からくりサーカス 連載中 サーカス三日目
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週間少年サンデー 1997年32号にて連載が開始された「からくりサーカス」
この漫画について色々語りましょう
なお、この作品は人形繰りの技術を駆使することで、１日一話のペースで連載されるようです
たまに操り損ねて変な時期に休載したり合併号になったりすることもありますが気にしないでね
※注意※
連載中スレとは連載終了した漫画作品を第１話〜最終話まで順々に、
『現在連載されているもの』つまり現在進行形で語り合うスレです。
●ただし、あらすじは単行本基準で進行していきますが、
●まれにページが多く、やむを得ず同シナリオでも複数に分ける場合があります。
●（「第1話・A」とか「第2話・前」等）
●スレ住人から教えられた場合は別ですが、この場合、
●区切りのいい所や一定のページで一旦切り上げる場合があります。ご了承下さい。
ネタバレ発言はご法度。現在明かされてる情報のみで語り合いましょう。
連載中スレにそぐわない話は楽屋裏スレで行いましょう。
次スレが立ったら or 連載終了して合図があったら楽屋裏！ 現代に戻って好き放題に語り合え！
関連スレ等
前スレ
からくりサーカス 連載中 からくり二体目
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1521102256/
連載中スレの楽屋裏 第34幕
http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1358072497/
連載中スレまとめ
http://rensaimatome.blog.fc2.com/
連載中スレ過去ログ倉庫（更新停止中）
http://rensai.nobody.jp/ まーむこうもいつまでも人情路線ではいられないだろうが
サーカスのみんなも、こんな血みどろのバイオレンス路線にはいるかと思うと…（白目） しかし幸福からの躁鬱ダウン入り展開で勝が覚醒して即戦力になる展開も見たいは見たい・・・ 勝くんが戦いに参戦するとなると
ある意味一番の壁はしろがね姉ちゃん含む、サーカスの大人達なんだよな
その大人達の手からいかに離れて、人形使いとして覚醒するかが勝くんの今後の注目点だろうか ヴィルマあたりの死をキッカケにスプクトラムに成長しそうやな 前回まるで相手にならんかったアルレッキーノを、死にかけの体で仕留める寸前まで行くとはな
つくづく実力がその時のテンションに左右されるやつだな、ナルミはw
まあ今回は気力や根性、よりは作戦勝ちと言うか
巧みな技術で勝ちをもぎ取る辺りも、意外と技巧派なナルミ兄ちゃんらしいぜ サーカス外では、生き残りのオートマータが皆サーカスのテント内へ向かっていた
テントのほうで何かが始まったのだと見るジョージ
なら行くしかないと、阿紫花も装甲車をテント内に突っ込ませ、その入り口を強引に突き破る！
第３３幕
合流
内部に入ると、そこにはサーカスの観客席と、中央部に大きな穴があった
あの穴に突っ込むつもりの阿紫花に、ジョージもさすがに止めるが
阿紫花もまだるっこしいのはカンベンだと返し…どこか笑みを浮かべていた
「笑っているのか？おまえ」 ジョージもさすがに呆れた声が出るが
「…へ どうにもね… あたしにも楽しかったコトがあったらしいや」
そう語る阿紫花の脳裏には、かつて出会った一人の少年との一大スペクタクルを浮かべていた
そして阿紫花がおもむろに装甲車を大穴に飛び込ませる…！
どうにか無事下層に落下した両者と装甲車
阿紫花とジョージが落下の際に両者のどたまぶつかってたけど
いきなり降ってきた車に、その場に居たミンシアも目を丸くしていた
ルシールも「間に合ったようだね」と安堵の声を上げる
…大挙したオートマータ達は、中央の柱の上に開いた穴に向かっていたようで
あんなんがあるなら長いことかけて横穴開けるコトなかった、と洩らすミンシア
群れを成して中央に向かうオートマータ達を尻目に、自分達もその中央舞台へと向かう事にするルシール一行であった ・・・そしてオートマータ達とルシール達が向かうその中央舞台では
ついに倒れたナルミの姿に、しろがね達の悲痛な叫び声が響く…
階段を転がり落ち、倒れるナルミ…
そして動かなくなったナルミに、アルレッキーノが別れを告げる…
ダールも憤怒の形相とともに、『スレイプニイル』の必殺の一撃
鎖付きハンマーの撃槌ミョルニルがコロンビーヌに襲い掛かるが
それを容易くよけると、コロンビーヌの手のひらが白く光り
その手が巨大なミョルニルは一気に焼き切っていく！？
「ミ、ミョルニルを高熱で…溶かしてやがる！」
〔そうよ、これがワタシの本気の抱擁ってワケ
ﾚ･ﾏﾝ･ﾌﾞﾗﾝｼｭ・ｼﾞﾏｷｭﾚ
名付けて、『 純 白 の 手 』！〕
その『純白の手』がスレイプニイルも容易く焼き切り
そしてその死の抱擁がダールの身体を焼き切らんとする…！！
パンタローネと対峙するトーアも自身の最大の一撃『死の門』を披露せんとするが
それをパンタローネも、そうこなくてはな、と不敵な笑みを見せるが
・・・次の瞬間、パンタローネがその両腕を伸ばすと
トーアとマリオネットごと、その床を削り取り持ち上げていく！？
