なんで一番母集団が大きいはずの、バスケ始めてから一生PGやってたようなスモールプレイヤーがトップリーグや代表にほとんど残らないのかと言えば、ディフェンスで穴になるってだけじゃないんだよね。
オフェンスでPGしか出来ないのもあるんだよね。
小さい選手って、ハンドリングとゲームメイクで他より圧倒的に優れてないと生き残れないけど、実はそれが落とし穴。
トッププロまで行くと、デカくてもハンドリング良くてゲームメイクできる選手がいる。
そいつにボール預けた時、PGしかやって来なかった小さい選手って、オフボールで味方に合わせる動きがぎこちない上に、身長も小さくてシュート打てるタイミングも少ないという二重苦に陥りやすい。
しかし、かと言って肝心な時のゲームメイクを安定してこなせるレベルのSGやSFサイズの選手は居ないから、180cmあるかないかくらいの、元々2番でエースだったような選手が大学でプレースタイル変えて対応する。
フルメンバーの代表だと、冨樫より篠山の方が活躍するのもこれ。篠山は大してデカくもないし、Bリーグでの活躍は富樫の足元にも及ばないPGだけど、もともと2番もやってエーススコアラーもやってたから、ハチナビがボール持ってる間もやれることをスムーズにやれる。
実はテーブスがつまづいてるのもこれで、テーブスは逆にデカいくせにメインハンドラーしかやって来なかったから、オフボールの役割も強調される強いチームにも馴染めないし、かと言って自分中心で世界と渡り合えるチームに出来るほどの実力も無いという状態。
筑波の中田も同じ理由で停滞してる。
岩下はまだ分からないし、彼はエーススコアラーでありシューターもやれるから期待してるけどね。