羅将ハンのジャーマンスープレックスがケンを襲うが、ケンもとっさにその頭を守る
ケンの強さに、息を切らしながら感嘆の声をあげる羅将ハン

「は――― ふ―― は――― つ……強い…だが断じてきさまはラオウではない
 もしやきさまの名は ケンシロウか!!」

ラオウの…自分の名まで知るハンにケンシロウにも僅かに動揺が浮かぶ
だがその理由は知らぬまま死ぬほうが身のため、とあたりの闘気が凝縮され…
二人の周囲を瓦礫が飛び上がり…二人が放つ大岩がぶつかり合う!!
破壊された大岩に視界を奪われるハン その隙を突きケンが正拳突きを放つ!!
とっさにハンもその正拳突きを受け止め…

「ぐっ 強くなったものよ…
 あの時の赤子が…ラ…ラオウに抱かれて この国より船ででた あの赤子がおまえであったか」

ハンが語る言葉に、ケンもその眼を見開く  ケンに動揺が広がるように、天もまた荒れ狂い始める…

<続く>