アルバム全曲レビュースレ in アニソン板
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商業誌/サイトにありがちなオブラートにくるまれているようなレビューではなく、率直なアルバムレビュースレ。 CDを購入する際の参考になればと思います。 ■関連 アルバム全曲レビュースレ 18th(邦楽板) http://music8.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1209871679/l50 邦楽板アルバムレビュー保管サイト http://www10.plala.or.jp/puusan/review/al_dom/al_domtop.htm いやたぶんそういう部分もあると思う 俺としてはアレンジがしっかりしてるからあんまり気にならないし、 その中低から高音への移行の瞬間こそ一番の聴き所かなと思ったりもする。ギャップ的な意味で。 まあ最大瞬間風速が凄い的な意味の、歌が巧いだと思ってください >>167 みずきとか茅原は「私うまいでしょ」的発声が難だよな、一定の音階じゃないと力強く歌えないから、iPodなんかで一般の女性ボーカルと並べて聞くとどうしても差が目立つ。 二人が「声優にしては上手い」って評価なのに対してまあやは初めて声優と歌手を両立できたって印象。 牧野がそれを越すというなら聞いてみるわ。 信者が贔屓を持ち上げるのは結構だがそのために内容じゃ無い事で 他を貶める必要はないんじゃないか 私上手いでしょ発声って水樹も茅原も歌手畑で育ってきた人らに声優だからという書き込みはどうなんだ 基本的に、>>168 のような書き込みも極力やめたほうがいいと思う。 語り合うスレではないからね。 >>170 は論外。 う〜ん書き方マズったなぁ ×格の違う巧さ ○質の違う巧さ だと思ってください。貶すつもりは一切ありません。申し訳ない >>170 のまあや信者が最高に痛いだけだろ レビューにコメが付くのは多少はいいんじゃないかな レビュー外のコメント自体に関しては、書き手のモチベーションの為にも一定量はあっていいと思う。 ただ、>>170 の内容に関しては、水城のアルバムレビューの内容そのままって感じではあるけど、 水樹茅原のファンからみたら気分いいものじゃないだろうし、レビュー外では控えたほうがいいんじゃないかな。 ただ、レビュー自体に関してはあくまで率直でお願いします。 170ですがすみませんでした。 レビューを書き込むスレと言う認識が足りませんでした。 重ねて申し訳ありませんでした。 誰か志方あきこさんの最新アルバムのレビューをやってくださる方はいませんか? >>180 身も蓋もないこと言うなよしんでしまえよ 01 Over The Future feat. THE CHILDREN ver.2 ★★★ 可憐Girl'sが歌っていた『絶対可憐チルドレン』オープニングテーマを同アニメ主演声優3人がカバー。 悪くはないが、いい意味でも悪い意味でも破壊力はオリジナルが格段上。 また、アルバムに収録に辺りアレンジも大幅に変わっていて、かなり大人しくなっている。 このアレンジだと『イェイ!絶対!大ターン』等の掛け声が邪魔くさく聞こえる。 オリジナルからは想像できないほど、想像以上に無難な曲になった。 02 絶対love×love宣言!! ★★★★ 01が大分大人っぽい曲になっていたおかげで、若干こっちが子供っぽく聴こえる。 オリジナル比較だとこっちの方が若干大人に聴こえてたんだが。 全体的に流れてるバックのデジタル音が面白くて好き。 サビでの『絶対なんです』あたりでのボーカルと同音を鳴らす部分でも、 上手くボーカルを邪魔しないようになっていて、聞いていて気分を上手く高揚させてくれる。 03 DATTE大本命 ★★ 02からさらに子供になっていくような流れの曲。 曲自体は01からの流れを汲んだ曲。なんとなく前2曲に比べて印象が弱い。 こっちの「キュンキュン」「ハイハイ」の掛け声を生かすためにも いっそ1曲目では掛け声は取っ払ってよかったんじゃないかと思える。 04 流れ星☆ロマンちっく ★★ アルバムオリジナル曲。 今まではほぼデジタルサウンドで構成されていたが、こちらでは時々ブラスが鳴っている気がする。 こっちも01,02に比べるとインパクト不足。正直似たような曲4曲連続なので、若干飽きも感じる。 05 早春賦 〜卒業伴奏〜 ★★★ インタールードみたいな感じで挿入されるピアノ演奏。 デジタル続きで疲れた耳にいい休憩になる。 06 MY SONGS feat. THE CHILDREN ver.2 ★★★★★ 01に続き可憐Girl'sのカバー。こちらはロック風味のアレンジに。 かなりかっこよく仕上がっていて、こっちのアレンジは成功している気がする。 ただ、このアレンジを可憐の方で使ったらまたチグハグになりそうなんで、あちらはあちらで正解だと思います。 07 トキメキの星屑 ★ 戸松遥演じる三宮紫穂のソロ曲。いわゆるトランスの曲。 可もなく不可もなくといった感じ。 08 瞬間を越えるSmile ★ 白石涼子演じる野上葵のソロ曲。こっちはどちらかというとユーロビート? 07よりは若干カッコいいかな、程度の印象。 アレンジがいいのかメロディがいいのか歌い手がいいのか… 09 WITH ★ 平野綾演じる明石薫のソロ曲。これもトランスっぽいかな… これも大して特筆すべき点はないです。 10 早春賦 ★★★ 05のオリジナルバージョン。 番組最後のエンディングで使われたこともあり、前向きなサヨナラ曲。 無難に〆たかな。単曲としては結構良曲だと思います。 総評 ★★★★ アニメ『絶対可憐チルドレン』の主演声優3人によるアルバムです。 全体的にデジタルサウンドが多めで、通して聴き続けるとなんとなく疲れてきます。 この3人の場合、ソロで個々を聞くよりも、3人の声が重なった時に不思議と魅力が膨らむ印象がしました。 ソロ3曲以外はそんなに悪い曲ではないので、単曲をテンション上げたいときに聴く聴き方がいいかもしれません。 07〜09のトランスとかユーロビートとかは、あくまで自分の感覚で書いたので、もしかしたら違うかもしれません。 乙 保守ついでに俺も書いてみる ----- Aice5 / Love Aice5 ※ Aice5 読みは「あいす」 01. Prologue of Aice5 インスト。 次の曲のメロディーがオルゴールの音色で流れる。 02. Love Power ★★★☆ そしてそのままこの曲に流れこむ。 サビのメロディーがキャッチーで覚えやすい、直球のアイドルポップ。 スターチャイルドは本当にこういう曲が得意だよなあとつくづく思わされる。 サビ以外はそれぞれメンバーが交代で主旋律を歌っていく構成だが、アイドル声優ユニットということで声質自体はきれい。 しかし逆に歌唱力となると多少厳しい部分があるのを痛感させられてしまう。プロではないから仕方ないとも言えるが…。 03. ふりふり ★★★ メンバーの浅野真澄作詞。そしてそのままメインボーカルを務めている。 メンバー作詞曲は作詞者がメインボーカルも務める形を取っているようだが、この人はそこそこ歌唱も安定している。 こちらも2曲目の流れを受けたような普通のアイドルポップだが、こちらはギターのバッキングをメインに据えたアレンジになっている。 女の子の日常とか女の子同士の友達付き合いとかについて書かれたかわいい歌詞で、割ときれいに書けている印象を受けた。 最後の「照れる」というセリフのようなフレーズはファンにはたまらないのでは。 04. Word I need ★★ ブラスやシンセ和音がアクセントになっているこちらもアイドルポップ。 なんかあんまり印象に残らない。特徴と言えば歌詞がやたらと英語になっている。 例えば「You 情(友情?)ってバリケード What can I... (わかんない?)けど大丈夫?」と言った感じ。なんかすごい。 アップテンポかつ随所にコールが入っているので、ライブでは盛り上がりそうな一曲。 