もののけ姫 7 [無断転載禁止]©2ch.net
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2018年11月28日07:00
もしもハリウッドで『もののけ姫』が特撮映画としてリメイクされたら?
http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51552175.html
これは余談というよりは、今回の本編でね。
『もののけ姫』の時に入らなかった話をちょっとしたいんですけども。
『もののけ姫』って、「話全体が、どういう お話か?」っていうのが、なかなか分かんないんだよね。
それで、「どうやったら分かりやすく伝えられるのかな?」ってふうに考えてて、ちょっと掴んだ気がするんだけども。
あれね、「『もののけ姫』がハリウッドでリメイクされたら、どういうふうになるのか?」って考えると、
ちょっとだけ分かりやすくなると思う。
「もしハリウッドで『もののけ姫』がリメイクされて、アメリカが舞台で、俳優もアメリカ人とかを出したらどうなるのか?」
って考えたら、逆に日本の『もののけ姫』っていうのが、どんなとんでもない凄い話だったかっていうのが分かると思います。
・・・
冒頭はですね、これはアメリカの原住民のインディアンの村。
インディアンって言うんだけども、これは言葉の正しい意味じゃないのは分かっています。
ただ “アメリカ原住民” とか “原住部族” よりは “インディアン” って言ったほうが通りがいいから。
だから今日はもう全部 “インディアン” って言い方で話すね。
そこら辺は、よろしくお願いします。
冒頭はアメリカの、もうカナダの果ての方に住んでいるインディアンの村と、そこを襲う巨大なワシ。
タタリ神と化したワシが、アメリカの北の果てに残っている先住民のインディアンたちの村を襲うわけです。
だいたいこんなイメージだと思って。
(タタリ神こんな感し?) http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/a/6/a6e445ab.png
こんなイメージのヤツが、アメリカのインディアン村を襲います。
「あ、あれは西海岸のシャイアン族のトーテムだ!」
“トーテム” っていうのは守り神だね。
インディアンの守り神の巨大なワシが村を襲う。
「なんで!? アイツがタタリ神になるなんて!」
「東から来たキリスト教の神に追われ、今やインディアンは、わずかに西海岸と北にだけに住んでいるに過ぎない」
「何か西海岸で不吉な事が起こったに違いない」
「アシタカよ、その曇りの無い眼(まなこ)で見てくるんじゃ」
そうやって “アシタカ” という名前のインディアンの少年が、ワシの爪によって呪われてしまった右手を
呪いながら村を旅立つ所から映画はスタートするわけだ。
・・・ 途中、インディアンの村を襲う騎兵隊に出会います。
騎兵隊がインディアンの村を襲っているんですね。
(村を襲う騎兵隊) http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/5/9/59cde06d.png
それで、この騎兵隊に対して怒りをもったアシタカはですね、
先祖伝来のアメリカ大ワシか何かの羽が付いた矢でバーンと射ると。
そうすると、この騎兵隊の中心で、核爆発のような大爆発が起こる。
これはね、日本版のアニメ版の『もののけ姫』では首がすっ飛ぶぐらいの表現なんだけども、
ハリウッドでは「それぐらいじゃ分からないだろう」と。
アシタカにかけられた呪いが、どんなものかって分かるには、もうとりあえず火薬を山盛りで
大爆発させたほうが分かりやすいから、大爆発させて、それで騎兵隊たちは全滅するんですね。
こういう話にすると、「『もののけ姫』っていう作品が、実はどんな話だったか?」
っていうのが、ちょっと分かりやすくなってくるんだよね。
それでこの騎兵隊たちを退治した後で、アシタカがさらに西海岸のロッキー山脈を越えていくと、
ロッキー山脈の中ほどでセコイアの森がある。
(セコイアの森) http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/0/9/0960dc05.png
ジャイアントセコイアって、木というよりは、たぶん生物としても地球最大なんだよね。
体積計算したら。
ジャイアントセコイアの森っていうのは、巨大な森です。
それの森と、その横で製鉄をしているインディアンの村に出会う。
「インディアンが鉄を作っているなんて!? まるで白い人間(ヨーロッパ人)みたいじゃないか!」
ってアシタカは驚くんだけども、彼らは製鉄してるんだ。
それでセコイアっていうのは、実はインディアンたちが定期的に切り倒さないと、
アメリカ大陸中がこのセコイアに飲み込まれてしまうんだ。
これは本当の事なんだけど。
ジャイアントセコイアっていうのは、北米最強の生物なんだ。
おそらく地球上最強の生物だと思う。 なんでかっていうと、ジャイアントセコイアっていうのは、だいたい低いヤツで80メートル、
高いヤツは100メートルを越えるんだよ。
これは本当の話で。
