警視庁は4日、全米プロバスケットボールNBAワシントン・ウィザーズに所属する八村塁選手の実弟で、東海大学在学中の八村阿蓮さんへのツイッターに人種差別的な内容のメッセージを送ったとして、
茨城県鹿嶋市内に住む会社員の野村憲史容疑者(28)を脅迫ならびに名誉毀損の容疑で逮捕したと発表した。
警視庁によると男は阿蓮さんや兄の塁選手のツイッターに「死ね、間違えて生まれてきたクロンボ」「お前もお前の兄もバスケがうまいだけのただのクロンボ」等と人種差別的なメッセージを7度にわたり送りつけた疑い。阿蓮さんが警察に相談して被害届を提出していた。
男は鹿嶋アントラーズのサポーター組織「インファイト」に所属しており、過去には鹿嶋アントラーズの下部組織にも在籍していた。
また男の兄で東京都港区の郵便局に所属する役職者の男も関与していたとして、逮捕状を請求し取り調べを始める方針だという。
調べに対し野村容疑者は「(兄弟に)そのようなメッセージを送ったのは間違いない。他にも野球のオコエ瑠偉選手とその妹にもやった」などと容疑を認めている。