トーアもどうにか『死の門』、背中についた丸ノコで突撃を仕掛けるが
それをパンタローネは、その歯で噛みたやすくその一撃をとめてしまう 〔なぜ、こんなことができると思う？
ワシは手の穴から、大量の空気を、瞬時に吸ったり出したりできるのさ
これぞ、ひひひひ…
ﾚ･ﾏﾝ･ｳﾞｪｰﾙ･ﾌｫﾝｾ
『 深 緑 の 手 』！〕
パンタローネの手のひらにあいた無数の穴から、空気が漏れる音が聞こえてくる
そしてその手が、トーアの身体に容易く穴を開けるかのように引き裂いていく…！！
リィナ、ナルミに続き…トーアとダールまでやられ
しろがねの歯ごたえのなさを嘲笑うドットーレ
フランシーヌ人形はもうすぐそこだと言うのに…
苦悶の表情を浮かべるティンババティとロッケンフィールド
〔あー、おもしろかったァ〕〔でも歯ごたえはないな…〕
〔おいおい、だからといって、己（オレ）の獲物は横取りしないでくれよ〕
〔なら早く片付け給え、ドットーレ
今日は君の仕切りだ 下々の団員も集まってきているぞ〕
アルレッキーノの言葉に…二人が上を見上げると、
そこには壊れかけた、生き残りのオートマータ達が今にもこの場に押し寄せようとするところであった…！
…もはやフランシーヌ人形を討つことは絶望的だが…
そこに、上のほうからなにやら轟音が響くと
それとともに、上から落ちてきたのは、人形輸送の装甲車と、弾むエッグ
そして、その中から姿を見せたのは…言うまでもない、ルシール達である
ﾚ･ｷｬﾄﾙ･ﾋﾟｵﾈｰﾙ
「『最古の四人』、フランシーヌ様は… 末期の懺悔を終えたかね」
ついに舞台に、すべての役者が揃う・・・
＜続く＞ >>514
ごくうさやマジンガーZ辺り見ると、ボロボロなほどかっこいいというのは確かによくわかる
特にマジンガーみたいなロボット系は、血が出ないから手足がもげてもそこまで引かれないし http://japanese.join...icle/600/242600.html
韓国人に人気の海外都市として日本の都市が選ばれた。
ホテル検索比較サイト「ホテルズコンバインド」は、今年上半期に韓国旅行客に最も人気のある海外旅行先を分析した結果、
大阪が最高の人気旅行先であることが分かったと２５日、明らかにした。
大阪に次いで２位東京、３位福岡が選ばれ、日本の都市が海外旅行先として脚光を浴びていることが明らかになった。 コロンビーヌの必殺技が綱渡りと特に関連がなかった しょんぼり フェイスレスは早めに退場しといて良かったな
まともに最古達とかち合ってたらいいとこなしで●焼きにされてたろう・・・ 司令はひょうきんモードなら飄々といなして雑魚共を分解しまくってそう
シリアスモードでやろうとすると確かに地力の差で負けそうなイメージはあるが コンサータホールみたいな広々とした地形だし
アウトレンジからの攻撃に徹すれば、司令もアシストぐらいは出来るんじゃね やはり三解のあと一個を披露できなかったのが痛いな
ある意味逆に、わざと披露させない事で読者にあーでもないこーでもないって争わせる
藤田センセ渾身のｲｼﾞﾜﾙかもしれんがw 含みを持たせてスペクトラムに退場させるのはアリだけど
実力を示して散っていった梁と比べると今ひとつ説得力に欠けるよなぁ パンタローネの深緑はまあ割とイメージ通りだったけど
コロンビーヌが純白、だったのはちょっと意外というか
どっちかというと白はアルレッキーノのイメージカラーだと思ってたわ
んでコロンビーヌの方は赤色か黄色チックの印象
あ、ドットーレは言うまでも無く漆黒で 一瞬、パンティの色の話かと思っちまったぜぇ・・・ocn ドットーレは青な気もしたり
というかそういう並びでいくのかあいつらの必殺技 リスパ良くダールが瞬殺されても特にリアクション無いのがチト残念 まー自分もやられそうで、助けようにもそれどころでないからな
で、もう戦力差は絶望的だがルシールはこれをどう倒すのか
…あ、もしかしたらアレかも
ダイ大魔王城での大扉に対する、アバン先生のアバカムみたいに壊す以外の手があるとか まぁこの場は一時撤退ってとこだろうな
仮にルシールがこの4人相手にエビリファイな無双しだしたらそれはそれでなんか萎える 冗談抜きにここから物理的に大逆転、とかやるならもう爆発オチしか浮かばんからなあ 爆発オチは既に計画してるじゃないか
もうバレてるけど しろがね達の全滅が目前のところで、どうにかルシール達が間に合った
そのピンチに、天から降臨した美味しい登場の助っ人、ルシール達の参戦にオートマータ達も声をあげる
その言葉に、ルシールもサーベルを抜きながらニヤリと笑みを浮かべて返す
「死刑執行人は、最後に入場するものなのさ」
第３４幕
闇色の血（前編）
だがそれでも、今のしろがね達の状況が絶望的なのは依然変わらない
オートマータの団員が壁を埋め尽くし、しろがねももはや生き残りは二人
ナルミですら、もはや力尽き、骸と成り果てた・・・
〔それでも、己（オレ）とやるんだろう
あの日――― おまえの子供の血は赤かったぜえ、 ル シ ィ ィ ル 〕
そう語り、舌を出した下卑た笑みを見せつけるドットーレ
その言葉にミンシアが飛びかかりそうになるのをファティマが制しつつ
阿紫花も思わぬ所で見知った者の名を聞き、困惑するが
…ルシールはその挑発に、冷たく、鋭く睨みながらサーベルを地に突きたてる…
