【新海誠】すずめの戸締まり 12
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公式サイト
https://suzume-tojimari-movie.jp/
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、
「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。
彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、
まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、
古ぼけた扉。
なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが...
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
その向こう側からは災いが訪れてしまうため、
開いた扉は閉めなければいけないのだという。
――星と、夕陽と、朝の空と。迷い込んだその場所には、
すべての時間が溶けあったような、空があった――
不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
前スレ
【新海誠】すずめの戸締まり 11
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/animovie/1668250432/
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvvv:1000:512:: EXT was configured 設定、ストーリーは良いが、3.11という文字を出してファンタジーに仕上げるのは正直賞賛できなかった。
実際私は親戚が福島や山形に多く、完全なる当事者でない私も当時のトラウマが蘇るし、地震への怒りの矛先がこの映画になってしまった。そんな映画。
視聴には十分注意が必要です。
https://twitter.com/dpandaramu/status/1591306306240929792?s=46&t=fMuPFyYBm2fiNSIb9E-Shg
映画通気取りのグラドルが作品を非難否定
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 左大臣が環に本音を言わせた理由がよく分からんかった。 すれ違っただけで後を付け回すストーカー行為の映画がオモロイとは思わんわ。 もう何度も言われてるかもしらんが
あのアバンタイトルのツカミと
『すずめの戸締まり』のタイトルを出すタイミングは過去最高
あれ目当てで何度も観たいわあ ほんとさー、震災各地感動ポルノは良くないよ。みんな必ず泣くじゃん。
日本人共通のみんなのトラウマ突付いてなかせんのは良くないよ。
ロードムービーっても、震災先を回るための言い訳に聞こえる。
震災被害者の何気ない朝の風景『行ってきます』を重ねて見せる演出は
みんな必ず泣くでしょ。
震災で親を亡くした子供がお母さんお母さんわんわん泣いてたら
普通の感性の人は泣くでしょ。 >>8
アマプラでタイトルまでの冒頭12分間見放題やで この映画、地上波放送できるんだろうか
内容は悪くないが気になった >>11
センクス
ネタバレを避けて観てなかったわ >>8
先日の君の名は。の放送のあとにそこまでを放送したから録画してあれば何回でも アニメ自体で泣かず、津波のサイレンで泣きそうになった >>16
わざわざトラウマを刺激するような作品を作らんでもとは思った 序中盤のイベントバトルからの糞モブとの糞会話×2は眠くなるレベルでつまんない苦行タイムだったな
ようやっと話が動き出すのが東京来てからだからそこで多少盛り返したけど気が乗るレベルには無く
最後だけは鳥肌だった お前ら人災の戦争映画は受け入れるのに自然災害はタブーなん?わら ヤマカンじゃないけど、震災を安易に泣ける映画の題材にするのは非常に良くないと感じた。
この作りは、商業アニメ映画ここに極まりけりって感じがした。
そこに違和感があった。 都合がいいところを数え上げたら50箇所ぐらいありそう
ダイジンが落下するすずめのクッションになるとことか出会い全般
別に作品自体には合格点はあげるけど 4 見ろ!名無しがゴミのようだ! (ワッチョイ a189-I9rz [106.73.25.1])[sage] 2022/11/13(日) 01:16:25.27 ID:Y5zWKvEa0
左大臣が環に本音を言わせた理由がよく分からんかった。
これずっと前スレから言われてるのに誰も答えてくれないよな >>19
サイズからしてダイジンだろうな
小説にはないシーン まあぶっちゃけミミズを阻止出来ても断層の歪はたまる一方でいつかは巨大地震として発散されるし
東日本大震災は千年周期の発散だったから
東北のミミズは今後1000年はしょぼくなる >>7
すれ違っただけじゃなくて会ったことがあった気がしたからでしょ、イケメンってだけで追いかけてたらさすがにおかしかったけど >>24
神は気まぐれ
ぐらいしか思い付かんけど結果的にわだかまり解けたから計算ずくなのかもしれない 明確に天気の子よりは面白くて微妙に君の名はにら劣る
そんな印象でした 実は地震全部ミミズのせいなんです、扉閉じれば地震は止められるんですとか日本の災害意識そのものが根底から覆る設定じゃん
それを閉じ師とかいうオカルトな奴らに全部投げて草太以外特にそんな奴いなさそうなのおかしいでしょ
つーかこいつらもっと増やさないと今後も食い止められた筈の無駄な被害による無駄死にが出るばかりじゃん
前作でワシらは住まわせて貰ってるだけくらい言い切ってた新海はどこ行った >>25
ありがとう
あそこ気になって小説買おうかと思ってたけどカットされてるのね 星を追う子供みたいな大惨事にはならなかったけど
やっぱこの人ファンタジーに寄りすぎるとアカンね 廃屋の上に船が乗ってるシーンあったけど、何かの暗示?
