>>368
化繊と天然毛の最大の差異は、天然毛特有の先細り微細構造だからね。
これを最新の化繊技術で完全に再現する事が可能でも、一般衣料用品とってのコスト的には困難。
じゃあ天然毛の微細構造は、着衣者にとって良い意味でどのように働くの?
(作用)
・天然毛の極細毛先が複雑に絡み合い低密度(中空)の立体構造をつくる
・そこへ着衣者の激しい運動により体表から蒸散した水分(汗)と熱(体温)を含む蒸気(高温高湿の空気)が流入して
・蒸気中の水分が【天然毛の(微細構造により増大した)表面にきめ細かく結露】する
・それにより(結露した水分に熱を奪われ)乾燥した空気が生地の外へ排出される
・生地中に結露した水分は、天然毛の微細構造がもたらす【毛細管現象】で生地全体に浸透し、やがて生地の外側表面に達し、それと接する外気中へ(先の空気よりも少し遅れて)徐々に排出される

(効果)
・生地の含む水分量と熱量は発汗直後一時的に増す
・着衣者の肌感についてはベタつかずにサラサラ感を保持

かな?