこへでも行きな、とするジミー 〔私はこれから機関車を破壊して、シャトルごと人間の希望をつぶしてやるのさ
ゾナハ病の人類はもう２、３日で全部死ぬだろう
よかったじゃないか、広ーい世界でおまえ達だけで楽しく暮らせばいいや
ほら、行きな！生きてる喜びをかみしめてな〕
…ジミーの見立てどおり、しろがねの操るマリオネットは速くも撃破されてしまう
と、ジミーが二人の後ろにあるカバンに気がついた どうせ人形破壊者の使う人形でも入っているのだろう、として
ハーレクインが負けるはずもないが、壊しといてやるからそれを寄越す様二人に言うジミー
パパも素直に従おうとするが・・・ナオタの顔には大量の汗が噴出し…
……その脳裏に、ギイの言葉が浮かび上がる……
―君達はサーカスの芸人だったな 観客のいないサーカスは楽しいかい？―
…ギイの言葉を脳裏に浮かべ、ナオタはカバンを持ったままで動かなくなってしまう
そんな最中、ハーレクインにやられたしろがねは既に傷まみれで、そんな彼女にいいかげん仲良くしましょうとするハーレクイン
だがしろがねも人間として、それを拒絶するが…そんな彼女をハーレクインが嘲笑う
〔あひゃひゃひゃひゃ！ アンタは自分が人間だと思ってんだね！？
教えてやらァ、死なねえ人間は人間じゃねえの！
アンタは『オートマータ』と変わんねえ！ きっと人間にも受け入れてもらってねえだろ！？〕
「・・・・・・そうかもしれない・・・ でも…私は…
私の大切な人のためにこの身を捧げられる！」
ハーレクインの言葉に、しろがねも真っ向からそう反論してみせる…！
・・・そんな目の前の光景に、ナオタの脳裏に浮かび上がるのは…
「な、何やってんのよナオタ、ジミーさんがお待ちじゃないの！」
〔おやァ、でかいのはそれを渡すのがイヤってワケかね なら、死ぬしかないなァ〕
ナオタの態度にそう脅しをかけ、被っていたシルクハットの縁から刃が飛び出す
その姿にパパも恐怖におびえ、殺されるのは嫌、二人共生きたいでしょうと息子を説得せんとするが…
・・・恐怖か、悲しみか、惨めさか…ナオタがその目から涙を溢れ出させながら、こう洩らす… 「…………生きてるだけじゃ、ダメなんだよ…パパ
シェ・・・シェイクスピアいわく……… 楽しさのねえトコにゃ、な、なんの特も……ねえ……
みんなが生きてなきゃ、パパァ、オレ、さびしくて生きてらんねえよォ～！！」
〔なら、皆であの世とやらに行き給え！〕
フラッシュ･ジミーも帽子の刃を手にし、三牛親子を仕留めんとするが
「しろがねえ！！ やっぱ、愛してるぜええ！」
ナオタの涙の叫びと共に、あるるかんのカバンを両腕で持ち上げ、しろがねに向けて投げつける！！
そして背後に襲い掛かろうとするジミーを、振り向きザマにとっさに羽交い絞めにし
取り押さえられたジミーの背中に・・・三牛パパがナイフを突き立てた
見下していた人間からの、思わぬところでの逆襲を受け、フラッシュ･ジミーも驚愕に目を見開く
…パパもその脳裏に思い出す ヴィルマが言っていた言葉を…
―本当にコワイのは思い出だけ―
「ナオタ～パパはやっぱり弱いヤツなのよ～～！！
あたし、人間達裏切った思い出かかえて生きていけないよ～～」
「オレもだよパパァ～～」
……そして、三牛親子は抵抗するフラッシュ・ジミーもろとも、走る列車からその身を投げ出す…！！
最後にしろがねにむけ、涙に濡れた笑顔を向けて…
〔はっ、そりゃ新しい人形かよ？ブタの鼻にかけて、クソの役にも立たねえと思うぜえ！〕
しろがねの受け取ったバッグを前に、ハーレクインもそう嘲笑いながら、
棒つき飴の棍棒を振るうが…次の瞬間！
「 あ る る か ぁ ん ！ 」
しろがねの出したあるるかんが、ハーレクインの棒つき飴を容易く粉砕する！！
＜続く＞ ハーレクインは清々しいくらい定型的な小悪党のかませ犬が板についてきたなw まあいろんな意味でフェイスレスに一番近いのはハーレクインだろうな、とは思う
・・・のだが、なんでこうやってることは似たような感じのはずなのに
ハーレクインの方はモヒカン小悪党レベルにしか見えないのかｗ 華はないけど意外とコンベンションに息が長いなジミー ＞「何行ってんだおめえ？ ほ っ と き ゃ え え じ ゃ ろ が
押してだめなら突き放してみる作戦でいくか、じじいw 正直セリフだけ読んだらハーレクインもフェイスレスも見分けつかなrya）ｎ 実際、勝が強くなりすぎてその三人だとしろがねがちょっと落ちる印象だな
勝、鳴海、ギイなら全員横並びだと思うが クマちゃん集団にレイプされかけるレベルだから下手したらコロンビーヌより弱いべたなみん 護られるだけの弱き者から護る側の強き者に覚醒したマサル様よ イジメられっ子時代の勝もシンジみたいにネガティブじゃないニューウエイズな新しいタイプだった サーカスに馴染んだ頃の勝はサイコパスアスペな毒があったのに マサルは大人になろうとしている子供
フェイスレスは子供のまま大人になってしまった大人 コロンビーヌあたりから死のラッシュがトラテラスに起こり過ぎて哀しみが微妙… 米津玄師の「Lemon」はエレオノール→鳴海っぽい しろがねと勝にとって鳴海は太陽のような存在であり大きな指針だった
だったのになぁ…… しろがねの得意の脳内美化ほんと好き
下手糞な詩的表現で笑ってしまう 勝は鳴海を超える大きな男になって欲しい
体格じゃなくて人間的にって事ね ［多くの者の思いと命を飲み込んで 列車は目的地に近づいていた
モスクワ（ヤロスラヴリ駅）から７７７６キロの距離にあるボードヌイ射場
そこで人類最後の希望、スペースシャトルを打ち上げるために
今、列車がシマノスフカヤ駅を通過 ボードヌイまであと４０分］
第８１幕
いつかまた出会って
しろがねは最後の四人、ハーレクインの猛攻に晒され窮地に陥りながらも
三牛親子に渡された自身の人形『あるるかん』を出す！
〔おやァあるるかんサンじゃねえスか、久しぶりィ！
こりゃ、ムカデのうじゃうじゃ足にかけて、お仕置きの歯応えがあるってもんで〕
あるるかんを前にしても笑みを崩さぬハーレクインはカバンから自慢の遊び道具を取り出す
そしてあるるかんとハーレクインは、共に一歩も譲らぬ激しい乱打戦を展開する！
あるるかんの放つ戦いのアート、『炎の矢』による連撃を、ハーレクインは容易く回避し
ハーレクインの投げた輪投げの輪が腕棍棒にはまると、その輪が腕棍棒を潰してしまう！
それに怯まず、続けて聖ジョージの剣を振るうあるるかん
その一振りはハーレクインの身体をかすめ、彼の三つ編みが断たれる
…これにはハーレクインも、僅かにその表情を鋭くさせ…あるるかんの脇をすり抜けしろがねに強襲！！
そして棘つきピコハンの強烈な一撃が、しろがねを吹き飛ばす…！！
〔へっへ、やっぱ人形使いを狙やァ一発っスねえ
さ、犬ッコロのクビにかけて、エレオノールちゃんののびてるうちに恋仇にゃおっ死んでもらいましょうかね〕
ハーレクインを前に、ナルミも憎しみの炎を燃やす、が…
「…待て…… ひ…他人の戦いを…奪るのは…やめろ…カトウ
私は言ったはずだ… あなたを…守るのだと…！！」 …それでもなお、ボロボロのしろがねが立ち上がり、ナルミを決して戦わせようとしない…！
これにはナルミも何を言ってんだと声を荒げるが、しろがねは凛とした笑みで返す
「あなたは知らないでいい… 私があなたからいかに多くのものをもらったか………
それは…長い間放り出されていた操り人形が…はじめて子供の手に取ってもらったような…
また…石もて追われていた野良犬がはじめてアタマをなでられたような…」
ハーレクインもナルミも、しろがねに向けてそこをどくように言うが
二人の間に割って入るしろがねは、決して引かず…ナルミのほうに振り返りながらしろがねは言う
「ありがとう、出会ってくれて
ありがとう、私に声をかけてくれて
ありがとう、思い出をくれて」
しろがねの言葉と共に、あるるかんの頭の羽根飾りが伸びハーレクインに絡みつく
…それと同時に、あるるかんの腹部の機巧が露わになり、強烈な回転攻撃『虎乱』＜コラン＞を浴びせる！
「あなたが私をまた憎んでもかまわない だから… いつかまた 私と出会ってくださいね」
優しげな表情で、そう願うしろがね …その言葉に、その姿に、ナルミも一筋の汗が流れ出て…
・・・・・・そして、しろがねとあるるかんは、ハーレクインを巻き添えに
戦いで空いた列車の横穴から、その身を投げ出してしまう・・・！！
…しろがねのその壮絶なる最後に、法安も苦悶の表情になってしまう
「な…なんてえこった……
ワシャ、新入りが早くしろがねに優しくしてやりゃイイと思って…
わざとたきつけるようなコトを言ったのによ…これじゃ…」 と、法安がなにやら物音に気づく 銃を手にして先頭車のほうに向かうと
先頭の機関車側面が爆発を起こす！？ さらに、法安の目の前には、最後の四人が一人、ブリゲッラ…！
ブリゲッラの拳が法安をどつきながら、カトウナルミと言う男が乗っているかを問う
〔わたしはナルミという男が強いと聞き、その者と戦いたくて来たのだ〕
「そんなヤツ知るかよ… アルレッキーノ達はどうした…？」
〔破壊した〕「！ くそォ！」
やぶれかぶれで倒れた法安が銃口を向けようとするが、その顔面を踏みつけられてしまう
再度ナルミの行方を問うが、法安も知らんと返し… なら死ぬがいい、とブリゲッラは貫手の構えを見せる
法安も死を覚悟するが…次の瞬間、ナルミがブリゲッラに襲い掛かり法安を間一髪で救う！
アイサツ代わりの両者の拳の応酬と共に、両者が拳法の構えを取る
〔やるな人間、おまえがカトウナルミか？ おまえと戦うのを楽しみにしていた〕
「リョーコが言ってた拳法を使う人形ってのはてめえか」
〔ブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナと言う 戦ってきた相手はみな弱かった おまえに期待する〕
・・・対峙する両者が、静かににらみ合い…
そして、その二人の格闘家による激戦が、今幕を開ける
＜続く＞ まさかの法安、ニューウェイズなジジイ系ヒロインに転向か？ ちょ、しろがねまで犠牲になったぞ…どう収拾つけるんだこれ
まあしろがねはかろうじて生きているとは思うけど… >>245
ここでエレオノールにフランシーヌが最期に白銀に言った事と全く同じ事を言わせるのか
胸が熱くなった 鳴海単身のエビリファイ無双とか今更盛り上がらんバトルやな… ハーレクインの口癖聞いてるとなんだか金田一少年の
「じっちゃんの名にかけて！」を思い出すw ジョルノはあれで15歳だから
ナルミの18歳設定なんてグアンファシンに有りに思えるな 架橋の連続を経まくったからかどうにもメラメラ燃える展開とはいいがたい 「果報は寝て待て」と言うがまさにその通りだな
何と言う僥倖だろう
身が震える >>255
鳴海兄ちゃんはカイジのパクチョンだぞ！？ やっぱり藤田和日郎って凄い漫画家だわ
素晴らしすぎる
最高で最強だ このままぐっすり、明日も寝坊できたらいいのになぁ…… コロンビーヌとディアマンティーナは二人でプリキュアだな 素晴らしすぎるイラストだ
心が浄化された
救われた コロンビーヌとディアマンティーナは薔薇乙女っぽい
あのキャラデザだとローゼンメイデンを思い出して仕方ない 勝は鳴海兄ちゃんよりも阿紫花さんと早く再会して欲しい 第８２幕
敗北の一発
先頭車両の機関車は、いたるところから爆発が起こる
機関部はブリゲッラに全て破壊され、愕然とする法安 これでは機関車が止まってしまう
目的地、ボードヌイ射場まではまだ２０ｋｍ離れていた…
貨物車に積んだスペースシャトルのウイングの上で戦うナルミとブリゲッラ
両者の激しい動きに、シャトルの保護シートが剥がれながらも
…ナルミは目の前のブリゲッラが、ただならぬ実力者である事を感じ取っていた
（こいつ…！！ 今まで戦ったどのオートマータより強え）
ブリゲッラの貫手の連撃がナルミの衣服を切り裂き、自身の機械の両腕が露わにされてしまう
その両腕を見て、ブリゲッラもナルミの攻撃がヌルイ訳だ、と吐き捨てる
機械の手足に『気』が込められるはずもない、とするブリゲッラに
全部がキカイと言うわけでもないと、ニヤリと笑みと共に返し… その瞳を鋭くさせて、ナルミが仕掛けるが
〔遅い〕ブリゲッラの流れるような動きに、ナルミの拳はかすりもせず
〔未熟〕逆にブリゲッラの拳は、次々にナルミの身体へと直撃する
〔馬形拳はな、こう打つのだナルミ〕
ブリゲッラの拳にカウンターの馬形拳を放たんとするナルミだが
そのカウンターに、さらに馬形拳のカウンターを合わせるブリゲッラ
〔わたしは徒手の格闘技が好きだ
なぜなら、自分が優れている事を、道具の力などではなく自分で証明できるからだ
さあ…… おまえもすぐに負けて、わたしの強さを証明するのだ〕
ブリゲッラの強烈な猛攻を前に、ナルミはまるで歯が立たない やられながらも、ナルミの脳裏に浮かぶのは
汽車の中で読んだ、子供たちのナルミへの手紙 子供達の願いを脳裏に浮かべ、ナルミも闘志を燃やすが
それでも尚、ブリゲッラの圧倒的な拳技はナルミを一切寄せ付けはしない… 〔がっかりだな…おまえはもう立ち上がってくるだけのデクノボウではないか〕
……さらに、ナルミの脳裏に浮かぶのは…その時に隣にいたしろがねの事
子供たちの手紙にしろがねもほほえみを浮べるも、ナルミはそんな彼女を冷たくあしらうのみで
…それでありながら、しろがねはひたすらにナルミの為に戦い、そしていなくなってしまった・・・
（ああ・・・そうだ・・・ オレはアイツにヒドいコトばっかり言ったっけ……）
期待はずれのナルミの実力に失望したブリゲッラも、ナルミにトドメを刺さんとする
…もはや、意識も虚ろなナルミはしろがねへの申し訳ない気持ちが胸に浮かぶ…
（アイツに あやまらなきゃ・・・な）
・・・だが、ブリゲッラは貫手の構えを取ろうとするが、それを思いとどまりその腕を下げ
拳法家として最も不名誉な死、飛び道具での死を与えんとし、自らの腕からミサイルを展開させる
…ブリゲッラのその言葉に、ナルミはふとある事を思い出す……
―――（回想）―――
子供時代のナルミが、梁師父から基本の一番打法『壁拳』を教わっていた
『壁拳』の特徴を、師父はこう語る
敵に向かい伸ばした腕は『ミサイル』の発射台、拳をそれに沿って発射すれば、必ず敵に当たる、と
しかしナルミ少年も、この技は『気』の力がないと当たっても効かないと聞いていたそうで
自分には『気』のコトなんてわからないとするが…そんなナルミ少年を梁師父がしかりつける
「バカ者！拳法を始めたばかりのおまえに『気』などわかるものか！
『気』を練り上げて『剄』に変えるのがこの拳法！
体の各部分と連動させ『気』と強調させて爆発的な『剄』を発揮させるまでは功夫＜クンフー＞を積むしかないのだ
練習だ、練習をしまくれ鳴海（ミンハイ） 型の反復を体に刻みつけ、体の全ての動きをただの一発に込められれば良い
―――そうすれば、たとえ頭が悪かろうと…… おまえが―――
フフん、木石でできた手をもっておったとしてもな――――
―――（回想終わり）――― ―――技は、通じる！ 師父の言葉が、ナルミの意識を覚醒させ…！
放たれたブリゲッラのミサイルが、ナルミの顔をかすめると共にブリゲッラに向けて踏みこみ！！
石辛 へ
フフ き
ナルミの放つ『ミサイル』の拳が、ブリゲッラの顔面に突き刺さる！！
そして続けざまにもう一撃！！
口夫 さ
止貝 ん
「ありがとよ！てめえのミサイルのおかげで、大事なコトを思い出したぜ
拳法は手足だけでやるもんじゃねえってコトをよ！」
一気に逆転の猛攻を掴み取るナルミ、その強烈なラッシュにブリゲッラも成すがままで
ナルミの拳を受けながら、ブリゲッラの胸の内には、自ら逆転のヒントを与えてしまった自分自身に困惑
今まで自分は武器を嫌い、自らの身を憂い、今までどんな敵にもミサイルを使おうとはしなかったのに…
…次の瞬間、その理由に思い至る それは、アルレッキーノに向けて放った、ただ一発のミサイル…
（あの一発のミサイルを撃って、あの人形を粉々にした時、わたしの意識の中に暗い快感が生まれた
そして、一発で敵を消し飛ばす快感を、わたしはもう一度味わおうと思ってしまったのだ！
なんということだ！ あの一発！あの一発のミサイルさえ撃たなかったら！！
あ の 一 発 さ え な か っ た ら ！）
凵凵 ほ
月月 う
ブリゲッラは最後に、自身への後悔を心に宿し、そしてナルミの崩拳の直撃を受ける
列車から崩れ落ちたブリゲッラの体が機関車に轢かれバラバラとなり、ここにナルミの勝利が決するのだった 法安に機関車の様子を問うナルミだが、もはや止まるのも時間の問題
あと8キロ足らずで目的地だと言うのに… そんなナルミに、不意に法安が言う
「……新入り、おめえ神サンを信じるかい？」
「え？イ…イヤ…」
「そうかい なら、これから信じて、祈りな！
フウのヤツは一緒に送り出すと言っておったが、こっちの方が早えし追いついて来てねえ可能性の方が高えからな…」
そういいながら、法安は思いっきり息を吸い込んで、そして窓の外に向かって叫ぶ
「ここが駅、駅長さん鳴らす笛ぽっぽう！この汽車を引っ張りに来おい！！」
―――次の瞬間、機関車のすぐ横から大地を割り現れたのは長足クラウン号であった！！
そしてクラウン号が背部からマジックハンドを展開し、走れなくなった列車を引っぱってくれる
「どうよ新入り」「…まさか…な……」
「そうじゃ、神サンはいらっしゃるんじゃ！」
＜続く＞ 鳴海とエレオノールに和解フラグも立った
大詰めだしハッピーエンドまで秒読みと見た 今回は全てが熱かったわ
ブリゲッラのミサイルに鳴海のミサイルパンチがカウンターで入るとこなんてもう凄まじかったし
やっぱりナルミもラスト５秒の逆転ファイターをやってくれる少年マンガの主人公してるなw しかしこれで特に掘り下げもなく
今までのしろがねへの病的な偏執が嘘のように解除されたらしっくり来ないわ >>309
もう一つ、二つくらいナルミの背中を押すダメオシの心代わりがほしいとこなのわかる
アレだけしろがねを人形扱いしてた以上、ナルミのほうもしろがねとそのままで向き合うのは辛いだろうし ナルミは思い込みの激しいボダキャラだからなぁなぁで収束するのは設定崩壊 むしろリーゼのエビリファイ夢想はよ
あいつポテンシャルは最強クラスやし フェイスレスみたいな行動力と頭脳のある変態に狙われると大変だな
狙われた本人もその周辺も面倒迷惑極まりない 仲の良かった兄弟が一人の女を間に挟んで醜く取り合い
そこから世界規模の災厄をブチ撒ける訳だから巻き込まれる側は堪らんわな 全てのしろがねの元となった白銀
自動人形とゾナハ病を作った白金(フェイスレス)
目糞鼻糞だね 弟が惚れている女を弟が惚れている事を知りながら弟の目の前で告白して結婚式を挙げた兄
そんな兄から女を奪って逃亡し九年間監禁した弟
どっちもどっちだよな？ どっかの韓国ドラマみたいなドロドロの愛憎劇やんけ・・・ 鳴海兄ちゃんは所詮……先の時代の敗北者じゃけェ……！！！ その気になれば女なんて選び放題だったろうにな
勿体無い 結局のところは兄からの承認欲求だからな
認められたいという認知バイアス ∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ ヾ | | | | | | | | | | | | | | | | | |//////////
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＜ ││ ＞//(･) ＼ゞ/ ／(･) 〉'' ノ し / |
