>>57
ステンレスの一般製品はSUS304なんだけど、引っ張り強度は一般ネジ鋼S45Cの570N/mm2に対して520N/mm2

引っ張りはそん色ないが、問題になるのは降伏点。
降伏点が345N/mm2に対して205N/mm2。これは引っ張り強度に対してかなり低い。

この低さが何を意味するかというと、普通にネジを締めるだけでうにょーんと伸びるということ。
切れはしないが伸びていく。切削時に粘りがあるのはこのため。

熱膨張率も2%程度高くて精度が出せないし、直近には緩みの原因になる。
S45Cなどの鋼も膨張率が高いので結構緩むけどね。

ぶっちゃけステンレスネジは緩みの管理も必要だし厳密には再利用が難しい。


カーボンに関してはプリプレグでもウェットでもいいので自分でレイアップしてみたらわかるよ。
ちゃんとレイアップされていれば容易にクラックが入るような素材じゃないから。