05. 友情物語 ★★★★ シンセ、オケヒットなどの打ち込み音をメインに、ピコピコした音で飾りをつけたような曲。 そのためかキャッチーで耳に残る楽曲に仕上がっており、 サビのドタバタ感はちょっと癖になる。 歌詞は女の子の友情について書かれており、「友達同士で二股かけられた」「一緒に彼を振っちゃいましょう」なんて部分も。 しかし実際こんな友人関係を築けている人ってどれくらいいるんだろうか…。 今の若い女性は友達を切り捨てでも恋に向かいそうなイメージがあるんだが。 06. Natural Fly ★★☆ ギターをベースに、サビのメロディラインをなぞるシンセが印象的なアッパーソング。爽快感がある。 一方でテンポが早いため全体的に早口のような歌い方になってしまっている。そのせいか歌唱に余裕が無い印象。 Natural Fly というタイトル通り等身大の自分で勝負しよう、という歌詞。 07. 白い月 ★★ メンバーの木村まどか作詞。シンセや打ち込みで構成された、似非ロックバラードな楽曲。 メインボーカルである木村のハスキーボイスは声質的には悪くないが、歌の下手さが浮き彫りになってしまっていて残念。 そしてメンバーによるコーラスが無駄にかわいらしいものになってしまって曲の雰囲気が壊れている。 シリアスな曲じゃないのかこれは。なんだか中途半端。 08. Believe My Love ★★★ アコースティックギターをベースにブラスで味付けした、ダンサブルなナンバー。 なんとなく90年代な雰囲気だなと思ったら編曲の水島康貴氏はSPEEDやV6等の楽曲も手がけたとか。 かっこいい路線であるためにどうしても一部メンバーの声が浮いているように感じられて残念。 2番のサビのキメから間奏への入り方が個人的に好み。 09. マーブルロケット ★★ メンバーの神田朱未作詞。ここで一呼吸おける、まったり系ポップソング。 Aice5メンバーはそれぞれイメージカラーが決められているのだが、 この曲の歌詞中にはその色(「青」「赤」「緑」「黄」「紫」)がすべてどこかで登場している。 曲としては普通。打ち込みの音が浮いて聞こえてしまってちょっと邪魔かも。 10. Lady Go! ★★★ メンバーの堀江由衣作詞。勢いのあるガールズロック路線。 縦読みするとメンバーの苗字や名前が並ぶようになっている歌詞は努力賞。よくあてはめた。 「GO! GO!」といったコールがサビにあったりと、ライブでは盛り上がりそうな一曲。 11. five arrows ★★☆ メンバーのたかはし智秋作詞。この人がメンバーの中で一番安定感のある歌声を持っているようだ。 なんとなくR&Bを取り入れたような曲調だが、なんだか安っぽい。 そして相変わらずメンバーによるコーラスやコールが合わない。 間奏部分ではラップまで入っていたりするのだが、その内容が作詞者本人のカラーが出まくりで凄いことに。 「A-BOY」「サムカワ」「ワクテカ」「ジューシー」「ポーリー」…もはや何がなんだか。 このアルバム全体通して綺麗なイメージの楽曲が多い中、良くも悪くも異彩を放っている。 12. Love&Dream ★★☆ ホーン楽器が印象的な、アッパーな楽曲。楽器のせいか大人っぽい。 しかし歌詞の方は大人というわけではなく、悩んでる人に声をかけてあげる応援ソング。 せっかくのアレンジなのに勿体ないと感じてしまった。 13. Get Back ★★★ 「A!I!C!E!」とグループ名を連呼するコールが特徴的な、デビュー曲。 アイドル、アニメソングの王道といったような曲調や歌詞はまさにアイドル声優ユニットにふさわしい。 間奏から最後のサビへの盛り上げ方は個人的に好み。 一応ギターソロも入ってはいるが、それよりもそのあとのCメロ?の方が印象に残った。 14. Smile ★★ いかにもアイドル、な締めの王道バラード。 王道らしくストリングス中心にアレンジがされており、まさにラストにふさわしい楽曲といったところ。 解散してしまった今となっては「どんな時だって きっと君のことを 思っているよ」というフレーズはファンには切ないのでは。 15. Epilogue of Love Aice5 1曲目同様、オルゴールで2曲目のメロディが流れる。 16. Stardust 〜Aice5のテーマ〜 ★★★★★ ボーナストラック。 元ネタ?はSMAPの「FIVE RESPECT」。だがこちらはメンバーそれぞれが自己紹介をしていく形を取っている。 「A! I! C! E! 1.2.3.4.5 Go! Aice5!!」のところからサビに入るところもそのまんま。 歌唱部分がメンバー全員でのユニゾンのみであるため、一番聴きやすかった。 総評 ★★☆ アイドル声優ユニット、Aice5のファーストアルバム。 しかしこのアルバム発売までに発表されたシングル曲はカップリング含めて全曲収録されているので実質ベストアルバム。 Aice5は単独で歌手活動もしているリーダー、堀江由衣が発案者となり自らメンバーを集めて結成されたユニットであり、 声優ユニットというのは一つの作品のためだけに結成されたものや、期間限定でのみ活動するものが多い中で 2年間近く(リリース期間としてはもう少し長いが)活動していただけあり、声優ユニットとしての完成度は高めでそこそこ楽曲にも恵まれているようだ。 アルバムとしては打ち込み中心の明るいアイドルポップを主軸に、ポップロック、R&B風、バラード等いろいろな楽曲を収録し、偏りを防ごうとしている構成は好印象。 ただやはり本職の歌手ではないため歌唱力はどうしても物足りない。特に7曲目、14曲目の聴かせるべき曲に関しては顕著。 詞に関してもメンバー一人一人が作詞をそれぞれ担当するという力の入れようではあるが、 全体を通して恋愛に関してや、女の子の友情、ありがちな応援ソング、身内ノリだったりと良くも悪くも直球のアイドル路線。 そしてなにより16曲目、それぞれの作詞曲に関してはそれぞれのキャラクターが現れている部分もあるため、 全体通して声優ヲタ(メンバーのファン)でもないと楽しめないかもしれない。 声優が歌う曲やアイドルポップ、気軽に聴けるアルバムが好きな人にお勧めの一枚。 ----- お目汚しスマソ このライブいったことある方で、 400レベル経験した人ちょっと質問! やっぱ遠いだけあって、盛り上がりにくいもんなんですかね? 静かに聴く感じ? 最近メジャーデビューした同人ユニットAsrielです。 同人8thAL QuoVadis / Asriel 1.灰色の瞳の眷属 ★★★★☆ 荘厳なストリングスのイントロの後BPM150で疾走。 ドラムは裏拍連打やバスドラム連打などメタルっぽいけど、 ベースラインはうねりギターは軽めなバッキングとメロディアスなソロ(いわゆるV系ロック?)。 ヴォーカルの声はかなり独特(水樹奈々が腹式呼吸をしないでGacktっぽく歌ったような感じ)。 間奏で一度大胆にジャズっぽくリズムチェンジし、その後速弾きギターソロが被さり爆走する所は鳥肌。 2.Roxalio ★★☆ チェンバロが入ったダークな雰囲気のイントロから入るアップテンポなロック曲。 Asrielの基本コンセプトは「静と動」らしく、サビで疾走→間奏で落ち着く→再び爆走 が基本。 この曲もそんな感じ。サビメロが弱いのでイマイチ。 3.xxxに捧ぐ歌 ★★★★☆ ものすごくガンダムのOPとかに使われそうな爽やかイントロから入るキャッチーな爽やか曲。 間奏のギターソロも爽やかな時のラルクみたい。 4.Dedicate ★★★☆ オレンジレンジがへビィな曲を書いた時みたいな微妙に重めなメタルギターによるイントロから始まる。 アニソンってよくサビ直前に1小節くらいブレイクっていうかタメが入るけど、 この曲はそのタメが7小節(約10秒)。長すぎ。超プログレッシブ。でもかっこいい。 5.十三番目の運命 ★★★ 怪しげなギターリフに怪しげなホーンが乗るイントロから始まる怪しげな曲。 三拍子(イントロ→Aメロ→Bメロ)⇒四拍子(サビ→間奏)→三拍子(間奏→Bメロ)…な展開。 