＜ ││ ┌┐ ﾛﾛ ＞| ＼＿／ノ ＼＿／ ⌒::::::::::: ○|
＜ ││ ┌┘└┐ ＞l:::::::::∠~ ..:::::::::::::::::: ／
＜ ││ └┐┌┘＿_ ＞|:::::::::r～～‐､ヽ ..:::::::'' ／
＜ ││ ｜｜└―┘ ＞|:::::::::)jjjjjjjjjjjヽヽ ／ヽヽ
＜ ￣ ｜｜┌―┐ ＞|:::::::::|,, |｜ ／ヽヽヽヽ
＜. ﾛﾛ┌┐└┘ ￣￣ ＞!:::: ヽiiiiiiiii// ／ヽヽヽヽヽヽ
＜ ┌┘│ ＞ヽ ヽ～～" ／ヽヽヽヽヽヽヽヽヽ
＜. ￣￣ ┌―――┐ ＞ ヽ､__,,,＿＿＿__／ヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽ
＜ ┌┐┌┐. └――┐｜ ＞ ＿]::::::: [＿ヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽヽ
＜ ││││ |￣|└┘ ＞￣~ ﾞ￣￣￣￣ヽ
＜ ││││ ／／ ＞ ，～ヽ
＜ └┘└┘ ￣ ＞ ～ ノ￣＼
＜ ［］ ［］ ＞ ’ノ⌒⌒⌒⌒〉〉
∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨ { Y∫ プリゲラが最強のオートマータとかしっくりこない…ocn 第８３幕
過去と伝統
［人間達の目的地 ボードヌイ射場から離れること２５０キロ――
ロシアの空に長い戦いが繰り広げられていた］
勝とグラツィアーノは、いまだ激しい攻防戦を繰り広げていた
ジャコの振るう超振動鎌、『グリムリーパー』の一撃に
グラツィアーノは自身の必殺剣『血と雷』＜サングレ・イ・フエーゴ＞を合わせ
強烈な電撃が走り、勝の身体を焼き焦がす！！
〔身の程知らずめ！なかなかてこずらせたが、所詮、自分の敵ではないわ！！
我が名はカピタン・グラツィアーノ！かの十字軍の遠征から連なる、由緒正しき軍人の血筋、伝統の武門なのだ
１２世紀の太祖アラゴン王と七つの爵位にかけて、だれもこの正義の剣『スパヴェンダ』には敵わぬ！
今も思い出すぞ、一九八二年のファイナルムーブ戦で、いかに自分が１万人の『人形破壊者』を勇敢に撃破したかをな！〕
自らを着飾る功績を並べ立てながら、グラツィアーノは一気に勝に追撃！
猛烈な突きの連激を浴びせながら、さらに自分のありもしない功績を述べる
そんな彼にグリポン君もインチキと声をあげる、そんな以前からこいつがいたワケがない、とのグリポン君の声を
グラツィアーノは剣を握る拳でグリポン君を殴り飛ばし
そしてもはや勝の相手も飽きたとして、グラツィアーノの必殺の乱れ突き『撃破』＜フラカッソ＞が放たれる！！
・・・両肩を貫かれ、倒れる勝の姿に、グラツィアーノも即死のはずが運がいいな、としながら
〔よし！人間の子供は泣き叫ぶだけの無力なモノだと思っていたが、お前は珍しい
少なくとも涙を流すことなくこの自分に向かって来たのだからな
有機ある自分は、痛みや恐怖は感じぬが、か弱いおまえは相当なそれを感じているのだろう
泣くがいい！泣いて我が足にすがりつけば、命は助けてやってもよいぞ！！〕
倒れた勝に向けてそう言い放ち、高笑いをあげるグラツィアーノだが
…その言葉に、勝は ぽつりと呟く… 「泣け…だって？ ぼくは…もう…いっぱい…泣いたよ… いろんな時に…いろんなトコで…」
その言葉と共に、勝の脳裏に浮かび上がるのは…
母が死んだ葬式の場で泣いていた自分…軽井沢の屋敷での数々の恐怖の出来事に泣いていた自分…
そして、大切なおにいちゃんを失った、あの日の事・・・
「く…昔のことを知って泣いたし……」
さらに浮かび上がるは正二とアンジェリーナ、ギイの記憶
そして、全ての始まりとなった白銀、白金の兄弟とフランシーヌとの出会い、別れ…
「現在のこの…世界のことも…悲しくて泣いた…」
黒賀村で出会った、かけがえのない存在の、今も苦しむ姿に… 色々な事があり、その度に勝は涙を流した
「でも…もう…泣かない… 泣いてたら…誰も助けられないから……
……だから 今は泣くべきじゃない 笑うべきなんだ」
その言葉と共に勝は立ち上がり、グラツィアーノに向けて笑みを浮べてみせる
では笑いながら死ね！とレイピアを振るうが、勝は突如空に向けて一直線にジャコを飛ばす！
グラツィアーノもそれを追うが・・・空を翔る勝の頭には、ナルミの姿が浮かび上がる
お兄ちゃん…ナルミ兄ちゃん…… 笑うって…強いってことだよね…
人にも自分にも、やさしさと勇気をあげるんだから ぼくは強くなるんだ
―勝、何かあったら心で考えろ 今はどうするべきか…ってな―
うん、ぼくはナルミ兄ちゃんになるんだ
みんなを助けるために、ぼくは、兄ちゃんみたいに強くなるんだ！！
太陽へと駆け上りながら、ナルミのように強くなる…笑顔でそう決意した勝は
ジャコから刀を取り出すとそれを握り締め、勝は空飛ぶジャコから飛び降りる！？
そして勝を追ったグラツィアーノに向けて、全力の刀の一撃を放つ！！ グラツィアーノもそれを剣で受けつつ、勝のその暴挙に我を失ったか、と声をあげながら
血迷った勝に向けて、グラツィアーノはいつもの自身の輝かしい戦績を語らんとする が
「うるさいよ、カピなんとか」 勝はそう、はっきりと言い放つ そして勝はこうも続ける
「過去が…なんだ… ぼくは過去を憎む 悲しい昔を憎む！
今を生きてる人をがんじがらめにして、幸せをもとめる気まで奪っちゃうのは過去の糸だ！
現在（いま）を生きるためには過去の糸にあやつられちゃダメなんだ！」
その言葉と共に、決死の力でグラツィアーノを押し切らんとする勝
勝の何処からそんな力を…グラツィアーノも目を見開きながら、その力の源の一つが
勝の祖父の武芸を＜ダウンロード＞したものによるたまものと気づき
過去を憎むといいながら勝自身も過去の力、伝統の力で戦っている事を嘲笑う
〔自分の言う伝統はそういう偉大なものだ！そして、自分をほめたたえるためのものなのだ！！〕
「ちがう！形なんかじゃない 人間の『伝統』は、きっと心の姿勢だ！！
悲しい昔をもっとマシにするためにがんばる心なんだ！！」
その叫びと共に…グラツィアーノの剣がへし折れる！！
勝はグラツィアーノのベルトに足を引っ掛けることで、力を入れる踏ん張りとしたのだ
そしてその一撃こそ、勝の祖父、正二の剣技の一つ、見浦流 断刀の拍子『松風』であった
（おじいちゃん、ぼくに力を貸して！）
ようし マサル、次はこの技でゆこうか
その背後に、正二の姿を宿す勝の放つ、その剣技、三浦流 万風不帰剣＜ばんぷうふきのけん＞ 『転』が
グラツィアーノの、薄っぺらな『伝統』ごと両断する！！
「カピタン、おまえの伝統なんて、一秒で忘れてやる」 ・・・勝とグラツィアーノの戦いに決着がつくが、両断された彼もろとも勝も地面に落下してしまう
グリポン君も悲鳴めいた声をあげて勝に死んじゃヤダーと叫ぶも、勝は何とか起き上がる
流石にムチャをやった勝にグリポン君も声をあげるが、勝自身も死ぬつもりでやったのだと返す
「あいつ・・・ものスゴく強かったから・・・・・・」
…ひとまず勝もジャコに乗って線路を沿って列車の後を追う
通り道では客車の残骸も見えて不安そうなグリポン君だが…すると勝も行く先で法安と合流する事に成功し
法安はボロボロになりながらも見事に一仕事を完遂した長足クラウン号の側に座り、クラウン号に礼を言っていた
お互い無事な姿を確認しつつ、勝はシャトルがどうなったかを法安に問うと
「フフン アレを見い ワシらはやったぜ マサル」
法安の指す先には、打ち上げ完了の整ったスペースシャトルの姿があった
＜続く＞ グラツィアーノはもうちょい出番早かったらパンタローネ達みたいにパーソナリティに仲間入り出来てそう 台詞ごとカピタンを真っ二つにするのかっこいいけどちょっと笑ってしまうw 回想や霊体化してからの方がインチュニブに出番多いキャラは萎える カピタンが「見得」で己を飾り
ハーレクインは「愛」を知り
ブリゲッラが「後悔」を最後に散って
ディアマンティーナは最後に何を知るだろうか？
正直な話、愛だとハーレクインと被るし、一番彼女に近いのは「嫉妬」だと思うが >>367
最後の四人は全員が何かしら白金(フェイスレス)に通じる物を持っているんだな 広汎性にみると鋼の錬金術師のホムンクルスと被るテーマがありそう ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ(((;ﾟ;Д;ﾟ;)))ｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀｶﾞﾀ >>370
神戸のフェスで惜しいタイトルの同人誌見た 見事シャトルを運びきった仲町サーカス団、だがその犠牲も大きかった
外に一人残っていた法安は、ここまで頑張ってくれた長足クラウン号に礼を言いつつ
空にいるヴィルマや仲町、ノリさんヒロさんにも報告に来た、その法安の言葉に勝も彼らの死を悟る…
三牛親子も、オートマータ、フラッシュ・ジミーを道連れにして逝ってしまった…
今ではジミーの残したカメラが、彼らの忘れ形見であった・・・
第８４幕
背中を守る者
ナルミの方は内部でロケットの発射準備に備え準備中 フウもモニター越しにナルミの様子を確認しつつ
ロケットのほうも３０分すれば発射可能、天候もいいし順調に行けばこのまま飛べるだろう
子供たちとエリは共に安全な場所にいるそうで…と、その横からミンシアがひょっこり顔出した
ミンシア以外に、ロケット打ち上げのコントロールルームにはリーゼや平馬、リョーコ、阿紫花に曹長の姿もあった
・・・エレオノールの行方を問うが、彼女も敵と共に列車から落ちてしまった、とのナルミの言葉にミンシアも少し気落ちしてしまう
仲町達も死んだと聞き、仲町サーカスの一員だったリーゼ達もショックであった
…泣いちゃうリョーコを平馬が慰めつつ、リーゼは今シャトルが襲われたらタイヘンだけど大丈夫なのかをバンハート博士に問う
もちろん彼らのその対策はできている、発射台の周りには自分たちが乗っていたヘリコプターがあたりを取り囲んでおり
そのヘリの中にはゾナハ病治療装置『ハリー』が搭載されている
そのヘリでシャトルの周りを囲めば、オートマータも手出しする事が出来ない、との事だが
……ヘリの一機が突如撃墜される！？ それと共にオートマータ達の大群が一斉に飛び出してくる！！
外にいた法安と勝には目もくれず、シャトルの発射台に向かうオートマータ達だが
その中の一体…最後の四人が一人、ディアマンティーナが勝の姿に気づいた
〔アラァ、どーしたのフェイスレス様 マサルの脳を乗っ取ってエレオノールと宇宙ステーションにいるハズでしょオ？
でも良かった ワタクシお尋ねしたいコトがありましてよ……〕
「ぼくはマサルだ！ フェイスレスはぼくを＜ダウンロード＞するのに失敗したんだ！
今は一人で宇宙だろう」 そう返す勝に…ディアマンティーナは、本来はここにはシャトルを壊しにきたのだが
なにやら新しいコトを思いついた、としてディアマンティーナは不気味な笑みを浮かべ
そうと決まれば勝に用はない、とディアマンティーナはその場を後にするのだった
勝もジャコと共にディアマンティーナを追わんとするが・・・
オートマータ達の大群は、ヘリを撃ち落した包囲の穴から攻め込まんとする
曹長も応戦しようとするが、オートマータの対応のほうが早かった
既に出口がオートマータ達に溶接され、兵士達が出撃する事ができないのだ
このままではシャトルが…！歯噛みする曹長だが・・・
……そのオートマータの大軍勢に、一人、立ち向かおうとする物の姿があった
それは、本来シャトルに乗って宇宙に上がらなければいけないはずの、ナルミであった
フウも曹長も、ナルミが出てはダメだと叫ぶも…ナルミはそのオートマータ達に向け、一人で切り込む！！
「おまえらにシャトルは指一本触らせねえ！このシャトルはな、たくさんの仲間が命がけで運んできたんだ！！
こっちだ！オレと戦ええ～～！！」
ナルミもたった一人で奮戦するも、明らかに多勢に無勢
四方からの攻撃を受け苦戦するナルミ、平馬やミンシアたちもそれを見ている事しかできず…
（く…さすがに…… これだけを相手にしたコトはなかったな
でも…クソ…負けるかよ…）
「負けるかアァ～～～！！」
その大群を前にしてもナルミは猛々しく吠え、オートマータ達に立ち向かう
・・・・・・激戦の最中…ふと、ナルミは何か違和感を感じ取る・・・？
なんだ…？ 何か、変わってきてる… 敵が、オレの前に集まってきてる？
いや…ちがう オレの背後から、攻撃がこなくなったんだ
オートマータの 破壊音……？ オレの後ろを守っているヤツがいる
チクショウ、前の敵で手一杯だ ふり向けねえ だが確かにいるんだ！
誰だ！？ 誰がオレを 守っている！？ これほどの大群を前にして、ナルミと互角に渡り合い、その背中を守る強者の正体…
そう ナルミの背中を守る、その戦士は…他でもない、勝である…！！
かつて、男は守る事ができなかった ／かつて、少年は守られるだけだった
それから男は、数々の別れと戦いを経て ／ それから少年は、数々の出会いと経験を経て
そして ／ 今
ここに、からくりとサーカスを繋ぐ、二人のトップスターがその共演を果たす！！
勝のその活躍を前に、リーゼ達も笑顔が浮かびミンシアもその凄まじさに声をあげる
……その姿に、かつては弱い少年だった勝の姿を浮かべながら、阿紫花も含み笑いを浮べていた
や っ と 会 え た ！
ナルミ兄ちゃんナルミ兄ちゃんナルミ兄ちゃんナルミ兄ちゃんナルミ兄ちゃん
ナルミ兄ちゃんナルミ兄ちゃんナルミ兄ちゃん今度は兄ちゃんナルミ兄ちゃん
勝もようやく再会を果たした、ナルミの姿に溢れ出る涙と共に笑顔を浮かべ
頭の中で、膨大なほどにナルミ兄ちゃんの名を叫びながら…
ナルミ兄ちゃんナルミ兄ちゃんナルミ兄ちゃん今度は兄ちゃんナルミ兄ちゃん今度は兄ちゃん
今度は ぼくの 番だからね
ナルミと共に戦い、今度は自分がナルミを守ると、涙と笑顔と共に決意する
…ナルミも背後で戦う勝の人形の姿が横目でちらちらと見える
ナルミからは正体はわからないが…その戦士の頼もしさに、ナルミも笑みを浮べていた… ……二人の活躍で見事に襲い掛かるオートマータ達を全滅させた二人
ナルミも後ろの戦士に礼を言おうと振り向こうとすると
次の瞬間、ナルミの目がフラッシュ・ジミーのもっていたカメラの強烈なフラッシュに焼かれる！？
「目が…！！何をする！？」〔マスター、なんでこんな？〕
「グリポン君 ぼくの言う通り あの人にしゃべってくれるかい…？」
ようやく再会を果たしたナルミを前に、勝のやろうとしている事とは…？
＜続く＞ 井上敏樹脚本ばりにいぶし銀にパーソナリティな鳴海と勝のやり取りええな 改めて振り返ると後半一気に死人で杉やろ・・・ocn 長かったな、ここまで・・・
二人が並んで立つ見開きシーンは色々と感慨深い 勝のゴールだな
弱虫で守られてばかりだった少年はあれだけ憧れた男と背中を並べて戦えるくらい強くなったんだ
痺れたわ 感動の再会シーンなのは間違いないんだが
＞ナルミ兄ちゃんナルミ兄ちゃんナルｒｙ
ここ完全にパイジンインストールされてんだろw まあそうなるのもわからんでもないんだが ナルミの方は然程
勝に偏執してないように見えるけどこっから変わってくるのかな 来た来た来た来た来た来た
行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ行くぞ ナルミからはわからんけど、屈強なたくましい戦士を思わせる背中を感じさせるのいいな
勝の成長と、なにやり今の勝がナルミと並び立てる戦士である事を思わせてくれるわ ギイってさほどパワーアップイベないまま昇天したけど
今の勝ならギイとコンベンションに比肩するくらいの戦闘力はありそう 戦いの中でしか生きられなくなってしまった鳴海
日常と非日常を行き来する勝
美しい対比だ https://i.imgur.com/8O5f6Vu.png
鳴海と勝で二人はプリキュア！！なんて事にはならないだろうか？ ヒーローとしての地位を確固たる物にした勝
それに対して鳴海は微妙だな
曖昧な存在になってしまった 急にしろがねへの負の認知バイアスを抱いてたミンシアも印象悪い んで最愛のナルミ兄ちゃんの目を潰したのはなにか考えがありそうだが、どうするんだろ
まさか大好きな兄ちゃんを最後に記念撮影、なんてわけじゃねーだろうし（何） 第８５幕
ゆけカトウ、オレが上がる
フラッシュ・ジミーのカメラのフラッシュの影響で、目が見えなくなってしまったナルミに向け
勝は何故か、グリポン君に自分の言う通りにナルミに話して欲しいとして
グリポン君を介した勝の言葉が、ナルミに向けて語られる
「オートマータ、フラッシュ・ジミーというヤツのカメラのフラッシュを光らせた…
ありったけの電池を使って……… 一瞬、太陽よりもまぶしく光ったろう
おまえが『不死人』＜しろがね＞でもしばらくは焼けた網膜は回復しないはずだ
オレはおまえと同じ『人形破壊者』 ギイに呼ばれて来た 『えんとつそうじ』と呼ばれている」
…二人のその様子はコントロールルームからも伺える
二人が何を話しているのか、フウに会話は拾えないか頼む曹長
そして勝…改め、『えんとつそうじ』はナルミに向けてこう告げる
自分はフェイスレスと因縁があり、自分がヤツと闘いゾナハ病の止め方を吐かせる、としながら
ナルミには地上にもどれ、と言う …勝の言葉を伝えるグリポン君も困惑するが、勝は続けて、と頼み
『えんとつそうじ』は長い間戦い抜いたベテラン戦士、装備も万全、ナルミよりも強いと豪語する
…だがナルミも、二度と帰ってはこれない、とするもえんとつそうじはちゃんと帰る方法も用意していると言う
だから目の見えなくなったナルミには、安心して地上で待ってな、とする『えんとつそうじ』
その言葉にナルミも「ざけんじゃねえ」と声を荒げるが
そんな彼に『えんとつそうじ』は、かつてナルミに命を救われた、とあるフランスの女教師からの伝言を伝える
「『今度はあなたがきっと助かって』
おまえは、その人によると、他の人間のために自分を燃え上がらせていつかは…消えてしまうんだとさ……
だから！今度はおまえが助かってほしいんだってよ！！」
・・・その言葉と共に、勝の脳裏に浮かぶのは
まさに一度は、その言葉通りとなり、片腕だけを残して消えたナルミの姿…
涙と共に、唇を噛みながら、『えんとつそうじ』はナルミにそう説く だが… 「オレは…色々な不幸を見てきた…… オレに命をゆずって…死んでいった奴らも大勢いるんだ……
だから…… オレ一人が幸せになるわけにゃいかねえ……」
自分に幸せになる資格はないと、ナルミも俯きながらそう語るが
そんな彼に『えんとつそうじ』の怒声が響き渡る！
「バカヤロウ！ 過去はすぎてしまったんだぞ！ もう、どうにもできない！
だけど今はなんとかできるぞ！！ おまえには幸せにしてやれる人がいるだろォ！！」
…自分が、幸せにできるヤツ…その言葉に、ナルミも目を丸くしてしまう
コントロールルームでも、ミンシア達が勝の言葉を固唾を飲んで見守り…
「おまえのリクツだと…人間は誰一人、幸せになんてなれない………
人間がみんな『昔』を背負って、『今』を行きなきゃなんないなら、
この世は幸せになっちゃダメな人間だらけじゃないかァ！！
今……なんだよ… 今、心で考えろ…
おまえが幸せにしてやるんだ……おまえの幸せのために ゆけ、カトウ オレが上がる」