「挑発しても無駄さ、ドットーレ 私の血は、もう赤くはないのだから
私は、ひとり生き残った娘、アンジェリーナの体内に、
あんた方の欲しがる『柔らかい石』を隠した… 囮とするためにね
私は、あんた達オートマータを根絶やしにするために、親であることも人間であることも捨てたのさ
もはやどんな過去の思い出も、この老人の心を乱さないし、
誰が死のうと、この老人の行動を変えることはできないんだよ」
そう語りながら、ルシールは人形輸送の装甲車に静かに足を向ける・・・ 「ドットーレ、ああ、私はあんたと戦うよ それが私のしろがねとしての使命だからね
でも、私の心をゆさぶって、戦いを面白くしようというのなら、やめた方がいい…
私はここにいるしろがねと、同じじゃないのだから
しろがねは、たとえ『生命の水』が混じっても、真紅の血を流すけれど…
私の血はオートマータと同じ、闇の色をしているのさ」
そう語るルシールだが…オートマータの疑念は、
この状況でなぜルシールは、あれほどに落ちついた佇まいにあるのか、と言う部分にあった
もはやしろがねの計画も破綻し、戦力も壊滅、勝ち目などありはしないが…
・・・だが、まだ何か我々にとっての脅威があるとしたら…？
アルレッキーノがそう呟く、自分達はフランシーヌ様の御前で恥をかくわけにはいかない
その言葉にドットーレも唸り声を上げつつ
〔わかった では、己（オレ）がなんの憂いも残さぬよう、
ルシールの首を打ち落としてくれる〕
自身の紳士帽をとり、縁に刃が施されたその帽子でルシールの首を取らんとする
そして残りの三人は、生き残ったしろがね達に最後の幕引きに招待せんとするが
それを前にロッケンフィールド、ティンババティ、ミンシアも立ち向かう！
（＊なお阿紫花は面倒事はゴメンですぜ、と参加しない様子
ファティマとジョージが装甲車内の人形を開放しようとするが
そこにドットーレが妨害に向かう…！ だがそれをルシールがなんとか押さえ込む
〔ルシィィル、何をやるつもりだか知らないが、全て、今終わるのだ！〕
「やってごらんよ、ドットーレ」 そしてついにその準備が整い、ルシールも「私の勝ちさ」とニヤリと笑みを見せ
４つのうちの一つ（L）の弾筒が放たれると
そこから現れたのは・・・ フランシーヌ人形！？
そのフランシーヌ人形に、ルシールが操り糸を指に接続し
そしてフランシーヌ人形が、最古の四人に向けて、たった一言、命ずる
〔『ひかえよ』〕
その言葉に・・・最古の四人も平伏し、押し寄せるオートマータ達もその動きを止めてしまう
しろがね達もそのフランシーヌ人形…いや、それとは少し違うことに気がつく
それはフランシーヌに瓜二つだとされた、ルシールの娘、アンジェリーナのものであった
「アンジェリーナは、私達のもとから姿を消した… さあ、それからが大変だったのさ
なにせ、オートマータを引き寄せるエサが無くなってしまったのだからね
だから私は造らせたのさ アンジェリーナにそっくりのマリオネットを
動けないのかい？そうさ、アンジェリーナはフランシーヌ人形と瓜二つだった…
その人形の命令だものね
生き生きとしているだろう？おまえ達は私の操るこれを本物だと信じて、
２０年以上、続けて私達を襲ってきてくれたのだからね」 ルシールの言葉と、目の前のフランシーヌ、改めアンジェリーナ人形に苦悶の表情を浮かべるドットーレ
しろがね達も、凄いものを用意していたものだと声をあげる
今のうちに怪我をしたナルミ達を確保する事にするミンシアとファティマ
・・・このまま奴らが動けずに、時間がたてば…勝利への大逆転はもはや目前…！
床に突き立てたサーベルを引き抜き、ルシールは昔なじみと積もる話でもしようか、として
ドットーレに横目でニヤリとした笑みを見せるが・・・
・・・ドットーレは、今目の前で命じているそれはフランシーヌ様ではない、と
自分に言い聞かせ・・・必死の形相でその顔を上げてみせる！！
だがルシールも、そんなドットーレを嘲笑うかのように挑発してみせ
「へええ、あんたは動けるんだね ま、いいけど
ドットーレ、あんたさ、フランシーヌ様に忠誠心が足りないんじゃないかえ？」
〔ル シ イ ィ ィ ル 〜！〕
ドットーレの、激昂の叫びが響き渡る・・・！
＜続く＞ http://inews.gtimg.c...0/3981888700/640.jpg
2018年6月26日、中国のインターネット上でこのほど、
ロシアで開催中のサッカー・ワールドカップ（W杯）にボランティアとして参加している中国人女性を紹介する動画が
投稿され話題になっている。
「W杯で最も美しい中国人ボランティア」との見出しで紹介されているのは、四川省出身でモスクワ大に留学している徐さんだ。 フランシーヌ様がオートマータにとって不可侵の聖域であることと
それと姿が似ているアンジェリーナを重ねて、うまくその心？の隙を突いた、てところか
・・・でもそれはそれで、本物のアンジェリーナとオートマータがやりあってた時とか
色々矛盾が出る気がするけど、まあそこは目をそらすことにしよう（何） なんかヴァニラアイスとイギー戦で似たようなシチュエーション見たようなrya)n こうきたか！！
これは正直想像してなかった！
そして冒頭でのドットーレの挑発を倍返しのルシールカッコ良過ぎ こんなパーソナリティにカッコいい婆キャラもそういないわ 散々煽っておきながら、煽られ耐性ゼロのドットーレw
