からくりサーカス連載中 サーカス５日目
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週間少年サンデー 1997年32号にて連載が開始された「からくりサーカス」
この漫画について色々語りましょう
なお、この作品は人形繰りの技術を駆使することで、１日一話のペースで連載されるようです
たまに操り損ねて変な時期に休載したり合併号になったりすることもありますが気にしないでね
※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第１話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。
●ただし、あらすじは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●（「第1話・A」とか「第2話・前」等）
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。
ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏！ 現代に戻って好き放題に語り合え！
関連スレ等
からくりサーカス連載中 からくり４体目
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1532419217/
連載中スレの楽屋裏 第３５幕
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1531910380/
連載中スレまとめ
http://rensaimatome.blog.fc2.com/
連載中スレ過去ログ倉庫（更新停止中）
http://rensai.nobody.jp/ 強さの説得力がないと言えば、なんか大口叩いてるジミー他雑魚オートマータもだな
中身は最新型らしいが語り口が完全に三下なせいで虎の威を借るなんとやら、としか見えぬ 一応旧タイプの不十分なリサイクルボディっていうハンディ設定があるから
広汎性にみたらイイとこ無しの明神様よりは若干威厳を保てた感のある最古 読み返してていまさらだけど、フランシーヌの愛してくれてありがとうのシーンで指に銀の贈ったヒモの指輪してるの気づいた。
なんかあんまりにも聖女感が強くて忘れがちだけど普通に女の子だったんだよな
幸せな瞬間に奪われて、ツラい状況で唯一大事にしてたと思うとせつない。 コロンビーヌもファーストコンタクト時のナルミのコミュ力次第では
双極性に普通の女の子側に引っ張れた気がしないでもないな 本当に事ある毎にナルミに難癖つけたい奴が常駐してるんだな 第４幕
仲町サーカス 黒賀村に来たる
［仲町サーカス 黒賀村入り２週間前―――］
サーカスは今度黒賀村のほうに足を向けると聞き、しろがねも目を丸くする
なんでも村の夏祭りにて、仲町サーカスにお声がかかったそうで
久しぶりに勝と会えると聞いて、ノリさんヒロさんも笑顔を浮かべる
ヴィルマは勝が成長しているか思案し、リョーコの方はマサルだしたいしたコトないと返す
三牛親子の方はマサルよりも興行の報酬のほうが気になってるようだけど
その横でリーゼも８ヶ月ぶりに勝会えるときいて大はしゃぎ
・・・そして、しろがねも柔らかな笑顔が浮かぶのだった
喜ぶしろがねの姿に、ノリさんヒロさんも笑顔が浮かぶ
勝に会えなくて半年、しろがねの落ち込み具合はそうとうなものだったとの事で
特に春に会いに行くはずが、別のイベントに呼ばれてお流れになった時には、もうへろへろよれよれだったそうな
…しかし、勝に会えて嬉しい気持ちがしろがねにあるのは間違い無いが
彼女の心には、一つの懸念があった… 今の、カトウナルミの存在である…
（もとのナルミがお坊ちゃまと会うなら、どんなに素敵だろう！
お坊ちゃまの見る悪夢はいつも、自分を守るために死んだナルミの夢…
その悪夢をお坊ちゃまはもう見なくてすむのだ
それは、なんて素晴らしいことだろう…… でも… でも、ナルミは……
お坊ちゃまの知る、あの優しいナルミとは――― もうちがう！！
ここにいるのは、私を殺そうとする、変わってしまった別のナルミ……
それを知ったら、お坊ちゃまはどんなに傷つくだろう…… どんなに悲しむだろう！）
しろがねの脳裏には、自らにその怨念を向けるナルミの姿…そして、悲しみの勝の姿が浮かぶ…
ナルミとのつらい別れの思い出を乗り越え、歩き始めた勝が、今のナルミと出会うのが正しい事がどうか
どうしても、しろがねには勝をナルミに逢わせる事を決心する事ができなかった… ・・・すると丁度ナルミと、法安との会話が聞こえてきた
なんでも法安はここが終わったら自分と四国に来るようナルミに言う
なんでも黒賀村の次の場所の『先乗り』だとか
その言葉に首を傾げるナルミに『先乗り』に関して法安が解説
「次の興行をうつ土地にサーカスより先に言って、色々準備する先発隊のコトだ おぼえとけ！！
その土地の顔役にあいさつして、歩銭…つまりはショバ代みたいなモンのハナシをしたり、
テントの土地を下見して、小屋を建てる時の若い衆の手配とかを、ま、しとくんだわな」
しかしナルミも自分で良いのかと法安に言うが、どうやら手が空いてるのがナルミだけなようで
何時までもアルバイトだから、ではなくこういう段取りも知っておくよう命じる法安
…ナルミはまだ、勝とは再会しない…その事実に、しろがねの胸のうちに浮かぶのは、安堵か、あるいは・・・
［仲町サーカス 黒賀村入り 当日―――］
そうして黒賀村に向かう山道を、仲町サーカスのトラックが通る
なんともイナカな雰囲気に、メンバーの反応も三者三様だが
ノリさんはしろがねのあの舞い上がりっぷりを見れただけでも本望だとする
しろがねのほうはトラックの上に正座で乗っかり、勝との再会を今か今かと待ち望んでおりました
久しぶりの勝はちょっとは成長してるだろうか、
修行のために行ってるのに何も出来ないままならぶっとばすとする仲町のオヤジだけど
リョーコの方は勝だしあんま変わってないかも、との言葉にオヤジもすこし難しい顔になっちゃう
こんなノンキなとこでフヌケてるんじゃないか、なんてイジワルな事言うナオタだが、ノリさんも正直否定しきれないようで
…と、丁度村が見えてきて…一行が目にしたのは、黒賀村の人形使いたちによる縣糸傀儡の拍手喝采の出迎えであった！
その大歓迎や、しろがねの使う『あるるかん』の如き人形がいくつも並ぶ姿に、ノリさんもナオタも目を丸くする
そんな大歓迎の黒賀村に、仲町サーカスもさっそくその技を披露しながら村のみんなに挨拶するのであった しかしこうなると、しろがねの人形では黒賀村の皆にはあまりウケないであろう
『あるるかん』は仲町サーカスの目玉だったが、ショーの内容を考え直す必要がありそうで…
・・・すると、子供達が遠くのほうから現れた影に「マサルや」と洩らしてその道を空ける
こちらに向かってくるのは、空飛ぶカボチャ頭の人形『ジャック・オー・ランターン』