あの船もタイムスリップしてきたのか? 表現で原爆でも戦争でも火事でも虐待でも何でもトラウマ刺激するものはあるやろ
震災も当事者にとってそれはそれは大きな取り返しのつかない深い傷だと思うし当事者以外が触るなと思うかも知れないが
日本国民にとっても一種のトラウマになってるということを
当事者の人は知らんかもしれんな
神戸に住む日本国民としては東北もやっと過去の出来事として語られて語り継ぐ時に来たのかなと思った
良い映画だと思うよ
感情に蓋をせず泣きたいときには泣かないと
溜まったミミズが口から飛び出して時には取り返しがつかない事にもなるよ >>35
命がかりそめだとは知っています
いま一年、いま一日、いまもう一時だけでも、私たちは永らえたい!
ラストのこの辺からみても、天気の巫女と同じように一時的にどうにか抑えられるって程度じゃないかね そうか、本当に大震災を知らない人たちがいるんだな…
やっぱ今のタイミングでやっておくべきだったのかもな 君の名は。と天気の子ともののけ姫を足して3で割ったみたいな作品じゃなかった?オープンカーのお友達はなんで1970年代〜80年代の懐メロが好きなんだろ?最近流行ってるの?河合奈保子さんのけんかをやめてはなんか?ワクワクしたな。あと、なんで車が足立ナンバーなんだろ? >>43
うわ…すまん知らなかったよ
震災があったのはなんとなく知ってるけど、ここまでとは…
震災について勉強してから観るべきだったよくわからんシーンが沢山あった これまで震災とは無縁の人生を送ってきたから全然泣けなかったけど
内容自体はそんなに悪くなかったよ、天気の子以上君の名は未満って感じか 君の名は。で隕石が落ちてくることがわかってても
現実問題としてそれを説明して住民を避難させるよう納得してもらうことはむずかしいっていう
実際ああいうことになるよなっていう展開のリアリティがすずめの戸締まりでは感じられなかったね >>40
3.11で調べたら答えがわかるよ
まぁ先に言っちゃうと津波で建物に船が乗り上げた
熊本地震、阪神大震災、関東大震災、東北震災
それぞれを舞台にした設定や
その辺先に考えてみないとこの作品は刺さらないと思う >>29
鈴芽がダイジンに対して言ったことの意趣返しをさせることでダイジンが傷心した分の仕返しをしてやりたかったんじゃないかって誰か言ってた気がする
サダイジンとダイジンの仲がどんなもんなのか分からんけど 地震ならともかく、震災テーマは中々に思い切ったな
良くも悪くも被災3県の人には刺さりそう >>33
うーん…それで解決しちゃうなら結構な描写気まぐれで済ませてペラい作品になってしまうよね お前らドアを閉めてカギかけたら回避できるような描き方で
本当に震災の恐ろしさを伝えようとしてるって思えるわけ?
アホなのか 言い方は凄く悪いけど普段あまり映画見慣れてない層にとっては喜びそうな考えを与えてる風な作品だったよね でもやっぱ映像は綺麗だよな。
背景はもちろんだけど
へんにCGに偏重せずに基本手書きで枚数増やしてアニメーションするからみてて楽しいわ
すずめが愛媛の子と布団に寝ながら話してるときの動きは細かくてすごかった。
寝返ったときの枕への頭の沈み方とか
細田は差がついたなあ… はっきり言うが今作のシナリオは細田の事馬鹿に出来ないレベルだと思う >>56
だよねえ…
ダイジンの行動はすっきりしないね 今年見たアニメ映画で言えばトンネルより良いけどブルーサーマルの方が好きかな今のところ >>57
むしろ震災の恐ろしさには意図的に触れて無かった気がする。大震災とか津波が起きた瞬間の描写とか
12年後で触れられる箇所としてはここら辺がギリギリじゃないかなぁ 震災利用して中途半端にエンタメして感ポルとかさ、被災者おちょくってんだろ >>54
そう?