溢れ出る涙と共に、『えんとつそうじ』は笑顔でそう告げナルミの元を立ち去るのだった…
いまだ目の見えないナルミは、それを追うことも、彼の正体に気づくことも出来なかった
・・・コントロールルームのほうでも、あんな子供がシャトルに乗り込もうとする姿に、大人達も困惑
兵士達も勝を連れ戻さんと、曹長が指示を出そうとするがそれをリーゼが止める
「見マシタよね、あんなたくさんのオートマータをマサルさんが倒しタ……
へーまサンが言ってましタ フェイスレスの＜ダウンロード＞を受けても、マサルさんは脳を乗っ取られなかっタ…
だから…そんなマサルさんが行くと言ったナラ…… きっト…勝つ理由があるのダワ
私はマサルさんを信じマス！」 …リーゼの言葉に、フウもいいかもしれんと同意する
いずれにしても、ナルミはもはやロケットに向かうことも上手く出来ない身、もはや勝に託すより他にはないが
しかしそんなリーゼに不満を露わにするのがリョーコであった
勝が宇宙に行けば二度と帰ってはこれない、それで行かせていいのかとするが…気づけば、リーゼと平馬の姿がその場から消えていた
平馬はリーゼの手を引っぱり、シャトル発射台への近道へと案内していた
どこか困惑するリーゼに、平馬もお別れくらい言いたいだろうと笑顔で返すのだった
・・・シャトル入り口のほうでは、勝がシャトルへの乗り込み準備
とはいえ宇宙服は勝には大きくブカブカサイズだが、一番小さいのがこれなので仕方ないが
グリポン君も、勝の宇宙行きをよく管制センターが許してくれた、と声をあげる
それを許可したフウの態度に、勝も自分の事をみんな知ってるようだった、と呟くが・・・
…打ち上げの前に、間一髪で間に合ったリーゼがその場に駆けつけ
涙と共に、リーゼは勝の身体を抱きしめる 涙のリーゼの言葉に、勝も少し困った顔でゴメンね、と返すしかできず
そんな勝にリーゼもこれっきりなんてイヤだと、勝を引きとめるが…
・・・勝が抱きしめるリーゼを優しく押し返し、リーゼに向けて言う
「決めた 来週、いっしょに動物園、行こうよ
おにぎり作ってくれる？ ぼくも話したいコトいっぱいあるんだ
リーゼさん、帰ってきたらもっともっと仲良くなろうね！」
……笑顔で言うマサルの言葉に…リーゼも涙を流しながら
「……… ウソツキ…」そう、呟きながらも、約束ですよと勝と指きりするのであった
…そして勝がリーゼと別れ…そんな様子を物影で伺っていたのは平馬と…もう一人、リョーコの姿もあった
いつの間にかついて来てたリョーコの姿に平馬もびっくり そんな平馬にリョーコが告げる
「…リーゼ、好きだったんでしょ？わざわざマサルに会わせてやってさあ これで失恋決定よね」
「うるせえ…リーゼがあんまり……かわいそうだったからよ…」 平馬も勝に声かけたかったくせに、なんてリョーコもからかうけど
赤面しながらも、二人のジャマになっては悪いと言う平馬の思いもあったようで…
「ふーん カッコイイトコ、あるんだ アンタにも」
そんな平馬にリョーコも笑顔で、へーまのほっぺつつくのでした
……ロケット発射の進行が着々と進む中、場面はとある町に変わり
そこではウエディングドレスを着せられたしろがねが、ハーレクインから逃げていた
ハーレクインも上機嫌でしろがねのあるるかんを振り回してダンスを披露しながら、逃げるしろがねを追いかける
・・・ひとまずしろがねは街中のパン屋に身を隠して小休止する
「……気絶している間にこんな動きづらい格好にさせられるとは、私とした事がふがいない…」
（いや、それだけじゃない…体が重い…… 私の身体の中に……もう血が少ないんだ…）
しろがねの脳裏に浮かぶのは、エリの屋敷でやった自身の行いや、ハーレクインにやられる自身の姿
それでもしろがねに後悔はない、自分はできるだけのことはした、として
あとは最後の力を振り絞り、ハーレクインだけでも、たとえ相打ちでも倒してみせると決意を固めながら
…散らかったパン屋の中で、しろがねは床に落ちていた男女の人形に気がついた
（カトウは無事に、宇宙に行けたかしら… カトウ、気をつけて 必ずゾナハ病の止め方をフェイスレスから聞いてください
私も、あなたのいないこの地上に、そろそろお別れのようです）
落ちていた男女の人形を二人並べて…しろがねは、最後の戦いへと向かう・・・
しろがねを探すハーレクインだが、そこに教会のほうから聞こえる泣き声に気がつく
人間の血にありつけるなら結婚の祝杯にサイコーの一杯になる、とにやけた笑みを浮べるハーレクイン
・・・教会には倒れた母親とゾナハ病に苦しむ神父、そしてゾナハ病にかかっていない赤子の姿があった
泣き声をあげる赤子を、下卑た笑みでその血で祝杯を挙げんとするハーレクインだが
……それを間一髪！しろがねが赤子を救出する！！
「そうはさせるか、人形め！ このしろがねの、命ある限り」
助けた赤子をその腕に抱きかかえ、しろがねはハーレクインとの戦いに挑む…！
＜続く＞ 地味にリーゼってエビリファイな活躍展開やたら多いな
作者的に動かしやすいのかな ああ・・・これは確かに勝にしかいえない台詞だわ
いろんな過去と一緒にいろんな人の様々な不幸を見てきた勝だからこそ
過去じゃなくて今を見なきゃダメだと説けるんだな とても元イジメられっ子ぼっちの台詞とは思えない勝w 教会の中でウェディングドレスを来たしろがねと
いま、幸せにできる人がいると諭されたナルミが合わさり
完全無欠のハッピーエンドが近づいてまいりましたね 流石に死人出過ぎだから贔屓目に見てもビターエンドやろｍｌｍ なんやかんやでへーまとりょーこもいいコンビになってきたなw
意外とお似合いのカップルかもしれん 平馬は勝と出会わなかったら手癖の悪いアスペ坊主のまま村で一生を終えてたろうから
本当に救われたな えんとつそうじ懐かしい、思えばアレが勝のサーカス芸人としてのスタートなのか フウとミンシアは出しゃばるとめんどん臭いから今ぐらいの扱いで丁度いい ハーレクインはある意味フェイスレスに最も近いステビアな感性の持ち主 申し訳ない、も少し遅れます;
９時過ぎにはもどれるとはおもいますが、ちと色々立て込んでて申し訳ないです コンスタントにスペクトラムな投稿ないと飽きられるぞー お待たせしましたー、どうしても日曜は色々リアル的な所用が多くて帰りが遅くなりがちですわ
という訳で遅くなって申し訳ないが今日の分出しておきます 冒頭、とある母親が教会に助けを求めていた
町の人たちは皆、恐ろしい病に倒れて行き、母親もぜひ、ぜひと掠れた呼吸音を響かせる
母親が抱く赤子は、生まれた時に未熟児で死にそうになった際
ドミートリィと名乗る人物に、その血を一滴分けてもらい持ち直した奇跡の子だと言う
この子だけは・・・そう懇願しながらも、母親はその場に倒れてしまうのだった
しかし神父も病に倒れ、その場に座するのみで何もする事ができなかった
…それから2週間もたっただろうか 神父の教会におぞましき悪魔が侵入してきた
それこそは人間の生き血をすするオートマータ、ハーレクインであった
そしてハーレクインが、その赤子の生き血を頂こうとする、その寸前
神父は見た 赤子を間一髪で救い出した、純白の天使 しろがねの姿を…
第８６幕
抱擁
だが喜びも束の間、その天使の命もまた、今にも尽きようとしていることに神父も気づく
ハーレクインも不気味な笑みを浮べながら天に指を掲げ、しろがねに向けて落雷を放つ！
落雷はしろがねをかすめるが、その衝撃だけでも相当なもの 地面を転がりながらも赤子をかばいながら
血塗れの姿になりながらも、しろがねは最後まで戦う意志を貫くが…
もはや神父の目からも、しろがねの命は風前の灯でしかなく…神父は神に救いを求め祈る・・・
その瞬間！壁を破壊しながら現れたのは…もう一体の悪魔と神父も見紛うその存在、ナルミであった
壁を破壊し、ハーレクインと対峙するナルミだが…彼の目がよく見えていないことに、ハーレクインも即座に気づく
あっというまに黒こげよ！と叫びながら、ナルミに向けて落雷を放たんとするハーレクインだが
それに対し、ナルミもしろがねに向け「ヤツの場所を教えろ！」と叫ぶ
しろがねも即座に「左へ２歩 前へ９歩！」と指示を出し、ナルミもそれに従いハーレクインへと踏み込まんとするが
ハーレクインの雷撃が放たれる方が早――― ―――次の瞬間、雷を操るハーレクインのツノが突如甲高い音を立ててくだけ折れる！？
ハーレクインもなんでツノが折れると困惑気味に叫ぶが…そこで思い出したのは
自分の角を『深緑の手』の空気弾で執拗に狙っていた、パンタローネの存在…
それを思い出し、ハーレクインもどこか唇を吊り上げた笑みを浮べて呟く…
〔まったくよ… 年寄りの入れ歯にかけて…〕
そしてナルミの聖ジョルジュの剣が折れながらも、ハーレクインの顔面を真っ二つに切り落とす…！
…ハーレクインの戦いに決着が着いたころ、勝を乗せたロケットも発射３０秒前
勝に向けてフウもこんな形で会うとは思わなかった、としながらも
なにぶん準備不足なので、うまく打ち上がる様、勝も祈ってくれと声をかける
そして１０秒前のカウントダウンが始まり…
コントロールルームの皆も、ロケットが打ち上がる様を固唾を飲んで見守り、上手くうちあがる事を祈る
・・・教会に場面を戻し、しろがねはそっと、神父の傍らに赤子の身体を添える
神父は病に苦しみながらも、目の前で起こる奇跡に目を奪われていた
血まみれになり、死にかけながらも赤子を守った天使、しろがね
そして同じく傷だらけになりながらもその天使を救った、もう一人の悪魔、ナルミの姿に…
「しろがねぇ！ どこだァ、しろがねぇぇ！！ しろがねえぇ～」
いまだ目の見えないナルミは立ち上がりながらも、懇願するように叫ぶ…
…その姿に、しろがねもその力を振り絞り助けられてその声をあげる
「ナルミ、私はここにいます！」
……神父もまた、自身の病すら薄らぐ目の前の奇跡を前に
神への感謝の言葉を浮かべるのであった
・・・そして、ロケットが無事に上昇を始めると同時に
ナルミは、しろがねの身体を抱きしめた 「ナ…ナルミ…」
「宇宙には……別の強いヤツが行った… オレはおまえに会うためにここへ来たんだ
サーカスのテントではじめて会った時からずっと、しろがね、おまえを愛していた」
今、悪魔が愛にひれ伏し…そして、天使もまた、その愛に応える
朽ち果てた教会で交わす、天使と悪魔の口づけに、神父に抱かれた赤子も笑顔を浮かべ
二人を祝福するかのように、天へと上るロケットが光り輝くのだった・・・
町の外で待ってた法安もナルミがしろがねに会えたか少し心配していた様子
正直ここに連れてきたのは法安のカンだけであったが…
すると法安も、空に上がるロケットに気づく
「ん？お！ ロケットか！じゃ、あれにマサルが…… …行けや…… がんばれぇ…」
天へと上る光に、法安もそう呟く
・・・そして、その光を見ていたのは、法安だけではなかった
「光が昇ってく！」「ありゃきっとシャトルっスよオヤっさん！」
「おう…行け…… 行ってくれ……」
「パパ見てよ」「ありゃ、スペースシャトルよナオタ」
「うん…うん、飛んだんだねパパ～～」
「がんばってくれよ～～～」「飛んでけえ～～～～」
生きていた仲町サーカス、三牛親子もまた、そのロケットの光に歓声をあげ
涙ぐみながらもロケットが空に上がる事を祈る
そして、ナルミとしろがねもまたその光を見て…ナルミがふと、呟く
「行け…えんとつそーじ…… そういう名前なんだとよ
すごいヤツさ」
・・・全ての人間たちの希望を乗せて、マサルはついにグランドフィナーレの舞台へと昇りゆくのだった
＜続く＞ 聖ジョルジュの剣何かと折れるけどストックどんだけあるんだ・・・ocn あんまこういうこと言いたくないが、あんだけ強キャラオーラ出してたハーレクインが最後あっさり過ぎないか
最後の最後で小物化して終わったようにしか見えなくて決着にちょい不満だ エビリファイ無双状態のナルミは見た目ボロくても内部ダメージほとんどなさそに見える オヤジたち生きてたのか…よかった、本当に良かった
オヤジたち仲町サーカスは一般人代表として生き残って欲しかったからありがたい やっと繋がったか
やっと繋がってくれたか
今日一日一体何だったんだ
余計な苦労をさせやがって畜生が 澄みきった大空
一気にflight
誰にも邪魔できない あれが巨大化して最終的にニューウエイズなラスボスになるのか 助けて？断る！自分で何とかしてみせろ！自分を救えるのは常に自分だけなんだぞ！ 第８７幕
宇宙ステーションへ
ロケットが上がり、フェイスレスの待つ宇宙ステーションへと向かう勝
世界中のゾナハ病を無くさせる為に… …だが、それを狙うオートマータの姿があった
それを狙う大砲を担いだオートマータ、ピンボール-K
先ほどはロケットを狙おうとしてヘリに当たってしまったようだが、今度は外さない、とするK
最後の一発、でかい花火をぶちあげんとするKだが…その背後に、いつの間にか阿紫花が乗っていた
「そういうコトですかい ヘリが爆発した時から、遠くで撃った奴がいるとニラんでたんでね」
ピンボール－Kに拳銃の銃口を向けながら、左手で１０円玉をﾁｰﾝと音を立てて弾かせる
ピンボール－Kも人間がオレの邪魔をするのか！？と叫ぶが…それを前に阿紫花は
手にした十円を握り締めながら、不敵な笑みで返してみせる
それを〔バカがァ！〕と返しながらピンボール－Kの顔の横から展開された機銃が阿紫花に向けられる！
へへ、てめえに言われるまでもねえよ ……なァ平馬
だからおめえは、こんなワリのあわねえ商売はやめときな
…互いに激しい銃撃戦を展開しながら、阿紫花の脳裏に浮かぶのは
この戦いに向かう前に、平馬と話したときの事…
―――（回想）―――
阿紫花は一旦厠に向かうといって、その場から席をはずそうとする
その前に…ふと、阿紫花は弟、平馬をみやると…
「大きくなったなァ あたしがやったコートもボロボロじゃねえか」
にやけ笑顔でそういいながら、阿紫花は自分の着ていたコートを新しく平馬に差し出す
だが兄貴はどうするのか、頭からコート被せられながら平馬も困惑気味に返すが
「そろそろ衣替えでもしようかと思ってよ あるのよ、男にゃそういう季節がな
いつかは、おめえもオレのコートを脱いじまえよ んじゃな、へーま」
―――（回想終わり）――― ・・・場面をナルミとしろがねに移し…ロケットが撃ちあがる様を見とどける二人
ナルミもしろがねの肩に手を添え、目もおぼろげながら治ってきたとするが
…自身を見上げるしろがねの顔を見ると、まだまぶしいぜ、なんて珍しく洒落た言葉が出るナルミ
そんなナルミに、しろがねも優しげな表情を浮かべ……
…なんて…… なんて素敵なんだろう 自分の心が相手に届くのは…
なんて素晴らしいのだろう 大好きな人の笑顔を息がかかる近さで見ていられるのは
今、私の中にいる 二人のフランシーヌが……うなずいている
「そうよォ 私もそうだったの」
〔そうです、私もそうでした〕
二人の『フランシーヌ』が、エレオノールにそう語る、その瞬間彼女の瞳からとめどない涙が溢れ出てくる
しろがねの涙に、ナルミも心配そうに困った顔になってしまうが…
溢れ出る涙がとまらないままに、しろがねはナルミのほうを見やり…
ああ・・・ 私はやっぱりこの人が好き 好き・・・
大 好 き
その思いと共に、しろがねはナルミに向けて、満面の 笑 顔 を向け、ナルミの身体を抱きしめた
…その物影で、彼女のその笑顔を目にした存在が他にも居た それは…
〔お…い… 私達は… 今…信じられぬものを見ている……
フランシーヌ様が………心配で……なんとかここまで来たのだが……
ここで…あんな光景を目にしようとはな… あれこそ、我々オートマータの使命…… そして悲願だった…
見よパンタローネ、フランシーヌ様が笑っていらっしゃるぞ！〕 身体半分を消し飛ばされながらも、その場に駆けつけたアルレッキーノは
自分たちオートマータの宿願であった、「フランシーヌ様の笑顔」を目の当たりにして
右腕で抱きかかえたパンタローネの首にそう叫ぶアルレッキーノ
・・・だがアルレッキーノも既に限界寸前、その場に座り込みながら…
〔人の…運命とやらを司る神など…私達にはいないと思っていたが…
機械仕掛の神も…どうやら、おわすらしい…
なァ、パンタローネ… お美しいな…フランシーヌ様は…
なァパンタローネ……見ているか…？〕
『フランシーヌ様』の笑顔に、自身もかすかに笑みを浮べながら
パンタローネの首にそう声をかけるアルレッキーノ パンタローネはもはや応えることはないが…
…いや、いつの間にかパンタローネの首もまた、穏やかな笑顔を浮かべていた…
〔…なんだ… 見ている…… じゃない・・・・・・ か・・・・・・〕
・・・その言葉を最後にアルレッキーノも、静かにその動きを止めるのだった…
ここで場面は阿紫花の戦いに戻り…どうやら無事にピンボール-Kを下した様子の阿紫花
その残骸に座り込みながら煙草をふかす阿紫花が一人、呟く
「コイツ、油断してたな… まさか、あたしの銃がフウ特製の弾を吐き出すたァ思ってもみなかったんでしょうね
さしずめ…プロの殺し屋の勤勉さを、なめんなってトコかな…
…くくっ、でも、プロは１０円で仕事を引き受けねえか……」
含み笑いを浮べながら、阿紫花の脳裏に浮かぶのは
かつて才賀屋敷にて、ナルミが１０円を阿紫花に渡し、マサルをきっと助けてくれ、と頼んだあの時のこと
それを阿紫花は、まかせてくだせえ、と笑みを浮べながら１０円玉を受け取った
「まかしてくだせえ……か アホだな……あたしゃ…なんで…あんなコト言っちまったんだろうなァ……
平馬……やっぱ…こんなワリの合わねえ仕事は…ねえや…」 ―おじさんはぼくが雇う だから、ぼくの側についてよ―
「カンタンに……ガキに…撃ち殺されちまうんだもんよ…
・・・で・・・・・・ お代は・・・・・・ いかほど・・・・・・いただけるんで・・・・・・」
……そう、つぶやき横たわる阿紫花、その身体の右半身は
白いスーツが自身の血で赤く染まっていた…
・・・そして、さらに場面はフェイスレスの元へ乗り込む勝へと移る
勝の乗るシャトルが向かう宇宙ステーションの周囲には、無数のレーザー衛星が浮かびあがる
しかしシャトルも行くしかなく…グリポン君も悲鳴が出てしまうが
・・・レーザー衛星は、勝の乗るシャトルを攻撃する気配がない…？
グリポン君もきっと何かのワナだと叫ぶも、勝もワナでもいくしかないと返す
こうしてシャトルは無事に宇宙ステーションに接続され、勝はその中へと乗り込む
「この向こうに……フェイスレスがいる ぼくはあいつにゾナハ病の治し方を聞き出すんだ」
（だから行くんだ！）
…宇宙ステーション内部のエアロックも、勝を招き入れるかのように開いていく
そして、そこで見たものに勝は驚愕の形相を浮べる…！？
＜続く＞ アシハナやアルレのスペクトラムな走馬灯ええな
最終戦特有の臨場感が伝わってくる・・・ 色々あったけど大好きのシーンでもう言葉にならん…
しろがねの笑顔まで長かったなあとしみじみしてしまうな 最古の四人の最後は皆泣かせてくれるなあ
コロンビーヌも最後に望みがかなったし
パンタとアルレも最後の最後で存在意義だったフランシーヌ様の笑顔をお目にかかれたことだしな
・・・ただなんか一人忘れてる気がするがたぶん気のせいだな ギイさん、ヴィルマさん、パンタローネ、アルレッキーノ、阿紫花さん…… 怒涛の連続だから仕方ないけど正直ギイの死の扱い軽いよな
広汎性にみてジョージやヴィルマとそう変わらん 正直しろがねの「笑顔」は最終回まで引っぱるかと思ってたからちょっち意外 これチョンドラとか80年代のドラマだったら最後の最後にミンシアがしろがねを殺しにきそうｗ >>504