ちなみに三拍子Bメロ→四拍子サビ はこのユニットの得意技。 6.Dark of romantic ★★★ シンセが派手めなイントロからBメロまでは明るいのにサビだけ暗い曲。(サビだけ短調なのかな?良くわからん) 今はやりのアンサーソング。 7.kerveros ★★★☆ #4と同様バッキングのギターが重め。 そして#4同様サビの後半からドラム裏打ち連打が始まりスピード感アップ。 #4はチェンバロだったけどこの曲はオルガン使用でクラシカル。間奏とアウトロのギターソロはかなりテクニカル。 ちなみに1〜7曲目まで全部アップテンポ曲(BPMはおおよそ120〜200)。 8.指先の辿る残酷な旋律 ★★☆ これも怪しげなタンゴ調三拍子→爽やかな四拍子サビの曲。 アコーディオンが鳴る間奏は3/4×3⇒5/4×1⇒3/4×8⇒4/4×6⇒2/4×1⇒3/4×1と結構変拍子。 9.eternal memory ★★★★ 声優野川さくらのシングル曲のセルフカバー。 これもアニソン系爽やかロックだけど原曲よりもかなりキーが上がってる。 もともとハイトーンなVoが更に限界キーを歌っているので、 そのいっぱいいっぱいっぷりが結果的にドラマチックなメロディを更に引き立てる。 10.ルージュの伝言 ★★★☆ A、B、Cメロまでバラード調でサビでアップテンポになる。でB、Cメロのみ三拍子。 中盤に30秒静寂タイム(この辺プログレチック)を挟んで、 後半は盛り上がって終わり。 11.終焉に咲く花 ★★★☆ これもバラード→サビでアップテンポな曲。間奏は4→3→4拍子。 2番の後に1回だけ入る大サビが超ポップ。ギターソロはやはりかなり凄い。 12.Gritter Rain ★★☆ 唯一のスローバラード。可もなく不可もなく。 総評 ★★★☆ メジャー1stALとほぼ同時発売の最新同人アルバム。 良く有りそうであんまり例が見当たらないような曲調。 V系音楽がバックボーンにあるらしいのですが自分は詳しくないので判りません。 特徴として (1)女性ボーカルのゴシック系ハイスピードロック (2)キメやブレイクを多用。拍子チェンジも多く、また1番と2番でメロディが変わることもしばしば (3)メロディは高音連発で乱高下が激しく、半音も多用するためかなり独特だが、ポップでキャッチー という感じで、あえて例示するなら (1)妖精帝国+(2)UVERworld+(3)aiko ÷3? (メジャーはこれに水樹奈々的ストリングス&アニソン要素が加わる) 同人の方がアイディアも音数も多く詰め込まれていて賑やか。 けど似たような曲も多くハマらない人にはつまんないかも。 キャッチーさとカオスさを併せ持った音楽が好きな人には同人盤を薦めます(アニメイトにも売ってます)。 メジャー1stAL unveil / Asriel 1.Metamorphose ★★★★ 大仰なストリングス入りのアニソンロック。ものすごくエレガっぽい感じなメジャーデビュー曲。 アニソンの型にはまっているメロディもらしくない。でも良い。 2.穢れ亡き夢 ★★★☆ これはAsrielらしい曲。 メジャーは編曲が外注。おそらく生音(ライブ)前提に編曲されているため 全体的に比較的音数が少なく演奏もアンテクニカルになっている。 3.千億の星屑散らす夜ノ空 ★★★ これも派手なストリングスから入るアニソンロック。16分音符でキメを連発するイントロや 展開が目まぐるしい間奏などは健在。でもサビが微妙。 4.雪月花 ★★★★★ 同人時代の曲のリメイク。 原曲はバックで琴が終始ひたすら乱舞する曲だったけど本曲は琴が引っ込んでストリングスが加わりバランスが良くなった (でもちょっとだけ物足りなくもなった) 和の雰囲気とせつなさとドラマティックさが入り混じった曲調でめちゃかっこいい。 5.Gemini ★★☆ 笛とアコースティックギターと地味目なストリングスで作られたポップな佳曲。 6.思いの欠片と信じる欠片 ★★☆ #5から笛を除いたような曲。多分前半後半の2部構成になっておりここで一区切り。 7.氷の月夜 ★★★★☆ メロディアスなギターを纏って三拍子で裏打ち疾走するイントロが出色の良さ。超かっこいい。 サビだけ四拍子で曲の勢いが殺されるけど、そのおかげでサビ後に再び来る間奏が更に引き立つ。 8.綻びし華 ★★★★★ ダークで妖しさ満載のキラー曲。メロが良い上コテコテなキメも連発。 9.嘆きの雨を一雫 ★★★☆ #8に引き続きダークでメロディアスなスピードナンバー。 ドラムがドカドカ鳴り音数も多いがメジャーのプロによるアレンジのためすっきり聴きやすい。 怪しいストリングスと共に16部音符で歪んだギターリフをかき鳴らす間奏がかっこいい。 10.追憶の誓い(Naked JAZZ Mix)★★ シングル曲をジャズっぽくリミックス。原曲はハイトーン高速曲で星4.5個。 本曲はJAZZ Mixなのにギターは厚くなりストリングスも派手になっており、 なのにそのくせテンポ、キー共に落としてありちぐはぐで台無し。 11.Al meila ★★☆ 同人曲のリメイクで三拍子のバラード。地味。なんでこの曲をリメイク?人気あるのかな 12.unveil ★★★ 明るく締める最終曲らしいストリングスイントロで始まるタイトル曲。 ストリングスはエレガのそれに比べると予算と格の差がモロわかり。 総評 ★★★☆ 同人8thとほぼ同時発売のメジャー1st。メジャーらしく曲の当たり外れが大きくなった。 上記の通りプロにより編曲されており、音数が減ってすっきりまとまっている。バリエーションも多彩。 しかし複雑な展開や拍子チェンジ・カオスな展開などは減り良くも悪くも正統派アニソン寄り。 「静と動」のコンセプトやメジャーで音数が減り角がとれて丸くなった感など、 まさに同人界の凛として時雨。 (ちなみに若手バンドに例えると、Asrielは凛として時雨で六弦アリスは9mm Parabellum Bulletって感じ)。 バランスの良い普通のアニソンが聴きたい人にはメジャー盤を薦めます。 >>191-196 乙。Asriel気になってたから良かったよ。 「同人界の凛として時雨」は良い形容だなw 乙 こっちじゃまとめてもらえないし、次から本スレの方に書けばもっと見てもらえるよ いかにも素人臭い手作り感満載のものでよければ 私がアニソンレビュースレのまとめページを作りましょうか? 特に異論がなければ、作業に取り掛からせて頂きます >>202 少ないうちから始めた方が後々らくだと思う >>199 よろしくお願いします もういっちょだけ同人CDレビューします。 女性ボーカルで「クラシカルアートポップス」を謳うユニットlove solfegeです。 La Fatalite / love solfege 01.La Fatalite ★★★★★ しょっぱなから11分の大作。「組曲風クラシック+メタル」らしいですが重いギターなどは無くメタル色は薄いです。 イントロからクラシカルなフレーズを弾き倒すギターソロはなんと1分間休符一切無しのオール3連符。 楽器は他にも弦・管・チェンバロ・ティンパニ・シンセ・ドラムなど満載で、 しかもこれらの楽器がBPM160の速さで11分間にわたってそれぞれ3連符を連発しまくるので、 終始異様な統一感と異様なテンションでもって曲が展開していく。 組曲らしく歌メロ含め展開が目まぐるしく変わるが、その全てが超キャッチー(メロは上品なアリプロって感じ)。 長めの間奏が若干ダレるのと、作曲者のルーツがクラシックなためドラムが少しショボイけど、 それ以外はほとんど隙の無いまさに名曲。 02.amity ★★★ エンヤ+霜月はるか÷2みたいな壮大系クラシック+民謡アニソン曲。三拍子。 ストリングスは打ち込みだけどかなり本物っぽく出来ていてチープさは無い。 ちなみにlove solfegeはボーカルが5人くらいいて、この曲を歌うのはロシア人。けど歌詞は英語。 03.sweet liar ★★★☆ 倉木麻衣が昔やってたような一昔前のR&B曲。 