他人に道具取れって言う職人は仕事出来ない人が多い。
時間的に考えて各自分担でやった方が早いし、説明するなら自分でとった方が早い。
俺が仕事教わった人は、工具を取ってくれることはあったけど
俺から探して渡したことは無かったわ。
段取り八分、仕事二分って事でしっかり仕込まれた。
それで半人前。みんなの安全考える余裕が出来て一人前。って。

「はい、カラスね。」って渡されて、「カラスって何すか?」って聞いたら、
カラスの口みたいだからカラスグチって呼ぶんだよ。って。
休憩時間に正式日本名称はウオーターポンププライヤーだけど、
外国ではこれもスリップジョイントって言うんだよとか教えてくれた。
まぁ英語で字は書けねーけどなwハハハ。みたいな人だったけど、
道具が壊れた時に、「壊れました」っていうと凄く怒られて、
「壊れたんじゃなくて壊したんだろ」って言いながら自分のを貸してくれた。
最初は分かんなかったけど、
摩耗や金属疲労で壊れる物は予備もっとけば良いし、
使い方悪くて壊れたのも含めて自分で把握管理しとけば、
いちいち仕事中に報告しなくて済むだろ?それの方が早く帰れるだろ。って感じ。