むしろ今回のアシハナの死に様がやっつけ感ありあり
すぐ前に感動の悲願達成したオートマータが居ただけに、どうにもそっちに食われた印象もあるが ルシールとかヴィルマみたいに恨の精神を糧にしてきた奴が生きのこったところで
扱いめんどん臭いことこの上ないし。。。 後半から急に勝がコンベンションに主人公感出してきてる 正直ココでエンディングでもおかしくない盛り上がり方だったが
まだ勝とフェイスレスの最終決戦が残ってるんだよな フェイスレスは正攻法のぶつかり合いはしないだろうから、勝の認知バイアスをネチネチ揺さぶって
火病らせた挙句負けるんだろうな 最終決戦で使うフェイスレスの人形が、しろがねにうりふたつの操り人形で
勝の心を揺さぶるくらいのことは平気でやりそう 戸愚呂兄のインチュニブな人形劇みたいにこじんまりした煽りをかましてきそう なんとか最後の二人を下した鳴海だが 、その勝ちに貢献したのが、最古の二人なんだよな
アルレッキーノがブリゲッラをおいつめてなければ、鳴海がミサイルのヒントにたどり着けなかったし
パンタローネが執拗な角狙いにシフトしなかったら、あそこで角がﾍﾞｷﾝといかなかっただろうし
そう言う意味でも、二体は最後に良い仕事してくれたわ 阿紫花の退場はあっさりしているが、彼らしいと言えば彼らしい。 第８８幕
軌道上のプラハ
宇宙ステーション内部に侵入した勝、奥に入った勝が目にしたのは
石レンガの部屋の中央にある井戸のようなものであった これには勝も目を丸くしてしまうが
…ひとまずこの部屋には空気が通っているようなので、一度宇宙服を脱ぐことに
脱ぎづらかったとぼやきつつ、果たしてフェイスレスはどこにいるのか…
グリポン君の言葉に、勝はわかっている と返し
「あいつは遊び好きなんだ！」
そういうや否や、勝は迷いなくその井戸の中へと飛び込む！
井戸の穴はかなり深く、どんどんその穴へと落下していく勝 …すると、底の方から何かが見えてくる
見えてきたのはさながら中世ヨーロッパのような塔の建造物 そして井戸の穴から勝が出ると
目の前にあった光景は、宇宙ステーションの筒の内部に造られたコロニー都市であった！
どうにか勝も気合を込めて地面に着地 ぐりぽんくん地面にべしゃり
「重さがある……」
〔どっひぇ～～ 筒を回して重さを作ってるンスね… でもなんだってこんな町を…〕
『あはは、もうびっくりしちゃった』
・・・すると、町の中から何者かの声が聞こえてくる
勝もその声のするほうに向かってみることにしつつ
『だめですよ、道の真ん中で急に手をふり回しちゃ』
その町並みが以前に絵本で見た、昔のヨーロッパの町に似ていることに気づく勝
『お名前は？』
そして・・・勝はその声の主の元へ辿り着き
『フランシーヌ』『私の名前はフランシーヌよ』
『私の名前はフランシーヌよ』『フランシーヌ』
そこで勝を待っていたのは、幾多もの『フランシーヌ』に囲まれた、フェイスレスであった
その光景と、新たなフェイスレスの姿をはじめて目にした勝は驚愕に目を見開く… 「なあ…フランシーヌの声はいい声だろう
ま、エレオノールはおまえにさらわれちゃったけどね ……マサル、また会えたな」
フェイスレスの今の身体は機械化されてない生身のクローン体らしい
その後ろには今までの自身の肉体、老フェイスレスが鎖で縛られ宙吊りにされていた
どうやら勝がエレオノールと脱出した際、半ドアでのロケットでの打ち上げが老フェイスレスの身体を著しく損傷させたようだ
「ま、いいや 僕はこのクローンの生身の体で終わるのさ
こうしてフランシーヌ達に囲まれて、地上の人間達が死んでゆくのを見おろしながら、
あと４０年くらいをゆっくり過ごそうか」
…そんな彼を悪趣味だと声をかけるのは、今まで彼と行動を共にしていた唯一のしろがね、アルメンドラであった
その隣にはフェイスレスの生命の水を飲んだ、しろがね犬の姿もあった
一人の女に２００年も心を引っぱられ、さらにはフランシーヌの姿をしたがらくたをこさえたる彼にはアルメンドラも呆れ顔だが、
フェイスレスもだまってなとしつつ、今まで彼女を殺さなかったのは彼女の予言が面白く、かつ彼女がいい見物人だったからと評する
「そうさ、あたしは預言者…… そして観察者…
あたしはずっと言ってきたよねえ、『人間のサーカスには関わるな』ってさ………
この子がここにいるってコトはあんたの人形たちは全滅したってことさ
あたしの占いじゃ、この子はサーカスの子……
この子をここに来させるためにサーカスの団員達が死にものぐるいで人形達と戦ったってさ
マサルとやら、可笑しいとは思わないかえ？
この男は己で科学をもてあそぶくせに、あたしの予言や毒舌が聞きたいがために、この宇宙まであたしを連れてきたんだってさ
この犬（しろがね犬）もね、フェイスレスの髪の毛を溶かした『生命の水』を飲まされた、その男のかわいそうな分身なんだよ
さみしがり屋だろ？この男がね 笑っておやりよ」
そんなアルメンドラの皮肉にも、フェイスレスは涼しい顔で自身を気紛れで飽きっぽい男だとして
そしてエレオノールも手に入らない今、自分自身にも飽きてしまったのだと言う
だから生身の身体となった…そんな歪んだ彼を前に、勝も僅かに怯んだようにいやな汗がにじむが… 「……それなら、もう…いいでしょ 世界中の人達を助けて……」
そして勝は、フェイスレスに向けてゾナハ病の治し方を教えてほしいと土下座で懇願する が…
フェイスレスの答えは、心底彼を小馬鹿にした歪んだ笑顔であった
「 い や あ あ だ よ バ ア ア カ ！
せめて『やっつけて拷問して吐かせてやる！』くらいは言えよな 昔からとことんヌルいな、マサル」
そう言い放ちながら、彼の側のフランシーヌが、フェイスレスの前に大きな黒い箱を運ばせ、フェイスレスはさらにこう続ける
「おまえをずっと見ていたからわかるよ
なにせ僕はおまえのママの愛人だったこともあるんだからな」
…フェイスレスの挑発に、勝もその表情が険しくなり、その脳裏に浮かぶのは涙を流す母の姿…
「……そうか……… おまえが全人類の前に泣かせたのは、お母さんだ」
激昂の形相と共に、勝はジャコのカバンをその場に叩きつける！！
「フェイスレス、思うとおりにしてやる ぼくはおまえと戦ってゾナハ病の治し方を聞き出す
グリポン君、下がって こうなるのはわかってたんだ」
そして勝がジャック・オー・ランターンを出す！
それを前にフェイスレスが対抗し操るのは…白いあるるかん！？
自分の造ったあるるかんは両腕を供えた完全な人形、銀兄さんが作ったのよりも強いと豪語する
二人の操る人形の刃が激しくぶつかり合う、その激戦の最中
笑みを崩さぬフェイスレスは、ついでに勝に聞きたい事があると言う
「なんでエレオノールをナルミにゆずった？マサル」
フェイスレスのその問いに、勝もその目を見開く…！ ［地上四八〇キロメートル 地球周回軌道上の国際宇宙ステーション＜アルファー＞で
人類最後の希望をかけたショウが幕を開けた
ショウの演目は『人形使い』 かけたものは『ゾナハ病の治し方』
さて！ 星星の喝采を受けるのはどちらか！？］
＜続く＞ ゾナハ病って広義的にみると承認欲求とか視線恐怖症の揶揄っぽいな いろんな意味で歪んでるなあフェイスレスは
全人類をゾナハ病で殺そうとしてるくせに独りぼっちは寂しくて付き添いが欲しいとか
タチが悪いのは自分がイカレてることを存分に理解してて、それをやめようとしない所だが この手のファッションアスペはガチの奴と相対するとドン引きするんで
フウには内心ビビってるはず やっぱり白金(フェイスレス)を止められるのは勝だけだよね
これは鳴海兄ちゃんじゃあ無理だと思っていたわ >>522
そう思って初期のナルミみると投影性同一して共感できるから不思議 シンジと似てるっていう意見もあるけど
あんな自閉的ではないよな。ニヒルな返しも出来るし勝 >>529
そこの勝はいままでの冒険の集大成だよなあ からくりサーカスは過去に知り合いからお前は人の心を持っていないと罵られた俺が泣いた唯一の漫画だ。 何か分からんけど映画クレしんのオトナ帝国の逆襲を思い出してしまった 正真正銘、フェイスレスは「人形遊び」しかできることがないんだなあ・・・ まぁ特殊能力や戦闘力がなかったら虚勢張った痛々しいコミュ障だからな・・・ 第８９幕
質問と答え
フェイスレスの操るあるるかんの猛攻を前に、勝も苦戦を強いられる
フェイスレスも余裕の笑みを見せながら、早く先ほどの質問に答えてくれと勝に言う
先ほどのフェイスレスの問い…それは、『何故エレオノールをナルミにゆずったか』という物である
勝がナルミの代わりにここに向かうなどと言い出さなければ、エレオノールは勝のモノとなったハズ
…フェイスレスのその言葉と共に、町並みのあちこちのスクリーンに、その光景が映し出される
「僕はおまえの脳に自分を＜ダウンロード＞しておまえになりすまし、
エレオノールの永遠の恋人になるつもりだったから、ずっとおまえを観察してたんだよ
フウも造ってた極小虫型ってヤツでさ だから僕はおまえのコトを全部知ってる」
…すると続けてスクリーンに映されるのは、勝としろがねとのさまざまな思い出のシーン…
それらを映し出しながら、フェイスレスはさらに続ける
「最初は母…いや姉のように思えていただろうけどさ…でもさ、
おまえはエレオノールの色々なカオをどんどん知っていったね
そして思春期に入ったおまえにとってエレオノールは、『母』や『姉』から美しい『異性』になっていったのさ」
フェイスレスの言葉に、勝もしろがねとはそんなんじゃないと叫びながらやぶれかぶれにジャコを突撃させるが
フェイスレス操るあるるかんは、それを容易く返り討ちとしてしまう
勝は元々、不完全ながらフェイスレスの＜ダウンロード＞を受けた存在
そういう意味では、既に勝は大人の『愛』を知っているのだ
なにせ勝は、勝自身も気づかないうちにエレオノールを自分のものだと思っていた時もあった
ギイと再会し彼と抱擁を交わすしろがねの姿に、嫉妬の心を抱いていたのが何よりの証である
「ちがう！ぼくは…！！」
≪私はもう『使命』などというものではなく、お坊ちゃまの『家族』にしていただきたいのです≫
「ちがう！ ちがう！！」 声を荒げながらも、その心を否定するように叫ぶ勝だが…
フェイスレスはさらに勝の否定する、勝自身の本心を突きつける
「そしておまえはついに自分の心に気づいたのさ あのモン・サン・ミッシェルで
『ああ、ボクはしろがねのコトが大好きだな』ってな」 みとめろよマサル！」
それと共にあるるかんの技『コラン』が勝に向けて放たれる！
その直撃を受け勝も吹き飛ばされるが…勝もただではやられない
吹き飛ばされながらもジャコの『バブル・ザ・スカーレット』を放ち、あるるかんの追撃を遮る
…ボロボロになりながらも、立ち上がろうとする勝… グリポン君も動いたら死んじゃいますと勝を心配するが
そして勝の脳裏に浮かび上がるのは…コロンビーヌの、最後の言葉…
―ねえマサルちゃん、ホントのコト聞きたいなァ エレオノールのコト、愛してるんだよね―
それと共に浮かび上がる、しろがねの綺麗な笑顔… そして勝も、ついに自身の心を認めざるを得なかった…
「……愛なんて…わかんないよ… でも……おまえの言う…とおりかもしれない…… コロンビーヌ…」
ようやく自身の本心に気づいた勝に、フェイスレスも薄笑いを浮べながら
改めて、何故ナルミに彼女をゆずったのかを問う …先ほども言ったがフェイスレスは勝の旅のすべてを見てきた
勝の力は弱く、行動は愚かで、やること全部がムダばかり…フェイスレスも苛立ち気味にそう吐き捨てる
老フェイスレス時代には、勝の冒険をテレビ鑑賞しながらもそんな無駄な勝の行動に、テレビ越しに勝へ野次を飛ばしていた
そのトロさと幼稚さには何度もイラつかされたが… 今回の行動は、度を越して理解できない代物であった
エレオノールは既に、勝に身も心も捧げていた あとは勝が年をとり青年になればお似合いのカップルの完成である
相思相愛をつかめた勝が、何故それを自ら手放したのか……
その問いに、勝も苦悶の表情で叫びながら、ジャコを立ち上がらせる…！
「まだやるのかよ、もうおまえは負けてるんだぜ
なぜって一番好きな女を他の男にゆずっちまったんだからなァ！」 フェイスレスもあるるかんの体勢を整えながら、彼の脳裏に浮かび上がるのは
フランシーヌと初めて会ったあの日の事と、フランシーヌを取られまいと銀兄さんに問い詰めたあの日の事…
「言えよ！なんで女をゆずったぁ！？マサルゥゥ！！」
その叫びと共に両者の人形が飛び上がる！ …そして、その問いに勝はついに答える、が…
「だってしろがねが最初に好きになったのは、ナルミ兄ちゃんなんだもん！！」
・・・その答えに、フェイスレスの脳裏にはかつての自分自身の言葉が言葉が浮かぶ・・・
―フランシーヌは僕が最初に好きになったんじゃないか… それを横からとるなんて…―
「ダメだよ…兄さん…」
そう呟き、引きつった笑顔で硬直してしまうフェイスレス
そして勝もその一瞬の隙を突き、ジャコの鎌があるるかんを腹から両断する！！
…人形の戦いに決着がつくも…勝の答えに、フェイスレスは心底愉快そうに高笑いをあげ
「あはは、バカだなァおまえは！ そんなのぜんぜんカンケーないね！
好きなら他のヤツなんてカンケーないさ さらっちまやぁよかったんだ！」
「…… そうしたら…… ぼく…幸せに…なれたかい………？」
…かつてフェイスレス、白金は兄にフランシーヌを取られまいと
フランシーヌをつれて逃げ出した だが、彼女との逃避行の旅は、幸せなものとは程遠いものであった…
勝の言葉に、フェイスレスもそんなかつての記憶を思い浮かべる…
幸せになるためには、やはり自分が我慢しないといけないと思う、勝はそう語る
そんな勝にフェイスレスはやはりバカだと吐き捨てるのだった…
…シャトルの方は地上のフウから、マサルの連絡がないかの通信が送られる
だがメイド人形はその通信に応えることはなく…そう思われた次の瞬間
〔うるさいなァ 今、ワタクシがフェイスレス様に聞いてあげるわよ〕
メイド人形の内部から、ディアマンティーナがその姿を現す！
＜続く＞ ここに来てようやくディアマンティーナのスペクトラムな勇姿が拝めるか ＞―フランシーヌは僕が最初に好きになったんじゃないか… それを横からとるなんて…―
ここに来てこの発言がブーメランになるのか
もはや自分自身にすら自分のする事を否定されたフェイスレスの明日はどっちだ フェイスレスは舌戦だと攻撃特化で
自身は豆腐メンタルな認知バイアスだからなぁ やけにあっさり人形決戦はカタがついたな、だいぶ巻き展開入ってる？ 鳴海兄ちゃんみたいに筋肉ムキムキになりたいなぁマジで…… >>553
＞「だってしろがねが最初に好きになったのは、ナルミ兄ちゃんなんだもん！！」
おお、そう来たか
勝のこの意見を否定すると昔の自分をそのまま否定する事に繋がる訳だからな
これには何も言い返せない
フェイスレス詰みだわ フェイスレスの目の前で鳴海がしろがねとワンセックスしたらそれだけで自滅しそう たまに忘れそうになるが勝って小学生なんだよな
凄い小学生だ 連載開始時からこの最終展開を予定していたなら描いてなさそうな要らないエピソード割とあるよな(ぼそっ >>563
梁師範と鳴海編あたりはごっそりカットでもrya）ｎ どうしようもなく不安になる
早く安心させてくれよ
頼むからさ 冷めた悲劇のヒロイン
僕が温めてあげる
君の眩しい笑顔に早く会いたいから～♪ もう引きつった笑顔で硬直しちゃうとか底が見えるの早すぎるだろフェイスレス・・・ocn Disney Heroes: Battle Mode 勝の大冒険を鑑賞してるフェイスレスが
完全に野球観戦で野次飛ばすおっさんな件w ほっともっとフィールド神戸の常連にいそうな顔立ちだし フェイスレスがホモティ雄に目覚めたら全て丸く収まるな 頑張れマサル
負けるなマサル
地球の命運はお前に懸かっている
お前が全てを終わらせるんだ 物語開始当初から強かった鳴海が全てを解決するより、物語開始当初は弱虫だった勝が数々の試練を得て成長し全てを解決する方がカタルシスあるもんな
やっぱり藤田先生は天才だわ
最高だ あれっ！？
でもちょっと待って？今気付いたんだけど
勝ってフェイスレスの記憶をダウンロードしたことあるんだから
ゾナハ病の治療方法も頑張って思い出せば宇宙ステーションまで行かなくても良かったんじゃね？ >>587
完全にダウンロードされた訳じゃないから全てを知っている訳ではない。 冒頭、アルメンドラがタロット占いを行っていたところ
しかし何度引いても結果は同じ、その結末は勝の死、である
「ねえ、名もない犬っころ…お互い百何十年も長生きしたもんだ
全てはフェイスレスと言う男の長い『サーカス』の幕切れ＜フィナーレ＞を見届けるためにさ…
でも、あの坊やが死んじまうんなら…… きっとフェイスレスのショウは今しばらくは終わらないらしいねえ
ま、あたしらは見続けるだけさ…」
…アルメンドラの傍らのしろがね犬は、彼女の言葉に応えることなく
ただその白銀の瞳で、二人の戦いを見とどける…
第９０幕
ディアマンティーナ
勝が最愛の女をあきらめたのは、恋敵の男が先に彼女を好きになったから
その理由にフェイスレスは、そんなのは無視すればよかったのにと勝を小馬鹿にするが
…フェイスレスにやられてボロボロの勝は足を震わせながら立ち上がり、ひとつ言い忘れていたことがある、とする
それはしろがね自身もその恋敵、ナルミが大好きだと言うこと それこそが一番大事な事、と勝も主張するも
フェイスレスは勝を殴り飛ばしながらそれを否定する
「この世で一番大事なのは、この自分さ！
自分が欲しい女に自分を愛させることが大事なのさァ！！」
「…なら、おまえは誰にも愛されないよ… ぼくは…仲町サーカスに入って思ったんだ……
サーカスは…芸人がお客さんを愛してるから、お客さんがサーカスを愛するんだって
サーカスはお客さんに『見ろ』なんて強制しない…
自分達を死ぬほど磨いて…『楽しいでしょう』ってお客さんを誘うんだ…
フェイスレス…おまえが自分自身しか抱きしめられないのに…誰が、おまえを抱きしめられるんだよ…」 ・・・だが、フェイスレスも勝の言葉に歪んだ笑みを浮べながら、懐からナイフを取り出す…！
もはや勝から聞きたいことも聞いたし、もうめんどうだから殺してしまおうとするフェイスレス
勝も諦めず、ゾナハ病の治し方を教えてほしいと願うが、フェイスレスはそれを拒絶しながらそのナイフを振り下ろす！！
だが、そのナイフの刃は、横から飛びだしたしろがね犬の額を貫いてしまう！？
勝を助け、自身の邪魔をするしろがね犬の行動にフェイスレスも困惑…
「な……何故だ… おまえは、僕の髪の毛を『生命の水』に溶かして飲ませた、僕の分身……
それが…なんで僕のジャマをする……」
…さらに突如、ステーション内部の町の至る所から爆発が起こる！？
そして、アルメンドラの背後にいるフランシーヌ達の方から、誰かの声が聞こえてくる
〔あーん、もうフェイスレス様、こんな女達なんかもう要りませんのよォ
ジャーン！ワタクシがお側に来ちゃいましたもの～！！〕
それと共に、フランシーヌ達をバラバラに破壊しながら現れたのは、最後の四人、ディアマンティーナであった
・・・しかし現れたディアマンティーナに対して、フェイスレスもなんの用だと冷たい態度
だがディアマンティーナも全然めげず、ぶりっこな笑顔を浮かべながら、