そんなR&B的なオーケストラヒットやトランス系シンセの中にやっぱりクラシックピアノをぶち込むんだけど それがまたかっこいい(曲自体は古臭くてダサいけど)。 04.stratospheric melody ★★★☆ ピアノのインスト。この曲含め、ピアノは全て作曲者による生演奏(あとギターも生)。 これがBPM200で16分音符連発の速弾きでかなりうまい。 しかもプログレっぽく展開しててマジで上原ひろみみたい。 05.forget-me-not ★★☆ 普通にエンヤ的クラシック。と思いきや1分過ぎた途端菅野よう子が時々やるようなテクノに。なんじゃこりゃ。 更に1分後再びアンビエントに戻る。でまた1分後テクノ。 そして最後に両パートが混ざる。ここがかなり鳥肌。 ちなみに例のロシア人が今度はロシア語で歌ってる。 06.Due destini ★★★★☆ メロディこそややアニソン系だけど、 ガチのクラシックオペラにR&B的リズム(ズン、タン、ズンズンタンみたいなあれ)をそのままぶち込んだ曲。こんな曲初めて聴いた。 楽器はその打ち込みリズムとピアノのみだけど、メロディは綺麗かつキャッチーで バックのピアノも16分音符中心でかなり乱舞していて全体的にすげーかっこいい。 ソプラノなボーカルはイタリア語で巻き舌とかも多用していてかなり本格的な感じ。 07.noblesse oblige ★★★ 今度は壮大系クラシックにトランスを混ぜた曲。 基本的に5拍子で所々に6拍子が入る。間奏では10/16拍子に。 ちなみに他のアルバムでは13/16拍子、5/8拍子、15/16拍子を混ぜ込んだ曲とかもある。 何が凄いってそれで曲は普通にポップにできてること。 08.おかえりビーグル ★★☆ バラード。普通に良い曲なんだけど、 今までの曲を聴いてきた後だと普通すぎて印象に残らないかわいそうな曲。 総評 ★★★☆ クラシック&アニソンをベースに様々な音楽を容赦なくぶち込んで融合しているようなしていないような曲を作るサークル。 他のアルバムではもっとポップ寄りだったり、ダンスミュージック寄りだったり、 同じクラシックでもこじんまりしたバロック音楽寄りだったりするんだけど、 本アルバムはエンヤとかサラブライトマンみたいな壮大な感じのクラシックな曲が多い。 よくある「ストリングスとか使ってるからクラシックっぽい」とかではなく、メロディの締め方とかがガチで上品でクラシック的。 その格調高さとアニソン的ポップさの加減がかなり絶妙。 曲の当たり外れが激しいサークルで意外に地味な曲も多いけど、#01と#06はホントに良いので、 個人的にはこの2曲だけでも一度聴いてみてほしいです。ニコ(ry ちなみに通販とかダウンロード販売とかで買えます。 >>206 色物かと思って聴いてみたらガチだった。またなんか書いてくれるとうれしっす >>206 気になっていたサークルなのでありがたかった。 まだ聴いていないけど雰囲気が掴み易いレビューで良い。 通販してみるわ。 >>210 プロダクションも同人の中ではかなり良い方だし、 売上が増えて予算が上がるとクオリティも上がりそうなタイプのサークルなので ちょっと改変して貼ってみました。 >>211 乙。 菅野よう子とかの単語は意識して消したのか。 無名なバンド名を例え出す人もいるし、そこは大丈夫だと思う。 彷徨ってたらたどり着いた 1から一気に読んだけどみんなレビューすごいなー 俺も駄文ながらちょっとずつ書いてみようかな >>214 書く予定なら水樹奈々の新作お願いします 他の人にも広く知ってもらいたいなら邦楽板、別にそうでもないならここに レビュー書き込むってことでFA? >>216 それでFA。 邦楽板にビジュ系やアニソンレビューが書き込まれることはままあるが、ビジュアル板のレビュースレとここのスレに畑違いのアルバムが投下されることはない。 初心者が水樹奈々の新作書いてみました 水樹奈々/ULTIMATE DIAMOND 01.MARIA&JOKER★☆ 1曲目からちょっと反則気味とも思える感じ。 所謂テンポの良いJAZZテイストで構成されているわけだが 曲調や効果音からルパンやビバップのOPを想像することも容易。 水樹の伸びのある歌い方でなんとなくまとめられてしまっている曲。 効果音とか正直いらないかも・・・。 02.悦楽カメリア★★★ ギターとドラムの絡み合う熱いロックな曲。 途中途中で入る和のテイストが良いアクセントになっていて 曲全体の疾走間を出している。 サビはちょっとメタルっぽい? 作詞は水樹自身が担当。 03.PERFECT SMILE★★★☆ 02からの流れできて、ここでいきなり印象が変わると思われる。 タイトル通りの笑顔になれそうな爽やかポップソング。 04.Trickster★★ 18thシングル。 同シングル収録曲がアニメタイアップであったせいか これシングル曲だと知らなかった・・・。 サビ以外でシンバル音がやたら目立つってて薄っぺらい感じもする。 もうちょっとベース音で厚みが欲しい。 05.Mr.Bunny!★★ 90年代風の打ち込み曲。 曲調は青空を想像させる明るい感じで飲料水のCMにでも使われそうだけ 詞の内容は失恋ソングという罠。 06.沈黙の果実★★★☆ 力強い歌い方とストリングス系の音が全体を盛り上げている曲。 ストリングスとの絡みはやっぱいい。 07.Brand New Tops★★★★ 鍵盤から始まるイントロで一瞬騙されるwww ”WOW WOW〜”から曲全体の空気がいきなり変わる。 良くも悪くもアニメのタイアップになりそうな曲。 でもこういう元気な曲嫌いじゃない。 08.少年★★☆ 作詞・作曲:矢吹俊郎 「矢吹俊郎」という名前は聞いたことあったけど 水樹の前はまっくんのプロデューサーだったのか。 ファンのみなさんには周知なんでしょうね。 コーラスとかサビとかどうりで同じ臭いを感じるわけだ。 09.Gimmick Game★☆ まあまあよくある感じの打ち込み多様の曲。 正直そこまで強い印象を受けない。 10.Dancing in the velvet moon★★★ 18thシングル。 特別説明しなくても「ロザバン」のED曲として御馴染みでしょうか。 この曲の終わり方が何故か好き 11.ray of change★★★★☆ アコースティックギター(クラシックギター?)の音色がいい。 打ち込み多様やエレキギターガンガンでなくても全然カッコイイです。 12.深愛★★★☆ 19thシングル 今作品の中でちょっと異彩を放っている感じを受けた。 聞き込むにつれて曲に引き込まれるスルメソング。 こういう曲もきちんと歌えるのが水樹奈々の強みなのかも。 13.蒼き光の果て -ULTIMATE MODE-★★★ 出演していたアニメ「AYAKASHI」のキャラソンのアルバムバージョン。 原曲がわからないのでどのようにアレンジされているのかわかりませんが 曲とボーカルのバランスがすごく良いと思いました。 例の事件で収録予定曲との差し替えになった曲らしいです。 14.Astrogation★★☆ 18thシングル。 テンポのある打ち込み曲。 ライブの終盤で歌われそうなイメージを受けたが 作品的にも終盤だからそういう位置なのかもしれない。 15.夢の続き★★★☆ 作品の最後を締めるバラード。 それだけに水樹奈々の”歌”というものが堪能できる曲。 今の自分の気持ちとファンに対する気持ちを歌ったであろう 本人作詞の歌詞にも注目。 総評★★☆ 声優のアルバムがオリコンで1位を取ったということで世間的にも知られたであろう作品だし シングル曲が3曲収録されていますが 期待大で聞くとちょっと物足りない感じもするかもしれません。 そこでアップテンポ以外の曲にこそ注目して欲しい。 水樹奈々の歌唱力とそれを熟知しているスタッフ陣の仕事は流石です。 入門編としてではなく他の作品を1,2枚聞いてから聞いて欲しい作品かもしれません。 昨日このスレ読んで影響されリクもあったのでがんばってみましたが アルバム全曲レビューするのってかなり大変ですね。 自分の表現力のなさに涙が出そうになった・・・。 