保守協力にホビージャパンの福井インタビューを。

『旧作ガトランティスは若者が就職することになる大人社会だった。当時は終身雇用でサラリーマンになったら一生同じ生活を続ける
ことを意味していた。圧倒的な力で自分達を取り込み一生を支配する存在が旧作のガトランティスで、古代たちは強大なシステムに
対抗する術はなくても人間性だけは失いたくなくて死を選んででも人間性を守ろうとしたことが当時の若者の胸を打った。

新作では大人になった我々が直面するガトランティスはかつてのままでは成立せず、もっと具体的に、もっと人間性を嘲笑う存在で
ないといけない。アメリカ的な効率主義に基づく非人間的な選択を人に強いるような存在。
家族経営の権化のような存在であるヤマトと、現代のペシミズムと効率主義を体現するガトランティス。この構造は、現代という
状況に対して、我々日本人がどう切り結んでゆくべきかという問題にも直結するものです。』

福井の奴はさらばに当時感動した若者が当時の社会のメタファーとして感動していたと考えて、今回も歳をとった当時の若者に相応しい
メタファーを提示しようとした模様。
俺には、福井の奴は当時さらばで泣いた自分が恥ずかしくてこれは当時の自分の実人生のメタファーだったから泣いたんだ、そうに違い
ないと、かつてこんな映画で泣いた自分を取り繕う為だけに今回のシナリオを書いてる気がするのよね。