そしてそれを操るのは、言うまでもない…！！
「みんなーっ！ いらっしゃ―――い！」
そう叫びながら、ジャコの後ろから一輪車とジャグリングを披露しながら勝がみんなに姿を見せる！
その姿を前に、しろがねも思わず勝の体に抱きつくのであった
それと共にサーカスのみんなからも笑顔でその再会を喜ばれ…
そんなサーカスの到来を阿視花三姉妹も目にするが
「ふ……サーカスね…… 他人に芸を見せて、お金もらって……
わたくしのすることじゃないわ くっだらない……」
サーカスの到来に沸き立つ村人達を他所に、菊姉の反応はどこまでも冷ややかなものであった
＜続く＞ ソウル中心部のビルで９日早朝、火災が発生し、消防当局によると７人が死亡、１０人以上が負傷した。
韓国警察は共同通信の取材に、死者の中に５０代の日本人男性が含まれていると明らかにした。
現場には消防隊員約１００人が出動、約２時間後に鎮火した。警察が出火原因を調べている。失火の可能性が高いという。
ビルは地上３階建て。当局によると２、３階は居住スペースで、計約５０人が居住していたという。
古いビルでスプリンクラーが設置されていなかった。居住スペースの出入り口周辺で出火したため、避難が困難になったとみられる。（共同）
https://mainichi.jp/.../k00/00e/030/346000c こりゃ菊姉がオートマタ共に犯されかけて勝が救出して〜って
定形的な展開で改心するとかじゃないだろうな・・・ ひさびさのサーカス経営要素がでてきたな、今回は
もうちょっとそっち方面もみたいんだがなー自分としては 後半のシビアなバトル続きの中で日常編挟むとか
過去キャラの死亡フラグがメラメラ立ちそうで微妙に不安になるｗ 前回勝の独白で、最初で最後の黒賀村の夏、とか言ってたしなあ
そろそろでかい爆弾来てもいいように心構えだけはしておこう・・・ ヴィルマかリーゼあたりが色々とヤバそうだな
急に広汎性にピックアップされたらリーチ・・・ 最初で最後の黒賀村の夏ってことは
さすがに村民全員皆殺しにはならんけど
少なくとも黒賀村は壊滅するんだろうな 斬撃系の新キャラが何やら敵におるし
作風的に凄惨なグロティ展開きそう… ジャコあやつりながら一輪車とジャグリングを披露する辺り、本当に成長したなあ勝
最初は一輪車も満足に乗れなかったと思うとちょっとしみじみ 勝みたいなキャラはあんまり急速に成長させると読者が投影性同一しにくいから
結構成長描写が難しいところ 第５幕
肝だめし大会
日も暮れた頃、サーカスの皆には村のほうで一軒家を無料で貸してくれたそうで
なかなかの高待遇に声をあげつつのんびりくつろぐサーカスの面々
だがそこに仲町の怒鳴り声が響き渡る
何もいわず姿を消した勝を、仲町が怒鳴りつけていた …その光景にしろがねも仲町に声をかけようとするが
三牛パパはしろがねにここはだまってなよ、としろがねを制止する
「オレはな、サーカスは家族だと思ってる
…それが、おまえは家族になんの相談もなしにカッテに出てった だから殴る！！」
そして仲町のげんこつが勝のどたまにごちんと突き刺さる！
思いっきり叩かれ勝も涙目で頭を押さえるが…その頭を、仲町が優しく撫でてあげ
「で、サーカス芸はうまくなったのかよ？」と、笑顔を向ける仲町のオヤジであった
三牛パパもこうなると思ってた、とぼやきながらも勝の体つきがたくましくなった事にパパも気づく
ギイさんが鍛えてくれたからとしつつ、そのギイは入れ違いで出かけてしまったそうで…
そのギイ曰く、自分もエレオノールには会いたいが１０日ほど出かけてくるとのこと
だいぶ前からルシールや仲間達と連絡が取れず、ほとんど単独行動を旨とするしろがね達といえど流石に気がかりだとして
事の成り行きを知っていそうな人物の元を尋ねる、とギイは言う
その人物とは、イギリスの大金持ちで、もと『人形破壊者』＜しろがね＞だった情報通だと言うが…
その時のことを思い出しながら、もう少し待ってから行けばいいのに、なんて胸のうちでぼやく勝
そこにノリさんとヒロさんに、勝がその首根っこひっ捕まえられる！！
「オヤっさん、すんません マサルをオレらもしかりますんで…」＃
そしてノリヒロコンビの「「バカヤロウ！！」」との叫びが響き渡り
・・・満面の笑顔で勝なでたりほっぺひっぱったり バカヤロウの後は考えてなかったようです
で、色々再会したメンバーがマサルの身柄を次々もってきもってき
最終的にヴィルマが、リーゼとの再会を演出してあげるのでした 阿紫花家では、もう６時半にもなっても帰って来ない勝に百合がなんだか苛立ち気味
なんでも今夜は『肝だめし大会』があるようだが
もしかしたらサーカスの人たちの再会のほうを優先したのかもと、百合とれんげが不安そうで…
「何言ってんだよ、ユリ姉は『コワイのいや〜』とか言って毎年来ねえし、
れんげ姉も『子供クセ〜』とかいっていつもバックレてたんじゃねえかよ」
そんな二人に平馬が冷蔵庫物色しながらそうぼやき
と、そこに菊姉も平馬のどたまに大量のお布団どすっと乗せながら姿を見せる
なんでも母さんがサーカスの人達にお布団はこんで欲しいそうだが…
平馬、れんげ姉はろこつに嫌そうな反応するけど
「わたくしの方がイ・ヤ・で・す」 菊姉のほうもものすごい剣幕でそう言い放ちながらこうも続ける
「サーカス！なんの生産性もないくせにお金もらってヘラヘラしてて、
好き勝手に暮らしてるヒト達のためにわたくしが指一本使うのもイヤよ！！」
「そ…そこまで言うコトねえんじゃねえ？」；
「マサルちんも言ってたよ……『サーカスってとってもステキなんだよ』って」；
「マサル！？自分の優秀な才能を伸ばす貴重な時間をサーカス芸の練習とかでつぶす愚かな子 わたくし大キライよ！！」
すごい剣幕で叫ぶ菊姉に、妹達もたじたじになりつつも、しょうが無いので一向も手伝ってあげる事にするのでした
…同じ頃、黒賀村から遠くはなれた海の上…
そこには、空飛ぶオートマータ、ケニスとアノスに運ばれるシルベストリの姿があった
しかし移動するにももっと別の方法も有るだろうとぼやく二体だが
シルベストリはそういわんでくれ、と言うも二体も彼を恐れながら露骨にとりつくろう
…二体に目的地まで運ばれながら、シルベストリはふと、呟く
〔人間はなぜ……群れるのだろう？
家族という単位で…… 友人で、グループで、集落で…そして国で…
人間がこの地球上最高の生物なら、なぜ一人で生きようとしないのか……〕
〔はァ？なんすか、そりゃ……〕
〔ほっとけよ、アノス シルベストリ様は長く人間の中にいて哲学者サマなのさ〕
とりあえず日本まではまだまだかかるそうで、シルベストリも二体にゆっくりやっとくれ、とするのだった 勝達のほうに視点を戻し、勝が今日の用事を思い出した
慌てて戻ろうとするけど、カバンの紐に足をとられて転びそうになってしまうが
それをリーゼが抱きしめて抑えて…そんな光景を、丁度訪れた阿紫花姉弟が目にし
そんな姿に姉弟たちもしろいめを向けるのでした 菊姉は華麗にスルー
…と、リーゼがお布団と晩御飯を運んでくれた皆に声をかける
