>>540
そうなんだよな
ドラゴンボールは子ども向けの作品だから、前面に組織論みたいな話が出てしまうと、子供にとって分かりづらくなってしまうから、スーパーサイヤ人を恐れていたみたいなセリフも出てきたが、随所随所のセリフを丁寧に読み解いていけば、ちゃんと深い心理が描かれている

もし本当にフリーザがスーパーサイヤ人を恐れていたのが、サイヤ人を滅ぼした1番の理由だとしたら、そもそもベジータを生かしておくわけないんだよな
幼少期から類い稀な才能を発揮し、ベジータ王すら凌ぐ戦闘力を身につけていたんだから、スーパーサイヤ人になる可能性はベジータが一番高いじゃないか

ここでフリーザの心理に立って考えると、確かにベジータは天才的な素質を持っているが、それはあくまでサイヤ人の平均と比較しての話で、せいぜい18000が限界だった
それくらいなら、宇宙レベルで見れば、もっと強い奴は沢山いる

とはいえ、ゴロゴロいるわけではないから殺してしまうのはもったいない
なら、ベジータだけは生かしておくか
スーパーサイヤ人なんて所詮伝説だ
あまり気にする必要はないだろう
ということで、ベジータと偶然難を逃れたラディッツとナッパを除いてサイヤ人を滅ぼした

フリーザが本当にスーパーサイヤ人を意識しだしたのは、ナメック星からだろうな
それまで、曲がりなりにも自分に従っていたベジータが明確に叛意を示し、部下を殺し、ドラゴンボールを狙いだした
そして、戦闘力も1年ちょっと会っていない間に6000も上昇した
こうした出来事から、フリーザはサイヤ人の危険性を改めて意識しだして、スーパーサイヤ人になられては厄介ですからね、なんてセリフが出たんだろうな