曲のレビューというか単なる感想文みたいなことになってしまいましたのでご容赦ください。 先にいろんな作品書いてる方々に拍手。 ですこちっくは入っていないのか Album verとか欲しかった >>218-221 乙です。 誠実で簡潔な良いレビューだった。 安心しろ。 自分はこんだけ書けないし、書く気が出ないw 個人的には周囲から支持されている「Gimmick Game」の感想が全く同意で嬉しい。 >>167 >>221 この評価の違い・・・・。 同じ声優でもすげー差だな。 牧野の生歌はそんなすごいのか。 今度いってみよう。 生だと田村と水樹って結構すごいほうだと思ってただけに。 それと評価は横と比べるものじゃじゃなく個人単位の縦の時系列として見るべき このスレでいちいち煽るような書き込みしてほしくない >>229 星マークなくしてりゃそれも通用すると思うけどね。 マークの評価低かったらそれが好きな信者には印象悪いだろ。 レビューなんだから内容だけで星なくせばいいんでないの >>230 確かにここはレビュースレだけど「率直な」レビュースレだからな。 目に見えてわかるはっきりとした評価ってのも必要じゃないの? 好きな歌手(声優)だからって理由で星をたくさんつけるレビュアーなんてそういないしね まぁ中には時々そういう人もいるけど アンチだからとか諸だからとかじゃなくて単純に音楽を評価した結果が星の数なんだろ 個人的にレビュースレは自分のまだ知らない歌手の評価が見たくて来てるなww今度聞いてみようって気になるしw 星の数はあまり気にしてない 単純に音楽を評価した結果とかは少しも思わないけど 所詮嗜好があるというのは割り切った上で見てる >>231 まぁ、趣味趣向がある世界だからな音楽なんて それを★で評価するんだから割り切って読んでればいいのかも 持ち上げすぎも読めば判るからなー メインストリートは外れだった。俺的に☆ 天球の音楽 はかなり良かった。★★★★ マキノユイ。 前作に比べてイマイチ。★★★☆ 僕はまだ何も知らない。/石川智晶 See-Sawの時よりいい感じ。★★★★ 誰も教えてくれなかったこと/石川智晶 アルバムオリジナル曲があまり印象に残らない。★★★☆ ホワイトパルセッション/ELISA アニメタイアップが3曲と少ないものの、全体的に良くまとまっている。★★★ かぜよみ/坂本真綾 坂本真綾のCDはこれが買うのが初めて。今まで知ってたけどスルーしてた。これはタイアップ多いなぁと思って買った。この人の声は人によって好みがあるような気がする。★★☆ Leer Lied/kukui ローゼンメイデンのベストアルバム聴いていると癒される。★★★ May'nはフルアルバム出すのは早すぎると思う。メインストリートが期待外れだっただけに。 鷺巣詩郎プロデュースなので大いに期待>May'nフルアルバム 保守ついでに再び同人レビュー。 「Aramary在籍時の第一期Sound horizonをもう一度」をコンセプトに結成された女性二人組ユニット Krik/Krakです。 ちなみに自分はサンホラはCDレンタルして好きな曲だけ聴く程度。 ストーリー云々は大体解りますがあんまり興味ありません。 Krik/Krak 黒い森 Akt. 1:囁く者達の言葉(問題提起) プロローグ。映写機音をバックに語りが入る。幕開けと同時に観客の拍手。 ブックレットを見ると曲目リストの上には「Programm」とか書いてるし、 今作はアルバムを通して1本の映画(もしくはミュージカル?)を表現するというコンセプトみたい。 と、思いきや…。 Akt. 2:黒い森(連動のSchalter《Α》、彼方にて幕は閉じ) ★★★★☆ 弦楽器とクワイアが印象的なアップテンポ(シンフォニックロックって言うのかな?)のアルバムOPテーマ。 タイトル通り真っ暗でひたすらシリアス。 コーラス⇒A,B,Cメロ⇒サビ⇒語り⇒D,E,Fメロ⇒サビ⇒コーラスと超アイディア満載な曲展開。 A,Bメロはマイナー歌謡曲のお手本のような低空飛行で起伏の無いベタな歌メロ進行(「太陽がくれた季節」のAメロみたい)なのに、 Bメロの途中くらいからオリジナリティー全開(破綻寸前?)な感じで階段状にどんどん音階が上がっていって、 ついにサビではソプラノ(C5/hihiC)に達する(ちなみに最低音は多分A3)。 かなり無茶だけど全体的にすげーかっこいい。 一方で、曲の進行に沿って徐々に増えていく楽器隊や 同人の曲にありがちな「単に歌メロをなぞってるだけ」と「対位旋律が全く合っておらず不協和音になってる」 のちょうど中間を上手くとっているストリングスなど、歌メロの無茶っぷりとは対照的に編曲は凄く丁寧。 「知識も技術もまだ発展途上の素人が、創作意欲とセンスと努力のみで音楽を創り上げた結果、 ものすごく歪だけどものすごくキャッチーな曲ができあがる」 というまさに同人音楽の醍醐味を感じることができる一曲。 Akt. 3:光る足跡(黒い絵本、其の壱) ★★☆ 再び映写機音と語りから始まる民謡3拍子曲。 2,3曲目共に森の歌で、所々に木々のざわめき音が入るんだけど、1曲目に出てきた拍手音とモロかぶっとる!SE手抜きしとる('A`) と、思いきや… Akt. 4:魔女の家 I(台上にて少女は嘆き) ★★☆ 再び民謡3拍子の小曲。2曲目のような曲調よりもこういうのが得意みたい。インパクトは薄いけどそれなり。 ちなみに曲名がAct.○○とか書かれてるのは実際の表記通りです。 あと語りの声はAramaryそっくり。 ヴォーカルは癖が無い歌唱で細く高い声。似てると言えなくもないかな、という感じ。 Akt. 5:魔女の家 II(檻中のRegel、暴君は全てを蹂躙すべし) ★★★★ 弦・管・鍵盤打楽器・スネアドラム・ティンパニ・コントラバスなどオーケストラ編成で派手かつ軽快に演奏し(打ち込みだけど)、 二人の登場人物の掛け合いもとてもテンポが良い、これぞメルヘンミュージカル!という感じのインパクトが強い曲。 サンホラよりもクラシックや童話的要素が強く、むしろディズニーの曲みたい。 サンホラに影響を受けて作っているはずなのに、そのサンホラが影響を受けている真の本家(?)に似てしまっているという不思議な現象。 (というわけでディズニーのクラシック的アニソンミュージカルの大名曲である「ノートルダムの鐘」を置いていきますね↓↓) http://www.youtube.com/watch?v=LYjhg0HtZVk Akt. 6:魔女の家 III(嚥下する獣の食卓) ★★★☆ カノンのフレーズをアレンジしたイントロから始まる底抜けに明るい曲。しかし無闇に明るい曲調とは対照的に歌詞は…。 そして後半は劇的に展開が変わる。 どんどん展開していくメロディの一つ一つがせっかく良くできてるのに、 1番、2番と使いまわしせずにそれぞれ1回ずつしか出てこないのがもったいない…とか思ってたら、 他の曲のメロディーがアレンジされて再登場して来たり、歌メロの使われ方が独特。 これが物語と音楽をシンクロさせる物語音楽の特徴なのでしょう。 ちなみに本アルバムは「全曲合わせて一つの組曲」というコンセプトらしいです。 Akt. 7:満月の墓穴(黒い絵本、其の弐) ★★☆ ピアノ・弦楽器・鉄琴で演奏される3拍子バラード。 タイトルや歌詞から3曲目と対応してるのは解るんだけど、一聴しただけではどう関係してるのか良くわからない。 歌詞が抽象的過ぎて他の曲との関係性も? 謎が残る曲(もちろんそれは後になって解る)。 Akt. 8:黒い森の御伽噺(Marchenkonigin) ★★★☆ 2曲目をベースにメロディや編曲、調などを弄って無理やり明るく仕立てた曲。 いくら明るくしようとしても原曲がアレなので、もの凄く無理やり感満載で、不穏さが滲み出ている怪曲。その明るさが逆に気持ち悪い。 なんか明らかに場違いなエレキギターが後ろでギャンギャン鳴ってるし… もちろん歌詞も…。 Akt. 9:再び、囁く者達の言葉(耳を貸すべからず) ★★ 終始語りでボーカルはなく、本作品の世界観というか基本的な概念というかそういうのが語られ、核心に迫る曲。 