・・・でもこれで、動けない相手をいたぶると言うのも絵的に少々アレだし
なによりなんだか、大逆転の絶対有利にありながら、ルシールに死相が出てる気がする… 骸と成り果てたナルミを気に留める者がいないところが広汎性にシュールだな
ミンシアあたりが火病るかと思ったが存外冷静 アシハナの兄貴も地味にナルミに反応してくれてたな
これが終わった後、勝くんとの橋渡し役になるにはうってつけではあるかな ドットーレって小物臭い以前に精神年齢が発達遅延のガキって感じやな
まぁ最古は全員似たような感じだが、一人くらいはテンプレな大物キャラいて欲しいわ 人形が大物キャラでどうすんだよ
この話は大物小物で見る話じゃないだろ フランシーヌ様を笑わせる大前提があるからな、人形は
わりとおちゃらけた性格ばかりなのも、その辺の性質を考えれば仕方ないであろう
アルレッキーノあたりはまだハンサムさを保ってると思うけど だな
この作品の人形達は人間と似て非なる不気味な怖さがウリなんであって
大物悪役とかその対極
カッコ良くなってどうするのかと 初期フェイスレスの口調がオートマータっぽいのは自分を戒める為に
あえて投影性同一して演技してたんだろうな この一大決戦の空気に飲まれず
あくまでマイペースなアシハナはある意味大物だなw >>547
藤田作品のボスキャラは基本的に人間の感性への偏執やコンプ持ちが多いから
大物キャラとか皆無な印象 よく白面が「ラスボスにしては珍しい舐めプしない悪役」とか言われてるのあるけど
あれは舐めプしない慢心しないというよりは単純に獣の槍が怖ろしいというコンプなんだよな
キリオを育てたりエレザールの鎌を作ったり、西や東の妖達を割と長期放置してたり獣の槍以外に対しては割と雑 良くも悪くも人間臭くてええんやで
フランシーヌなんて発祥からしてまさにコンプの根源みたいな存在やしmlm どうにかアンジェリーナ人形の呪縛を振り切り、立ち上がってみせるドットーレ
ドットーレも目の前にいるこれはニセ者のフランシーヌ様だ、と自身に言い聞かせる
本物の姿は玉座にある、こんなものではだまされない、と言うが・・・
「そうかえ？そこまでわかっているんだね なら…
なぜあんたは、それ以上動けないんだい？ドットーレ」
ドットーレの喉下にサーベルの切っ先を突きつけ、ルシールはそう問いかける…
第３５幕
闇色の血（後編）
ルシールの言葉どおり、ドットーレの両足はそれ以上動くことが出来ない
体の自由が利かないドットーレ…ルシールも、ずっとこの時を待っていた
二百年前のあの日の復讐を果たすために…
「あの日以来、私は人間を捨てた あんた達を壊すのが生きる目的となったのさ！」
そう叫びながら、ルシールの振るうサーベルが
ドットーレのスーツの襟をずたずたにしてしまう！
フランシーヌ様から頂いた服をボロボロにされ、怒りの声をあげるドットーレ
そんなドットーレを小馬鹿にするかのようなルシールの笑い声が響く
・・・周囲のしろがね達は、その二人の対峙に、動けずにいた
本当はルシールを助けに行くべきなのだが…何かが、彼らを止める
「あれはルシールの、ルシールだけの戦いなのね」
その姿に、ミンシアもそう呟くのだった だがそんな空気読まないジョージがこの隙にフランシーヌ人形を倒すべきだとするが
それを阿紫花が静かにしなせえ、とそれを諌めながらタバコの火を付けた
「あたしゃ、なんの事情も知りやせん… でもね、わかるような気がしやす
薄汚れっちまった今の渡世にもたまにあるんでさ、こんな『出入り』（ケンカ）が…
サ シ
誰もジャマできねえ 一対一の勝負ってヤツがよ」
・・・ドットーレもその屈辱に、怒りにその身を震わせながらも
何も出来ずに歯噛みするしかなく… そんなドットーレにルシールが告げる
動けないドットーレが、今すぐ動けるようになり、憎い憎いルシールを殺すコトができる魔法の呪文
それは、『フランシーヌなど、自分に何の関係もない』と思えば良い、と言うものであった
その言葉に、ドットーレもその口元が歪み、座する三体も僅かに反応する
確かに彼らに『ひかえよ』と命じたのは、ニセのフランシーヌだ
それが解っていながら、なぜドットーレが動けないのか…
「それはあんたが勝手に自分でやっているのさ、ドットーレ
あんたらは知らないだろうがね、
人間には、観念や意図が、無意識にある方向に導かれることがある
それが…『暗示』にかかるということさ
ドットーレ あんたは暗示にかかっている！
崇拝するあまりつくりあげた、フランシーヌの幻のね
だから、思ってごらん フランシーヌなど自分と関係ないと
そうすれば、お前はすぐに動けるようになる
そうさ、おまえは自由な人形だ！
思うがいい、フランシーヌなど関係ないと！！」 そういいながらルシールは、動けぬドットーレの頭を撫でながら優しい笑みを浮かべていた
たが、ドットーレもそんな考えを許すはずもなく
怒りのドットーレのマジックハンドがルシールを張り倒す！
ドットーレの腕に滅多打ちにされながらも、なおも挑発を続けるルシール
・・・だが、もしそうなれば本当に殺されてしまう、ミンシアも悲痛な表情で叫ぶが・・・
ドットーレのマジックハンドに滅多打ちにされながらも、ルシールの脳裏に浮かぶのは…
あの日、ドットーレに殺された、息子の姿…
そして、娘アンジェリーナに、呪われた運命を押し付けた日のこと…