まずは自己紹介から初めてにっこり笑顔を見せるリーゼでした
用事も済んだしこれから村の『肝試し大会』が有るので、この辺でおいとましようとするが
肝試し大会、ときいてメンバーも面白そう、と反応を見せ
仲町のオヤジもそれなら勝のついでにリョーコとリーゼも一緒に加えてほしい、とする
そんな言葉に菊姉もちょっと不服そうな顔を浮かべるけど
という訳で、肝だめし大会に付き合う事になった菊姉
高１にもなってなんでこんな事に、なんてぼやくけど
リーゼやリョーコは初めての肝だめしとあって笑顔でどんなのか期待
肝だめしは二人一組でとり行い、まずはペアを決めるくじ引きから
誰となるか緊張する勝に対し、平馬は冷めた反応 五郎のほうはユリッペと一緒になるよう祈りながらくじを引いてた
菊姉が引いたくじの番号は１番 わたくしにぴったり、と微かに笑みを浮かべる
・・・のも束の間、同じく１番を引いたのは…勝でした
「帰ろうかしら」 これには菊姉もうんざり
また、リーゼの方は４番を引き、ペアを探してる最中
その言葉に平馬は…自身が引いた４番の札を見て…なんだか難しい表情になりながらも、ぐっと握りこぶし
他にはリョーコが百合と、五郎がれんげ姉とペアを組む事に決まり
そんなこんなで肝だめし大会が幕を開け、まずは一番ペアの菊、勝の二人が出発するのであった
…どうにも冷たい態度の菊姉には、勝も唇を尖らせていた様子だけど
＜続く＞ これを受け、韓国のネット上では男性ネットユーザーを中心にコメントが寄せられている。
「現代（ヒュンダイ）自動車が良心的な価格で製造・販売してたら、こんなに外国車が売れるわけない」
「ベンツより高い国産車を買い続けるバカはいない」「他国で韓国車を売りたいなら、韓国でも他国の車を売ってあげるべき。
消費者をもてあそばず、品質と価格競争に力を入れて。そうすれば国産車も無視されない」「昔はコスパがいいから国産車に乗ってたけど、今や価格は外国車並み。
それなのに性能やデザインは落ちる」「自国民をバカにしたんだから自業自得」など厳しい声が相次ぎ、その理由として「貴族労組（※生産性を上げずに高い給与を受け取り、
経営危機時にも賃上げを要求するなどとして、韓国で貴族階級と揶揄されている）」を指摘する声が目立つ。
https://img.recordchina.co.jp/thumbs/m720/201811/20181107-035576125.jpg シルベストリのそこはかとない強キャラ感ええな
パンタローネみたくエラそうぶるでもなく自閉的な物言いが強さを醸してる 佇まい一つとっても大物感あるよね ＞シルベストリ
思えばこういう落ち着いた感じのおじいちゃんは今まで出てこなかったしな
ある意味シリアスモードのフェイスレスはちょっと近かったけど なんかあんまり悪人ぽさがないなシルベストリ
まさかとは思うが梁師範が改造されたなれの果てなんじゃrya）ｎ 一番コンビの菊と勝ときいて、ヘルミッショネルズが浮かんだ（何） 仲町オヤジ気を利かせたつもりっぽいけど
結局事態をメンドン臭くするキーパーソンな側面があるから不安ｗ そういえばギイがフウ爺さんのところに向かうフラグが出てきたな
今回の対応次第でフウに裏表が有るかどうかがハッキリするといいが
本当に自分の考えでああいう結論に至ったのか、真実は知ってるけど都合がいいから黙っているかどうか
まあその動向次第ではフウも敵に回りそうだが・・・そうなると語り部ポジションから外れるしなー
フウ爺さんに関してはなかなか扱いが難しそう 菊姉はどうにも定型的なジブリの女キャラっぽくて香ばしい 第６幕
肝だめしと菊と勝
肝だめし大会は、まずこわーい話で参加者達を存分に怖がらせるところから始まる
その身の毛もよだつ恐ろしい話にメンバーも恐怖におののく…（菊と平馬のぞき
という訳で存分に恐怖させたところで肝だめしコースに出発
勝も流石に恐ろしくなってきたけど、菊姉はさっさと一人で先に進もうとする
勝もついていきながらも、菊姉が木造校舎の玄関を空けて…薄暗い廊下のその雰囲気に勝も声が出てしまう
「この奥の階段を昇って、二階を歩いて、またおりて、体育館から外に出るのね……」
「迷わない？」
「あたりまえでしょ さ、こんなくだらないコトさっさと終わらせるわよ」
二人が懐中電灯をつけて、その廊下に足を踏み入れる…
「よ…夜の学校って、ものスゴくコワくない…；」
「そうじゃないと肝だめしにならないでしょ バカね」
で、勝も肝だめしのアトラクションにいちいちいい反応してくれておりました
そんな勝の様子に菊姉も冷めた様子で見やり… まるで動じない菊の姿には勝も声をあげるが
「わたくしはあなたとは違うわ、マサル…ちゃんとコレを持っているもの」
そういいながら菊は懐中電灯で暗い廊下を照らす だが電灯なら勝ももらったが
「違うわ、比喩表現（＊たとえのこと）
たとえば、この暗い校舎を人の『人生』だとしたら、それを照らすこの電灯はさながら『知性』だというコトよ
わたくしが日々学習によって得ている知識が…暗く複雑な世の中を明解にしてくれるの
学校・生活・大学・就職とかもね…… だからわたくしは何も恐れない
わたくしの知恵が、今晩のコレが全部作りモノだと教えてくれるから ごくろうさま……」
そういいながら＼ま"〜／っとおどかすオバケのドタマつかんで、無情にもその正体をさらけ出させるのだった
菊姉はさらに、こんなことを話しても自分の知性を無駄にしてサーカスなんかにはいってる人にいっても無駄だとするが
…勝は少し俯きながらも、サーカスは悪くない、と返す 「…口ごたえするの？文化や科学を勉強するより、サーカスしてる方が重要だっていうのあなた！？」
「…それも大事だと思うよ……
でもね……闇を歩く時にさ、大切なのは『懐中電灯』だけじゃ…ないと思うんだ」
どこか柔らかな笑みを浮かべてそう言う勝に、菊も表情が引きつるが…
そこに突如悲鳴と共に二人の男がこちらに逃げ出してきた なんでもオバケが出たらしいけど
菊も呆れ顔で、どうせおばけ衣装の仲間を見ただけだとするが…その存在を見たのは、二階の外…
するとさらにもう一組、こっちに逃げて来た やはり彼らもホンモノのオバケを見たらしい
教室内でスタンバってた彼らだが…何か物音がすると、そこにいたのは天井を逆さに張り付く異形の存在…！
さらにその存在がこっちに追っかけてきていると言う …そんな話を鼻で笑う菊姉だが…
その謎の存在から逃げ出す人達に菊姉が突き飛ばされ、懐中電灯を壊してしまう
ぼやきながら菊姉が眼鏡を直すと…階段の縁に座り込む、謎の長髪の人物があった…
自分の知っている誰とも違う、その何者かに…菊姉も僅かに悪寒が走る…
そしてその人物が階段の縁を乗り上げて下へと落ちるが、菊姉がその後を追いかけようとするも既にその姿は消えていた……
…明かりを失い、木造学校が鈍い音を立てる廊下に、菊姉もわずかに背筋をぞくりとさせつつも
勝ともはぐれてしまったようで、暗い校舎でそこかしこに身体をぶつけてぼやく菊姉
…その脳裏には最初に聞いた怪談話も思い浮かべてしまうが… とにかくまずは外にでんとする
