2018年8月に発売された新型CR-Vは、今や売れ筋のSUVということで、
日本国内では売りにくいシビックより強気の販売目標を立ててくるかと思ったら、月販目標は控えめの1200台とのこと。
ホンダの国内販売、最初から弱気になってしまった感があります。

 ホンダによれば、初期受注こそ月販目標を大きく超えた5000台の受注と発表されましたが、
販売現場のセールスマンに話を聞くと、「今は新型車としてTVCMの効果などもあり、足を運んでくれるお客様がいらっしゃいますが、
ライバルも多いSUVカテゴリにおいて、大きな飛び道具もなく、価格も高価帯なので半年後に同じ状態が続くかは、微妙かもしれません」
との声もあります。


新型インサイトは発売前から「厳しい」との声も?

 そして最初から「厳しいのでは?」と言われているのが、アメリカでシビックの高級版と位置づけられている
ハイブリッド専用車の新型インサイトです。アメリカでは案外安くて日本円計算だと270万円スタートとなっており、
トヨタのプリウスと同等の価格で販売されています。日本でもこのくらいの価格設定なら売れる可能性もあり得ます。

 ただ最近のホンダの車両価格設定を見ると、日本の方がアメリカより20%程度高い。
例えばシビックの場合、アメリカだと225万円スタート。日本は265万円から。
CR-Vも280万円スタートのアメリカに対し、日本仕様だと323万円。新型インサイトは320万円程度になると予想できます。

 前出のセールスマンは、「新型インサイトは、なぜシビックハイブリッドではなく、『インサイト』なのかと、
ネットニュースなどを見たお客様からも質問されます。日本でインサイトは、安価なハイブリッドカーとして2代目が登場しており、
上級ハイブリッドカーというイメージがついてないので、お客様の反応が気になります」といいます。