1週間で1200件を検挙!! どこまでがあおり運転なのか?
2018.07.20 / コラム
ttps://bestcarweb.jp/feature/column/3011

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■識者は「あおり運転」をこう考える そして罰則はどうなる?

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 ベストカー執筆陣の鈴木直也、国沢光宏両氏の「あおり運転」に対する意見を紹介する。

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【取り締まりは危険性で判断すべし】国沢光宏

 ひと口に「あおり運転」といってもケースバイケース。強引に前に割り込まれた直後だと、当然のごとく車間距離短め。
この状況だけ切り取って「車間距離不足」と言われちゃえばいかんともしがたい。
 また、クルマの流れには波があるため、たまたま車間距離が極端に短くなることだってありうる。これまたあおり運転に見えるけど、内容からすればまったく違う。
 大型トラックのように流れより低い速度で追い越し車線を走っている車両に対し、軽い抗議のため車間を詰めることも。
 こういったケースだと万一乗用車が大型トラックに追突したとしても、トラックにほとんどダメージなし。むしろ心情的にジャマをしたトラックが悪いとさえ思う。
 大型トラックのドライバーだって目の前を制限速度から20km/hも遅いまま走り続けられたらイライラして抗議のため普通より車間距離詰めると思う。
 個人的にはここに書いてきた程度までなら、あおり運転に含まなくてもいいと思う。取り締まるべきかどうかは、危険性で判断してほしい。
 ただ速度違反にも言えることながら、警察の取り締まりは短い時間であっても容赦ないからアカン。現場の警官に広い裁量権を与えてしまったら、際限なくなります。
 個人的にあおり運転として成敗すべきは、自分の車両より軽い車両に対して車間距離を詰めるようなケースや、誰がどう考えても危険な車間&速度であおる運転。
 もしくは強引な追い越しなどして前に割り込み急ブレーキかけるケースなどに絞るべきだと考えている。バイクに対する危険行為も厳格に取り締まりたい。
ということで私は現状の警察の対応には懐疑的です。

(後略)