仕返しのつもりだったのかどうかとうちの子云々の話はあんま関係無いなとは今書いてて思ったけど 俺は割と>>51で納得しちゃった >>60
背景は綺麗だけど一部空中舞ってる時のミミズのCGなんかは明らかに浮いてたわ すずめの戸締まりを観てきた
シナリオは天気の子の方が面白かったけどヒロインは陽菜も可愛かったがそれ以上に鈴芽が可愛すぎた
個人的には「すずめの戸締まり」というより「すずめの日本縦断」って感じだったな
あと草太がロックマンエグゼのバレル大佐にしか見えなかった >>59
そこは川村Pの手が入っているんだろうな
秒速の延長線上ではこうはならない ちょっと!
小説読んだら稔×環の方が優勢っぽいんだけど!? >>62
俺は一通り洋画の新作は見る洋画ヲタよ
今週はブラパン、ドントウォーリー、ペルシャン
先週はパラマザ、アンバー、ヒューマンボイス、犯罪都市 わりと>>40みたいな若い子にこういう映画で震災を知らせるっていうのは
10年以上過ぎた今には大事なんじゃないのとおもえてきたよ >>57
自分がアホだと気づいた方がいいぞ
震災の恐ろしさを伝える作品って時点で趣旨を理解できてない
この作品の根底にあるのは、日本人なら誰もが恐ろしさを知ってる知らないと行けない。だからあえてその部分は今回被害として描いてない。
そこにいた人たちの思いや感情を胸に、未来ある人間が立ち止まらず前に進もうってことだ
そこんとこ理解出来ないようじゃ批判にもならない >>70
やってることは結構な人にあるトラウマ(失恋)をトラウマ(震災)にして
ポルノってかわらんけどね 人生におけるどうしようもないことを
どう肯定するかって意味では秒速に近いとおもうよ >>24
ぶっちゃけ神様からすれば人間の悩みなんてよく分からんって感じだろうし
言いたい事が言えてないから手伝ってあげようくらいの感覚なきもする
手っ取り早く解決させたかったんじゃない?
でも神様だし
それをすると関係がどうなるか?ってのはあまり予想出来てないんじゃないかな
結果芹澤がいないともっと面倒な事になりかけてたわけだけど
やっぱり芹澤って良い奴だわ… ほんとに大切な仕事は目に見えないって深いセリフだね ◆全体的な構造の話
ロードムービーってわたし基本的に寂しいものだと思っていて、だからすずめの『戸締まり』がロードムービーであったのがメチャクチャ嬉しいよ!!!!!!!!!!!!!!!!
