国沢はマツダ嫌いかとなれば、全く違う。見識あるマツダの人を活力を潰す勢力が嫌いです
2019年11月23日 [最新情報] http://kunisawa.net/?p=41720

マツダについて書くと厳しい内容になるためなんだと思う。
少なからぬ人は私がマツダ嫌いだと認識しているようだ。
当事者であるマツダ内には激怒してる人もいると聞く。
けれど当たり前のことながら常識を持っている人だって多い。
現状のマツダ、販売台数や収益状況をみたら、たくさんの課題を抱えている。
マツダの将来を憂う人達から久し振りに前向きの話を聞けた。

現在のマツダ、大雑把に考えれば『大日本帝国大本営配下』と
『問題を感じながらも命令を聞く』2つのグループからなる。大本営の人達は
「良いモノなら高くても売れる!」と言い張るのだった。否定すると怒り出す。
外部の人間に対し感情的になる自動車メーカーの人なんか見たことない。
社外の人間に対しこんな態度なら、社内に対してのキツさは容易に想像出来る。

いろいろ聞くと、アメリカで売れ筋になっているクロスオーバーを作ろうとすると
「ウチのシェア2%だ。同じものを作ってもダメだ!」と潰され、CX-5のガソリンターボを
ディーゼルよりスポーツ仕立てにしようとすれば「外観は同じにしろ!」と否定され‥‥
といった具合。商品力を高める企画を全て潰される。
大本営陣営の大きな問題は「クルマを商品として考えていない」ことにある。

2021年から厳しくなる燃費規制に対しても、大本営は「スカイアクティブXをたくさん売り、
電気自動車MX-30が狙った台数売れたらクリアできる! 
2025年に向けてはさらに燃費良いスカイアクティブとPHVなどでクリアする!」と言い張る。
取らぬ狸の皮算用作戦だ! けれど現実を考えてる人達はスカイアクティブXと
MX-30を売ることの難しさをしっかり認識しています。

 続く