通常走行時からのブレーキ動作(AT車)

右足ブレーキ

@脳が右足にブレーキ踏めと指令で右足が動作する
A脳が右足の少し左あたりにブレーキペダルがあるはずと認識しておりそこを踏めと指令

左足ブレーキ

@脳が左足にブレーキ踏めと指令で左足が動作する
A脳が左足の少し(右)前あたりにブレーキペダルがあるはずと認識しておりそこを踏めと指令

@の段階で間違う可能性もあるが、踏み間違い事故を検証すると、@での間違いではないことが多い
Aの段階で、実際のブレーキペダルの位置と脳が認識しているブレーキペダルの位置とが相違していることが踏み間違い事故の一要因とされている
とすれば、左足ブレーキにすれば、Aにおける踏み間違い事故の原因を取り除けるのではないかというのが左足ブレーキ推進派の考え方である
脳の認識によるものとしても、身体のの要因によるものとしても、そのズレによっては、左足とアクセルペダルとの位置関係及び身体機能を鑑みるに、左足でアクセルペダルを踏むことが、物理的に困難であると考えられるからである

現状においては、教習所や自動車メーカーは、公式には左足ブレーキを推奨していない
また、政府見解でも同様である
(平成5年2月22日 衆議院交通安全対策特別委員会 3号)

しかしながら、自動車の改造や新たな装置を設置せずとも実施できる踏み間違い対策であるし、
また、その修得にはそれほどの困難さは伴わない
また、メーカーテストドライバーやレーシングドライバーなど、運転のプロといわれる者たちの中に左足ブレーキを推奨する者がいる

自動車側の問題としては、アクセルペダルはブレーキペダルの右側にあるということは統一されているが、
ブレーキペダルの位置は車種により様々である
左足ブレーキがやりやすいもの、やりにくいものがある

車種や自身の身体のことなどを総合的に考慮して、自己責任において左足ブレーキとするか否かは判断されるべきものである