78年別大にはもう一つの課題があった。76年春のニュージーランド合宿以来オールジャパン体制で
陸連が肝入りで強化している若手vsベテラン組の対決であった。前者には欠場した瀬古も
入るだろうが、宗兄弟、鎌田、伊藤、喜多と言ったメンバーであり、後者には77年の別大で
1、2位でモントリオール予選で4位、2位だった浜田安則、水上則安であった。別大では彼等に
加えて箱根1区で石井隆士の区間記録を破ったばかりの西広美が絡む形で序盤は進行した。
(正確には喜多は自重して後方待機だった)。しかし8km過ぎには旭化成vs鐘紡の対決になって
おり、以降旧世代は鳴りを潜める様になった。