いってらっしゃい、いってきます、があって、様々な出会いと別れがあって、何人もの人びとから背中を押されたすずめが扉を開け、最後に「おかえりなさい」で締めるという構造がまずものすごく綺麗でした。
映画というのはものすごく長い物語があってそれを削って削って削って削ってなんとか二時間くらいに収めるものなんだろうなあと考えているんですけど、この脚本はセリフひとつひとつ演出ひとつひとつに無駄なことが全然なくて、例えばたまきおばさんとすずめの和解であっても使おうと思えばあそこで30分使えるのに「それだけじゃなかった」の一言だけで納得させてくるのが本当に凄まじかったな。
一言で和解するのを自然に演出するのってものすごくシビアなラインで、一歩間違えれば『ご都合主義』で『説明不足』になってしまう。環さんがすずめのことを本当に本当に大事に思っていて、すずめも環さんのことを大事に思っている、12年という積み重ねをここまで丁寧に描いてきたからこそあそこが一言で済む。本当に脚本が上手い……。
カタルシスのようなものというか、作劇のやりかたは『君の名は。』や『天気の子』のほうがエンターテイメントにがっつり寄っていて、画面と音と言葉で瞬間的にぐっと心を掴まれる度合いは前二作とくらべて弱めだった印象なのですが、それはおそらくこれがロードムービーでありすずめを主人公としたジュヴナイルだからで。
旅には始まりがあって必ず終わりがある。旅の終わりは寂しく、道連れとは別れなければならない。
すずめの戸締まりがロードムービーでよかったな……。 東日本大震災ですらもう10年経ってるってのが何気にショックだわ
つい最近の事みたいに思ってたのに 草太さん、教員試験は小学、中学、どこ高校受けようとしてたのか知らないけど、どこいこうとヤバいくらいモテそう ◆死は常に隣にある
草太とすずめは2人とも「死に親しい人間」だったのかなと思っていて……。
すずめ。彼女が劇中で「死はすぐそばにあるもの」みたいなことを言っていたのが印象的で、というのもすずめというのは全然ネガティブではない前向きで強い女の子なのでそんなこと言う子には(表面的には)見えない。
震災で母親を失い、押し流されたふるさとを泣きじゃくりながら歩き、常世(あの世)へ足を踏み入れたことのある彼女だからこそ、死を『すぐそばにある』と言えるのだな~というのがきちんと入ってきて、そこが「死ぬのは怖くない」への納得感ももたらしてくれる。あの世が怖いわけではない(見たことがあるから。母のいる場所で美しい世界だということを知っているから)。大事な人がいない世界が怖い。それは言ってしまえばすずめを見送ってくれた、環さんをはじめとする『すずめを大切に思っている人々』を顧みないということでもあって、そういう一種破壊的な熱がすずめにはある。
草太。新海誠が演技指導の際に草太役の役者さんに「草太は神と人が半々みたいなイメージ」と伝えていたという印象も手伝ってか始終浮世離れした男だったな~と思うのですが、それこそ彼は『教職につく』という夢以外には現世への未練がないように見える。神になりかけているというか、それこそ芹沢も言っていた「あいつは自分の扱いが雑」という言葉通り使命に身を捧げつつあるのかな。
この映画、草太側の事情というのは閉じ師という設定以外ほぼ触れられないんですけど草太もおそらく両親を亡くしていて、閉じ師として祖父に育てられながら生きているわけで、(そこにどういうドラマがあったのかは想像することしかできないのが本当につらいんですが/何かないのかなと思って小説版を読んできたんですがすずめが「ふつうのおじいちゃんなら、孫を褒めたり、心配したりしてくれるんじゃないのかな」と思うだけだったのでまあ何かあるんだろうけど明確なことはわからないな………)両親を失った子どもが祖父の家業を継ぐという状況に彼の精神性がどのくらい引きずられたのかは「失望させたくなかったな」という一言に集約されているのかな~と思っています。教員採用試験より戸を閉めること、自分より世界、自分よりすずめ(子供)。いつ世界のために自分が失われてもかまわないという静かな諦観と挺身が根底にある。
すずめも草太も「顧みない」けど、すずめのそれが他者を顧みず突き進む情熱だとすれば、草太には停滞し諦める冷たさがあって、草太が境界の向こうへ引きずられて凍りつくのに対し、すずめは境界を踏み越えて氷を砕く。めちゃくちゃ綺麗な対比になっていたナァ……。 3回目見てきたけどやっぱり椅子の足が3本なのは不完全性の象徴だな
芹沢の車が不完全なのと一緒
時に寄り添い支えてくれるそれも決して完璧ではないことを表してる
車も椅子もどちらも蝶とセットで描かれるシーンがあるので間違いない ◆要石と人柱/場所を悼む
きち~設定! 要石の設定については現時点ではハッキリしないことが多いのですが、一旦私は草太の祖父の「ゆっくり神になっていく」というセリフから『人柱が神になったもの』だと解釈しています。
多分猫ちゃんことダイジンにとっては今回の事件は『要石の移動と交代』でしかなかったんじゃないかなと……。
要石の場所を時代によって変える必要があるというのは草太の部屋で説明がありましたが、今回はおそらくたまたまそのタイミングとすずめにより引き抜かれたタイミングが被り、ダイジンは自分が引き抜かれたので次の要石を選ぶ必要があった。サダイジンのように黙々と要石の役目を受け継ぐという手段もあったけど、ダイジンは遊びたかったみたいだし……。