それでいながら、自分はそんな娘に平手打ちを浴びせ「しっかりしなさい！」と叱りつけた日のこと…
『しっかりしなさい…』不死の呪いにかけられ、
自動人形＜バケモノ＞の囮となる幼い実の娘に、私のかけたことば…
痛かったろう…… やっぱり私の血は、赤くはないね……
親としても、人間としても外れた私の血は…
冷たく凍った、闇色をしている
体勢を立て直したルシールの斬撃が、ドットーレの左腕マジックハンドを真っ二つに切り裂く！
残った右腕を伸ばすドットーレだが、あと一歩、届かない・・・
したり顔でそんなドットーレを挑発にするルシール もはやドットーレの怒りは頂点に達していた
・・・ならば、どう思えばいいのだったか、と小ばかにした笑みを見せるルシール…
…座する三体も、それだけは思ってはならないと、ドットーレを止める
そしてミンシアも、自ら死に向かうかのようなルシールを止めんと声をあげるが… 「…心配してくれるのかえ？ミンシア、おまえ、私を嫌いなんだろ？」
そう突きはなすルシールの脳裏には、愛娘、アンジェリーナの姿が浮かび…
「嫌いなはずさ…おまえは真っ赤な血の流れるひよっ子
私は深い闇色をした血を流す、淑女＜レディ＞… 相容れる訳もないよ」
私を嫌っておくれ アンジェリーナ
愛娘、アンジェリーナと、ミンシアを重ね合わせながら
何処か遠い目でそう冷たく告げるルシール… だが
そんな彼女に、ミンシアは大粒の涙を溢れ出させながら叫ぶ…
「キライなわけないでしょ、クソババア！！
私はあんたをスゴイと思うわ あんたみたいに生きたいよ、だから・・・
だからルシール、死なないで・・・」
ミンシアの涙の訴えに…ルシールも僅かにその顔を伏せるが
ルシールが顔を上げると、やはりドットーレに向けて罵声を浴びせる
そして憤怒の形相を浮かべるドットーレは、ついに・・・
フ…フランシーヌなど… オ…己に…
フ ラ ン シ ー ヌ な ど 、
己 に な ん の 関 係 も な い ！
〔フランシーヌなど、己に関係ないわ！〕 そう叫ぶと同時に、ドットーレがルシールに向けて一気に突っ込み！！
紳士帽の刃が、ルシールの身体を突き刺さり・・・！！
「ふ…お馬鹿さんなドットーレ
あんたは遂に、言ってはいけない一言を、口にしてしまったのさ
自分の生きる理由を手放して…… 自動人形＜オートマータ＞が存在できるものか……
おまえはもう・・・・・・ おしまいだよ」
狂気の笑みを浮かべてルシールを殺めるドットーレ
そんな彼に、ルシールも穏やかな笑みとともにその頬をなでて
切り裂かれたルシールのその身から 赤い 赤い血が吹きだした
その瞬間、ドットーレの耳から、自身の擬似体液が溢れ出て
それを皮切りに、切られた腕から、目から、鼻から、口から・・・
〔あ・・・ オ…己（オレ）は何を言った？ 己（オレ）は… 何を！？
己（オレ〕はあァァ〜！〕
悲鳴の如く叫ぶドットーレ、その体からは銀色の体液がとめどなく溢れ
そして、ルシールの赤い血が、倒れるルシールに雨の如く降りかかる・・・ おかしいね、アンジェリーナ
テントの中に雨が降る・・・
なんてあたたかくて、赤い雨・・・・・・ メキシコで韓国感謝フィーバー！ 「ドイツを倒してくれてありがとう！」→釣り目ジェスチャ
http://img.seoul.co....20180628103144_V.png
ロシアワールドカップにて韓国がドイツに勝利したことにより、ドイツがリーグ敗退。それにより大喜びしているのがメキシコ人たち。 ああ…ルシール…（涙
なんと言うか、もうその最後が壮絶すぎて言葉にならん・・・ 正直、ルシールがパンセダンに状況把握して司令するしろがね軍ならもっと違った結果になってた気が… 母親であることを捨てたルシールが最後の最後で
母親として、復讐を果たせたんだと思うと感慨深いものがある 恨の精神に支配された結果とはいえ復讐を果たせたのは良かったな
ルシールが寸でのとこで敵わず、ミンシアがリベンジとかでもメラメラ燃えたけど これはドットーレの方は、自分で自分の存在理由
＝フランシーヌ様のために存在していた、と言う事を自分で否定したことで、自壊してしまったって感じなんだろうか
…まさかこんな裏技があるなんて予想もしてなかったわ、つくづく藤田ｾﾝｾはその辺うまいな 策士には違いないけど
なんか糖質系スレでメンヘラ潰しの荒らしとかがやる尋問の手口に似てんな… まあルシールもドットーレに狙いを定めた一番の理由は息子達の復讐だろうけど
最古の四人で一番沸点低そうなのってどう見てもドットーレだしな
勝負において一番の弱点を突くことは、卑怯でもなんでもないというもんだ コロンビーヌは願望が実現したら割と簡単に自滅しそうだな
あるいはナルミのパーソナリティなハーレムに加えるか 逆に目の前でハグしていちゃいちゃしてるところを見せ付けて
三国志武将なみの憤死を狙う作戦でもいけそう（何） ドットーレとフランシーヌって共依存的な関係だと思ってたが
フランシーヌからしたらメンドン臭い一介の従者としか見てなさそうだなぁ 裏技というかある意味一番の復讐だな
ドットーレの一番大切なものを奪ったという まさか最古1匹倒すごとに1人ナルミ陣営から犠牲者が出る躁鬱ダウン入り展開じゃないだろうな・・ ＞切り裂かれたルシールのその身から 赤い 赤い血が吹きだした
