bZ4X=600万円。ソルテラも600万円ってことか? 素材の価格高騰で電気自動車の値付けが難しい
2022年4月14日 [最新情報] https://kunisawa.net/?p=56366

bZ4Xの価格がFF=600万円。AWD=650万円と発表された。bZ4Xの場合、全車KINTO扱いに
なるため、残価設定で毎月の支払い額は自由に決められる。だからこそ価格じゃなく
「メーカー希望参考価格」という扱い。極端な話、4年後の残価を200万円にすれば、東京
都のように補助金が国と別個に出る地域だと(2022年度分は未発表)毎月の支払い額を6
万円台に設定出来ると思う。
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アメリカ価格は4万2千ドルスタート

ソルテラはどうなる? 600万円という価格、装備内容など不明のため539万円のARIYAと
比べられないものの、決して安くない。我が国に於ける電気自動車の購入意欲を評価する
と欧米より極端に低い状況。アーリーアダプターはリーフを買って疲れ果てた。RAV4や
アウトランダーのPHVを買って置けば電気自動車としても使えるため、それで十分だと
考えるだろう。

ソルテラを売ろうとするなら、bZ4Xより装備などを落として安くするという手もある。
そもそもbZ4Xは「500万円台前半。高くて中盤」と予想されていた。なぜ600万円になった
のか? 真相は不明ながら、昨今の材料高騰の影響も無視出来まい。ここにきてリチウム
電池やモーター、半導体の素材が急激に高くなっている。しかも日本で作る電池の材料は
輸入のため円安だとさらに不利。
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とはいえアウトランダーPHEVも納期は「冬休みになります」

多くの工業製品が値上がりだけに留まらない。クルマは説明するまでもなし! 特に
輸入車の場合、すでに半導体不足で納期遅れが常態化している中、ロシアのウクライナ
侵攻で様々な部品の調達に苦労しているという。来月あたりから一段と厳しくなる可能
性大。2輪業界も納期半年が当たり前になりつつあるという。本日、輸入2輪の合同試乗会
に行ってきたけれど納期遅れは深刻らしい。

はたまた全日本ラリーで私らのチームは新しい車両を投入しようとしている。
ロールケージ用の鋼材が欧州から入ってこない。車両を作りたくても作業出来ないのだ
から困ったもの。しばらくの間、読者諸兄も「そんなモノが足りないの?」という状況に
出くわすと思う。価格だって間違いなく上がる。買おうと思っているブツがあるなら早め
に確保して吉です。食材も。