そこでどうやら閉じ師であるらしい2人組と出会うわけですが、片方(すずめ)は優しくしてくれたから、「うちの子になる?」と聞いてくれたから、重荷を背負わせたくはない。ダイジンにとっては草太は特に思い入れのない存在であり、であればもう片方(草太)に負わせようと役割を移す。
その後は新米閉じ師であるすずめを導き、戸締まりをしながら、新しい要石である草太をふさわしい場所(東京・東北)へと連れていく。ダイジンにとって今回の事件はそれだけで、でもすずめに好かれたかったし必要とされたかった。
この「うちの子になる?」という言葉をダイジンがはっきりと覚えていたのに対し、すずめはそんなに気にしていなかった、多分軽い気持ちで漏らした言葉であったのであろうことが、環とすずめの関係との対比にもなっていて後々きいてくるんですよね~脚本がうまい~! すずめの「うちの子になる?」という言葉はダイジンにとっての居場所であり、現し世に存在するための楔でもあった。
ダイジンは廃墟そのものでもある。要石となった人柱はいずれ人々から忘れ去られ、必要であることさえ忘却される。
これは新海誠が何度も言っていた『場所を悼む』というキーワードにつながってくるのだと思います。きちんと悼み、区切りをつけることでものごとはようやく終わることができる。
一瞬だけ点灯した遊園地のように、人に必要とされればダイジンの毛並みは輝き、そうでなければ衰える。もはや神になってしまったダイジンが人であった自分にお別れをして、再び要石となることができるようになるのも戸締まりの一部だったのかな……サダイジンに対してダイジンは自分が要石であることを受け入れきれていない印象があったので。 先行上映観に行ったのに、未だに「性癖の塊」が誰のことなのかよく分かってない モテるに決まってるけど本人すずめさんにしか興味なさそう 草太の語る祝詞は「神に土地を返す」という意味ですが、草太は「命はかりそめ」であるとも語る。借り受けていたひとときの命を神にお返しするという、死の楔打ちを再び行うことで、ダイジンの旅は終わる。悲しいて……!!!!!!!!!!(これはすべて根拠のない妄想です)
◆恋/ヒーローとプライズ
パンフの新海誠「恋愛以外の映画を作ってみたいと思っていて」「すずめは草太に憧れを抱いていますが、草太はどうかなあ……」ドンドンパフパフドカドカドカドカ~~~~~~大勝利~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!\パフパフ/
はい。
見た後にすぐ妹と顔を見合わせて「これ草太はすずめに恋愛感情ないよね!?」と確認し合ったんですが、絶対ないと信じたいです。それは教師になるという草太の夢であったり、急に現れた子供(すずめ)を身を挺して守ろうとするところ、すずめの散らかった部屋をまず片付けようとしているところなどから「こいつは子供に恋愛感情を抱かないだろうな……」と思わせてくれる安心感があったからでもあるのですが……まあそれはそれとして……。
この映画、明確にすずめがヒーローで草太が奪還すべきプリンセスでしたね。個人的な性癖の話で恐縮ですが、こういう男女逆転構図を正面から大スクリーンで見れると思っていなかったのでものすごく嬉しかったです。この部分だけでも2500円回収できたまであった。
すずめって、新海誠がこれまで描いてきたヒロインの中でもかなりカッコいい寄りの女の子になっていると思います。ロングヘアをキリッと結んでいて、スタイルが良くて、意思の強そうな凛々しい顔立ちをしている。対して草太はそもそも新海誠監督作品のメインキャラに髪の長い男がいること自体ほぼ初めてなのではないか!?という儚げで美しい外見を持っている。主人公=ヒーローはすずめで、草太は誤解を恐れずに言えばヒーローにとってのプライズ、すずめが冒険を経て奪還し手に入れる景品でもあるので、彼女がぐっと惹かれるものでなくてはならない。それは草太のはらむ死の匂いであったのかもしれないし、『天気の子』での帆高にとっての陽菜や『言の葉の庭』でのタカオにとってのユキノのような、鮮烈なまでの美しさであったのかもしれない。
そういうキャラ造形の逆転が確かにこれまでの新海誠作品との明確な違いとして浮き彫りになり、新境地だ変態性欲だと言われているのかなと思ったんですが、個人的にもともと新海誠って『物語の中で美しくあるべきものを美しく描く』のに並々ならぬ情熱を持つ人で、だから『言の葉の庭』でタカオが真摯な表情で靴を作る横顔があんなに美しかったんだなと思っているので新境地とまでは思いませんでした。これまで物語のうえで『美しくあるべきもの』が男性ではなかっただけで、今回は草太が美しくあるべきだっただけだと思うので……いやでもマジで顔がよかったな お前、まつげ長ェな……。 あとテーマソングの話、『すずめ』は恋の歌ではないんですがエンディングで流れる『カナタハルカ』は明確に恋の歌で、でもこの歌詞はすずめから草太にあてたものだろうなと私は確信しています。草太からすずめに恋愛感情はない!!恐れるな、俺には新海誠がついてる!!!!!!!!!