ここ直視するのきついけど、ちゃんと見てみるとなんと言うか
吹き出す血だけ真っ赤なカラーなのも相まって、一枚の絵画のようだ 増田剛みたいな自由人な成功者風の表現で臨場感がメラメラくる ジョージも言ってることは間違ってはいないんだがなあ
そういう心を汲み取れないことや、しろがね達がルシールを助けたいとするなか、ジョージ一人がフランシーヌを狙うべきだという辺り
やっぱりしろがねＯは「人間」と違う存在、と言うことか 確かに戦略的にはジョージの言い分はかなり真っ当なんだけど、場面展開上アスぺかサイコパス感が出てるな 心に左右されず、正論をいい続けられるのも大事だしな
必要悪、て言うのもいまいち表現としては正しくはないだろうけど
アレだ、銀英伝のオーベルシュタインみたいなもんだ（嫌われもの具合も含めて） 第３６幕
ｵｰ ﾙｳﾞｫﾜｰ
Au revoir ルシール
ドットーレの手にかかり、鮮血をあふれ出させるルシール
その光景に、ミンシアも青ざめながら、ルシールに向けて走る！
倒れたナルミの上に、ルシールも雨の如き血を撒き散らしながらその身が倒れこむ…
・・・そしてルシールを下したドットーレだが、自身の身体に起こる異変
体中から自身の体液が溢れ出る現象に、その表情を引きつらせてガクガク身体が震えてしまう
彼がそうなった原因は他でもない、自分自身で、フランシーヌなど関係ない、と言った事によるものである…
〔愚かなり…ドットーレ…
おまえは、考えてはならないことを考えたのだ……
我々、オートマータは、フランシーヌ様を笑わせて差し上げることのみが、存在する理由……〕
〔フランシーヌ様と関係ない…なんて言ったら……
アタシ達は…どうして、この世にいられる…のさ〕
〔おまえは…己が機巧を動かす意味を…手放したのだ……
君は…おしまいだ…〕
平伏する三体のオートマータのその言葉に、
ドットーレも銀色の涙をあふれ出させながらフランシーヌ様に懇願する
あの言葉は自身の本心ではない、と叫ぶもその体から溢れる体液の勢いは止まることはなく…
泣き叫ぶかのようなドットーレのその姿に…パンタローネが呟く
〔ルシールは…ドットーレに…最後の贈り物を渡したのだな……
『絶望』という、人間の心を……〕 その傍らでは、ミンシアが倒れたルシールに駆け寄る
しっかりして、と泣きながら声を上げるミンシア その血は闇色なんてしていないと叫ぶ…
すぐに『エッグ』の方に連れて行くから、とミンシアが言うが…
「いいさ… もう私は、いいんだよ…」
血に塗れながらそう呟くルシールに…ミンシアもボロボロとその涙を溢れ出させる…
「な…何言ってんのよ……ルシール、私と…ろくに…まだしゃべってもいないじゃない……
私…まだ…あんたに教えてもらいたいコトがいっぱいあるのに…」
「それは…ブルターニュ地方一おいしい… オマールエビの煮込みの作り方だね…
それとも……きれいな田舎風パッチワークのやり方かい？
ああ…教えて…やりたいねえ、ミンシア でも…時間切れさ……
人生は……そういうものだよ…
生まれた時、人は白い画用紙と、色とりどりのクレヨンを渡されて、
何でも描いていいよと言われる…
さて何を描こうか…考えているうち… たっぷりあったはずの時間は過ぎてゆく…
ようやく描きたいものが決まった時には…もう帰る時間さ……
描きかけの絵とクレヨンは…取り上げられてしまうんだ…
私はね…ずっと…紙の端を黒く塗っていたよ…ミンシア
ウサギを描きたかったんだけど…気付いた時には…フフ…
もう、白いところは全て塗り潰してた……
泣くのはおよし…ミンシア あんたは…私には、なるんじゃない…よ…
ちゃんと…良い絵を…
クレヨンをしっかりにぎって… 真っ直ぐに紙を見て……
迷わず…お書き… …自分の…絵を…さ」
笑顔を浮かべ・・・その言葉を最後に、ルシールは事切れる・・・
その死にミンシアも、ルシールの身を抱きしめながら悲痛な叫び声をあげるのだった・・・ ・
・
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木漏れ日の混じる陽気な昼下がり
そんなのどかな一軒家の中庭、その椅子に座るナルミの姿があり…
…ふと、隣の空いた椅子に、いつの間にかルシールの姿があった
紅茶を片手に、ナルミに好きな食べ物は何かを聞くルシール
いつからいたのか、とのナルミの問いに応えず、再度好きな食べ物は？と聞くと
ナルミもとりあえずコロッケかな、と答え・・・
「な…なんかよ…ルシール… いつもと違って…優しかねえか？」
「ふん、いつもこんなもんだよ」
ルシールが紅茶を飲み終えると、帽子を被りスーツケースとともに出かける支度
ルシールは長い間、待たせた者達…家族の元に行く、と語る
けど少し素敵な人がいたのでついつい寄り道してた、なんて笑みを浮かべ
そんなルシールにナルミも浮気じゃねえかと、ちょっと苦笑しちゃうのでした
・・・そんなナルミに、白銀＜バイイン＞の面影を浮かべ
ルシールもナルミに、優しげな笑顔を見せる
「そうだね… あんたはするんじゃないよ
大切な人を守って…守り抜いて、ずっとその人を愛するがいい
自分の持ち時間は決して、憎むことに使ってはいけないよ
愛することに使うんだ
そうすれば、出発する時が来ても、…きっと後悔は…しない」 どこか遠い目で、ルシールはそう呟く