彼女はフェイスレスに聞きたい事があったと言う その問いとは、フェイスレスは自分の事を愛しているか、である
彼女がコロンビーヌを下した時、コロンビーヌは最後に彼女にこう言っていた
フェイスレスは確かに彼女を愛している、だがそれは役に立つハサミを愛するようなもの
それは彼女の求める『本当の愛』では無いのだと・・・
そんな彼女のおねだりに、フェイスレスも微かな笑みを浮べて愛しているとディアマンティーナに言う
…だが、その答えに彼女は満足せず、さらにこうねだる
〔……でもねェ、ホントはこう言って欲しいのヨ エレオノールよりも愛してるって！
イヤイヤ、それより、エレオノールのもととなった、フランシーヌより愛してるって言ってえ〕 そんな彼女のおねだりに、フェイスレスもその笑みが消える…
さらに勝が邪魔をしないように、その前に爆弾クマちゃんを立ちはだからせる
・・・そして彼女は、不気味な満面の笑みと共にフェイスレスにこう願う・・・
〔フェイスレス様ァ ねえ、アタクシ一人をずうーっと、愛してくれるって言ってェ～～～〕
そんな彼女の一方的な愛を押し付けるその姿に…フェイスレスの脳裏に浮かぶのは
かつてフランシーヌに、自分を愛して欲しいとひたすらに彼女に願い、彼女を縛り付ける自分自身の姿…
「さすがは、僕の造ったオートマータだな、ディアマンティーナ おまえは僕にそっくりだよ…
…でもねディアマンティーナ、僕を愛するのはおまえの自由だけどさ、
愛されるほうにも都合ってもんがあってさ、愛されたからって、そのヒトを一番に愛するとは限らないんだよ
僕が別のヒトを愛する自由だってあるんだよーん」
フェイスレスは冷たい笑みでそう言い放つと共に…ディアマンティーナに分解を放つ！！
「くくっ なァマサル、おまえが言いたかったのはつまり、こういうコトなんだろ？」
そしてその肉体、顔面の装甲もバラバラに分解されるディアマンティーナだが
…分解されようとするその体で、彼女はしろがね犬の額に刺さったナイフを取り、フェイスレスの脇腹を突き刺す！！
〔フ"ェイ"スレス様ァァァ～～～ ひど・・・い・・・・・・
こんなに・・・愛じでるのに・・・ 愛じで・・・ぐでない・・・なんて・・・〕
「仕方ないだろう…」
脇腹を刺されながらも、彼女の最後にフェイスレスをにやりと笑みを浮べて見せるのだった
…そしてバラバラになった彼女が倒れ…だが最後にその指を鳴らし、各所に配置された爆弾クマちゃんが一斉に爆発！
ステーション内部も爆発の影響で瓦礫が降り注ぐ 脇腹を刺されたフェイスレスに大丈夫かと勝が声をかける
フェイスレスもおまえに心配されようとは、と皮肉まじりに返してのけるが
・・・そうこうしているうちに、勝を睨んでいた爆弾クマちゃんも爆発寸前…！ そして、クマちゃんが爆発しようとする…その瞬間、アルメンドラがクマちゃんを横からさらう！？
そのままアルメンドラは爆発に巻き込まれ…爆風に吹き飛ばされた彼女の体が二人の元に戻ってきた
・・・だが彼女の命ももはや燃え尽きる寸前…崩れ落ちる老婆に、勝もどうして助けたのかを問う…
「ふふ サーカスのショウに…興奮したバカなお客が……
フィナーレ直前に…自分も芸人のつもりで…舞台に…飛び出しちまったのさ」
フェイスレスもまた、彼女の行動の真意を問う
アルメンドラは自身を観察者として、見とどけるのが勤めだと言っていたのだが
…その問いに、アルメンドラはあの犬っころと同じかもね、と呟く…
「あの犬はおまえの分身として…… 動かなくなるまで…あんたをずっと見てたろう…フェイスレス
きっと犬はこう…尋ねたかったんだろうさ… 『フェイスレス…おまえはそれで…満足なのかい』……ってさ
ま…あたしの方は……坊やに尋ねたくなったんだけどさ…
あんたは…好きな女を地上に置いて……自分は死んでも…それで……満足かえ？」
「ぼくはしろがねが幸せならそれでいい！」
アルメンドラの問いに、勝は迷いなくそう答えてみせる
…先ほどの自分の占いでは、勝は死ぬことになっていたが、それに逆らって正解だった、とするアルメンドラ
なにせ、最後にカードではなく、ほんとうの人間の言葉が聞けたのだから…
そう、満足げに笑みを浮べながら…アルメンドラもその体が砕けるのであった
その最後に、勝も言葉もなく・・・ すると、突如ステーション内に警告のアナウンスが響く
≪警告！警告！ 宇宙ステーションアルファーはこれ以上高度を維持できません
５８分後、大気圏に突入します
地上落下予測地点は日本・奈良県――― 黒賀村を中心にした半径４０キロ≫
その報告に、勝が愕然とする…！
＜続く＞ アルメンドラはファティマとアシハナの双極性に良いとこ取りしたような不思議なキャラやな よくよく考えたら、アルメンドラはしろがねを裏切ってからずーっとフェイスレスやＯ達と一緒に
人形たちに囲まれてたんだよなあ そんなんだと生の人間の強い決意の言葉は色々と染み渡るんだろうな ディアマンティーナ、呆気なかったな
コロンビーヌの言葉が切っ掛けになってる所が感慨深いわ
さぁ後は勝がどうするか？見物だな
いよいよ大詰めだ 自分のやってたコトがディアマンティーナを通して見せつけられたが
これで人のふり見て、で改心するタイプじゃねーしなあフェイスレス
むしろ「自分自身」すら自分のやること否定するならとやけっぱちになってもおかしくないが ディアマンティーナの最期は予想通り過ぎてチト物足りたりん し……しまったァあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！ 落ち着け
落ち着くんだ
素数を数えろ
素数を数えて落ち着くんだ マサルとコロンビーヌとディアマンティーナの組み合わせが見たいんだよなぁ～俺は…… クローグ村の生き残りがまた一人退場か
あと残ってるって、フウくらい？
最後は全員退場で完結なのかな ウロ渕脚本だったら躁鬱メンヘラ化したナルミを勝が倒すとこまでやるだろう ナルミもすでに憑き物は落ちたしな
あの闇落ち真っ最中のナルミ兄ちゃんを見たらどんな反応するかはちょっと興味あったけど ナルミは闇落ちしてても一定の自我は保ってたから
闇雲に勝に攻撃するような認知バイアスにはなってなさそう 勝は完全に鳴海を超えたな
鳴海の言っていた通り、鳴海よりも強くなった まさかここまで激しくハマるとはな
人生ってのは分からないもんだ 「ゆけカトウ、オレが上がる。」
ここ本当に本気で涙腺崩壊したわ
勝が鳴海を超えた瞬間だと確信した 物語開始当初の鳴海と今の鳴海が同じキャラとは思えん程の変わり様で嘆かわしい からくりサーカスは勝の「成長」と「自立」の物語だぞ >>616
鳴海は土壌
しろがねは水
勝は大輪の花 どういう訳か上手く行かない
どうしてこうも度々失敗するのだろうか 貴女の励みになっているのなら何よりだ
力になれて嬉しい 勝、しろがね、鳴海の関係はそのまんまグレンラガンのシモン、ヨーコ、カミナなんだよなぁ 勝は憧れの鳴海兄ちゃんから自立し、異性として意識するようになったしろがねから自立し、そして今は全ての元凶である白金から自立しようとしている
からくりサーカスは勝の自立の物語だ
そしてその自立こそが真の成長なのだ
漢の義務教育だ ディズニー「トイストーリー4！アナ雪2！ズートピア2！」 潮には言えないであろう言葉を言わせたかった、か
確かにそれなら勝が適任だな
そこまで考えていたのか 地味にナルミがエンカウントすると一番やばいのって、ディアマンティーナだったと思う
ナルミ兄ちゃん、見た目だけでも子供相手だと戦えないだろうし 最古にとってのしろがねのように
鳴海にとっての幼女はトラテラスな不可侵領域か この場合、最後にディアマンが刻んだのは何になるんだろうな
強いて言えば、最愛の人からの「裏切り」とかかな、ジンがイン兄さんにされたように >>649
ディアマンティーナの役割は白金に自分を客観視させた事じゃないか
自分が好きなんだから向こうも自分を好きになるべきって傲慢な姿勢は白金に歪んだ愛を自覚させたと思う そしてそのディアマンティーナを突き動かしたのはコロンビーヌ
コロンビーヌに影響を与えたのは勝とファティマ
因果は巡るぜ 勝はもう立派な大人だ
逆に白金はいつまでも子供のままだ 無茶するのには理由がある！突き動かして来るヤツがいる！！ 勝はサーカスでハーパライフなハーレム生活してた頃とは別人格だな >>659
鳴海も勝もモテ男じゃないか
更に言えば「うしおととら」の潮もだし
まさか藤田先生はハーレム至上主義者なのか？ 第９１幕
人形芝居
勝達のいる宇宙ステーション＜アルファー＞はディアマンティーナの仕掛けた爆弾の影響により
もはや高度の維持が出来なくなり、このままでは大気圏に突入するとの、アルファーからの警告音声が流れる
さらにその落下予測地点は、勝の大切な人たちのいる黒賀村であった
しかしその報告を受け、フェイスレスは愉快そうに高笑いをあげる
自分と勝の幕切れは実に派手な見世物になる、とするフェイスレス
勝もそんな彼にゾナハ病の治し方を教えて欲しいと懇願するが、やはり聞き入れるはずもなく…
・・・ならせめて、この宇宙ステーションを黒賀村に落とさないようにするやり方は無いかを聞くが
……俯いた勝の問いかけに、フェイスレスから笑顔が消え不愉快そうに顔をしかめる
「またかよ……ナントカを教えて……カントカを知らない？
敵だろ、僕は？プライドも想像力もないのかよ、おまえは
本当にバカでダメな奴だなァ、マサル」
厳しいフェイスレスの言葉に、勝も返す言葉がなく…
そんな勝の姿に、フェイスレスも興味が失せたかのように蔑みの目で見下し
代わりに＜アルファー＞に勝の相手をしてやれと命ずる、と…先ほどのアナウンスが勝に向けて語られる
勝にアイサツするのアルファーの声に、グリポン君も何処から話してるのか目を丸くするが
なんでもアルファーの実態は宇宙ステーションの形をしたオートマータ、だとの事で
ならばアルファーはどうすれば人のいないところへと落下できるのか、勝の問いにアルファーも答える
このまま何もしなければそのまま大気圏の影響を受けアルファーは黒賀村に落ちる
ならその前に、その予定よりも早く大気圏へと突入すれば落下地点を変えられるとの事で
そのための軌道制御ブースターも備わっており、軌道の計算もアルファーがやってくれる、が…
……先ほどの爆発でそのブースターも破壊され、残ったブースターだけではその作戦を行う事が不可能、だとアルファーは答える…
そこで勝は一度その故障したブースターの近くまで向かう 船外活動用のアームも反応がなく
勝自身が宇宙に出ようとしても、宇宙服は一人では着ることは出来ず、何より着用には３時間かかる
大気圏突入は５０分後、もはや打つ手なしの勝だが… 「おまえは本当にバカだなァ」 そんな勝の元を、一旦は別れたフェイスレスが訪れそう吐き捨てる
「バカだっていいよ！ぼくは黒賀村のみんなを助けたいんだ！！」
「４５分後にはおまえが死んでしまってもか？」
…フェイスレスの言葉に、勝も強い決意の眼差しでそれを肯定する
そんな勝の眼差しに、フェイスレスも僅かに目を細め・・・
「おまえは自分の使えるモノすらパニックで忘れてる…本当に見ていられんよ
それに、死ぬまで退屈でもあるし、仕方がない、つきあってやるか…」
ぶつくさぼやきながらも、フェイスレスは勝に協力してくれるつもりになってくれたようだ
故障したブースターに対する作業をするために、フェイスレスがとったその手段は
破壊された両者のマリオネット、ジャコとあるるかんをくっつけて操り、それを用いるというものであった
船外への隔壁を開き、二人はステーションの外へと流れる空気の暴風に耐えながら
ジャコ＆あるるかんの合体人形を二人で操る 全ての空気を二人の居る区画に回しているが
それでももって数分、空気の流れに身体をもっていかれるな、と勝にアドバイスするフェイスレスだが
…勝も、なぜ今になって手伝う気になったのか…フェイスレスの行動に警戒気味な勝だが
フェイスレスもただの気まぐれだと返しつつ…最初で最後の、二人の共同作業が始まる
ステーション外部の配管を伝い、ブースターまで移動するジャコ＆あるるかん
だが、勝が足の操作を誤ってしまい配管からその足指が離れてしまう！？
が、フェイスレスもとっさに配管をつかむ事でどうにか難を逃れていた
「気をつけろ、ジャコの足を手に変えている時の連動運動は繰り手の運指が難しい」
「ああ… 注意するよ、ゴメン…」
申し訳なさそうにする勝の姿に、フェイスレスは何か思うところがあるかのように勝を見つめる
…その姿にフェイスレスは、兄の気分とはこういうものか…そう、ぽつりと呟く
「弱くて…拙くて… いつも兄を頼りにする、一人では何もできない弟…
マサル、おまえがそんなカンジさ」
「ちぇっ…そうだよ…」
「くくっ、そんな言い方を、弟はするもんさ」 でも、そんな弟を、あの男はいつも待っていた
あれ…昔、こんなことをやったな…あの男と…
そんな思いと共にフェイスレスの脳裏に浮かび上がるのは
プラハのカーニバルにて、笑顔を浮かべて白兄弟を案内するフランシーヌの笑顔と
かつて、兄と共に行った人形劇の思い出・・・
ああ そうだ・・・ あんなことがあったっけな・・・
ジャコ＆あるるかんがブースターを持ち上げる作業の最中、ふとフェイスレスが勝に向けて告げる
「ぼくもおまえと同じさマサル… こんなコトをしてもつまりはムダな人生だよーん…
僕はおまえが一番聞きたいゾナハ病の止め方は言わない だとしたら、おまえはムダ死になワケだ
一番欲しかった女も手に入れずにさ 結局はおまえは僕と同じなのだよ
一番欲しいモノをつかめずに死んでゆくムダな人生の男さ」
…その言葉に、勝は微笑を浮かべながらそれを否定する
「…… それはちがうよ…フェイスレス 思い出の中で大好きな人の笑顔が浮かぶ…
笑顔は本当にはかないもので… 少しのコトですぐこわれちゃう
…でも、ぼくは思うんだ… ぼくがガマンしたから、あの人の笑顔は守れたんだって
ぼくはその人の横にはいないけど……
だから、フェイスレス、おまえとぼくはきっとちがう…
ぼくは何も持たないで、いくわけじゃないんだ」
そんな勝の言葉を、甘ったるい幻想の自己満足と吐き捨てるフェイスレス
大切な彼女の笑顔を守った勝と、その笑顔を砕いたフェイスレス…
そして、フェイスレスがアルファーにブースターの点火を命じ、噴射されるがブースターにひびが入る！？
だがフェイスレスもブースターは持つとしながら…その炎に巻き込まれ、ジャコ＆あるるかんが砕け割れる…
…勝と共に戦い、支え続けた人形、ジャック・オー・ランターンに、勝もいままでありがとう、と声をかける
砕け割れるジャコも、何処かそのカボチャ顔に笑顔が浮かんでいるようにも見えた… こうして、どうにかアルファーの落下地点は黒賀村から外れることに成功 勝も一安心だが
…その時、フェイスレスの脇腹から血があふれ出る姿に勝が気づく…！
ディアマンティーナに刺された状態で、何故自分を助けてくれたのか…勝の言葉に
フェイスレスもぶっきらぼうに退屈だったから、と返すが…
そしてついにアルファーが大気圏への突入が始まる
もはや一刻の猶予もない、勝は改めてフェイスレスにゾナハ病の治し方を教えて欲しいと頼む
黒賀村を助けてくれたなら世界中の皆も助けられる、最後にいい事をして天国に行ってくれと説得する勝だが…
「天国だと……？ 天国に行ったら…また、会っちまうじゃないか……」
その言葉と共に、フェイスレスに浮かぶのは、大切な彼女の笑顔・・・
「そしたら……また…さらって、逃げようかな……」
彼女の笑顔を浮かべ、フェイスレスもどこかかすかな笑みと共に呟く…
そして、勝もフェイスレスに食い下がるが…フェイスレスは勝に冷たく澱んだ眼差しを返すのみで…
・・・果たして、最後にフェイスレスの選ぶその選択の行方は・・・
＜次回 からくりサーカス、ラストショウ＞ ハゲは性欲強いからハーレム至上主義者も頷けrya）ｎ こっからメラメラ盛り上がるというよりかはエピローグ的な展開に移行するのかな ディアマンティーナを見る事で自分の所業を客観視し、勝との協力を経て昔の自分を少しずつ思い出して行く
フェイスレス、いや、白金の心境の変化が丁寧で感慨深い フェイスレスは一見デレたように見えるけど
元々冷静な内ははこういう双極性なキャラ 白金にとっては、やっぱり大好きなフランシーヌと兄さんと過ごした日々が何よりも最高の時間だったんだろうなあ 承認欲求と自己愛の強さは作者に通ずるものがあるなぁ 最初の頃はジャコがここまでメインパートナーになるとは思わなかった
ここまで長い間お疲れ様だが、改めておもいかえすと、キャプテン本当に見せ場なかったなー ミンシアも最終的にモンペボダのイメージがついたまま終わりそう ゴイエレメスは勝のベストバウトの一つであるシルベストリとの闘いがあったから一応満足
あと平馬もそこそこ上手く扱ってくれたし グリポンくんは仲町サーカスのマスコットとして活躍するんだろうか。
ぬいぐるみとかキーホルダーとかのキャラクターグッズが大人気となってサーカスお貴重な資金源になるとか。 フランシーヌ人形の等身大ダッチワイフを販売した方がrya)n たまに忘れそうになるがグリポン君って自動人形なんだよな
あれもやっぱり人間の血を吸うのか？ 以前フェイスレスにダウンロードされかけた事でその力の一部を受け継いだのなら勝はその気になれば自動人形を作れるんじゃないの？実際に半壊したグリポン君を修理していたし 勝はリーゼ、鳴海はエレオノール、それぞれの相手と結ばれハッピーエンドか？どうなる？ からくりサーカス ４２５話
機械仕掛けの神＜デウスエクスマキナ＞ ９２幕
閉幕
勝とフェイスレスの居る宇宙ステーション、アルファーはもう間もなく大気圏へと落下する
勝もフェイスレスの身体を掴みながら、ゾナハ病の治し方を教えて欲しいと願う
…その願いにフェイスレスは冷たく澱んだ眼差しを返すのみだが…
「アルメンドラも…あの名も無い犬さえももういなくなってしまった……」
「そうさ…もうおまえに観客はいないんだよ だから…もう一人だけで、悪いコトをしないでくれよ…」
「・・・いるさ マサル、おまえが僕を見てる… おまえが僕のたった一人の観客だ
おまえの目を見ていると、自分が舞台の役者にでもなったような気がするぞ
それなら…せいぜいいい演技をしなければな…
フィナーレも近い…おまえという観客がいるうちに、舞台は、終わらせないとな」
大気圏への落下に入るアルファーは、フウたちの居るボードヌイ射場からも観測できた
一同も、勝の報告を祈る気持ちで待つ… ここで勝が何も聞き出せなければ、人類はゾナハ病で滅亡してしまうが…
・・・するとノイズの走るスクリーンから、勝の声が聞こえてくる・・・！！
≪ｻﾞ フ・・・ウ・・・さ・・・ 聞こ・・・え・・・る・・・ ・・・こ・・・ち・・・≫
そしてスクリーンに勝の顔が映し出されると共に、勝が叫ぶ！
≪しろがね！歌だ！！≫
その歌とは…かつて、フランシーヌが白金に…そしてエレオノールが勝にうたっていた、あの子守唄であった
かわいいぼうや 愛するぼうや
風に葉っぱが舞うように ぼうやのベッドはひいら ひらり
天にまします 神さまよ この子にひとつ みんなにひとつ
いつかは 恵みをくださいますよう ドレス姿のしろがねの歌を、フウ達の協力により世界中の電波に乗せて届ける
…そんな光景に、フウもかすかな笑みと共に呟いた
「ふ…歌劇（オペラ）で聞いた通りというわけか…
ﾄｩ ﾌｨﾆ ﾊﾞﾙ ﾃﾞ ｼｬﾝｿﾝ
Tout finit par des chansons.