体育館へと向かい、その扉を開けると…
そこで待っていたのは、高い体育館の天井にまでつきそうな巨体の存在…！！
その存在を前に、菊姉も悲鳴があふれでてしまい…その後ろからも叫び声が聞こえながら
半狂乱で突撃をかけるのは勝であった その巨体の白服にどたまどす―――っといくと、その巨体がぐらりとゆれ…
ずだーんと倒れるとその中身の肩車していたノリヒロナオタトリオが露わになりました
なんでも今までの怖い存在は三人が見せていたサーカス芸の一環だったそうで
…三人が誰がやったかで責任押し付けあってたけど とりあえず逃げ出した三人は置いといて、勝がへたりこむ菊姉に手を差し伸べる
その手を掴み立ち上がりながら…菊の顔には、どこか悔しさが浮かぶ
（懐中電灯がなくなった時、私は本当に…恐怖した………
でも、マサルが来た時… 悔しいけれど…私は心底…ホッとしたわ そして今も…）
その脳裏に先ほどの勝の言葉が浮かびながらも、菊姉は勝の手を払いのけ
コレで勝ったなんて思わないでね、なんて素直じゃない言葉がでるのであった
＜続く＞ ノリヒロに影響されてナオタも随分キャラ替えされてきたな・・ocn 最初はイヤミちっくなヤツだったけど
根っこのところではサーカスの芸が大好きだったからな、ナオタ
勝一人の仲町サーカスでも手を貸してあげたし、悪人になりきれない小物から順当に成長したのが今のナオタなんじゃないかな 対象的に菊姉はウザくなってきたなw
マウント取りたがるアスペキャラが板に付いてきた 菊姉はある意味芸人殺しだったが
仮面が剥がれてオバケを怖がる女の子の素顔を見せたのはちょっと可愛かったわ リーゼと菊姉の双極性に性格の違う2人の絡みがみたいぜェ 第７幕
夏祭りの前
御地蔵さんの前に自分たちのペアの名前を描いた割り箸を置き、これで肝だめしはミッション達成
菊姉には、サーカスの仲間達が菊姉を凄く脅かしてしまったことを謝罪しとく勝
……菊姉もさっきの醜態を思い出して顔を赤くしちゃう
で、サーカスの人達なんて自分のような特別な人生には関わってこない人、どうでもいいとしながら
自分の頭脳は人類の発展のために使われるべきで、フツーの人たちとの暇潰しに使うものではない、と言うが…
「……でも菊さん… それじゃ、さびしくない？
そんな菊さんがこれから出会う人は、ほとんど菊さんより頭がわるい人なんだよね……
そしたらさ、頭のわるい人達をみんなよけて生きていったら…菊さんは誰とも友達になれないじゃない」
「ふん…わたくしは、愚かな人達と友達にならなくったって生きて行けるわ」
「…そうかなあ……… ぼくも、他の人とちょっと違うコトをやらないといけないんだけど……
友達にやさしくされたり、やさしくできたりすると嬉しいけどな……」
そんな話に、菊姉も勝のやらないといけない事に関して問うけど勝もあわててごまかし
厳しい視線を向ける菊姉から、ちょっと逃げるように帰り道を行くのでした
ここで視点は勝たちとは別の組へと変わる 怖そうな雰囲気の校舎に
「とても……コワイですネー」と言いながらも平馬の肩に手を添えるリーゼ
その耳元にリーゼの吐息が当たり、平馬も別の意味で背筋がぞくぞく
これには平馬も顔を真っ赤にしながらリーゼから離れるけど…
どうもほんわかした雰囲気のリーゼには平馬もつよく当たれないようで、顔を赤らめながら目そらし
なんだかちょっといいむーどになってきた二人だけど…肝だめしのアトラクションで台無しにされました 続けて悲鳴をあげるのはリョーコと百合ペア
恐怖の悲鳴をあげる百合だけど、リョーコのほうは始めて見るおばけに歓喜の声をあげて
リョーコちゃんおばけの目ずびし ミイラの鼻ぷに
百合もこんな情けないトコ勝には見せられない、と涙目で愚痴り…
そんな百合の様子に、マサルの事が好きなのか尋ねるリョーコ ごまかす百合だけど顔に書いてるそうで
リョーコも呆れ顔になりながらも、勝のこと色々教えてあげるとのコトで
ここにリョーコと百合、二人の女の友情が産まれるのでした 周りのおばけそっちのけで
五朗とれんげ姉ペアの方は、もう悲鳴をあげて泣きわめく五郎の姿に
れんげ姉もサイアクのイベントだわ、と泣き付く五郎のどたま押さえてげんなりしてた
というわけで無事肝だめし大会もお開き なんだかんだで仲良くなったサーカス団員と村の子達
リーゼも笑顔で楽しかったと言い、平馬にも自分たちのサーカスを見にきてくださいネと願う
丁度サーカス公演日は村の夏祭りとも重なるので、花火大会や盆踊りなどもやるそうで
それに興味を持ってくれたリーゼに、平馬もぐっとにぎりこぶし
とりあえずイベントも終わり帰り支度する勝達 だが…勝が何かに気づき、その表情が変わる
その変化に菊姉も気づき…ふと空を見上げると、夜空にカラスが飛んでいるのが見えた
ひとまず一行からはなれて森へとはいる勝、グリポン君も例のカラスの到来を伝えるが
そこに丁度、勝へ向けてのフェイスレスの伝言がカラスから伝えられる
次のゲェムは３日後の夜七日、新たな相手の名、シルベストリのことを伝え
勝もその表情が鋭くなりながらも、それを了解するのであった
…森の影ではその一部始終を見ていた菊姉の姿もあった…
（他人と違うことをするってこのコト？ 『戦ってしろがねを守る』…って、なんのことかしら） そうして日々は過ぎていき…三日後の夏祭り―――
村はずれの森には、現地に向かうシルベストリとコロンビーヌの姿があった
森からでも祭囃子の音が聞こえ…その音に、シルベストリが呟く
〔祭りか…人間はなにかにつけ集まりたがるな、コロンビーヌ〕
〔まったくう、アナタの疑問はいつも『なんで人間は群れるのか』だもんね……
今までいたパリで、何かあったの？〕
コロンビーヌの問いに、まァな、としつつ…シルベストリはコートの胸ポッケに入れていたすずらんをそっと撫で…
―――（回想）―――
「スズラン買ってくれない？おじいさん！！」
パリのとあるオープンカフェにて、席につく老人、シルベストリにそう頼む花売りの少女の姿があった
だが、少女はその後花を売ったお金をヤンキー達に取り上げられてしまう
…その一部始終を目撃していたシルベストリは、冷たい眼差しを浮かべ…
シルベストリは右腕の剣を抜き、裏路地に逃げたヤンキー達を一瞬で斬殺する！！
コートの胸ポケットに、彼女から買ったすずらんの花を飾りながら
花売りの少女にお金を返してあげた 少女も笑顔でシルベストリにお礼をいい…
それから月日はたち、少女もその都度成長し、学校に通い、彼氏を作り、会社に勤め…
そんな彼女からシルベストリは欠かさず、そのスズランを買い上げるのだった
―――（回想終わり）―――
しかしシルベストリの本来の役目は、人間社会で『笑い』を学ぶ事のはずだが
自分の疑問はその問題と無関係でもない、とするシルベストリ 〔あの娘は『家族』や『友達』……『彼』と共にいる時、よく笑っておったのでな……
なぜ人間は群れるのか――― 『たがいになんらかの利益になるから』と考えられなくもないが…
どうもそれだけではないらしい 彼ら人間の基本性能として……
