つづき。

ブロンプトンとロードの平面図を比較すると分かりますが、両者はほぼ似通ったスケルトンです。
スポーツ車はロードもトラックもクロスバイクもマウンテンバイクもランドナーも全て
前傾姿勢で乗ることを想定したスケルトンなのですが、これが加齢とと共に辛くなってくる。
だからといって手持ちのロードにアップハンドルを入れてもまともな自転車にはなりません。
自転車のフレームは乗車姿勢を想定して設計されているのであちこちで不備が出て来るのです。
それはカレーライスを食べている途中にスイーツが欲しくなったからといって
カレーに砂糖をかける行為に等しい。
前傾しないとパワーが出ないスポーツ車のスケルトンに前傾しない乗車姿勢のブロンプトンは
カレーライスに砂糖をかけてこれは甘いお菓子だと言ってるようなもので
トンチンカンなとっ散らかった乗り味が不快極まりないのですが、
本来の用途である短距離短時間ライドなら我慢出来る。
そもそも究極の完成度を誇る折りたたみ機構の為に自転車本来の乗り味は犠牲にするのは仕方がない。
それがブロンプトンの真実だと思います。