自転車漫画総合スレ 17
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>>834
英国だと自転車趣味の人間の前で「push bike」という単語もご法度です。
これは自転車もモーターサイクルもともに「バイク」という北米で、
「オマエらのは、同じ2輪でも汗だくになってこがなきゃならないんだろう」
という侮蔑語としてあらわれたので。
これはインディアンのモーターサイクルで陸上絶対速度記録を打ち立てたバート・マンローの
伝記映画、「世界最速のインディアン」のなかでも、そういう風に出てきます。
ダックテールの髪型のロッカーズ風の連中が、バート・マンローの誕生パーティーにどかどかと乱入して、ケンカを売りに来る。
「バート・マンローてぇのはどいつだ?」
「ああ、オレらしいな。」
「なんでも速いんだってな。どんなモン乗ってんだ?Push bikeじゃあねえのか?」
バート・マンローがキレる。
「オマエたちみたいなエテ公にはわからんだろうがな。オマエらのなんかは軽くぶっちぎるぞ。」
「おもしれぇ。賭けてやってみようじゃねぇか。」
まあ、バート・マンローはニュージーランドの人ですが、このあたりの単語はアメリカ文化圏からきている言葉です。
実際、「ローディー」というアメリカ語などもマウンテンバイカーが「あいつらは道路の上しか走らない」という侮蔑語が発祥です。 >>804
今日、たまたま熊本の自転車道路の名前を知って驚愕した。なんと、、、
『白川ちゃりんぽ道』だそうです。
ひどい名前だなと思った。私は絶対走ろうと思わない。そういう名前の場所は近寄るのも汚らわしい。
行政は『自転車を意味するチャリ』との造語と言っていますが、『自転車への蔑称であるチャリ』ではないのか? もう、いままで、ありとあらゆるところで私は言ってきたことですが、チャリという語は自転車のイメージを下げる。
同じことを自動車でやってみたらどうか?
『クルマ』とか『自動車』とかいう単語を『ブーブー』という言葉にどんどん入れ替えて行って、雑誌でもテレビでも新聞でも
『ブーブー』という言葉だけにしたら、高級乗用車は売れなくなるだろう。
この地球環境問題が騒がれている中、自転車に対してそういう幼児語のような言葉をもってくる行政の常識を疑う。
普通に「白川輪散歩道」でなぜいけないのか? フェラーリやポルシェを乗ってくる人に向かって、『なに?ブーブーで来るの?』と言ったらどうか?
『へえ、このブーブーはそんなに高いんだ。』とかね。
これは我々、時としては150万円、300万円する自転車に乗っていてもそれに類する一言に遭遇する。 昭和30年代から40年代ぐらいまで、『ちゃりんこ』には『かっぱらい』もしくは『すり』の意味でしか使われなかった。
ちばてつやのマンガでもその用法でしか出てこない。
『かっぱらった自転車でやってくる』ことを『チャリンコしてきた』『チャリンコで来た』などと言うのを
1969〜1974年頃にさかんに聞いたことのある私としては耐えがたい侮蔑表現だ。
あの時代はオーダー自転車が非常に高価だったので、そういう盗難も多く、ちょうど現在、高級バイクの盗難が激増しているのと似た状況だった。
多くの高級自転車が『ちゃりんこされ』、金目の部品をはぎ取られて足の付くフレームが河川に捨てられた。
ちゃりんぽ道とは、しかし、語感が悪い。いい大人がそういう幼稚な命名の場所に遊びに行きたいと考えるのか?
いっそ「レンタル」賃貸し散歩と組み合わせて『白川でちゃりんぽ。賃歩』で韻を踏ませたらどうか?怒りがおさまりません。
行政の意識がその程度では、100年経っても日本の自転車生活環境はヨーロッパに追いつかないだろう。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています