国沢:今年から大々的に変革してやり直そうというのはちょっと間に合わなかったみたい。
でも、やれることは色々やったので、例えばつながる技術とか、コネクトビリティ。
分かりますか?
緒方:コネクトビリティ……。
国沢:専門なんでしょ?
クルマの中に端末を入れて、その端末で外の情報とやり取りして、ご飯を食べるところや観光地の情報を手に入れたり、外部と通信しあったりというのはこれからのクルマになるだろうと。
緒方:そうなると皆さんも色々な場所に行きやすくなりますね。
国沢:本当にそう思いますか? 
クルマにそんなものがついてなくてもスマホで十分でしょ?
緒方:確かにそうですけど……。
国沢:スマホの他にクルマに要りますか?
緒方:そう言われると……。
ナビはあった方がいいと私は思いますが。
国沢:ナビは合った方がいいと思うけど、コネクトビリティはあんまり。
だって、クルマでやろうとすると、例えばメールも走行中は読めない。
読み上げてくれるならいいけど、それだったらスマホのシリで十分じゃないですか。
緒方:確かに……その通りですね。
国沢:要するに爺さんが考えているんですよ。爺さんが考えてるからまだちんぷんかんぷんなところが今年はまだあるかもしれない。

東京モーターショーの見どころは?

牧野:それでは今年の見どころって何があるんでしょうか?
国沢:僕は若い人に見てもらって、見どころというか、けなしどころを探してほしい。
もうジジイの時代じゃないんですよ。
もっとこうしたらいいという提案がほしいから若い人に行ってもらって「腹抱えて笑うぜ」ってところをどんどん教えてもらいたい。
そういうところを次のモーターショーに生かすともっと良くなると思います。
緒方:東京モーターショーは1年に1回なんですか?
牧野:いえ、2年1度ですね。
国沢:さっきから小馬鹿にしているように見えますけど、東京モーターショーって日本では最大級のショーで、10日間も開催してるんですよ。
緒方:10日間もやってるんですか!?
国沢:会場に行くと歩くのが大変なくらい広くて、あそこに出ているナレーターのお姉さんやクルマの横に立っている人って
東京モーターショーに出るとギャラが上がるくらいです。