しかしナルミも、なんの話をしているのか少し困惑気味
それに出発と言っても、どこに行くと言うのか…その言葉に、ルシールはこう返す
「あんたも、いずれ行くところさ
でもね、急がなくていい、ゆっくりとおいで
そうしたらルシール特製クロケット（＊フランスのコロッケ）をこしらえてあげるからさ……
とってもおいしいんだよ、ナルミ」
そういってぱちりとウインクするルシール、その笑顔にどこか、若かりし頃の面影が浮かぶ
そして、ルシールの姿は森の奥へと消えていくのだった・・・
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ルシールの亡骸の横で、ファティマが倒れたナルミに必死に呼びかける
ナルミもその心臓が動いていない、と悲痛な声をあげるファティマ…
その言葉にミンシアも青ざめるが…
即座にティンババティとロッケンフィールドが倒れたナルミを抱きかかえる！
「この男を死なせたくない！」
「おう、死なせるものか！！」
＜続く＞ 今回発売された大容量のビフィズスヨーグルトは、国内産1A生乳とリンゴ抽出液を使用して、味が濃くてさわやかなのが特徴である。
容量は750mlで、ビフィズスヨーグルトの中では容量が最も大きい。価格は1本2,000ウォン。
ソース：NAVER/ソウル=news1（韓国語）
http://news.naver.co...1&;aid=0003454704 意識を取り戻したナルミが事実を知ってまた絶望の躁鬱ダウン入り地獄に陥るのか・・ 藤田センセ的にはあの世はああいう穏やかなところなのか
それともフランスの宗教？では、あんな感じの日常とよく似たところって伝わってるのかねえ
とりあえずルシールは向こうで息子やアンジェリーナと再会できるといいな
哀しいけど、復讐を終えて向こうで幸せになっててほしいわ 絶好のチャンスなのに追撃してこないオートマータ達って結構殊勝な奴らだよなぁ
広汎性に感傷に浸ってたってこたぁないだろうし >>589
したくてもできんのでしょ 「ひかえよ」のせいで
…ってそうか、操り手のルシールが死んだから呪縛が解けても不思議じゃないのか これはフランスの宗教というよフジタ先生の故郷のにっきょrya）ん なんつーか今回あたりで改めて確信したが、あのフランシーヌ偽物臭くね？
無反応過ぎるというか
実はあの四体含めて奴らとうにフランシーヌに見捨てられてて、それを認めたくなくてフランシーヌの偽物作ってるとかじゃないだろうか ドットーレが喚いて懇願しててもまるっきり無反応なのは確かにそれっぽいな
ニセ者のフランシーヌ様に頭を押さえつけられる屈辱にありながら
「本物」なんてどこにもいない、と言うのはなかなか皮肉がきいてると思う 自身の認知バイアスによる思い込みだけで自壊してるからその線もあるかも ナルミはさすがに二度目の死は無いとは思いたいけど
ただ、肉体はどうにか生命を維持するけど、意識がどうやっても戻らないとかもあり得そう
で、後々になってからくりとサーカスが重なるときに、勝と再会するわけだ
マリオネット「カトウナルミ」として・・・みたいなことにもなりそうで本当にコワイ なんとなくだけどいくら道化芝居とはいえ、絶対の主君であるフランシーヌをしろがねの目の届くところに晒すのがちょっと無防備な気もするんだよな
そうだとしたら
「こ、これは…人形！？」（元々人形だがw）
「いない…フランシーヌ様はいないのだ…」（スゥ…と涙を流し）
という南斗聖拳伝承者みたいなのを想像したw >>595
今のナルミは人間として生きてても自閉的に葛藤を抱え込んで無茶を繰り返す半死人状態だし
逆にマリオネットと化して無機質に生きた方がマシかもしれんな・・・ もうフランシーヌも破壊されるのは間違いないだろうけど
それをやるのがおそらくジョージというのが、どうにも締まらん気がするw
やっぱりラストは主人公に〆てほしいというのがわがままなのはわかってんだけど ジョージは今のところいきずりにダウンしたアシハナを偶発的にしろがねに勧誘した場面が
黄金期ってぐらい活躍に恵まれてないから、最後の最後にフィニッシュ決めてほしい気もする 正直すでに存在自体が死亡フラグと化したしろがねＯが前に出るとろくなことにならんから、ジョージにはおとなしくしてて欲しいわ 実力的にはミンシア並だから雑魚掃除でエビリファイが関の山やろ 擬似体液を撒き散らしながら、フランシーヌ様に許しを懇願するドットーレ
そんな彼が落とした懐中時計は、丁度６時を指していた
第３７幕
６時
・・・平伏する三体のオートマータは、この状況をどうするか思案していた
フランシーヌ人形にうり二つなニセ者とはわかっていても、その『ひかえよ』との命令に動けずにいる三体…
その隙を付き、ナルミを医療カプセル『エッグ』へと運ぶ
ルシールを抱きしめるミンシアにも助けが要る、と説くファティマ
「…でもルシールが…」
「…先生は、精一杯、戦い抜きました…」
ファティマがそういうと同時に…ルシールの身体が、ガラス細工の如く粉々に砕け散った・・・
遺体すら残らない、その無惨な最期にミンシアも言葉にならず…
…オートマータ達も何とかしなければ、すぐにでもしろがね達は行動を始めるだろう
その狙いは当然、彼らの主フランシーヌ人形…！！
一方、ナルミを救うしろがね側も問題が発生していた