『複数で集まりたがる』ことは最初から組みこまれているようなのだ
だから、今日私が対戦する子供にそのことを尋ねてみようと思う
彼はなんの利益も生まないのにしろがねを守るゲェムのプレーヤーになって、いつも最後には笑っているんだろう〕
シルベストリの言葉に、コロンビーヌも戦いを終えて、傷だらけになりながらも笑顔を浮かべる勝の姿が思い浮かぶ
とはいえちゃんとゲェムはやんなよ、と釘を刺しとくコロンビーヌ シルベストリももちろんさ、としつつ
〔答えが得られようと得られまいと… マサルは私の剣で、切断される〕
人形の眼差しを浮かべて、そう答えるシルベストリ…
…そして、沈みゆく夕陽を背に、二体を待ち構える勝の姿があった…
＜続く＞ 惨殺死体をみても笑顔を絶やさないスズラン売り少女たくましいなｗ
アフリカや北朝鮮ではリアルにありえそうな流れ さすがに殺害現場は見てねーだろw
逃げたヤンキーぶっ殺して少女の所に戻ったって考えるのが自然じゃないか
しかしまじで強そうだなシルベストリ、これは勝の初黒星もありえる 正統派な強敵に勝が勝っちゃうとどうにも物足リタリンから
イイ具合に戦いに邪魔が入って中断されそう リーゼちゃんが天然の男たらしだw これはいたいけな青少年にはいろいろ辛いものがありそうw リョーコと百合はノリヒロ枠に落ち着いてスペクトラムな出番もなく終わりそうだな 多分菊姉の横槍が入るのは間違いないけど
菊姉の容姿がスズランの少女に似てて、思わず気をとられて…って感じにはならなさそうだな、そんなに顔つきにてないし
ただ正直、完全に実力面で勝つには厳しそうな相手だしなあ、その辺どう打開するか リーゼは行動力は結構凄まじいな
その辺が定型的な天然キャラとは一味違う 第８幕
夏祭り
村の方は夏祭りの準備を行う村人達の姿があった
今日は風もなくいい天気、花火を打ち上げるには最高の日と声をあげるおじさん
夜店の方も、今年はサーカスが来てくれているので盛り上がってくれるであろう
丁度出店の方もその仲町サーカスによるパフォーマンスが行われていたところ
リーゼもお客様が一杯でよかったと笑顔を浮かべる ふと、勝の姿に見えない事に気づくが
なんでも後から手伝いに来るそうで、自分たちの番組も観てくれるそうな
その言葉にリーゼもぐっときあいいれ、しろがねも柔らかな笑顔を浮かべるのだった
阿視花家でも勝の姿が見えず、姉達が平馬に勝の行方を尋ねるが先に出かけたようで
祭りには先に行ってて、との伝言を伝えるとれんげ姉もちょっとがっかり
しょうが無いので百合と一緒に先に祭りに行く事にする 平馬は家に残る様子だが
百合とれんげが出かけると、平馬の首根っこが菊姉にひっ捕まえられる！
菊姉に勝の行方を知ってるだろうと言われ、平馬もとぼけようとするが
菊もその行方はお見通しなようで…平馬の脳裏には、ついさっきの勝との会話が浮かぶ…
―――（回想）―――
祭りが始まり、平馬も浴衣に着替えるが勝のほうはまだ着替えを済ませていない
今着てもボロボロになりそうだから、後で着ると笑顔で言う勝に…
「………おめえ、また…その…しろがねとかいう女を守るためのケンカに行くのかよ…
…いいかげんもう、ワケを言えよ 助っ人してやってもいいんだぜ……」
平馬の申し出を勝はその手で遮り…その表情が真剣なものと変わる
「……平馬、ゴメン… ぼくがやんなきゃ…ダメなんだ」
―――（回想終わり）――― 「…菊姉、行かねえほうがいいって……
ヤツにはヤツのジジョーがあって、オレらの出番はねーんじゃねえかってよ……」
そう洩らす平馬に、菊姉はふん、と不機嫌そうに鼻を鳴らすのみであった
・・・祭囃子が遠くに聞こえる、村の入り口の田畑と森の境目にて
対峙する勝とシルベストリ …だが、シルベストリは勝を一瞥するなり
〔だめだな、コロンビーヌ…〕と洩らしながら首を横に振る
目の前の人間では幼すぎて、私の疑問を解決できるわけがなく、理解できぬまま四肢を切断されるだけだとするが…
森のほうでは勝の元へ向かおうとする菊姉の姿がある
たかが１２才の子供程度に何の秘密が有ると言うのか…菊姉も不機嫌そうに草むらを進むが
そこで丁度、シルベストリと対峙する勝を見つけた菊姉だが・・・
そこで見た勝の姿は、いつも見るものとは雰囲気がまるで違う、鋭い表情を浮かべていた
質問があるならしたらいいとの勝の言葉に、シルベストリは改めて、勝に問いかける
〔では……尋ねようか… 『人間はなぜ群れたがるのだ？』
群れで狩りをする肉食獣や、群れで外敵から身を守る魚などではなく…
もはや、天敵のいない人間という生物が、なぜ、なおも複数で集まりたがるのかが、私にはわからない…
食物は流通し、情報も、通信ネットワークがある
全ての人類が、とは言えないが、今や多くの人間が、他の人間と最小限の関係で生きてゆけるのではないか？
だが、おまえ達は友人を求め、集団を求め、何かに属することを求める……
その結果、感情的ないさかいから、戦争、殺し合いが絶えなくなる…
子供よ、答えられるかね？ 人間は、それがわかっていながら、どうして、非複数でよりそいたがるのだ？〕
そう、問いかけながら…シルベストリが、一歩、杖を付いて歩く
・・・・・・ただ、それだけの動作で…それを見ていた菊姉は強烈な悪寒を感じ取る…！
さらに、さっきまであちこちで鳴いていた虫やカエル達も静まりかえっていた事に気づく
止めなければ、勝は殺される…そう確信しながらも菊姉は恐怖に縮こまり声を出せずにいた… そしてシルベストリは、勝の眼前まで近づき…やはり答えられなさそうな勝を、淡々と切り落とすべく
コロンビーヌにゲェムの開始を宣言するよう願う コロンビーヌもそれに応えながら
勝に別れを告げ、手にしたハンカチを地面に落としそのゲェムが開始されようとする…
村のほうでは仲町サーカスが開演し、しろがね達が万来の拍手で出迎えられる
そして勝とシルベストリとの戦いも開幕しようとし…
「質問はわかったよ…シルベストリ」
〔わかっただけではだめなのだよ、少年……〕
そしてシルベストリが自らの右腕の剣を抜き、勝へとその一閃を放とうとする…！
―――場面は変わり、イギリスのロンドンにて
傍観者のしろがね、フウの元を訪れるギイの姿があった
ギイの知らぬうちに、すでにしろがねもオートマータも全滅していることと聞かされ
驚いたな、と洩らすギイだがその言葉とは裏腹に涼しい顔で…
フウの監視の『アイセクト』が、自身に何十年も監視を受けていた事実を告げられていた後だと…とおどけた口調で語るギイ
「冷静だね、ギイ君 では、君が目下、訓練し、育てている少年に対しても…
そうやって君はクールにしていられるのかね？」
「それは…苦労しているよ」
「そうだろうな あたしも、彼の潜在能力を知った時には驚愕した…」
そう語りながら、ギイとフウの二人は勝のその潜在能力をこう言い表す
「彼は『天才』さ」「そうだな…化け物＜モンスター＞級だ」
場面は勝とシルベストリの戦いに戻り…放たれた一閃を、勝は手にした刀で受け止める…！！
パンタローネやアルレッキーノも切り裂いた自身の初太刀を受け止められ