『君の話す声は母の鼻歌に似てた』という歌詞、すずめの大切な椅子に入り込んだ草太が母の思い出と重なって二重の『すずめのだいじ』になっていく過程だなあ……とも思うので……。
◆芹沢と草太
オタクが気になるのはここだよな!?!??!?!?わかるよ。
『芹沢がどうしてあそこまでついてきて、あそこでついてくるのをやめたのか』というのはぶっちゃけお話的な都合なのかな!? とも思うのですけど(小説読んだあとだと特に)、もし理由をつけるとするならば『草太を現世につなぎとめるための楔の役目を降りた』のかなと思っています。
この2人がどのくらい長い友人なのか、いつ出会ったのかは完全に伏せられているのですが、小説版ですずめが「そんなの、よっぽど深い親友じゃなきゃ」と考えていた通り、少なくとも芹沢から草太に対しては深い友愛があるのだろうなと。
芹沢は草太の家業、裏の事情については全く情報を与えられていないけれど、草太のことをよく理解しており、だからこそ自らを顧みず、浮世離れした草太のことがずっと心配だったのかもしれません。なので家まで来るし必死に探しに行く。すずめにとっての環が草太にとっての芹沢で、多分これまでも一生懸命草太を東京に呼び戻していたんだろうなと思います。「あいつには俺がいないと」が、「あいつにはあの子がいるしな」に変わったのがあの旅路で、だから芹沢はあそこで草太をすずめに託すことができたんじゃないかな……。それはそれとして最後までついてきて草太を殴るくらいはしてもよかったんじゃないのか!? でも環とすずめのシーンやれなくなるのは話として通らなくなるので……おはなしの都合で出番を削られる悲しい存在だ、芹沢……!
◆大人と子供
レビューとかで結構『すずめを送り出す大人が無責任』『草太に巻き込まれるすずめがかわいそう』的な意見を見たので一応書いておくんですが、そのへんは全然気になりませんでした。 教師になるやつがJK彼女にしてて大丈夫なんだろうか >>80
バイオハザードの主人公勢なんかには重く響くな
誰かがやらなきゃいけないけど金積まれてもあんな仕事誰もやりたくないだろう >>83
教育実習の時点でラブレターとか貰ってそう
でも実際教師になった後は芹澤の方がモテそうにも思える キラキラ背景にリアルっぽい死体いっぱい転がしてすずめに「きれい」って言わせてrad流すぐらいにはっちゃけて欲しかったわ
現実存在の死からは星を追う子どもが一番真摯だったよ タイトルに主人公の名前入れたのは正解だな
他のキャラが薄い事の言い訳に使える 私は『無責任な大人を否定的に描かないフィクション』がかなり嫌いなんですが、今回出てきた大人たちは皆責任感のある人格者ばかりであったと思います。
というのもすずめは高校2年生、保護者とLINEや通話で連絡を取り合ってはいるという事実、また『何をするための旅なのか』を隠匿して(おそらく「猫を探して」とか「自分探し」とか言ってんだろうなとうかがえるのもいい)いるため、旅先の大人たちがすずめを送り出してくれることについてあまり反感は抱きませんでした。危ないことをしようとしているということがわかっていれば、あの大人たちはすずめを止めたと思いますし。
草太に関しては明確にすずめを止めようとするタイミングが数回あるものの結局押し切られるかたちで『すずめが危険に飛び込んでいくこと』を受け入れてしまっているのですが、こればっかりは背負っているものが大きすぎる。彼は何千何万人の人の命が失われるかもしれない『大震災』をその双肩にかけ、自らの青春を捧げながら閉じ師の役目を続けているわけです。言ってしまえば草太は『扉を開けっ放しにしたうえで要石を抜いたすずめのせいで』椅子に封じられ使命を遂行できなくなってしまったわけで(それも自分のせいだと受け入れていましたが)、すずめ1人が危険に晒されることと数万人の命を天秤にかければ受け入れるしかないことは理解できます。