全体的にすごく寓話的な雰囲気の本作品の中で、この曲は作者の価値観が丸裸で露になってる感じがして異質。 内容も作者の自己満足要素が強いし若干押し付けがましいような気がする。 (だからサブタイトルが「耳を貸すべからず」なのかな?) でも、この曲が浮いてるのにも実はちゃんと意味がある。 Akt. 10:黒い森(連動のSchalter《Ω》、此方にて幕は開く) ★★★☆ とりあえず幕を閉じるEDテーマ。のくせしてサブタイトルが「幕を開く」な、暗くメロディアスなミディアムテンポ曲。 今までイマイチパッとしないようなメロディの曲や纏まりのない曲もちょこちょこあったけど、 これはいい感じに纏まってる上フックがあって完成度高め。 (でもやっぱりサビ突入でいきなり1オクターブ以上上がる無茶っぷり) Akt. : (連動のSchalter《Α-Ω》、即ち暗夜の大天幕) ★★★ 最後にアルバム全体のトリックに対するヒントが出され、再び最初から聴く破目にw 総評: ★★★ 一通り聴いて見た第一印象は、「Sound horizon+ひぐらし」。 こだわりや仕掛けのあるブックレット、SEや語りの多用などが特徴。アルバム全体で一つのお話を作るコンセプトアルバム。 で、とりあえずなんとなく話の大筋というかシルエットは掴めるんだけど、「で結局なんだったの?これで終わり?曲順ってこれでいいの?」みたいになって、 実はアルバム全体を通してメタ的大仕掛け(っていうのかな?)が隠されている、という感じ。 雰囲気はひたすら閉塞的で暗い。 曲に関しては霜月はるかみたいな地味目な民謡曲を中心に、 所々インパクトが強い変な曲や、弦やヴォーカルが起伏の激しいメロディを奏でるアニソンらしい曲などが配置されている。 (どっちかというとアルバムの核になってるのはこれらの「その他の曲」群) #2、#5辺りは曲単体で見てもかなりキラー曲。 謎解き要素を楽しんだりブックレットと睨めっこするのが好きな人や、 練り込まれたちょっと難解な世界観が好きな人、ダークメルヘンが好きな人、 最近のサンホラに対して 「完成度が高すぎて逆にツボらない・暗さや中二病要素が足りない・壮大過ぎ・登場人物多すぎ・やっぱりAramaryが…」 のどれか一つでも当てはまった人などは是非。 >>238 乙! アーティスト全然知らないけど読み応えのあるレビューでした >>199 がいつまで経ってもつくってくれないので とりあえず安っぽいものですが、まとめサイトつくりました。 何もかもがまだ途中ですが、少しずつ改善していきます。 http://anisonalbumreview.web.fc2.com/ 規制中のため末尾Pですがご容赦ください。 先程ここまでの既存レビュー全てをまとめサイトに補完いたしました。 相変わらずサイトの体裁が整っておりませんので 見苦しいことこの上ないかと思います。 管理人への意見箱も設置いたしましたので、 ご指摘等ございましたらお寄せください。 >>65-66 平田祥一郎作品はどれも木戸やすひろ、広谷順子のコーラスワークスが素晴らしいんだよね。(ちなみに今でも アイドルポップでこれをやっていて最近聞いたときは思わずにやりとした。) このアルバムでは特に「Kiss Me ☆ Darlin」はギターとドラムのカッティングによりビッチビッチ跳ねてるずんちゃ、ずんちゃ& ベースの「てってってー」による所謂「恋はあせらずトラック」で更にコーラスの素晴らしさもあり今でもかなり気にいっていて 頻繁に聞いてる 完全に停滞してるけれど、真綾の『かぜよみ』レビューした人に、清浦夏実の『十九色』をレビューして欲しいage 古いアルバムだが亀田誠治が全面プロデュースした國府田マリ子のアルバムを。 そら / 國府田マリ子 1. 心の矢印 ★★★★ エフェクトの効いたギターイントロから他の声優CDとは違う空気を放っており、強烈な音がズンと頭に突き刺さる。 歪んだギターや摩訶不思議なSEなどサイケデリックな要素も入っているが、芯にあるロックなノリが楽曲を引っ張っているのでとてもポップな仕上がりである。 ロックな熱い演奏と楽しそうに歌うマリ姉のボーカルがケミストリーを起こしている今作の方向性が詰まった曲。 2. Thank you for my friend ★★★★ ゆったりしたテンポで進むロックで、散歩を連想する伸び伸びした心地よさ。完成度はかなり高く、ロックバンドのアルバムに入っていてもおかしくない出来。エッジの効いたギターとシンプルなリズムがGSも思わせる。 元The Turtlesの松本タカヒロ(≠B'Z)との掛け合いボーカルも聴き所。 3. トマト ★★★★★ 「頑張ってトマトを食べるから」の歌詞が可愛らしいダンサブルなビートのポップ・ロック。 ノスタルジーを感じさせるメロディが素晴らしく、全編に渡ってグッドメロディが紡がれる。特に「マートーマートー」のコーラスが印象的なサビは一度聴いたらなかなか抜けられない。 演奏隊もギターは掻き鳴らすわ、キーボードはここぞというタイミングで音を入れてくるわで好き放題にやっている。 4. ひなたぼっこ ★★★ まったりテンポのアンニュイソング。 かと思いきや、中盤から後期ビートルズを思わせるドリーミーな盛り上がりを聴かせてくれる。 前三曲と比べると直球ロックではないが、やはり亀田さんの手が掛かっているのが感じられるアレンジである。 メロディが少々ダルイか。 5. 淋しがりやの恋 ★★★ 大人っぽい歌い方にスタイルを変えたマリ姉の母性を感じさせるミドルテンポバラード。 悲壮感は感じられず、さっぱりした聴き心地。間奏のストリングスとギターの絡みはグッとくる。 強烈に印象に残る曲ではないが、アルバムに入ってるとすんなり聴ける。そんな曲。 6. そら ★★ さらにまったりしたスローテンポ曲。 ノイジーなギターがときおり良いフレーズを弾いているのだが、全体では聴きどころに欠ける。 次曲の爆発前の一休憩と思えばアルバム構成としては悪くないのかもしれない。 7. Don’t fake ★★★★★ ピアノ+打ち込みの「静」とノイズギターの「動」が行ったり来たりする、 まさに亀田が椎名林檎でドでかく当てた『ギブス』の第二弾と言っても過言ではない。しかし、あの名曲にも決して劣らない極上の一曲である。 攻撃的な椎名林檎の歌い方とは真反対と言えるマリ姉の優しい歌声が過激なノイズギターと一体となってに聴き手を包み込んでくれる。 ギターも、ドラムも、ベースも、ピアノもエモーショナルに激しく鼓膜を打ちつけてくる声優ソングでもっともロックな一曲だろう。 これ一曲のためだけにCDを買っても損はしないはず。 8. Only One ★★★★ ひとつ前の曲からロックな曲が続く。 「Hey!Hey!」の掛け声が耳に残るガレージロックでうるさいスネアが強烈な勢いを生み出している。 ラフに歌いながらも優しさを感じるボーカルは人柄が成せるワザか。 一直線に駆け抜けるストレートな曲調のようだが、最後の最後にメロディが変わるのが面白い。 9. あなたが恋人だった ★★★ アコギメインのゆったりめポップス。 アコーディオンやウクレレ(?)なども登場し、牧草的な空気を持っている。しかし亀田さんのベースが太い音でブイブイと鳴っている。 マリ姉の声によく合ったメロディ良し。 10. いとしい ★ ギター一本+ボーカル。 休憩曲。ダルい。 11. ハチミツ ★★★★ エスニックなイントロからロックへとなだれこむ元気の良いバンドサウンド。 最後にして初めて今作の核となる松本タカヒロ(作曲)×亀田誠治(編曲)の二人が組んでいる。 松本のロック感覚とメロディセンス、亀田の暴力的ながらポップに仕上げるセンスが合わさっており、ラストに相応しい開放感溢れる曲になっている。 エスニックな色付けやバンドの一体感を助長するハンドクラップが上手く働いており、ポジティブで文句ない終わり方である。 総評 ★★★★☆ スピッツや椎名林檎のプロデュースで有名な亀田誠治が編曲及びベースで参加。 さらに同じく椎名林檎ヒットの影役者であるプロデューサ・井上うにも全面的に監修している。