その表情を鋭くさせるシルベストリ コロンビーヌと菊姉も驚愕の表情が浮かぶ
更に勝は左手に剣を持ちながら、その右手でカバンからゴイエレメスを引き出す！
＜続く＞ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181113-00000035-tospoweb-ent
フジテレビ系の生番組「直撃ＬＩＶＥグッディ！」は１３日、韓国の７人組ヒップホップグループ
「防弾少年団（ＢＴＳ）」の原爆Ｔシャツ問題を特集した。
番組ではＴシャツをデザインした韓国のデザイン会社を直撃。代表は不在だったものの、従業員がインタビューに応じた。
従業員はＴシャツ製作の意図について問われると「社長から怒られますので、お話はできません」とコメントを拒否。
一方、Ｔシャツの売り上げについては一転、じょう舌になり「反響が大きいからまた再販することにしたよ。
日本人からの問い合わせもすごいです」と語った。 まさかの剣術対決になるか、確かに剣道ではかなりの実力だった正二の記憶もある以上
できない事はないだろうが、マジモンの達人シルベストリに何処まで通じるであろうか 物騒な四肢を切断フラグ立ってるけど、まさか
勝がナルミとオソロでカタワボディになるとか躁鬱ダウン入り展開じゃないだろうな・・・ 確かに腕の一、二本はやられそう
多分そこでカギになるのがシルベストリの言う『人間は何故群れるのか』なんだろうな
その答えを見事に出した勝に、満足げに笑顔を浮かべながら最後にわざと勝の剣で討たれる・・・
とかならシルベストリの格も下がらずいい感じに決着がつくとは思う ドットーレをシルベストリのかませにしなかったのは
間接的にルシールの激闘を貶すことになるのを回避性したからのように思える なんか急にマサルがすごい天才扱いされだしたな
一応、一度見た動作は忘れない超記憶力とかはあったけどアレがフラグの一つだったんかねー 勝は恐らく完全に覚醒したらフェイスレスそのものの暗黒面に堕ちちゃうティーツリータイプ ＞そう、問いかけながら…シルベストリが、一歩、杖を付いて歩く
・・・・・・ただ、それだけの動作で…それを見ていた菊姉は強烈な悪寒を感じ取る…！
何気ない動作一つでその存在が自分たちと圧倒的に違うのがわかる、みたいなのっていいよね
菊姉じゃないけどここのシーンいろんな意味でゾクゾクきたぜw しかしギイとフウ、天才だのモンスターだの平馬じゃないんだからもっと
知性的な例えしてくれよｍｌｍ 状況的にコロンビーヌか菊姉がパーソナリティになんかやらかして
戦闘中断になるパターンやろな 地面に置いていたカバンからグリポン君が飛び出すと
操り糸をもって勝の右手へと接続し、カバンからゴイエレメスを出す
片手で人形を操る勝に、コロンビーヌも目を丸くしていた
だがシルベストリも物怖じせず、一気にゴイエレメスに切りかからんとする…！
第９幕
天才の理由
右腕の剣での連激を放つシルベストリだが、ゴイエレメスの堅牢な装甲に文字通り刃が立たない
反撃のパンチを回避しながら、さすがにシルベストリもあの質量と硬さにはぼやく声が出てしまう
…そして、その目の前で起きている戦いを横で見ていた菊姉も青ざめた表情を浮かべていた
片手で人形を操る勝にはシルベストリも感嘆の声をあげるが
ゴイエレメスを操るには子供にとって必死の力がいる
そしてその無理な力の入れ方で、操る糸が切れる、と言うコトはすでに解っている 時間にして５分も持たないであろう
ゴイエレメスの攻撃を軽くあしらいながら、糸が切れるその時を待つだけ、とするシルベストリだが…
ここで場面は一度勝の戦いからはなれ、フウとギイとの会話に移る
勝の潜在能力は化け物級の『天才』だとするフウ だが本人にとっては不本意な評価であろうとギイも返す
確かに勝の『記憶力』は他人より秀でている 一度でも目にしたモノを完璧に覚え、それを寸分たがわず再現する記憶力…
だが、その程度はフツーの天才だとするフウ 勝は、そのフツーの天才を更に凌駕した存在なのだ
その要因の一つが、ギイの課した勝へとトレーニング
勝は一日の半分を自身の身体を鍛えるトレーニングで支配した 八ヶ月の間、毎日である
オリンピックの強化選手でも精神と身体を壊すであろう過酷な特訓を強いていた
確かに勝は正二の『生命の水』を飲み、体力は上がっているだろうが…それが逆に勝を地獄の苦しみを味あわせる
特訓に耐えうる体力は得られたが、それは逆にどれだけ苦しくても気を失うする事すら出来ない、と言うことでもあった
勝の身体がそれをさせない その結果として勝の平均睡眠時間は１時間弱だったとギイも語る
なによりも、無茶な特訓でもそうしなければフェイスレスとのゲェムには勝てない… 確かに勝の中には祖父、正二の『生命の血』による彼の人形繰りや戦闘の方法の知識はあるが
それらはただ『知っている』だけで使えるものではない
筋力、骨格、反射、それを使えるように体を作りあげ、そして膨大な反復練習で勝の体に刻まねばならないのだ
…そう、語りながらギイの脳裏には勝との特訓の日々が浮かぶ…
―――（回想）―――
雨の中ギイの厳しい特訓に晒され、もはや吐くものもなくなり立つ事すらできない勝
考えてみれば、勝はフツーの子供だとするギイ そして勝に、もうやめようと告げるが…
…勝はか細い声を搾り出しながら、それを拒絶する…
「これ以上特訓してもムダだと僕は言っているんだぞ
どうやったって君がオートマータ共に勝ち続けることなどできない」
「 イ ヤ だ ！
ぼく・・・ は・・・ なる・・・だ・・・
ぼくは… 強く……なる…んだ しろがね…を 守るん…だ」
鬼気迫る形相で歯を食いしばり、勝は立ち上がろうとする
しろがねを守るために あの人のように、強くなるために…
―――（回想終わり）―――
「天才とは色々の定義があるだろうとは思うが、いいことを言った者がある
『本当の天才とは生まれながらに備わった、優れた才能のことではない
努力し続ける才能のことを言うのだ』と」
「どういう理由があってあんな意志の力がついたのか…
マサルは天才の上に努力で何かを築こうとしている」
「それは、きっとこういうのさ、ギイ君 『奇跡』と」 場面はシルベストリと勝の対決に戻り…既に五分以上はたつのに人形の操り糸が切れる気配が無い
それだけの筋力を勝は身につけているのかと、さしものシルベストリも驚きを露わにする
そしてゴイエレメスの肘のブースターが点火し、強烈なパンチがシルベストリに向けて放たれるが
〔これを待っていたのだ！！
腕が伸びきった時、その腕はもうどんな変化もできない… いわば、死に腕！
剣が――― 入る！〕
その一撃を容易く避け、 カウンターの一閃がゴイエレメスの腕間接を切り裂く！
そして勝に止めを刺しにかかろうとするが… 次の瞬間
切り裂かれ吹き飛ぶ腕が、突如砕かれ！
切り落とされた自身の片腕ごと砕くゴイエレメスの一撃が、シルベストリのどてっぱらに突き刺さる！！
直撃を受けたシルベストリだが、まだ動けるようで自身の不覚に苦悶の表情を浮かべる
