【試乗】人気のCセグメントSUV「VWティグアン」に待望のディーゼルモデルが追加!
投稿日: 2018年10月11日 TEXT: 国沢光宏 PHOTO: 小林 健
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ドイツ車らしい力強さをもつがもう少し個性が際立ってほしい

ディーゼル排気ガス不正問題が起きるまで日本の圧倒的な輸入車販売台数No.1だったVWながら、 いまだに低空飛行中。
2013年度は7万2000台売れたのに、2017年度の台数を見ると4万8000台に留まる。
この間、メルセデスなど1万台近く販売台数を伸ばしているのだから厳しい。

この状況を打開しようということなんだと思う。輸入車の売れ筋パワーユニットになっている
ディーゼルエンジン搭載モデルを続々と日本へ持ってきている。なかでも今回紹介する『ティグアン』は人気のCセグメントSUVに属し、
ボルボXC40や、BMWのX1のライバルという売れ筋クラス。

ここまで読んで「ティグアンってどんなクルマ?」と思う人も多いんじゃなかろうか。
VWは日本に於ける知名度が高かったこともあり、いわゆる殿様商売。積極的に車種のアピールをしてこなかった。
結果『ゴルフ』や『ポロ』、せいぜい『パサート』くらいしか知られていない。

とくに”テ行”から始まる『ティグアン』や『トゥーラン』、昔販売していた『トゥアレグ』となると、
これといった特徴もないためVW好きを除き、知名度ゼロに近い。
加えて多くのユーザーが購入時に重視する自動ブレーキに代表される安全性能もまったく判らない状況。ボルボと好対照 です。

ということでティグアンだ。簡単に紹介すると、ゴルフ級のSUVで、前述の通りボルボXC40や、
日本車だとトヨタC-HR、ヨーロッパなら日産デュアリスなどと競合するモデルになる。
これまでも150馬力の1400ccターボのガソリンエンジン車を360万円スタートで販売していた。

今回追加されたのは150馬力の2000cc4気筒ターボディーゼルエンジン搭載モデル。
DセグメントのSUVになると2000ccで190馬力級のエンジンながら、X1を含めCセグメントは
パワーよりコストを重視した150馬力級になる。排気ガス処理は尿素補給が必要な反面、信頼性高い尿素SCR式だ。