ヨーロッパ、ジワジワとハイブリッドが普及していく?
2017年12月22日 [最新情報]
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ここにきてハイブリッドがヨーロッパで高く評価され始めている。今後もCセグメ
ントより小さいクルマについちゃディーゼルだとコストパフォーマンスで厳しいと
言われており(排気ガス対策のため車両価格がハイブリッド車より高くなってしま
う)、トヨタの存在感はジワジワ上がってきた。実際、ハイブリッド車のタクシー
多い。

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 スペインやイタリアなどプリウス大人気!

ただ現行プリウスの評価は極めて低いという。聞いてみたら、やはりリアシートの
居住性の悪さに代表される使い勝手に問題を抱えているようだ。従来型プリウスの
人気は極めて高いので、フルモデルチェンジ後も併売すればよかったか? という
ことでオーリスのハイブリッドが増えている。現行プリウス、世界規模で失敗した
と思う。

デザインの問題だけならPHVのフロントにするだけでイッキに改善するだろう。
ただリアシートの居住性の悪さは難しい。そもそも座る位置が低く、さらにルーフ
の形状も悪い。絶対的な広さで先代プリウスと変わらないとトヨタは主張している
けれど、やっぱり狭く感じます。もはやプリウスにこだわらなくたっていいかもし
れません。

前述の通りいずれにしろCセグメントとBセグメントはディーゼルでなくハイブリ
ッドが主役になる可能性大。全てのモデルにハイブリッドを入れていくというトヨ
タの戦略で受け入れられることだろう。ただ絶対的な動力性能の向上は必要。Cセ
グメントであれば200km/hで巡航出来るようにしなければ、タクシー以外は難しい。

ヨーロッパのハイブリッド車はDセグメント以上かつ、高額車ばかり。今のところCセ
グメントで経済性を重視したモデルがない。VWもゴルフのハイブリッドを止
めたし、PSAグループやルノーにもハイブリッド無し。トヨタが魅力的なモデル
を出してきたら大ヒットするんじゃなかろうか。先代プリウスを止めたのは大失敗
だった?