全ては、歌で終わる・・・とさ」
・・・アルファー内の勝とフェイスレスに視点を戻し、スクリーンにも丁度その歌を奏でるしろがねが映されていた
フェイスレスによればこの歌によりゾナハ病の病原菌であるゾナハ蟲、アポリオンのモードが変更される
『病気にさせる』から『病気を治す』へと移り、歌の電波が乗らない所にいる人間に対しても
その歌の命令を受けたゾナハ蟲が仲間に伝えるために世界中に散っていく
それらがすべて終わった時、蟲は活動を止め体外に排泄され、ゾナハ病は消滅するのである
・・・間一髪のところでゾナハ病の治し方を聞きだす事が出来、勝も安堵のため息と共に一安心
だが、ついにアルファーも大気圏への突入が始まり 勝もこの場につき合わせてしまったグリポン君に謝る
そんな御主人様にグリポン君も笑顔で返しつつ、これからは自分みたいなオートマータの居場所はないでしょう、なんて言ってみたり
…そんなグリポン君・・・グリュポンに向け、フェイスレスもこう語る
「もともと僕も地球にいる場所など…なかったのさ」
そしてフェイスレスはおまえらの相手も飽きた、として勝を向こうのドアのほうに向かうよう言う
どうやらドアの先に脱出艇があるようだが… しかし、その言葉に勝も困惑するが
そんな勝に役者が観客と一緒に退場してどうする、と舌を出した小馬鹿にした笑みを浮かべてみせる
そんな彼に勝は、フェイスレスにも一緒に帰ろう、として彼にこう語る
「フェイスレス、ぼくらは生きて行かなきゃいけないんだ
あの丸盆＜リング＞の上で、ぼくらはぼくらのサーカスをやんなきゃいけないんだよ」
地球をサーカスの丸盆＜リング＞に見立てながら、一緒にサーカスをやろう、と彼を説得するが・・・
「おまえのカオなぞ、もう見たくないね 一人でいけよ」
…そんな勝に、フェイスレスは彼を冷たく突きはなすのだった… 脱出艇の中で、涙を溢れ出させる勝のもとに
そして一人残ったフェイスレスのもとに、エレオノールの子守唄が届けられる
その歌にフェイスレス…白金は、愛しい彼女と過ごした黄金の日々を思い出す…
「ふん…僕ががまん…してたら、あいつ（フランシーヌ）は…やさしい…ままだったって…？」
そう、一人呟くフェイスレス・・・だが、そんな彼に言葉を返す存在があった
〔フン！ マスターがそう言ってたろ！？〕 それは勝と共に付き従っていた、グリポン君であった
グリポン君は元々フェイスレス、貞義に造られた存在だとして
最後は造物主様に付き合ってやる、とするが… それを勝が許すはずがない、が・・・
…フェイスレスの言葉にグリポン君も頷き…先ほどの出来事が思い返される
脱出艇に向かう勝だが、何故かグリポン君がそれについて行こうとせず
自分はフェイスレスに付き合う、と告げるグリポン君 勝もそんなのダメだと叫ぶも
グリポン君がその側にあったスイッチを押すと、勝が待つハシゴの前の隔壁が閉まり始める…！
「あ…どうして！どうしてだよ」
〔だってアイツさ、ひとりぼっちだからさ〕
「ダメだよ 君はぼくの大切な友達じゃないかァ！」
〔へへ…うれしいなァ… 目の歯車が… きしんじゃうなァ… サヨナラ……マサル〕
そう言って、勝に笑顔で手を振るグリポン君
勝も涙を溢れ出させながらも、せめて今まで付き合ってくれたグリポン君にありがとうと叫び…
そして、勝のいるところの隔壁が、重い音を立てて閉じるのだった…
グリポン君としても、勝に付いていきたかったのは確かだし、地球でもなんとかならないワケでもない筈だが
それではフェイスレスがあまりにひとりぼっちで…
・・・そんな小さなグリポン君の身体を、フェイスレスが抱きしめる 「ああ…ひとりぼっちは、さびしいな グリュポン
マサルの言うように、僕は今まで一人も観客のいない舞台で…
いったい…何をしてきたんだろうな…」
どこか寂しげな表情と共に、そう呟くフェイスレス… グリポン君は、なぜマサルを帰らせてあげたのかを問うが
…フェイスレスは先ほどの、一緒に仲町サーカスをやろう、と持ちかけるマサルの姿を浮かべ…忌々しげに呟く
「本当にバカだよなァ…あのガキ
僕の大きな計画の、ほんの小さな歯車にすぎなかったヤツが…結局全部ぶち壊してしまった…
…バカのくせにさ… でもな・・・ 弟を助けるのが、兄だもんなァ」
そんな言葉と共に浮かぶ…いつも自分を待ち、手を差し出してくれた兄の姿・・・ そして…
「銀（イン）…兄さん… 僕が、まちがっていたよ」
フェイスレスはそう呟きながら、いつもの舌を出した笑みと共に…その瞳から一筋の涙が流れ出るのだった・・・
そしてフェイスレスと、グリポン君を乗せた宇宙ステーション、アルファーは大気圏の熱で燃え尽きる…
・・・
こうして、地球上のゾナハ病は残らず消え ゾナハ病の子供達が歓声を上げ
その姿にトムやバンハート博士たちも、喜びの笑顔と涙を浮かべる
黒賀村でも無事、阿紫花三姉妹と祖父母達もゾナハ病の苦しみから解放され、喜びの涙と共に互いの身体をだきよせあうのだった
それから６年が立ち…２００７年 壇上の舞台で喝采の拍手を浴びるミンシアの姿があった
６年が立ち、ミンシアは女優として大成 栄誉あるアカデミー賞を手にしたミンシアが壇上で皆に向けて語る
「この栄誉ある賞を今は天国にいる父と…そして、二人目の母に捧げたいと思います
二人は私の『女優』という仕事を快くは思ってくれませんでした
ですが人生を力の限りまっとうすることを、誰よりも大切にした人達でした
私が今日…色々な方々の力を借りてではありますが…精一杯やってきたことを認めていただいたのを、
きっと…喜んでくれているはずです・・・」
会場の皆さんへの挨拶を終えて…ミンシアは涙を浮かべながら、天国の父とルシールに向けて喜びの声をあげるのでした ・・・そんな様子を映し出すテレビに、ミンシアがエリに向け恥ずかしげな声をあげる
どうやら先ほどの映像は録画した物のようで…恥ずかしげなミンシアに、エリもかっこいいんですもの、なんて返し
そんなエリも、今では父の右腕となってローエンシュタイン公国をより良くしているそうで
ミンシアも今は女優と兼任で恵まれない子供たちのために世界中を飛びまわっているそうな
「イヤ～はは できるコトだけね…
私にゃ、あのコみたいに、両親を亡くした子供達のために、２００億近い全財産を基金にポーンなんてマネはできないからさ…」
なんて頬を赤らめつつ…話題はフウのほうに変わり、今はどうしているのか… それに関してはエリが知っている様子
なんでもゾナハ蟲＜アポリオン＞を研究し、全ての病気を治す蟲を作るそうで…
「あっははは、またホラ吹いてあのじいちゃんらしいわ」
「ええ、…でもそうなればいいですね… 案外、フウさんなら完成させてしまうかもしれませんよ？」
一本指を立てた笑みと共にエリもそう語る
世界中から病気がなくなって欲しい、との思いは昔からやさしい誰かが神サマにお願いし続けていたことだから・・・
・・・もひとつ話題が変わり、なんでもミンシアがカッコイイ男を見かけたそうで それにエリも即座に食いつく
「リシャールってんだけどさ、コイツがなかなか…」
「まあｖ 私も実はこの間の舞踏会で素敵な方が…」
なんてガールズトークに花を咲かせる二人なのでした
同じ頃…日本、４月は季節はずれの雪が降る東京にて
町の人たちが広場に開催される仲町サーカスのテントに集まっていた
町の人たちも、仲町サーカスが世界を救ったとの噂は聞いてるが流石にうそ臭いと声をあげる人達
とはいえ仲町サーカスの評判自体は、町の人たちからも面白いサーカスと好印象のようであった サーカスの控え室では、ノリヒロコンビが法安の仏壇に手を合わせていた
法安が亡くなってからもう２年が立つ、その最後は畳の上でのどうどうたる大往生、だったとのコトで
そこにサーカスを引退した仲町のオヤジも控え室に入り、二人に檄を入れる
二人も気合入れて返事を返し と、そこに三牛親子も入ってきた
「そーだぜノリ、団長になったからって客入り悪けりゃオレがいつでも変わってやるぜ！」
「そーよォ、仲町、ナオタの方がいいわよォ」
「へっへー、そんなコト言ってナオタ兄キ、サーカスの金、使い込む気じゃねーのォ？」
そんなからかい口調で笑みを見せるのは、新たにサーカス入りした、立派に成長した平馬だった
が、笑顔で逃げ出すへーまのどたまにげんこつぶち込まれた ｺﾞﾁ
「あんた、この前客席の子に手をふって落っこちかけたんだから、しっかりしなさいよね―――」
「ちぇ～わかったよリョーコ」
同じく立派に成長したリョーコにげんこつされて、平馬も不満げに頭押さえ
…リョーコの腰のベルトには、アルレッキーノの託した木彫りの小鳥人形が添えられていた
で、首根っこつかまれひっぱられるへーま そんな光景をノリヒロナオタトリオも微笑ましそうに見ていました
と…そこにリーゼが一向に声をかける なんでも百合さんたちが見えたとのことで
その報告にトリオも鼻の下伸ばしてダッシュ そんな三人に仲町も呆れ顔でした
…不意に仲町は、リーゼに『ヤツ』がいなくて寂しいかを問うが
リーゼもそれを笑顔で否定 今の自分にはナカマチの皆と新たに加わったドラムⅡ世がいるから
諸美パパもあのコは『もう少し知らない世界を見てきます』と、仲町サーカスを離れた事に不満げな声をあげるが
「でも三牛サン、団長サンはおっしゃいまシタ 『人生ってのはままならねぇもんだ』っテ」
「そうそう、『人生は不公平』ってのがこの男の口グセだもんねえ」
「でも、そのあとはこうなんデス 『でもよリーゼ、人間はままならねえままじゃいられねえ生き物なのよ』」
「「なんとか『幸せ』ってヤツに向かって舵をとろうとする、そのすったんばったんが、生きてるってコトなのさ」」 仲町とリーゼの二人で歌劇のように言葉を合わせる パパもその言葉には、あんたにしちゃナカナカと笑みを見せ
リーゼもくすくすと含み笑いを浮べながら、空を見上げこう呟いた
「…まるでサーカスですネ…… お客サマの笑顔に向けて、私達はいつもスッタンバッタン…」
それに、彼…マサルはリーゼにこう約束してくれた
ぼくは仲町サーカスの芸人だもん 芸人は丸盆＜リング＞に必ず帰ってくるんだよ
「ダカラ私は平気デスよ 団長サン」
頬を赤らめた笑顔でそう語るリーゼに、仲町も笑みを返すのだった
と、そんな事をしてるうちにサーカスの公演時間が近づいてきた
歓声と共に、今日も仲町サーカスは笑顔と興奮の大サーカスを繰り広げるのであった・・・
・・・さらに場面変わり、どこか遠い異国・・・
そこでは旅の芸人が異国の村に向かっていたところだが
その前の村の人達に危ないぞと止められる、なんでもその近くが戦場になるのも近い、との事だが…
「ご心配ありがとうございます…でも、」「あそこにゃ、オレらを待ってる子供達がいるんでよ」
笑顔でそう返すのは、エレオノール…しろがねとナルミの二人であった
丘の上にて、目的地の村が見えてきた二人 左腕を見つめるナルミにしろがねが声をかける
「腕の調子はどう？ナルミ」
「うん アメリカの冷凍保存＜クライオニクス＞の会社に阿紫花を通じて、
あいつがオレの左腕をあずけておいてくれたなんてな…」
「本当に…お坊ちゃまには、私達二人、驚かされっぱなしね…」
そしてナルミが笑顔と共に、その生身の左腕でしろがねの身体を抱きしめた
おかげで生身の身体でこうできる とのナルミにしろがねも頬を赤らめながらもまんざらでもなさそうで
「さあそろそろ打ち込むぜ しろがね」「ええ、ナルミ」
「「さあお待ちかね、サーカスが来たよォ！」」
そして二人が笑顔と共に、サーカスを届けに向かうのであった・・・ 人の人生とはなんと不可思議なものでございましょう
人の人との出会いや、そこでなされる行動は、
複雑に歯車にかみあう、まさにからくりのようではありませんか
そしてまたそれらから生まれる『喜び』『悲しみ』『争い』『和解』の感情は、
あたかも芸人達が舞い飛ぶサーカスのよう
人の人生はからからと互いを回し、人生と言うサーカスを演じてゆくのかもしれませぬ
才賀 勝の人生もこれで終わりではありません
歯車の噛み合わせによっては、ひょっとして道のほとりに死んで横たわるやも知れませんし、
あるいは、いつの日か、やさしい黒髪の猛獣使いや仲間達と共に、世界中を飛びまわっていないとは、誰にも言えないのです
だからこそこの、からくり仕掛けのサーカスは、また一時閉幕をするのです
巡り来る 次の開幕に向けて
さ あ 、 君 は 君 の サ ー カ ス に
［とびこまない］ ← ◎ → ［とびこむ］ …外国の町にて、二人の少年少女が何者かに追われていた
怯えた顔でサングラスの追っ手から逃げ出しながら、助けを求める少年
・・・すると、その前にきぐるみを着たサーカスの宣伝さんの姿があった
子供達はその気ぐるみに助けを求めようとするも、少年達の周りをサングラスの男たちが取り囲まれてしまうが…
・・・次の瞬間、その気ぐるみが裏拳一撃で黒服たちをぶっとばす！！
気ぐるみさんも逃げ出した黒服たちにほっとひと息 少年も気ぐるみさんの強さには声を上げ
「ぼくも…犬クンみたいに…強くなりたいよ… ぼくも…強くなれる…？」
「うん、きっと ぼくよりずっとね！」
気ぐるみの頭をはずし、その青年・・・ マサルは二人に満面の笑顔を見せるのだった
→ ［とびこむ］
↓
からくりサーカス
Le Cirque De Karakuri
閉幕 欧風熱血機巧活劇「からくりサーカス」これにて閉幕ッ！！！！お疲れ様でしたッ！！！！！ まさかの躁鬱メンヘラゴリラの意思を受け継ぎエンドかw 正直綺麗に終わったとは思わないが、主人公を勝一人だと思えば納得できる終わり方だった
不満もあるが、1の欠点で10の美点に対し盲目になりたくないし
とりあえず藤田先生にはお疲れ様でしたと言いたい まーここまで広げに広げまくったのをしっかり畳みきったのは見事だと思う
最後はちょっと駆け足気味だったけど、そもそもしろがねが「笑顔」に辿り着けた時点で
後はもう盛り上がり的にも消化試合みたいなものではあったしな 焼酎ハイボールのレモン、焼酎ハイボールの濃いめレモン、ゴールデンハイボールの辛口レモンチューハイ、どれがお好みかな？ 今までずっと「マスター」と呼んでいたグリポンくんが「マサル」と名前呼びしたのは泣けた
「主従」から「友達」になった途端にお別れかよぅ コロンビーヌやジョージの残骸でグリポン君アップデートしてくれ勝ｓｓri フウは語り部に徹していたのが生存フラグだったな
ラストの語り口もいい味出してる >>695
粗筋書き人形さん、ありがとう
おかげで充実した時間だった
楽しませて貰ったよ 鳴海は勝に、勝は俺達に、黄金の精神を授けてくれた
これで新しい一歩を踏み出せる 「強くなったな、勝。」
鳴海には最後にこの一言を勝に言ってあげて欲しかった
その場面を見たかった 章ごとに小分けにされてたからわからんかったけど
４２５話も続いてたんだなあ こうして数字にすると本当に超大作だったな 白金と勝の関係が最後まで絶妙だったわ
親子であり、自分の分身であり、最後は兄弟のようになった
この複雑な関係が実に良い！ >>715
わかる
しかし勝が鳴海を超える男になるためには
あそこで自分から別離しなくてはならなかっただろうし
勝の成長物語として捉えるならそれは不必要だったのだろう
うしとらみたいなW主人公でなら（そしてあの場面までそうだと思っていた）そうあるべきだったのかも知れないが… >>715
若干北斗の拳のパクチョン感はあるがそれが王道だわなｗ やっぱり藤田先生はハーレム至上主義者が……だがそこが良いッ！ ハーレムさせる割には一か所に留めておかない所もまた素晴らしい
鳴海や勝が作中でフラグを立てた女共は最終話では新しい恋愛に向かっていたじゃないか 鳴海はしろがね、勝はリーゼ、平馬は涼子か
まぁ良い感じなんじゃないの あのモゲタ腕をアシハナが保存しててくれたとか
いつの間にそんな信頼関係築けてたんだよ・・・ocn 菊→ナオタ
れんげ→ヒロ
百合→ノリ
ミンシア→リシャール
エリ公女→鳴海じゃない男
主人公二人の負けヒロイン達はそれぞれ新しい相手を見つけているんだよね
良かったような寂しいような
正直かなり複雑だわいね ナルミとマサルが最後まで偏執的に接触しない構成なのは結局意味あったのかいな バギーズデリバリーが真夜中のサーカスに見えて仕方ないぜ 2人とも認知バイアスが不安定で良くも悪くも人間臭い >>729
ノリさんヒロさんはともかく、ナオタにアタックされる菊ねえが不憫である ナオタは１，２話の捨てキャラで済ませるべきだったのを
何故だか仲町のスポンサーでレギュラーに移籍したが使い道が無かったという悲惨なキャラ パンタローネ！アルレッキーノ！コロンビーヌ！終わったよ…… カーテンコールになぜ、こーじ・ゆき・房江の母子とそのクソ亭主がいないのだろうか 会場の皆様、ここまでの長きに渡り、からくりサーカスへお付き合いいただき、本当にありがとうございました
おっと、ですがまだ席を立つのはお待ちください
これから会場の皆様に向けて、サーカスの出演者たちからのご挨拶がまだ残っております
皆様、もう少しばかりお付き合いくださいませ
それではからくりサーカスを支えた、トップスター達にご入場いただきましょう！
皆様、万来の拍手でお迎えください！