更に言えば勝のほうも相打ち、シルベストリの剣が自身の左腕に突き刺さっていた
・・・そこに突如、悲鳴が響き渡る その悲鳴の主はその場に居合わせていた菊姉であった
目の前の殺し合いに、青ざめた表情でその場から逃げ出そうとする菊姉だが
その身体を、コロンビーヌの髪の毛が縛り上げてしまう…！！
〔ゲェム中はおしゃべり禁止よォ、オネーサン
あれれぇ、ゲェムの立会人のアタシが、こんなコトしちゃいけないのにィ……でも、
こういうの人質ってゆーんだよねえ、マサルちゃん〕
自身の髪の毛で菊姉を縛り上げて、その身を取り押さえながら
コロンビーヌは舌を出して挑発しながらそう言い放つ…
＜続く＞ この時点で勝って真夜中のサーカス編の鳴海より下手したら強いんじゃrya）ｎ・・・ さすがにちょっと想像以上の壮絶さだったな、ギイの特訓とそれをこなす勝
ただそれに関しては天才だとか努力だとか、そう言うんじゃなくて
しろがねを守るっていう、ある意味でフェイスレスに通じるキチガイじみた執念が有るのと
勝の人間性に多大な影響を及ぼしたナルミの影響があるのが大きいんだろうなーと個人的に思う 勝がノーリアクションの割にシルベストリが動揺しまくってるのがなぁ
もうちょい起伏に富んだエビリファイなバトルを期待してたのに。。。 ジジイボディでゴイエレメスのロケットパンチ直撃で、原形とどめてるって何気にすごくないか
どう見ても戦闘スタイルからいっても一撃離脱のスピードタイプにしか見えんのにほとんど平気そうだし 菊姉は初期のブルマみたいな定型的なウザ女路線でいくっぽいな マサルくんを梁山泊の師匠軍団に指導させたらすごいモンスターが出来そう（何） 同じ梁でも放置プレイ気味の梁師範とは真逆のマンツーマン指導かｗ 菊姉がコロンビーヌの髪の毛触手プレイを受けてるようにしか見えなくてエロいw しかしコロンビーヌってこんなエロティ能力あったっけか
復活後に会得したのかいな 勝とシルベストリとの戦いの場に居合わせていた菊姉だが
その身がコロンビーヌに見つかり、縛り上げられ人質とされてしまう
身体を拘束されながら困惑する菊姉 自分はただ生意気な勝が何をしているのか身に来ただけなのに…
第１０幕
質問の答え
菊姉を捕らえるコロンビーヌに、菊を放せと叫ぶ勝
コロンビーヌもそんな勝を目にしておどけた態度でからかってみせる
〔私がそうしないと勝てないとでもいうのかね、コロンビーヌ
今は不覚をとったが…勝つさ！！〕
シルベストリもそう返しながら、自身のコートのボタンを外すと
そこからがらんどうの体内と、そこに内蔵された複数の剣が露わになり、菊姉も声にならない悲鳴が出てしまう
とりあえず口のところの髪の毛外して、何か言いたい事があるのか聞いてみるコロンビーヌ
「……なんなのよアンタ達？こんな所で殺し合ってなんのつもり？私をどうするの！？」
〔静かにして、ちゃあんと答えてあげるからァ〕
菊姉の質問攻めにそう返しながら、自身の首をぐるんと一回転させるコロンビーヌ
そして自分達が機械でできた人形、オートマータであることを話すが菊姉も信じられない様子
自分の知る限り、そんな高性能な人工知能や駆動系は存在しないハズ、だが・・・
〔きゃははは！！アナタ、何も知らないのねえ！
自分が知ってるコトだけが『現実』と思ってるクチ？
アタシ達は一八〇年も前から存在してたのよォ〕
コロンビーヌの言葉に、菊姉も絶句してしまう… 勝のほうは左腕に刺さったシルベストリの刀をなんとか引き抜こうとする
シルベストリも、勝が腕から刀を引き抜くのを黙って見据え…
刀を引き抜くだけで息も絶え絶えの勝の様子に、ぽつりと呟く
〔全く、不便なものだな…… 剣がささっただけで、エネルギイをすぐ出血―――『活動停止』…死か
そのほかにも、打撃・落下・発作・寒さ・暑さ・精神的苦痛…
人間が『死』ぬ原因は山ほどあるらしいな そんな、不完全なモノがよくも地上にはびこったものだ
たくさんで群れたからなのだろうか？〕
「オジさんの疑問か……『人間はなんで群れるのか？』」
そこにコロンビーヌが横から口を挟みながら、人質の菊姉の姿を見せつける
青ざめた表情を浮かべる菊姉に、勝も歯噛みしながらすぐに助けるとするが
コロンビーヌも、自分が菊姉をすぐに殺しちゃう手もあるけど、と脅しをかける
…だが、それに対する勝の答えは
「コロンビーヌ、そんなコトしたら…
首だけになったぼくを、フェイスレスに持ってくことになるよ！！」
そう返し、勝は自身の首に剣を押し付けようとする…！！
だが勝のその返答にはコロンビーヌも流石に困惑するが…
〔ちょ…ちょっと待ってよ、この娘のために自分が死んじゃったら、
モトもコもないじゃない！アンタは、ゲェムをしてしろがねを守るんでしょ！？〕
「誰かとひきかえにしろがねを守るなんてイヤだ！
そうしたら、きっとぼくは、天国の大事な人に会えなくなる！！」
強い決意の形相で、はっきりとそう言ってみせる勝
…コロンビーヌも、勝の訴えを聞き入れたか菊姉を解放してあげた
そしてまだ不安そうな表情を浮かべる菊姉に、勝は軽く息を吸って、そして笑顔を見せて告げる
「………菊さん、そこで見てて」 だが片腕ではもはや人形は操れまい、とするシルベストリ
コロンビーヌにはすぐ終わるからそうしたらその娘を殺してもいいとしつつ、勝に向けて問う
〔勝てると…思っておるのかね？〕
「ううん…でも… 負けてあげない！！」
夜空に上がって花火が勝を照らし、そして勝も剣を構える
その姿にどこか、勝の感じが変わった事に菊姉も気づく
…そして、シルベストリの剣の一撃を、勝が弾き返してみせる！
続けて連激を仕掛けるが、勝もそれを尽く受け止めてみせる
こんな子供相手に…シルベストリも忌々しげに表情を歪め
〔何故だ…君は何故…こんなにも戦える…？〕
「ぼくは…オジさんの質問を、ずっと考えてた……
『人間はなんで群れるか？』だったよね…」
〔君にわかるものか …たいした経験もなく、愚かで、はかない…子供の君に〕
「そう…でも、人間は、みんなぼくと変わらないんじゃないかな…
そして、オジさんは…さみしかったんでしょ！？」
勝の言葉に、シルベストリはその目を見開き…勝の横薙ぎがシルベストリの胴を切り裂き！
反撃もかわし、その脇腹に剣を突き刺す…！！
〔さ…さみしいだと…… それは…人間の『感情』だろう…… オートマータの私が……！！〕
「オジさんも言ったろ？人間は弱くて…すぐ死んじゃう生き物だよ……
ぼくだって、自分一人だけじゃ食べ物も集められないし…
服だって…住むトコだって、ちゃんと作れないダメなヤツなんだ
だから群れるんだよ みんな、お互いにできないことをやってもらって、
みんな、お互いに助けあわなきゃすぐ死んじゃうから群れたがるんだよ」 「そしてね、たぶん人間は、頭だって思ってるほど良くないんだ
何が良くて何が良くないか、いっつもフラフラしちゃう…だから、お互いにそばで見てもらわなきゃ
ぼくはサーカスにいる サーカスの団員は人に見られてはじめてがんばれるんだと思う…
自分の芸をお客さんに見てもらって、喜んでもらって、それでお金がもらえて、生きていける