(彼女は今作に限らず國府田マリ子とは長い付き合い) 曲は椎名林檎と声優CDの良い所取りで、キャッチーさと熱さを兼ね備えたロックな楽曲が並ぶ。ロックとしてもポップスとしても一級品で在る。 CD全体に充満しているノイジーなギターや攻撃的なリズム隊はかなり過激でロックリスナーは歓喜するはず。 だが、まったく聞き苦しく感じないのは亀田誠治のポップセンスが成せる業か。 とにかく楽しそうに歌う國府田マリ子のボーカルが意外にもこのロックサウンドにマッチしており、 「トゲトゲしいながらも楽しげなピースフルサウンド」を実現している個性的な一枚である。 ただ単に作曲者、楽曲が良いのではなく國府田マリ子無しではこのアルバムの良さは成し得ない。 最近は、新谷良子や平野綾のようにロックも歌える声優がスポットを浴びているが、声優CDでもっともロックなCDは今作だと思う。 アニソンよりロック好きの人に聴いて欲しい一枚。 こういう有名作品に素人が手を出すのは怖いですが・・・ ユニバーサルバニー/シェリル・ノーム starring May'n 01. ユニバーサルバニー ★★★★ 電波な歌詞、えげつない歌メロ、洪水ばりに音が押し寄せてくるトラック。 一聴しただけではやたら突飛な印象しか受けないが、 何度か聴いているうちに耐性がついて楽しめるようになると思う。 間奏パートは聴いててドキッとするものがある。 “キミとシタイ キミとシにたい”〜“イタイのがスキ” 02. pink monsoon ★★★★ シングルのジャケ写のイメージそのままのアダルティーなR&B。 隙の無い打ち込みがなされたトラックもさることながら、 妖艶さを纏ったボーカルがともすれば一本調子に陥りがちなメロディーを 飽きさせることなく聴かせてくれる。 03. ギラギラサマー(^ω^)ノ ★★★★ このタイトルを見て吹き出してしまった人も少なくなかろうw まったりした02の後に、突き抜けた爽快な曲を置く構成が良い。 CMソングも数多く手がける菅野ならではのキャッチーなメロディーに Gabriela Robin(以下ロビン)独特のイイ意味でバカっぽい歌詞が何だかクセになるお(^ω^)ノ 04. イゾラド ★★★☆ 今作で最もロック色が強い、剥き出しな愛を歌った曲。 ともすれば散漫になりそうな楽曲構成だが、見事に纏め上げているのは流石。 ストレートな表現をぶつけてくるのがシェリルの持ち味だと思う私には 歌詞におけるコトバ選びが少々作為的に感じる。 05. 会えないとき ★★★★☆ 2分半と短いが、とても美しいピアノバラード。 直球で(こっぱずかしい)フレーズ数が少ない歌詞だからこそ モロにボーカルの力量が問われるが、それにきちんと応えており ひたすらに相手を想うピュアな感情を表現できている。 06. 永遠 ★★★☆ マイナーコードを多用したロックナンバー。 伝えたいけど押し殺さざるを得ない心の痛みが サウンド・ボーカルを通してビシビシと伝わってくる。 07. オベリスク ★★★★★ 疾走感溢れる展開美が息をつかせないアッパーチューン。 Bメロからサビへの流れはとりたてて秀逸。 極限の緊迫感をこれでもかと煽ってくれる歌詞もすばらしい。 “あと一秒生きるために 魂の背中押せ” 「ノーザンクロス」を好む人ならば、この曲も気に入るだろう。 今作のベストトラック。 08. 天使になっちゃった(universal version) ★★★★ タイトルを見て新居昭乃「WANNA BE AN ANGEL」を思い出したのは私だけではあるまい。 両曲とも作詞:ロビン、作編曲:菅野であり どちらもボーカルを聴かせることに重点を置いたトラック作りがなされているが、 キラキラしていたあちらと比べると、こちらはえらくシンプル。 歌詞も「うぶ毛が羽になっちゃったの」「お金がもっとあればいいのにナ」 とまあ、ロビン節炸裂である。このセンスに脱帽。 ただ、07で最高潮に達したまま終わってもよかったのではないかとも思う。 総評 ★★★★ マクロスFをテレビ版・劇場版ともに未視聴ではあるが、それでも十分な評価を与えたい作品。 曲調がバラエティに富んでいるために、ダレることなく聴けると思う。 作編曲はもちろん、菅n(ry…ガブリエラ・ロビンの作詞能力の高さも伺え、 どこを切り取っても楽しめるようになっている。 ただ、シェリルの歌唱に抵抗をもっている人にはちょっと薦めにくいかも。 向こうのスレには間違っても書けないような、珍盤レビュー行きます。初めてなので至らないとは思いますが勘弁して下さい。 ZAZEL「STELLA」 01.The Tale of・・・ インスト。オープニング。 02.STELLA ZAZEL自ら作詞担当。歌詞に「薔薇薔薇の絵の具」なんてのもあったり、言葉遊びもあったりとZAZELワールド全開!★★★★ 03.Pretender 何かの始まりを予感させるような曲。作詞作曲はWeiβでお馴染み、西岡×相田コンビ。★★★ 04.FLOWER LIKE A SKY ZAZELファンには人気の曲。スローなバラードにZAZELの甘ったるくていい声が気持ちいい。★★★★ 05. KHODAHAFEZ 先程とは打って変わって、明快なピコピコナンバー。★★★06.En La Luna 記念すべき1stシングル曲。アップテンポなロックナンバー。そこにZAZELの歌声が加わりイイ感じに!★★★★ 07.MASKIM〜破滅のプログレス〜 こちらもロックなナンバー。ヴィジュアル系っぽさはあまりない。作詞はZAZEL自ら担当。歌い方が若干こぶしが効いているのは気合いの入っている証拠です。★★★☆ 08.reborn アニメのエンディングにありそうな曲。歌声も含めて。★★★ 09.angelo こちらはミデイアムテンポのスローナンバー。1stシングルのカップリング曲。途中で入るセリフがエロティック。ZAZELの甘い声が聴いてる者を魅了させる。ZAZELはこういう曲がよく似合う。★★★★☆ 10.Unknown Reality 再びロックなナンバー。ドラマCD「クラッシャーズKnight&Ran2」(Weiβの外伝的作品)のOPテーマ。やはりこちらも気合い十分。はりきって歌ってます。気分はロックシンガー! ★★★☆ 11. ハワイアンなギターリフから始まる、80年代を彷彿とさせるナンバー。この曲だけ少し浮いてます。声との相性はいい感じ。でもZAZELというよりは完全に子安だね。★★★☆ 声優子安武人のアーティスト名義、ZAZELの記念すべき、そして唯一の1stアルバム。2001年発表。 DARK SIDE MOONという別世界にある、CHROM GUN CIPHER(クロムガンサイファー)というバンドのボーカリストのソロプロジェクトで、この世界では子安に身体を借りて歌っていて… という、まさに中二病を地で行くような世界観。 ヴィジュア系を意識したかのようなメイクと歌い方。画像検索することを是非おすすめします。 歌唱力自体は素人でも解るくらいに…なのだが、それは決して禁句です。 「若気の至り」とはよく言うけれど、発表当時すでに30を越えています。 こんなこと出来るのは子安しかいないと思います。興味のある方は是非! ちなみにSTELLAとは、ZAZELの恋人の名前です。 評価は色んな意味を込めて…★★★★☆ I love you/中島愛 1.Shining on ★★★ 4月。「ノスタルジア」のカップリング。アップテンポながら優しいストリングスが印象的。 2.Raspberry Kiss ★★★★★ 5月。拍手と歓声が入るライブっぽいイントロで始まる打ち込みアイドルポップ。王子様を待つお姫様的な心境をノリノリで歌う。 クセのあるブリッ子(死語)全開な歌い方を許容できれば楽しい。 3.ゆびさきの雨 ★★★★ 6月。作詞:松井五郎、作曲:山川恵津子の昭和な顔触れで送る、前の曲とうって変わってしっとりムーディナンバー。 こんなのも歌えるのかと驚かされる、普段演じる役柄からのギャップが一番激しい曲。 4.Sunshine Girl ★★★★ 7月。夏だからハジケちゃおう的なハイテンションポップス。