からくりサーカスのカーテンコール、これより開幕でございます！！ ＊出演者たちは右から順番に紹介していきます
◎＝人間 ○＝しろがね □＝オートマータ △＝マリオネット ×＝動物系 ☆＝メインキャラ
１Ｐ目 上段
◎トム
ゾナハ病棟に入院していた子供、彼とナルミとの出会いはナルミに強い影響を与える
□フラッシュ・ジミー
カメラマンのオートマータ 三牛親子をスパイに引き入れるが最後は三牛親子に討たれる
◎ゾナハ病の少女
一度はジョージを恐れていたが、ジョージのピアノに心を開く
☆三牛 直太
仲町サーカスの一員で、アクロバット担当 昭和チックなイケメン 通称ナオタ
☆三牛 諸美
仲町サーカスの一員で、実はサーカスの芸担当は不明 親子そろって小心者 通称パパ
□レディ・スパイダー
蜘蛛の貴婦人姿のオートマータ 何故か仲町の妻に容姿が似ているが理由は不明 仲町一家に討たれる
□スカスパー＆ゲーラン（後ろの巨大オートマータ二体）
ゾナハ病研究所を襲ったオートマータ達 共にナルミ２１撃に一蹴される ☆仲町 信夫
仲町サーカス団長 持ちネタは石喰い芸 勝、しろがねと共に数々の苦難を乗り越える 通称オヤジ
☆仲町 浩男
仲町サーカスの一員で、一本綱担当 通称ヒロさん
☆仲町 紀之
仲町サーカスの一員で後の団長、バランス芸担当 通称ノリさん
◎仲町 フサエ
仲町の妻で登場時は既に故人 生前の担当は高綱渡り
☆阿紫花 平馬
黒賀村、阿紫花一家の末っ子 最初は勝を毛嫌いしてたが後に固い友情で結ばれる 通称へーま
☆阿紫花 英了
阿紫花一家の長男でヤクザの用心棒 意外と義理に厚い性格 最後はピンボール－Ｋと相打ち
◎波佐間 洋
黒賀村の少年 勝の黒賀村での最初の友達
◎波佐間（下の名前不明）
ヤクザの一員で阿紫花の舎弟
△グリモルディ
大型帽子が特徴のマリオネット 主な使い手は尾崎、阿紫花
△アクエリアス
鳥頭のスーツ姿なマリオネット 主な使い手は波佐間 １Ｐ目 下段
☆生方 涼子
仲町サーカスの一員で、法安の孫 アルレッキーノを仲町サーカスへと引き入れる
☆アルレッキーノ
最古の四人が一人、真夜中のサーカスの楽士 リョーコを通じて仲町サーカスと行動を共にし、ブリゲッラに討たれる
☆生方 法安
仲町サーカスの一員で、道具方を担当 孫同等、パンタローネを仲町サーカスに引き入れる 通称どなりんじじい
☆パンタローネ
最古の四人が一人、真夜中のサーカスの玉乗り芸人 法安を通じて仲町サーカスに入り、ハーレクインに討たれる
○マリー
エレオノールの指導役である三人の老婆の一人 フラーヴィオに討たれる
☆ギイ・クリストフ・レッシュ
クールでキザな詩人しろがね 様々な因縁を背負った人物で、ナルミとは腐れ縁 エレオノールの師であり兄でもある
○才賀 アンジェリーナ
体内に『柔らかい石』を埋め込まれた正二の妻 ギイを息子のように扱い、彼に母親の存在を深く刻み付ける
○才賀 正二
アンジェリーナの夫 全ての元凶であるフェイスレスとは幾度となく決戦を繰り広げた 九州男児
☆フランシーヌ人形
真夜中のサーカスのリーダー的存在 自らが笑顔になる方法を求め、最後はエレオノールに笑顔を見せながら散る
○才賀 エレオノール（赤子）
正二とアンジェリーナの子 二人のフランシーヌをその心に宿し、彼女の心が壊れないよう人形として育てられる ◎善治の秘書
才賀善治に仕える秘書 善治の我が侭と発作に振り回される苦労人
◎才賀 善治
勝の叔父 勝の遺産を狙い勝の誘拐を企むが、その後勝の存在事態がトラウマになってしまった イチゴゼリーが好き
◎列車の脱線事故に巻き込まれた女の子
足を怪我したツインテの女の子 ナルミがあやすも泣きやまず、ある意味ナルミが勝を救う事を決意させた子
◎善治のメイド
才賀善治に仕えるメイド 主な仕事は善治の発作を納めるイチゴゼリーを提供する事
◎加藤 ケンジロウ
鳴海の祖父 元はピエロで人を笑わせるのが得意だったと言う
◎菅野先生
ケンジロウの友人 そのつてで鳴海とも交友関係がある
□メリーゴーラウンド・オルセン
真夜中のサーカス決戦にて、敗北寸前の所での大逆転劇を見せるも、その後ナルミに撃破された ２Ｐ目 上段
◎ペイン
エリ公女編にて、エリの身柄を狙っていたチンピラ達のリーダー格
□アプ・チャー
ミイラ姿のオートマータ 正体はエリにうり二つの姿で、彼女に成り代わる事で人間の事を理解しようとしていた
◎公女エリ
ローエンシュタイン国公女 自国の風習に嫌悪感を示していたがナルミとの冒険でトラウマを克服 ナルミに惚れる一人
◎ギュンター侯
エリの叔父で不老不死を切望し、アプ・チャーに付け込まれるが 次第にアプ・チャー自身に惹かれて行き、最後は彼女と運命を共にした
◎ルシールの息子
白金の暴走による最初の犠牲者 ドットーレに首を切られ、お手玉のボールにされる
□ドットーレ
最古の四人が一人、真夜中のサーカスのお手玉芸人 最後は自らその存在理由を手放し、絶望の味と共に自壊する
○アンジェリーナ（子供）
ルシールの娘 クローグ村の生き残り唯一の子供で、その体内に『柔らかい石』を埋め込まれる
□ブロム・ブロム・ロー
ゾナハ病棟襲撃隊のリーダー格、空中ブランコ芸人 哲学者ヤスバースの『限界状況』と言う言葉が好き デザインは読者投稿
◎マーク
ゾナハ病の子供、ナルミと仲良くなるもゾナハ病が悪化し死亡してしまう
○ナイア・スティール
しろがね－Ｏのリーダーでフェイスレスの右腕 フェイスレスの甘言で彼に従うも、彼女が望む理想の主役の座は得られなかった □ギャンブラー・ジョーンズ
ゾナハ病襲撃部隊の一人、コスプレ好き ミンシアを辱めるも、彼女の逆襲を食らい倒れる
☆ルシール・ベルメイユ
クローグ村の生き残りにして、最古のしろがねの一人 アグレッシブおばあちゃんで、ギイも頭が上がらない
☆梁明霞（リャン・ミンシア）
ナルミと同門の中国拳法を使う女優 血気盛んな性格でナルミに惚れていた一人
◎リシャール・ベッティ
大型サーカス、メガラニカの花形芸人 エレオノールに惚れるも、ナルミの登場により撃沈
◎王（ワン）アニキ
ナルミの兄弟子 ナルミ並の実力はあるらしいが、オートマータ、チャイナ・ホー相手には手も足も出なかった
◎梁剣峰（リャン・チャンフォン）
ナルミの拳法の師匠にしてミンシアの父 拳法の達人で、その実力はパンタローネを容易く一蹴するほど
◎レイフ・バンハート
ゾナハ病研究所の責任者 子供達の未来をナルミに託され、見事それを実現する機械、ハリーを製作する
□ドリル・セプテンバー
ゾナハ病棟襲撃部隊の一体 ブロムの相方であり前座役 ２Ｐ目 下段
□ワイルド・ウエスト・ジェーン
アメリカにゾナハ病をばら撒いた、女ガンマンのオートマータ ヴィルマに頭のりんごを貫かれる
◎ジェイムス・ソーン
ヴィルマの弟だがゾナハ病にかかり死亡 通称ジム
☆ヴィルマ・ソーン
元殺し屋の仲町サーカス一員、ナイフ芸担当 面倒見の良い姐さん 最後はジェーンと相打ち
□チャイナ・ホー
中国編にて、パンタローネが従える人形 仲間も平気で潰すがパンタローネには絶対服従 作中、唯一の生命の水を飲んだオートマータでもアル
○ファティマ
サハラ出身のしろがね ナルミに恋心を抱き、彼に抱きしめられた喜びをコロンビーヌに自慢しつつ、その命を散らす
○ミッシェル
ルシール同様最古のしろがねの一人、真夜中のサーカス決戦でミンシアに出番を譲り、遅れて着いた阿紫花を雇い死亡
☆フウ・クロード・ボワロー
しろがね達を裏方で支える実業者 語り部のピエロとして観客の皆様を度々案内してきた
□コロンビーヌ
最古の四人が一人、真夜中のサーカスの一本綱芸人 ゾナハ蟲を自在に操り、人間の恋愛、特に抱擁に強い憧れを抱く
◎エリザベス
ゾナハ病の子供 彼女のクマちゃんがゾナハ病治療装置『ハリー』の名前の由来でもある 通称ベス □カラスのオートマータ
人間を観察し、その動向を探るオートマータのスパイ けど真正面から見るとバレバレ
◎シャロン・モンフォール
元は教師だったがオートマータの戦いに巻き込まれ、瀕死になるがナルミに命を救われる その後『今度はあなたが助かって』との伝言を勝に託す
○タニア
しろがねの先生の一人 最後はシャロンに教師としての魂を伝えながら散る
○アルメンドラ
しろがねの生き方に疑問を持ち離反 真夜中のサーカスにつき、最後に勝の命を守って死亡 本名イヴォンヌ
☆ジョージ・ラローシュ
しろがね－Ｏの一人 最初は冷たい男だったがナルミ、阿紫花や法安との交流で人間性を取り戻す 元はピアノの演奏者
○カール・シュナージー
しろがね－Ｏの一人 ジョージの性能を全ての面で上回っていたが、ジョージの魂と気迫に逆転される
□バス・ナッシュ
バイオリン型のオートマータ ジョージを苦戦させるも、音楽のセンスをダメだしされて撃破される ３Ｐ目 上段
×ユニコーン
ラーオに製作された幻獣の一体 ラーオも手をつけられない凶暴な一体だったがリーゼの調教に平伏
□ケニス＆アノス
元アルレッキーノの部下だが、真夜中のサーカス新生で彼を見下すようになる 主な仕事はタクシー
◎ロマノフ王朝の公女
ドミートリィの人間時代に使えていたロシア皇帝一家の娘 革命軍により処刑され、彼の心に深い傷を付ける
○ドミートリィ・イワノフ
真夜中のサーカス決戦の参加者の一人 守れなかった後悔を胸に抱きながらも、最後はナルミを守り散る
○エドワルド・ダール
真夜中のサーカス決戦の最終メンバー 粗暴な荒くれ者だが繊細な面もある 最後は壮絶な自爆 抱いているのは息子
◎中山 文十郎
江戸時代の遊郭経営者 日本に流れ着いたアンジェリーナを、遠野太夫として匿う
◎正二郎の兄
江戸時代の武士 医学の発展を願うあまり国の法に触れ投獄、そのまま獄中で病死
□スパッツァ
ナルミ達の乗った飛行機を襲ったオートマータのリーダー ギイと壮絶な空中戦を繰り広げる
◎成瀬 正二郎（少年）
武士の息子で、長崎で出会ったジャコブ・インを慕い、こっそり彼の手ほどきを受ける
◎白銀（パイイン）
錬金術師兄弟の兄 旅先のプラハにてフランシーヌと出会い、彼女と恋に落ちる 全ての始まりの一人 ○ジャコブ・イン
日本に流れ着いた、年老いた白銀の偽名 正二郎から「しろがね」の名を授かる
◎フランシーヌ
プラハの貧民街の少女 厳しい生活にもめげない健気な姿に、白銀も心奪われる 全ての始まりの一人
□ニセフランシーヌ人形
フランシーヌ人形によって造られた彼女の身代わり 最後は笑えない長旅に疲れ果て、自ら機能を停止した
◎フランシーヌの子供達
貧民街の身寄りのない子供達、フランシーヌに養われる
○シュヴァルツェス・トーア
真夜中のサーカス決戦の最終メンバー 限界を越え倒れたナルミの治療に当たりながらも、自身も限界を迎えてしまう
◎白金（パイジン）
錬金術師兄弟の弟 兄とフランシーヌを愛するが次第にその愛が歪んでいき、暴走 全ての始まりの一人
×カラス型幻獣 人面ヘビ型幻獣
ラーオの製作した幻獣のメンバー
◎ヘレン
ゾナハ病棟の看護婦さんの一人 オートマータ襲撃で怯える子供たちのめんどうを見ていた
◎上田 織江
勝の通っていた小学校の女生徒 気弱だった勝の変わった姿に少しずつ惹かれていた
○アンデルムス
腹話術師の人形型オートマータ ナルミに討たれるも、最後にナルミも自身も下手くそな道化、と評する ちょっと言動が下品 ○パウルマン先生
しゃくれた顎が特徴のオートマータ 自身の生徒達を使いジョージを圧倒するも、その後ナルミに討たれ、最後に彼を悪魔と呼ぶ
○フラーヴィオ
しろがねとなったナルミが初めて戦ったオートマータ しろがねの先生二人を倒す
◎梶山君
勝の通っていた小学校の同級生 ガキ大将でプロレスファン 勝と友情を育んだ直後に、つらい別れを経験する
◎ドナー
ゾナハ病棟職員 ハリー奪還戦にてバンハート博士と共に生き残った数少ない一人
３Ｐ目 下段
○馬麗娜（マァ・リイナ）
真夜中のサーカス決戦の最終メンバー 最終メンバー唯一のしろがね－Ｏでナルミとの共闘でジョージ同様人間の心を得る
×ケルベロス
ラーオ勢作の幻獣の一体 ラーオも手をつけられない存在だったがリーゼの調教に平伏
◎衝月 五郎
黒賀村の人形相撲、優勝候補筆頭だった少年人形使い ガキ大将だが腕は確か
□ハーレクイン
最後の四人が一人、道化のオートマータ 天候を操り強烈な雷が武器 エレオノールに惚れるもその滑稽な姿をパンタローネに嘲笑される
◎阿紫花家の両親
黒賀村で勝の世話をした阿紫花家の主 勝の親変わりだったがゾナハ病に倒れる
◎福田マキ男＆ヒロ男
人形相撲での勝の相手の一人 二人共アニオタでエルフ大好き ◎阿紫花 百合
阿紫花三姉妹の末娘 人形相撲に参加する少年達のアイドル的存在
○スティーブ・ロッケンフィールド
真夜中のサーカス決戦の最終メンバー 最後まで生き残るも、ナルミに脱出ポッドを譲り死亡
◎アル＆リッチー
ロッケンフィールドの息子 学芸会をする予定だったが父はその場に参列せず、代りにナルミが見届ける
○ティンババティ
真夜中のサーカス決戦の最終メンバー コロンビーヌに毒となる自身の血を注ぎ、相打ちとなる
◎メアリ・ロッケンフィールド
ロッケンフィールドの妻 ナルミに夫の死を伝えられ、泣き崩れる
◎ノーヴェンバー
福田兄弟の崇めるアニメのヒロイン ビキニアーマーのエルフ耳
◎比良吹 雅人
人形相撲の参加者の一人 ビックサクセスの野望を秘めた男だったが勝に一蹴された
□ブリゲッラ
最後の四人が一人、格闘家のオートマータ 自ら勝利への道を手放し、後悔と共にナルミに討たれる
△お姫さま人形
ぬいぐるみ、仲町サーカス人形劇のヒロイン
△えんとつそうじ人形
ぬいぐるみ、仲町サーカス人形劇の主人公 転じて勝の偽名になる
△ぎんぎつね
ぬいぐるみ、砂浜でエレオノールに拾われ、即興の人形劇を仲町に披露する ◎宮内 拓也
人形相撲の参加者の一人 必殺技、ハネムーンロードの正体はとうとう明かされず
４Ｐ目 上段
□クピディアー
ハリー奪還戦でのギイの相手 超ナルシストで、自分の次に美しいギイを仲間に引き入れようとしていた
◎黒賀村の長老達
人形相撲編で宴会してたおじいちゃん達 そろいもそろってスケベジジイ
◎デイビット・マーシャル
アメリカ軍上級曹長 最初は融通の聞かない軍人だったが、後にナルミ達に人類を託す
◎赤ん坊
ドミートリィの血を飲んだらしい赤子 教会でハーレクインに襲われそうになるもしろがねが救出
◎ニコライ神父
ゾナハ病に苦しみ、教会で倒れていた神父 目の前にあった天使と悪魔の抱擁に目を奪われる
◎兼田 一成
人形相撲の参加者 なぞのふくめんミスターＸと共に姑息な手で勝を苦しめるも平馬の脅しに屈服
□ランバー・ジェイコブ
ハリー奪還戦冒頭で登場、襲撃されたゾナハ病棟から脱出したトムを追い回していたが、ナルミに撃破される
□トルネード・ラプソディーＡ
フェイスレスの提案した２年のゲームによる、勝の最初の相手 体中に角笛が付いているのが特徴
△アンラッキーちゃん
黒賀村の人形試練にて登場、不気味かつ変幻自在な時間差攻撃で勝を苦しめる 主な使い手は黒賀の長老達 デザインは読者投稿 □トルネード・ラプソディーＢ
二体の人間が枝分かれした姿が彼の本当の姿 腰の回転刃が主な武器 勝にロケット弾を口にねじ込まれ爆破される
◎阿紫花 菊
阿紫花三姉妹の長女 インテリ肌でかなりの堅物 だったが勝とシルベストリの戦いを通じて、少しずつ変わっていった
□シルベストリ
哲学者のオートマータ 「人間はなぜ群れるのか」という命題を常に考え、どこか人間の生活に憧れを抱いていた
◎ウォン
殺し屋の仲介役 ヴィルマに勝の暗殺を仲介するが、一言多くヴィルマに脅される
◎すずらんの少女
シルベストリを慕う少女 シルベストリも成長し続ける彼女から常にそのすずらんを貰っていた
○ディーン・メーストル
しろがね－Ｏ部隊隊長 その正体と怨念を笑顔で隠しながら、正二の信頼を得、そして裏切る またの名を才賀貞義
○才賀 エレオノール（少女）
貞義の策により、人形として歪められた少女 その後ギイが彼女に生きる術、戦う術を授ける
◎ハナさん、トメさん、トミさん
エレオノールの出産を手伝った助産婦さん達
◎衝月
五郎の父にして黒賀村一番の豪傑 勝を貞義の生まれ変わりと誤解しその命を狙う
□長足クラウン号
機関車型のオートマータ 最初はオートマータの乗り物だったが、改造されナルミ達を幾度となく救う ４Ｐ目 下段
□ドクトル・ラーオ
猛獣使いのオートマータ リーゼとの猛獣使いとしての圧倒的な実力差に完敗
×ビースト
大型の人食い虎 ヘレンの命を奪うがその後リーゼの命で動けなくされ、ドラムに討たれる 実はラーオの実験体
×ドラム
リーゼの使うライオン 尻尾に棘があり、その棘でビーストにトドメを刺す
◎黒賀村村長
培養液付けの正二に付き従う、村の村長
◎丸木教授
ビースト編で登場し、虎とライオンの常識を説くも常識ハズレなビースト＆ドラムに唖然 意外と筋は通すタイプ
☆タランダ・リーゼロッテ・橘
仲町サーカスの一員で、動物芸担当 最初は気弱だったがビーストとの戦いで猛獣使いとしての自信を得る 通称リーゼ
◎増村医師
黒賀村の村長と共に、培養液付けの正二に付き従う
◎ヘレン・リーゼロッテ・橘
