堺の包丁鍛冶が鍛えた備前長船の玉鋼こそが世界最古にして最高のクロモリ鋼なのである。
シマノが堺の地で生まれたのも玉鋼の精錬技術があってのこと。
日本の玉鋼は世界最強の戦車「九七式中戦車」の装甲板にも使われた。
その防御力は当時存在していたあらゆる対戦車砲の、想定出来る全ての
交戦距離からの直撃に抗堪し得るものであった。