合いの手が楽しい。おっおっおっ。 5.空色ラブレター ★★★ 8月。OA機器リース会社「と〜るりーす」CMソング。 Youtubeで見たら、コピー機がまめぐの声で「がんばれ!」と疲れたサラリーマンを励ますシュールなCMだった。 曲調は前の曲に近い夏らしい曲。ちょっと強引なサビの終わり方が印象的。 6.CALL ME ★★ 9月。ムーディーゾーン2。まめぐが作詞担当。ちょっと抽象的な気がしないでもない。 7.ジェリーフィッシュの告白 ★★★★★ 10月。「こばと」ED1の3rdシングル。歌い出しから惹き付ける岩里祐穂の詞と、 チューバが前面に出る不思議行進曲チックな宮川弾の曲がマッチして素敵メルヘン世界を構築。 こばとを見た後に聴くと胸が熱くなって困る曲。 8.Be MYSELF ★★ 11月。「天使になりたい」のカップリング。後半には少ない前向きアッパー系の曲。 ちょっと単調なのとピポペポが気になる。 9.white heart rhythm ★★★ 12月。ということで鈴の音が鳴るクリスマスwktkソング。サビの歌声の通り方はいいと思う。 10.天使になりたい ★★★★★ 1月。中島愛名義の1stシングル。ハードロックな曲調はアルバム全体から見るとちょっと浮いている感もあり。 「天使になりたい」という曲名はもっとブリッ子(死語)な意味かと思ったが、いい意味で裏切られる歌詞。" 11.わたしにできること ★★★★ 2月。「こばと」ED2。といっても20話からの3話だけ。NHK教育の再放送だと明日8/23からこの曲。 シンプルながら壮大ななピアノとストリングスをバックに、儚げで不器用な優しさを歌う詞が胸を打つ。 12.ノスタルジア ★★★★ 3月。ドラマ「大好き!五つ子」の主題歌な2ndシングル。ラストにふさわしい旅立ちをテーマにしたありがとうソング。割と平坦な曲だが中間部がいいアクセントになっている。 【初回版のおまけCD「まめプレ」】今時あえて8cmCD。再生機器探すのに苦労した… 1.ライオン -ランカver.- ★★★ 「マクロスF」OP2のソロバージョン。シェリル抜きで重量感はないが、その分か細い少女が健気に戦う感じが出ている。 2.After The Heart Rain ★★★★ 「バスカッシュ!」26話挿入歌らしいけど覚えてない。ハード路線。基本的にはこういうロックな曲が合ってると思う。 3.素顔でフォーリンラブ ★★★ 「けんぷファー」4話挿入歌らしいけど覚えてない。まだ沙倉さんが白い頃らしくブリッ子(死語)全開の甘いナンバー。 4.タルタロス ★★★★ ネトゲ「タルタロス」の日本語版主題歌。忙しいハードロック。裏声の使い方はMay'nが歌ってんのかと思った。 総評:★★★☆ 超時空シンデレラ「ランカ=リー」を演じて一躍有名になった中島愛の1stアルバム。 12曲を4月からの1年にあてはめた構成や前向きな恋心、決意といったテーマで全体のバランスや統一性に気を使った作品。 但し、そのことに平坦さや野暮ったさも感じなくもない。(特に中盤のアルバム初出曲) 彼女の歌にどういう要素を求めているのか?を考えさせられる バラードあり、ポップあり、ロックありと幅広く揃えているが インパクトより統一性を重視しており、ランカから入った人間を掴めるかといったら微妙かもしれない。 3や7みたいな曲の雰囲気を作れる声質、歌い方は魅力だと思うので、表現力の向上と声質を生かせる曲作りに期待、というところ。 十九色/清浦夏実 1.十九色 ★★★ 清浦夏実作詞、窪田ミナ作編曲。 ピアノとフルート(本人演奏)とコーラス。 インストゥルメンタルかと思いきやラストに歌が入る。 ジャケットの紅葉の風景に冷たい風が吹き抜け、落葉が舞っていくようなしんみりな曲。 2.旅の途中 ★★★★★ 小峰公子作詞、吉良知彦作編曲。 2nd。「狼と香辛料」OPであり今の彼女の代表曲。 ZABADAKでおなじみ吉良知彦謹製の3拍子西洋民謡風ライラライ。 冬の凍える夜の月明かりを往く感じ。深みのある歌声と吉良さんの存在感あるコーラスが印象的。 3.アノネデモネ ★★★★★ 清浦夏実作詞、菅野よう子作編曲。 本アルバムのリード曲でありCMにも使われていたエレクトロでポップな曲。 菅野の通信教育で小悪魔風な詞に相当悩んだらしい…が、小悪魔じゃなくね?むしろデレデレ。 摩訶不思議なメロディと遊び心のある歌い方が楽しい。 4.銀色の悲しみ ★★★★ 尾上文作詞、神田朋樹作編曲。 水辺で波紋を立てながら飛ぶ鳥のような、静かなスピード感のあるロック。 重ね録りした歌声が透き通る感じを増幅している。 途中のナチュラルな語りパートは役者もやってるだけあって上手い。 5.ネバーランド ★★★ 清浦夏実作詞/作曲、島田昌典編曲。 「僕らの合言葉」のc/w。 タイトルの通り、ピーターパンをテーマにしたシンプルなバラード。 「大人になる」自身の心境を表したテーマソング的な曲。素朴な歌詞が存在感。 6.虹色ポケット ★★★★ 佐々倉有吾作詞/作曲、山本隆二編曲。 4th。「ささめきこと」ED。 ネバーランドと同様、学生と大人の境目がテーマではあるがこちらはちょっと子供っぽさを残したポップな曲。 ドレミファソラシドなサビを繰り返した後のファルセットは賛否両論?個人的にはアリ。 7.悲しいほど青く <album version>★★★★ 清浦夏実作詞、窪田ミナ作編曲。 4th。「ささめきこと」OP。 1曲目と同じコンビの曲であり、百合アニメのテーマ、ひそやかな恋心を歌った曲。 吹き抜ける秋〜冬の風のような張り詰めたイメージは1曲目と近いものがある。 シングルバージョンと比べて弦が弱め、ピアノが前に出て柔らかい感じにアレンジされている。 8.パレット ★★★ 清浦夏実作詞、吉田旬吾作曲、コーコーヤ編曲。 「リストランテ・パラディーゾ」挿入歌。 ボサノヴァチックな曲に広がりのある歌声が映える。中間部のビブラフォンが自由でいい。 9.風さがし <full-colored samba mix> ★★★★ 高月みたか作詞、鈴木智文作編曲。 1st。「スケッチブック〜full color's〜」OP。 素朴で爽やかな曲。サンババージョンになって喫茶店で流れててもおかしくない感じに。 この曲と旅の途中は歌うのが難しい的なことを昔話していたが、初出時と比較すると歌い方に丁寧さが伺える。 10.僕らの合言葉 ★★★ つじあやの作詞/作曲、山本隆二編曲。 3rd。「ケロロ軍曹」ED。 抜けてるけど憎めないあの軍曹をテーマにした、ウクレレとクラップが印象的な素朴な曲。 11.七色 ★★★★★ 矢吹香那作詞/作曲、島田昌典編曲。 まだ一曲あるけど実質クライマックスの壮大めな曲。イントロのメロトロンが印象的。 「終わらないでとただ願って そっと目を閉じるよ」 12.Midnight Love Call ★★★ 南佳孝作曲、南佳孝/有川正沙子作詞、笹子重治編曲 1977年の石川セリの曲のカバー。 19歳がこんな曲を歌って!けしからん!的なジャジーなムーディ歌謡曲。 総評:★★★★ グラドルや女優として出発し、マクロスFのオーディションで準グランプリ的評価を得てデビューした清浦夏実の1stアルバム。 「虹色パレット」「アノネデモネ」のようなかわいい曲から「十九色」「悲しいほど青く」のような静かな曲、 「七色」「旅の途中」のような壮大な雰囲気の曲、「パレット」「Midnight Love Call」のようなジャジーな曲も 歌いこなせる、年齢に見合わぬ奥深さのある歌い方が魅力。 プロデュース側も売れ線のアッパー系な曲調を歌わせることは考えていないようで、 その素朴さ、ナチュラルさを生かしたアニソンには希少な曲調が多い。 歌声を支える演奏も生楽器によるものが多く楽しめる。 曲によって色が変わる、そんな歌声を楽しむアルバム。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
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