猛獣使い、リーゼの双子の姉 妹に厳しく当たるも、その後ビーストに殺され リーゼの心にトラウマを残す
○遠野太夫
日本に流れ着いたアンジェリーナの身分を隠した姿 客におかしな問いかけをする事で有名
☆コロンビーヌ改
改修されゴスロリ姿となったコロンビーヌ 窮地の勝を救うも自分が犠牲となり、最後に勝に抱擁され、満足げな笑顔と共に散る ×バジリスク
ラーオの幻獣の一体 リーゼの調教で平伏
×ゴルゴン
ラーオの幻獣の一体 リーゼの調教で平伏
□ディアマンティーナ
最後の四人が一体、少女のオートマータ フェイスレスに歪んだ愛で言い寄るも、それが自身のやってきた事をフェイスレスに見せ付ける事に
△ゴイエレメス
貞義が勝に残した人形の一体 超パワーが売りだが糸が重く扱いにくい 主な使い手は勝、平馬
□クマちゃん
ディアマンティーナの武器 高速移動タイプ、爆発タイプと種類は様々
△キャプテン・ネモ
貞義が勝に残した人形の一体 水中戦に対応しているがふわふわしてやりにくいらしい 主な使い手は勝、平馬
☆オリンピア
純白ドレスのマリオネット 重武装、飛行可能、多ギミックの高性能機でその顔はアンジェリーナの死に顔からとられている 使い手はギイ
☆ジャック・オー・ランターン
貞義が勝に残した人形の一体 飛行可能で使い勝手がよく、勝の愛用人形として勝を長く支える 通称ジャコ
☆あるるかん
黒ずくめの道化姿で最古のマリオネットにして、物語の重要な鍵を握る存在 主な使い手はしろがね、アンジェリーナ
◎加納 大輝
フェイスレスに関節を分解され、その顔を成り代わられる アンラッキーちゃん 読者投稿だったんか
どうもニューウエイズな毛色な気はしてたけど ５Ｐ目
☆フェイスレス
しろがね達の指令にして全ての元凶 自分を信じ、全てが自分を中心に回ると思っている自己中の権化
彼の歪んだ愛は世界中を巻き込む事となる 通称『三解』のフェイスレス
☆しろがね犬
白金の髪が溶けた生命の水を飲んだ、フェイスレスの移し変わり
だがその考え方は微妙に差異があるらしく、最後はフェイスレスから勝をかばい死亡
☆才賀 エレオノール＝しろがね
物語のヒロインにしてクールな完璧超人 サーカス芸は一通りこなせるが、一番の持ちネタは軟体芸
勝、鳴海との出会い、仲町サーカスとの交流で人間性を得るがそれがしろがねの心を苦しめる事となる 因みに識字は超ヘタ
☆才賀 勝
物語の主人公 最初は守られるだけの気弱な少年だったが、数々の冒険、出会いを経て成長
最終決戦の後、彼がどうなっているかは運命の歯車のかみ合わせだけが知っている
☆加藤 鳴海
もう一人の主人公 子供たちには優しいが、一度疑うとかなり疑り深い性格
勝と別れた後の数々の戦い、別れはナルミを長く過去の怨念へと落とし込むこととなる
☆グリュポン
勝に従うトリ型のオートマータ マスコット的存在で勝を度々励ましてきた 通称グリポン君
最後はひとりぼっちのフェイスレスの側に付き、彼と共に散る
☆フェイスレス（若）
今までの身体を捨て、生身の身体となったフェイスレス 勝との最終決戦を挑むが
自分自身の言葉が跳ね返り、また自身の姿も見せ付けられ…最後に自身の間違いを認めることとなる
☆藤田 和日朗 と、スタッフ一同
からくりサーカス作者とアシスタントの皆さん 本当に御疲れ様でした からくりサーカスは、これにて全ての公演を終了いたしました
皆様、長きに渡るサーカスの旅路にお付き合いいただき、本当にありがとうございました
・・・そして、願わくば いつかまた、新たな演目と共に
皆様をスリルと興奮の一大スペクタクルにご招待できる時が、ありますように・・・ コイツらの3分の2.5ぐらいはコンベンションに死んでいったんだよな・・・ あれでエンディングかと思ったらスゲー豪華なスタッフロールまで入れてくれるとは
本当にお疲れ様だわ、藤田センセ もう来ないと思っていたから画像を先に貼っちゃったわ
悪い事したな カーテンコールも終わったしさっくり楽屋裏としておきましょう
改めて、お付き合い下さった皆さん、合いの手を下さった皆さん、本当にありがとうございました
特にちょこちょこ反応してくれたルー語のお兄さん（）には多大な感謝を
>>792
まあ大丈夫、問題なしよ むしろキャストの補足的な意味でも画像貼ってくれたほうがありがたいでしょうし
ただカーテンコールはちょっと、人選に疑問なところあるよね
＞◎列車の脱線事故に巻き込まれた女の子
この子とか言われないとまず解らん（何
だというのに阿紫花の使っていたプルチネルラがいないし
特にぶっ殺し組、誘拐組からの欠席が多い気がする ぶっ殺し組とかほぼほぼモブとの境界性過ぎて流石にイランｗ これからのことを現実的に考えると、柔らかい石の成分分析→精製方法を探るために、各国がエレオノールの身柄を確保するためにしのぎを削るんだろうな
エレオノロール（＆鳴海）は現実の某国みたいに拉致しようと絶えず襲われる日々を送るのだろうか そこはスピードワゴン財団よろしくしろがねの残党がマルチにフォローしてくれるはずpdd >>795
それを聞いて安心した
長い間ありがとう
楽しかった >>797
北チョンよりロシアやアメリカの方がガッツリ絡んできそう >>799
いえいえ、こちらこそ一年ちょっともお付き合いくださってありがとうございます（ぺこり 因みにカーテンコールは初登場時の話数も添えたほうがいいかなーとも思ったけど
流石にキツすぎて断念でした ｽﾏﾇ（ 罰lゲームみたいな地味なキャラまでコールしてるのが凄い 全ての原点は兄弟間の女の取り合い
ドロドロの愛憎劇よ ぶっちゃけ白金(フェイスレス)よりも銀兄さんの方が悪いと思うのは俺だけ？ 定形的なストックホルム症候群で良い奴と錯覚され易いキャラだなフェイスレス 黒賀村編で勝が年上の女共にフラグ乱立しまくってたのが納得できないって意見をちょくちょく見かけるけど、どいつもこいつも読み込みが浅いわ
軌道上のプラハでの最終決戦でフェイスレスは勝にこう言っている
「お前くらいの他の子供なら兎も角、お前は僕の転送(ダウンロード)を受けかけていた！お前の頭の中はもともと大人の『愛』を知っていたのさ！」
このフェイスレスの発言が事実なら黒賀村編で勝が子供の身でありながら年上の女共に異性として意識されていた事にも合点が行く
勝は当人も無自覚ながら大人の恋愛と攻略方法について既に熟知していたんだ ナルミは結局ミンシアとのワンセックスで脱童したのか >>810
通学編でのしろがねに対するパーソナリティさからして
伏線回収するまでもなく大人びてる印象 藤田漫画の主人公達はワンパターンなくらいに熱血漢な根性者ばっかりだな
まぁそこが良いんだけどさ 対(つい)にして双(ツイン)？もうちょっとマシな表現なかったのかよ 島本センセが背中合わせの共闘を思いっきりパロったのは笑ったわw 最近の連載中スレじゃ一番人居たけどマナーやモラルの低下も激しかった希ガス
アニメ化の影響か２ちゃん全体の雑談板化の影響か試練が
半島が相手にされないと分かるとタチの悪いキャラ叩きにシフトしたみたいだが
NGワードがやたら設定されてるのも含め、こういう匿名のグレーゾーンを利用した遊びに潮時を感じ始めてる 勝といい、鳴海といい、二人とも初期と終盤で随分とキャラ違うよな
心優しいけど気弱なボンボンだった勝は逞しく急成長
お人好しな格闘兄貴だった鳴海は陰鬱な悪魔(デモン)化
それぞれの変化を辿ると面白い ヴィルマさん死なせる必要あった？せっかくヒットマン辞めてサーカスに馴染んでいたのに…… 阿紫花とヴィルマの関係はもっと深く掘り下げて欲しかったな 鳴海としろがねの後日談的なスピンオフML同人観たい >>840
まー人が増えれば治安も悪くなるのは仕方ない部分もあるよね
それでも近年の連載中スレでは８番まで続くのはかなり異例の事だから
やっぱりからくりサーカス自体に、強烈なパワーがあったんだろうﾅｰと思う
あと興味深かったのは、連載当時は勝くんあんまし読者人気が無いと聞いていたが
こっちだと割とみんなからは勝くんはそれほど否定的な目で見るのは少なかった印象だったすな
その分ナルミ闇落ち期は叩き台のターゲットにされてた気もするが 「正義を貫く事」こそ「生きる事」であり「幸福」なんだ。 躁鬱メンヘラな鳴海も人間味があっていい
自閉的な何考えてるか分からん奴よりは 「からくりサーカス」は勝の物語である事は明々白々
鳴海の方は助長だった からくりサーカスを読んでて何かとジョジョ5部に通じる物を見出したわ
勝はまさしく「眠れる奴隷」だった >>855
マジレスすると勝と言うより黒賀村編が牧歌的で緊張感がない上に長かったからイライラしている読者が多かっただけ
あの辺はそれまでの鳴海のサハラ編や正二の過去編と比べちゃうと内容が弱いからね 村の日常編は冗長で読み返すのもめんどん臭いけど
ああいう日常話ないと脇役の掘り下げにならんから必要悪 勝の事を主人公補正の塊だとか言う輩は読み込みが浅いわ >>855
連載当時は２ちゃんの内外問わず黒賀村編がハッキリ評価分かれてた
ギャグがつまんねーとか、はよ話進めろとか
週刊連載で待たされるのを嫌うのは今昔問わず有ることだが、あそこはかなり毀誉褒貶激しかった
勝の評価は確かに分かれてたけど、それは連載初期より後期に集中してた様に記憶してる 勝の問題点として挙げられるのは天才設定、ダウンロード等で得た他人の能力で無双、何故かモテる、こんな所か？ 勝は読者が投影性同一して共感できるタイプの主人公ではないからしゃあない アクアウィタエって、浸かると全身が溶けてしまう液体みたいだけど、飲んだら口腔内とか内蔵とか体の内側が溶けたりしないの？ ウィタエ水はティーツリーオイルみたいな副作用が大きい スキマスイッチの「全力少年」を聞きながらこの漫画を読んでみよう
メチャクチャ曲と合っててテンション上がりまくりだぞ 阿紫花さんのあの妙な喋り方ほんと好き
リアルで真似したくなりますぜ 阿紫花とヴィルマとか生き残しても一生留置所でハーパライフよ コロンビーヌVSディアマンティーナは作中最高の名勝負
まさにベストバウトだった 梁師範とパンタローのコトコトした初期の強者同士のバトルも良い 平馬は何だかんだエビリファイな活躍の場もあってキャラ的に恵まれてる 平馬は勝の相棒としてそれなりに頑張っていたよ
英良との兄弟の会話がもっと見たかった TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のED「Magia」の歌詞の一節「いつか君が瞳に灯す愛の光が時を超えて滅び急ぐ世界の夢を確かに一つ壊すだろう」がフェイスレスを連想させてくれるわ
からサーを読んだ後だと特に >>865
>>870
あー、勝くんがどうこうってより、勝が活躍してるところの話の展開がアレだから不満の声が多かった、ということか
まあ確かに勝が本格的にメインスポットが当たるまでは、どっちかというと
活躍のメインはしろがねだったり、仲町サーカスの皆だったりするしね
で、独り立ちの主役に抜擢されたところで冗長な人形相撲だから、まあ解らんでもないか >>902
勝が着実に力を付けて行く一方で鳴海がドンドン変な方にトチ狂って行った点も大きいかもしれない
子供思いのお人好しな熱血漢だった鳴海がしろがねに辛く当たり暴走する様は見るに堪えなかった ミンシアと合流してからもしろがねへの恨の精神を継続してた辺りから
メラメラストップ安よ からくりサーカスのアニメを見ている人いる？
>>902
からくりサーカスのアニメは見ていますか？ そういや1話から読み返して疑問なんだが
勝を襲ったオートマータ達は誰の差し金なんだろ
オートマータである以上ヤクザ共の手勢じゃないのは間違い無いし
思いついたのでは、フェイスレスが勝をサーカスへと誘導させるために差し向けた、とか浮かんだが あの時点ではストラテラなオートマータ設定はまだ思いついていないはず まあ実際メタい視点ではそうなるんだろーなw
ゆでほどじゃないにしろライヴ感満載でやってる人だろうし ゆでと藤田って一見対局なスタンスにみえて
設定に関しちゃ双極性にいい加減なところあるからな 困ったことが起きたら一番近くのサーカスに駆け込め、しろがねはそこにいる（助けてくれる）っていうのが、なんというのか、無理ありすぎで 劇中に描かれてないだけで無名のしろがねが無数にサーカスに潜伏してrya）ｎ >>908
見ているよ
けど怒涛のカット祭りで毎週イライラさせられてるわ
名場面のカットやり過ぎだろ…… ありゃ紛い物のかんこくサーカスだと思って流し見する程度が正解やで 劇場版でラ・プリンセス・ドゥ・マヌカンやってくれると信じてる ダイジェストかってぐらい梁々飛ばされてて
呆れるを通り越して失笑した オートマータは極端に知能低いオルセンみたいなの除けば
下手な自閉症とかより全然人間臭いのがどうにも引っかかる 今からでも変われるだろうか
勝みたいに強くなりたい >>908
長年ずっと待ち望んで来た念願のアニメ化だもの
見てるに決まってるでしょ！ 勝とコロンビーヌの所をカットされたら発狂する自信ある
既に勝とリーゼの所をカットされて精神的なダメージ大なのに アニメ観てないけど
ラストに繋がらない要らないエピソード割とあるからな
中高生くらい？のリーゼと勝のカップリングも無理矢理感あって個人的にはないならないで良いかなと どうせカットするなら鳴海がしろがねに辛く当たる所をカットして欲しかった
あの辺の鳴海は正直見るに堪えない リアルタイム時もナルミの異常性へのヘイトがメラメラ高まった頃合 やっぱりこうして考えると鳴海と勝が再会しなかったのは正解かもしれないね ニューウエイズなスピンオフに繋げ易いようにあえてあのラストにしたんだと思ってた 黒賀村の一連の流れはダイジェストで済ませられる可能性もあるが
シルベストリがカットされたら泣くわ 鳴海編を偏執的にカットしたんだから勝編は安泰・・・とも言い難いんだよなぁ >>874
｢うしおととら｣はダブルヒロインだったな 鳴海としろがねのカップリングにはイマイチ萌える事が出来なかったな
勝編では良い感じに喧嘩ップルって雰囲気だったけど中盤で再会して以降は鳴海の態度がアレだったせいで相当ケチついてしまった感ある 性格的にもしろがねが唐突にああも鳴海に惚れ込むのは違和感あり過ぎて投影性同一しにくいしな 鳴海としろがねより勝とリーゼの方が好きだな
勝も勝だよなぁ！しろがねを異性として意識する暇あるならリーゼをもっと大事にしろや >>960
分かるわ
実際あの辺の鳴海にはイライラさせられた まあだからこそ最後のしろがねの笑顔のカタルシスもあるってもんなんだけど
そこに至るまでが本当に辛すぎてなあ・・・ やっぱ当時の萌豚は盛大に火病起こしてチョンデー燃やしたりしたんかな >>940
勝と鳴海の背中合わせの共闘からの激励の場面は本作最高の神シーン
あそこの為だけにこれまでの全てがあったと言ってもいい程だ
あそこで勝は憧れの存在である鳴海に追い付き、追い抜き、最終的には「卒業」したと言える 全体的に見ると粗も多いけど部分部分で見ると本当に名場面の宝庫だよな 鳴海の方がアスペボダ言動多いしネタ的な意味で話題性はありそう >>810
こういう視点があるとは思わなかったわ
やっぱりこんな新しい発見があるから連載中スレは面白い
こっちとしてはもっと単純に、勝がフェイスレスの息子として
色んな人間を手玉にとった、「人たらし」の才能がダウンロードなり、血筋なりとして受け継がれていたんだろうなあ
くらいにしか思わなかった記憶
>>908
残念ながらアニメ未視聴製ですわ、申し訳ない 熱心な原作ファンほど躁鬱ダウン入り必至な出来の罰ｌゲームみたいなアニメ 社会人生活を経た読者には藤田先生が無茶振りするクソクライアントにしか見えないと言う地獄
もっと金出すかもっと時間くれるか、小型化が主目的なら、絶対に良い物を作れるのが分かってるからスタッフに同情したくなる 藤田先生、大好きです
人として大切な事は全て貴方の漫画から教わりました
どうかこれからもバリバリ爆進して下さい
心の底から応援しております なんか胡散臭いネットワークビジネスかマルチ屋のような雰囲気のスレになってきたなｗ うしおととら、からくりサーカス、月光条例、どれも文句無しの名作だよ
もっと早くに藤田漫画と出会いたかったなぁ この「からくりサーカス」には少年漫画らしい清々しいくらいに熱血で清涼感のある気持ちのいい要素と暗い内容の青年漫画にありがちなドロドロした恋愛模様や狂気と言った人間の心の闇から来る負の要素が練り込まれているな。 スレの残りも少なくなってきたので挨拶だけ
長いことお付き合いいただき本当にありがとうございました
とりあえず次回やるの決まったら楽屋裏のほうでお知らせしますわー >>988
長い間お疲れ様でした
本当にありがとうございました https://i.imgur.com/4Ie2isY.jpg
アニメの勝はショタ好きにウケそう
俺も性癖おかしくなりそうだ 「盾」は敵の攻撃から身を守る為の防具
「楯」は記念や賞として贈呈される表彰楯や優勝楯 このスレッドは１０００を超えました。
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