サーカスの人達はそれが最高だと思うからフラフラしないんだよね」
勝のその言葉が示すように、村で公演している仲町サーカスが送る数々のスペクタクルに
観客たちも万雷の拍手で応える …そして今、勝の前にも一人の観客ができた、と語る
「サーカスの芸人は…観客に拍手をもらうために芸を磨くんだ
ぼくだって強くなる 守りたい人がいれば、ぼくだって変わっていける ぼくだって進化していける
オジさんは変われるの？
誰も見ていない暗闇でずうっと同じ芸を繰り返すオートマータは、進化できるの！？」
……勝のその問いに、シルベストリは激昂した形相を浮かべ、勝へと襲い掛からんとする…！！
＜続く＞
なんか増田こうすけのキャラみたいな自由人成功者風吹かすようになってきたな勝w ああ・・・ここで最初のほうにあった「進化」と「無変化」に繋がるわけか
たしかに劣化も成長もしないオートマータは、「進化」とは無縁の存在だよなあ・・・ コロンビーヌは広汎性にみると人間の感情を汲み取ろうとしていたが そういえばコロンビーヌは恋愛に強い興味を示していたな
・・・これはロリンビーヌも勝にほれるフラグか（何） ヴィルマみたいに勝に靡かない女キャラに限って死亡フラグがメラメラ立つという。。 ＞『人間はなんで群れるのか？』
このテーマはある意味、主人公組では勝にしか答えることの出来ない代物だろうなあ
イノシシマンのナルミはもちろん、人形だったエレオノールにも
弱い人間を捨てたギイ他しろがね達にも答えられないであろう ナルミって昔いじめられてたらしいが
勝みたいな定型的なイジメに合うタイプには見えないけどどういう理由からだろうな なんか気づけばゴイエレメスの出番が終わってた ´・ω・） 勝のオーソドックスな定形的煽りに激昂しちゃうあたりシルベストリも底が見えたな >>663
単に弱くて情けないからだろう
弟が出来るからって張り切る辺り、今で言えば弄りでからかわれてはいても勝みたいに存在否定まではされてないと思うが 第１１幕
輪の中へ
「ぼくは守りたい人がいれば変われる！ ―――見てくれてる人がいれば進化できるんだ！！
オジさんは変われるの！？ 誰も見てない暗闇で同じ芸を繰り返してるオートマータは変われるの！？」
〔だまらぬか！！だまれえい！〕
勝の訴えに激昂しながら激しい剣戟をあびせるシルベストリだが
勝もその攻撃を剣一本で凌いでみせ
…シルベストリの脳裏には、勝の言葉と共に、町並みの中、ただ一人でいる自身の姿…
観客のいないサーカスの舞台で、ただ一人立つ自身の姿が浮かぶ…
―オジさんは、さみしかったんでしょ？―
（馬鹿な！それは人間の感情ではないか！
私は機械だ…人間よりも遥かに強く、人間よりも永遠なのだ！！）
勝の言葉を、自身で否定しながら…ついにシルベストリは勝を壁際まで追い詰める…！
〔私の疑問に答えてくれて感謝する、少年よ だが、君がいくら進化しても私の敵にはなり得ない
君は私に負け、人間もまた、その弱さ故にオートマータに負け続けてゆくのが現実なのだ
さらば 儚く、弱き者よ！！〕
険しい形相で勝を追い詰め、別れを告げるシルベストリだが…
傷だらけになり、追い詰められながらも、勝はさらにこう返してみせる
「人間は、負け続けるようにはできていないんだよ！！
この服は人間が考えて作った…… おいしいごはんも、建物も…村も、町も…
人間は、作った物を全部次の人間に手渡して、渡された人間はそれを工夫して、繰り返し暮らしてきたんだ
もちろん、人間は弱いから悪い歴史もきっといっぱいあった……
でも…でも、人間は今も地球の上に生きてる！
それは、きっと人間がなんとかやっていこうと思ってるから……
次に、この世界を手渡す人達に… 人と人とが作った輪に、新しく入ってくる人達に…
なんとか良くやってほしいと思ってるからだよ」 勝のその言葉が示すかのように…仲町サーカスが作り上げた、仲間達の輪
そしてそれを包む観客たちの輪…数々の、人の輪が人間たちの世界を支えている
その輪が有る限り、人間はおまえ達に負けないと断ずる勝
勝の言葉に、もはや怒りが頂点に達したシルベストリは勝の首をたたっ斬らんとするが
「そして、これも、人間の輪のひとつ！
僕の中におじいちゃんが遺してくれた、人間の技だ！！」
シルベストリの一撃を、その切っ先を滑らせるように受け流す勝
目を見開くシルベストリが勝の…いや、正二の、さらにはその先祖の
数々の先人達が輪となって受け継ぎ続けたその技が、シルベストリの顔を縦一閃に切り裂く…！！
・・・その一撃で、彼が胸に飾っていたスズランの花も地面に落ち
倒れたシルベストリが、そのスズランを見つめ、呟く
〔た… たしかに…… 人間は…色々な力を一人の体に…秘めておるのだな…
私には…何も…ない……… あるのは…何もない部屋……
ずっと…ずっと続く…何もない…部屋だけ…だ……〕
…そう呟き、自身の全てを締めていたその何もない光景を浮かべるシルベストリだが
次の瞬間彼の脳裏に浮かぶのは、あの花売りの少女
―スズラン買ってくれない？おじいさん！！―
初めてであったときに、笑顔でスズランを差し出す少女
そして彼女もまた、数々の人たちの輪に入り暮らしていたのを、シルベストリも見ていた ああ・・・ ああ、私は・・・・・・
〔少年…よ、君の言ったことが……わかったぞ…
私は……君達の作るあの…輪の中に…入りたかったんだな…
人間でも…ないくせにな…〕
「入ればよかったのに……オジさんの手が剣じゃなかったら…… ぼくは、手をつなげるよ」
…そしてシルベストリは、最後にどこか笑みを浮かべて、地に落ちたスズランを見ながら呟く
〔スズランか…そんなに小さな花が…よりそって……
ああ・・・・・・ なんて・・・・・・ きれいなんだろう・・・・・・〕
…その言葉を最後に、シルベストリはその機能を停止した
夜空に打ち上がった一際大きな花火の光が…勝と、地に突き刺さる人形の手を照らす…
フランスのオープンカフェにて、親子が散歩中
ふとママンのほうが、あのおじいさん最近見かけないと呟く 誰の事と子供が聞くと
ママンの小さいころから毎日同じ席で座っていたおじいさんがいたそうな
来年はママンの子供から、スズランを買ってもらおうと思ってたのだけど…ママンも子供も残念そうで
「大好きだったわ……口数は少ない方だったけど…やさしそうで………
そして、ちょっぴり…さみしそうで………」
＜続く＞ こうしてみるとシルベストリってなんか
広汎性にみて某キツネの生まれ変わりみたいなスタンスのキャラやなｗ …ふと思ったけどこのシルベストリを見て、サハラでのフェイスレスの最後を思い出したんだけど
オートマータってそれぞれフェイスレスの内面を反映してあるのかなーと
雑魚オートマータは大体ひょうきん状態のフェイスレスだけど
最古の四人のフランシーヌへの忠誠心は白金時代のヤンデレ部分と繋がる部分もあったり
で、シルベストリがちょっとくたびれたおじいちゃんを反映させてたりとかしてる感じだし ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
