辰吉の人気は前段に80年代後半の世界戦21連敗と、それを止めた大橋の消極的なボクシングへのストレスがあったように思う。
あの時点から数年出現が遅かったらあそこまで人気は出なかったと思うよ。
運動神経と勝負度胸とショーマンシップがズバ抜けてた辰吉はボクシング界の救世主だった。浪速のタイソンの初期ニックネームも人気面ではほんとうにタイソン級。
キャラクターも今みたいな矢沢永吉のできそこないみたいなのじゃなくて、気の利いた軽口ポンポン出る気のいい兄ちゃん風で笑顔が良かったね。

防御もパショネス戦の戦い方で育って行ったならばもっと技術的に優れた選手として認識されるボクサーになったんでないかなあ。
リチャードソン戦で快勝したのであれでイメージが固まってしまって、本人もそのイメージに囚われてしまったんでは。