警察に通報以外の対策は? 危険な煽り運転に遭遇したときの正しい対処法とは
投稿日: 2019年8月19日 投稿者: 『Auto Messe Web編集部』 TEXT: 国沢光宏 PHOTO: Auto Messe Web編集部
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興奮度マックスの相手から身の安全を守る

 高級SUVに乗った茨城での暴行事件を受け、様々なメディアで「煽(あお)られたらどうしたらいいか?」という対応策を紹介している。
決定的なアイデアがあるかと思って見るのだけれど、今回のような輩だったらいかんともしがたい。
例えばテレビで紹介していた対応策のひとつに「相手にしないこと」とあるが、向こうから相手にしてきたらどうしたらいいのだろうか。

 他にも「警察に通報」とか「撮影する」「窓ガラスを開けない」などの対処法はあるものの、考えて頂きたい。例えば、東名道で発生した死亡事故は、止められたところに大型トラックが突っ込んできた。
前に出られて道を塞がれた時点で、いつ後続車に突っ込まれてもおかしくない状況であり、停止させられた時点で死亡事故になる可能性は大きい。警察に通報したとしても即対応してくれる状況でもない。

 以下、考えてみた。まず「煽り運転する輩の”興奮度”を判定する」ことから始めたらいい。激しい煽り運転をされた場合、大抵は煽られる側に原因があるわけで、速やかな対応をしてほしい。
例えば、追い越し車線の居座り走行ならば、すぐ走行車線に戻るとか、多少強引な進路変更ならハザードを付けて挨拶するといった合図(手で挨拶するも良し)をするといいだろう。

 大体のケースは、これで収まるはずだ。それでも多少の嫌がらせはされるかもしれないが、本線上で止められるまではいかないと考える。
稀に追越車線走行時、前にクルマが居るのに煽ってくる不届き者がいるけど、こういった”危険人物”には速やかに道を譲った方が身のためだろう。

 茨城の事件のような乱暴者に遭遇することは、滅多にないはず。しかし、今回のような興奮度マックスな人物に遭遇した場合の対処法はどうすべきか。
まず、一般道ならば後続車に突っ込まれる危険性は少ないため、駐車場や路肩に停めてドアロックをして窓を閉めて110番すること。
興奮度マックス状態でも電話(通報)しているのを見たらたいてい諦めるはずだ。