そして環ですが、そもそも彼女はすずめが危険な旅をしているということを知らないのに、忙しい仕事を放り出して九州から東京まですずめを追いかけて来ているのです。小学生ならわかりますが、高校2年生の家出旅行にです。九州での地震のシーンでは「今日は残業」と言っていたにも関わらず仕事を中抜けして、元被災者であるすずめを案じて家まで戻ってきてくれている。責任感の強い素晴らしい保護者だと思います。
◆人生は続いていくということ
全編通して、ものすごく丁寧で優しい映画だったと思います。
今回『すずめの戸締まり』で描かれているのは「あなたには明日がくる」という当たり前のことで、どんなに苦しいことがあったとしても時間は過ぎ、明日がきて、子供は大人になっていく。誰にでもある普遍的な希望が『希望であること』をこの映画を描いているんだなと私は感じました。
明日がやってくること、歩いていればどこかにたどり着くこと、「いってきます」に「おかえりなさい」が言えること。それは当然のことだけど何より尊いことで、「時が解決する」という言葉は正解ではないかもしれないけれど希望ではある。
どんなに苦しいことがあっても、生きてさえいれば明日は来るし、時間が経つことで救われることもある。
誰にでも当てはめられる幸せを、あの大きなスクリーンで語ってくれて本当にありがとう、新海誠……という気持ちでいっぱいです。
本当にありがとう、新海誠。草太の横顔、エロかったぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 物語には色んな解釈があっていいとは思うんだけど
明らかに辻褄が合ってない理解不足な解釈の人は、もう少し他の人の意見とか聞いて考えて欲しいとも思う >>95
さすがにそれはwwwwwwwwwwwwwwwww
芹沢のアレが限界だろ とりあえず思ったことを。
普段いわゆるヒット作というものは観ないし(最近だと鬼滅の刃とか視聴率の高いドラマはあえて観ないし、新海監督の作品も過去2作どちらも最近のTV放送でようやく観たぐらい)アニメーションも好んで観るタイプでは無かったけど、今回すずめの戸締まりは観て良かったと思う。何ならもう一度観たいと思うぐらい。
1番好きだったのは鈴芽と椅子になった草太さんの何気ない掛け合い。癒されたし可愛かったし面白かった。草太さんの声もかっこよくて耳が幸せになるレベル。
そしてタイトルについて、「行ってきます」「行ってらっしゃい」の戸締まりと扉から出てくる災いを封じるために閉じる戸締まりこの2つが上手く掛け合っていて、さらにどちらも震災に絡められていると言うのがまず凄いなと思った。
作中大部分を締めているのは後者の方だけど、監督が1番大切にしたかった言葉は鈴芽が最後に発した「おかえり」だと思う。あの日、3.11で被災した人に誰もが掛けたかった言葉、帰ってきて欲しかった人達に伝えたかった言葉をこの映画のラストに込めたのかなと。鈴芽が小鈴芽に伝えた言葉が監督がこの作品を通して今を生きる若い子達、そして鈴芽と同じ境遇になった人達に伝えたい言葉だとして「おかえり」は鎮魂の意味を込めて伝えたかった言葉なのかなと。
この題材を取り上げて観た人を救う話にしてくれた監督は凄い人だと思う。
この作品、監督も話していたようにメインターゲットは私の少し下の世代、学生の子達にこそ観てもらいたい作品なんだと思う。
でもその意図通り、私が入った回で同じく近くで観ていた学校帰りの男子高校生4人組と女子高生2人組どちらも凄く感動してたので良かったなぁと思いました。私ももっと学生のうちに観ておきたかった作品沢山あったな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています