驚愕! GT-R作った水野さんですらハイブリッドのことが全く解ってない! 2019年7月6日

考えて欲しい。ガソリン車は低回転のトルクの低さをカバーするため、多段ギアに代表される変速機を持っている。
モーター駆動車はギア無しでそのまま車軸を駆動します。最高速150km/hなら6速ATの3速ギア相当。

180km/h出るプリウスだと4速ギア相当ですね。3速や4速ギアで走り出すのと同じだから、0回転で最大トルク出し
たって危険な領域に入らない。さらにガソリン車だとトルクを大幅に引き上げるトルクコンバーターを使うし、
全開なら発進時から2千回転以上使う。総合的に評価すると、プリウスやノートeパワーのスタートダッシュ、
決して速くない。
走り出してからの加速も厳しい。THS2もeパワーもエンジン掛かるまでは走行用バッテリーのエネルギーしか使えない。
私はTHSやeパワーの開発担当者と話をする度「もっと電池をたくさん積んで欲しい」と文句言う。燃費や動力性能を
改善できるからだ。けれどコストとの兼ね合いで無理。プリウスもノートも走行用電池だけではモーターの全性能を引き出せない。

バッテリーから引き出せるパワーは、プリウスでせいぜい40馬力。プリウスより容量少ないがリチウムイオン電池使う
ノートeパワーも40馬力くらいだ。したがってプリウスとノート、エンジン掛かって回転数が上がるまでは、40馬力しか
出ていないということ。だからこそ0〜100km/h加速計ると同じ排気量のエンジン車と大差ないということになります。