と言うのも、死にかけの者を救うのに割く戦力はない、とジョージが声を荒げていたのだ
そんなジョージのキツイ態度に少々呆れ顔の阿紫花がタバコを咥えつつ
運ばれる死にかけの男、どこかで見たような・・・？ が、そんなジョージの態度に当然ミンシアが噛み付く（阿紫花のどたまひんまげつつ
それをファティマが止める、哀しいがジョージの言ってる事は正しい・・・
・・・が、今回は両方を優先させてみよう、とするトーアがエッグを開く
その言葉にジョージも、どう言うことか問うとトーアがこう答える
第一にナルミは重要な戦力、助けるコトができれば彼の武術は有効であろう
第二にトーアは今マリオネットを失い戦う手段が無い、暇な自分に治療を任せて欲しいとする
その言葉にジョージも無駄だとは思うが、としつつトーアにナルミを任せるのであった
ロッケンフィールド、ティンババティの二人も、ナルミを頼む、とトーアに笑顔を見せ
その二人にトーアも、フランシーヌ人形の破壊を頼む、と笑顔を返すのだった
「…けっ、汗をかきながら…言い訳なんぞしやがってよ
いつも冷静なおめえらしくも…ねえな」
ダールがエッグからひょいと顔を出してそうトーアに言う
その言葉に、トーアの顔に僅かに脂汗が滲みながらもそう言うな、と返し…
「我々の血に流れる『生命の水』が、オートマータを壊せと叫ぶよりも…
なお大きな、声が聞こえるのさ この男を死なせては…ならないとな」
そんなトーアの言葉に、ダールもふん、と悪態をつくのであった
そしてアンジェリーナ人形の前で平伏する三体を他所に
ジョージ、ティンババティ、ロッケンフィールドがフランシーヌ人形へ向かう！
「今こそ、『真夜中のサーカス』の団長、フランシーヌ人形を倒す時！！
ジョージ･ラローシュの『神秘の珠』＜ポラ ミステリオサ＞、受けてみよ！」
「ペンタゴナ・ノッカー、ゾナハ病の『原因』を断つ！」
「『水が枯れぬ川』＜ティンババティ＞は、今こそ荒れくるって
フランシーヌ人形を押し流すだろう、行け！マンバ！」 このフランシーヌ様の危機に、苦悶の表情のコロンビーヌとアルレッキーノ
だがパンタローネは大丈夫だ、と呟くと…しろがね達の眼前に、
オートマータの兵士達が立ちふさがる！？
アンジェリーナ人形の命令で、オートマータは動けないはずだが…
「人形の『質』の違いか…」
その姿にジョージも苦悶の表情が浮かぶ
今動けているオートマータたちは、比較的低級な存在のようだ
〔我ら『最古の四人』はフランシーヌ様が自ら造られた、いわば高等なオートマータだ
最も人間に近く、全てが高性能で出来ている
だからこそ、フランシーヌ様への忠誠心も、比類なく強くなってしまった
だがあ奴らは、オートマータの工房にて造られた、量産型の低級な人形だ
くくく…皮肉なものだな… 低い性能の者がいた故に…
この局面は――― 我々＜オートマータ＞の勝利だ！！〕
こうなればオートマータの大群を殲滅し、強引にフランシーヌへの道を切り開くのみ！
無論オートマータもそうはさせまいと、一刻も早く平伏の呪縛を断たんとする
ドットーレの二の舞は踏まないように、細心の注意は払いつつ…
時間稼ぎのために、パンタローネはエッグを狙うようオートマータに命ずる エッグ内で、仮死状態のナルミを蘇生させんとするトーアとファティマ
ミンシアにも手伝って欲しい、として…緊張で滝のような汗が出るけどなんとか力になろうとする
…エッグの外では、その守りについていたダールも向かってきた敵達に不敵な笑みを浮かべ
阿紫花にもやるしかないようだぜ、と横目で見やりながら『スレイプニイル』を駆る！
ダールの言葉に阿紫花も困り顔、どこまでもマイペースな阿紫花だが・・・
しかし、ダールのスレイプニイル一体だけでは、ここを守りきれない
ファティマも僅かに嫌な汗を浮かべるが…彼女の人形も壊されてしまった、どうするか…
「だいたいなんで、おめえここにいるんだよ日本人
『しろがね』でもねえようだしよ」
「ええ、ま、『人形使い』ではあるんですがね…
ヘンな経緯で操り人形を運んで来て、この始末でさ」
阿紫花の言葉にファティマが反応し…アンジェリーナ人形を出した装甲車に目をやり
ファティマが阿紫花の手を掴み、装甲車に向けて走る！！
「あなたと私の武器が――― あそこにあるかもしれない！！」
＜続く＞ https://www.daily.co.jp/society/national/2018/06/28/0011396947.shtml
神奈川県鎌倉市にある時宗末寺の男性副住職（４９）が「韓国人を懲らしめて」などと民族差別的内容をツイッターで投稿したとして時宗総本山の遊行寺（同県藤沢市）が謝罪文をホームページ（ＨＰ）に掲載したことが２８日分かった。
投稿は現在、削除されている。
時宗宗務所などによると、鎌倉市の光照寺の副住職は５月、寺のアカウントでネット上にアップした写真を韓国業者に無断使用されたと訴える投稿をリツイート（転載）。
「こんなことしているから韓国人は嫌われる」「韓国人が嫌いになったとつぶやけばネトウヨだのヘイトだのと攻撃されるけど、全ての原因は韓国人にある」などと書き込んだ。 てかダール生きとったんかいなｗ
いち早くエッグ内に退避してたんか？もっとメラメラ熱い奴だと思ってたが ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
