■EVは環境問題の救世主ではない 逆にさまざまな問題点を抱える

https://newsphere.jp/sustainability/20191108-1/

◆児童労働も 途上国で払われる犠牲

世界のコバルトの半分以上はDRC南部で採掘されており、その20%は小規模鉱山からのものだ。
ここでは児童労働が行われており、7歳の子供も確認されている。

◆バッテリー製造に大量のエネルギー

化石燃料を使わないことからクリーンとされるEVだが、
1バレルの石油と同等のエネルギーを蓄えられるバッテリー1つを作るには、
石油約100バレル分のエネルギーが必要だと、
マンハッタン政策研究所のシニアフェロー、マーク・P・ミルズ氏は述べる

◆需要増加で鉱物不足へ EV生産に足かせ?

石油関連の経済誌ペトロリアム・エコノミストは、
EV用のバッテリー生産の増加で鉱物不足となり、
速やかなEVへの移行が困難になる可能性があると指摘する調査を紹介している。

◆「売れている」は嘘  消費者は環境より価格

ミルズ氏は、実はバッテリーは数千のパーツや溶接が必要な複雑な機械だと述べる。
さらに製造は驚くほど労働集約型で内燃機関より人手がかかるため、
中国などの人件費が安いアジアにバッテリー工場などがあるとしている。
また、EVのセールスをけん引する中国では補助金を減らした途端売れなくなったとし、
結局EVは作りやすく、必要な労働力が少なく、最終的にはコスト低下という、いいこと
づくめの解説は大嘘だと断じる。