で、なんでそんなに高いのかっていうと、落雷を呼び寄せるためなんだ。
コイツらは雷を落としたいんだよ。
ジャイアントセコイアっていうのは。
それは何でかっていうと、ジャイアントセコイアっていうのは山火事がないと繁殖できないんだ。
ジャイアントセコイアっていうのは、周りにスポンジ状の硬い表皮があって、山火事の温度に耐えるんだよね。
中心部が生き抜けるんだよ。
オマケに被子植物で、山火事の温度でないと、その殻みたいな松ぼっくりがバキッと割れて中の種子が外に出て行かないんだ。
それで山火事でボーボー燃える山の風を、火事場の風を利用して、種子をそこらじゅうにバラ撒くという恐怖の生物なんだよな(笑)。
だからインディアンが適当な間隔で木を切り倒さないといけない。
今はセコイア公園っていうのがあって保護されているんだけども。
これは人間が繁殖してバーッと伐採したから無事だったんだけども。
こんなの下手したら、北米大陸で普通に繁殖できるような土地は、ジャイアントセコイアに支配されてても不思議じゃなかったんだよね。
それで、その山火事を起こすためにジャイアントセコイアは100メートルを越えるわけだよね。
その100メートルを越える木の高さになる理由っていうのも唯一つ、雷を落として周りを焼き払いたいから。
それで何で焼払いたいのかっていうと、ジャイアントセコイアって言うのはこの100メートルっていう木の高さに対して、根がメチャクチャ浅いんだ。
根っこが2メートルぐらいしか地面の底にもぐって行かないんだよ。
なので他の競合している植物、雑草レベルでもそうなんだけども、雑木林とか、そこらへんの小さい樹木ですら
ジャイアントセコイアが本来 得たい栄養っていうのを地面から吸ってしまうんだ。
だからジャイアントセコイアっていうのは、数年に一回 山火事を起こして、ジャイアントセコイア以外の種をすべて焼き払って、
それの上で繁殖したいと思っているので、木が高く高く伸びていって山火事を呼ぶという。
なんか、そういう恐怖の生物(笑)。
その恐怖の森の近くに住んでいるインディアンは、定期的にジャイアントセコイアを伐採して、
それで炭を作って火を起こして生活しているという設定にするわけだよな。
それで、そういうインディアンの製鉄村に襲い掛かるダイアウルフの生き残り。 ダイアウルフっていうのは、北米大陸に大昔にいた、もう絶滅してしまった巨大な狼。
今言われているのでは体調は2〜3メートルって言われてるんだけど、今回お話に出てくるのは何せトーテム神だから。
村のトーテム・守り神のシシ神みたいなヤツラだから、8〜10メートルぐらいの狼が出てきます。
だいたいイメージとしては、こんな感じかな。
(村のトーテムこんな感し?) http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/f/a/fa7f2ab4.png
これは『ランペイジ 巨獣大乱闘』に出てきた巨大狼なんだけども。
こんなのが特撮で出てくる。
もちろん今言ってるのは、全部、特撮映画の話だよ。
CG特撮でアメリカ大陸に現れると思ってください(笑)。
こういう狼が現れると。
それで、銃で部族のトーテムである狼を撃つ “エボシ” という名前のインディアンの女の人がいるんですね。
しかし、狼に育てられた少女が邪魔をするのであった。
こういうのが前半の展開になるわけだよね。
・・・
エボシは、日本のアニメ映画版の『もののけ姫』と似たようなものにするから、インディアンで元奴隷。
白人の奴隷として捕まったんだけども、見た目が可愛い女の子だったから、そのままスペイン人の愛人になった。
母国スペインに、ヨーロッパに連れて行ってもらった経験もあった。
それが南米ペルーに、ご主人であったスペイン人が総督として派遣された時に、夫のスペイン人総督を殺して、
他のインディアン奴隷たちと一緒に北米に逃げてきたという設定にします。
それでエボシはトーテムを倒し、アメリカ中の、巨大なワシとか狼とかそういう守り神たちを退治して、
インディアンの共和国を作って、白人に対抗しようとしてるんですね。
いちおうエボシの目安としては、アメリカ大陸の東海岸側はヨーロッパ人が支配しても構わない。
でもロッキー山脈の辺りから、いわゆる西側全てはインディアンの共和国として取っておこうという。
かつてカリフォルニア共和国とか、あとニューメキシコあたりが独立国としてやっていこうというような感じを、
エボシは考えているわけですね。
それで何でトーテムを倒そうとしているのかっていうと。
トーテムの、あの巨大な生き物の神々たちを倒すと、インディアンたちは
「俺たちが信じていたのは単なる迷信であって、巨大な動物を信仰していたに過ぎない。
それよりは銃を取ってエボシと一緒になってヨーロッパ人と戦おう」と考えるようになるから。 やっぱりインディアンが負けた理由っていうのは、インディアン同士の部族が対立して、共同戦線を張れなかった事なんだよ。
それで最後に “インディアン戦争” っていのがカリフォルニアであったんだけども、もう時期が遅すぎたんだよね。
エボシはそれを100年前に持って来ようとしてるんですね。
こういう話にすると、実は『もののけ姫』って僕が言った話とほとんど同じなんだけども、かなりダイナミックでしょ?
だから、わりと過激な話っていうのを『もののけ姫』は やろうとしていたんだ。
ほとんど『ダンス・ウィズ・ウルブズ』に怪獣が合体したようなものをやろうとしてるんだけども。
・・・
さて、もちろんジゴ坊も出てくるんだ。
ジゴ坊は何かというと、バチカンから派遣された、エクソシズムを学んだ神父なんだけども(笑)。
エボシたちに技術と兵隊を与えるんだよね。
バチカンの持っている兵隊と、バチカンの持っている大砲を与えるんだ。
それでエボシは神の中の神・ビッグフットの殺しを決意すると。
このトーテムたちの一番の親で、巨大なサルのビッグフットってヤツがアメリカにいて、ソイツを殺そうと決意するんだ。
それで、さっき攻撃されたトーテムの狼のモロは、インディアン文明の終わりをアシタカに予言する。
「アメリカ大陸は、いずれ我々のような自然の神ではなくて、人が作った神(=キリスト教)に支配されてしまうだろう」と。
「風とか、雪とか、雨とか、山も、川も、すべて自然からの贈り物で神の世界だった。
だけど、おそらく それらは白人たちにとって支配すべき自然 “ウィルダネス(Wilderness)”
と定義されてしまうだろう」とモロはアシタカに予言する。
アシタカは「そんな時代が来るはずが無い!」とか一生懸命に言うんだけども、どんどん自信が無くなっていく。
・・・
それでハリウッド版シシ神のビッグフットは、こんなヤツ。
(ヒ?ック?フットはこんなヤツ) http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/f/a/fa7f2ab4.png
このビックフットを倒すための最後の戦いが始まると。
それでカソリックが派遣した十字軍と、エボシたちが組織したインディアンの共同戦線は、連合してこのビッグフットと戦うと。
それで遂に登場するカソリックの新兵器ガトリング砲!
そのガトリング砲だけでも強力なのに、そこにペルーの銀山より取り寄せたスペイン銀貨を溶かして、
ジゴ坊が神父姿でエクソシズムをやって、その銀貨に祝福を与えて銀の弾丸にするんだ。 神父によって聖別された銀の弾っていうのは、魔物を倒すキリスト教の神の力を得てるので。
それで祝福を与えられて銀のブリット(銃弾)となった弾をガトリング砲にガーッと詰めて、
このガトリング砲でビッグフットをババーッと撃つわけだね。
それで遂に倒されるビッグフット。
数千発の銀の弾を撃ち込まれて、遂にビッグフットは倒されるんだけども、倒されたビッグフットは、
そこから巨大なキングコングになってしまったと(笑)。
(キンク?コンク?) http://livedoor.blogimg.jp/okada_toshio/imgs/e/0/e0f13b55.png
さあ、どうなる!?
という。
・・・
多分、これをハリウッドでやったら、2時間30分ぐらいになる話なんだけども、すごくデタラメで過激な話でしょ?
これをこのままアメリカで公開したら、アメリカの白人層が凄く反発するのが分かるよね。
だって、自分たちが持っている「アメリカとは、こういうものだ」「建国神話とは、こういうものだ」っていうのと、わりと違ってる。
やっぱり「自分たちは侵略民族の末裔で、元々アメリカにいたインディアンたちに何をしたのか?」っていうのが明るみに出てしまうから。
それで『もののけ姫』って、そんな話なんだよ。
そんな話であって、「帝が、」とか言ってるやつも、ほとんど今話した映画の中で「バチカンが」って言ってるぐらいの文脈で使ってる。
だけども、それを巧みに分からないように仕込んでる。
アメリカを例にしてみて語ってみると、「うわ、その話は かなり過激だな」って僕らは分かるんだけども、
『もののけ姫』っていう日本のアニメにされてしまうと、わりと気が付かないようにされている。
そんな所が宮崎駿のすごい上手い所だし、鈴木敏夫もよく宮崎駿の「もっと描きたい」という気持ちを抑えたなと思うんだけども。
こんなふうに考えると、『もののけ姫』っていうのは、分かりやすくなるかどうかは分からないんだけども、
より面白く見れるんじゃないかなと。
これは「『もののけ姫』が面白くない」という意味じゃなくて、“横から見る目線”
として面白い見方も出来るんじゃないかなと思って紹介してみました(笑)。
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この記事は『岡田斗司夫ニコ生ゼミ』11月18日(#257)から一部抜粋してお届けしました。 結局説明したり別のもので置き換えないと分からない面白さなんだよな
宮崎駿であっても、誰かのために作った作品じゃないと面白くない 環境破壊について訴えるには、
ガキを何人も製造して産ませた奴が言えることじゃないよなw
発想が矛盾している
ほんとに環境について考えてるなら子供なんぞ無しでいるべきだ。 2018年10月26日 (金) 18:00
毎週日曜日、夜8時から生放送中の岡田斗司夫ゼミ。10月21日の放送では、日テレ系
『金曜ロードSHOW!』にて26日に放送される、宮崎駿監督作品『もののけ姫』の解説が行われました。
この中で、パーソナリティの岡田斗司夫氏は、本編を見る前に押さえておくべきポイントとして、
カヤやサンといった女性キャラクターとアシタカの「大人の関係」にまつわる演出技法を、具体的なシーンの紹介を交えながら語りました。
女性視聴者から反感を買った『もののけ姫』のシーン
岡田:
アシタカが村から追い出されることになった後、村の出口で、自分を慕う少女のカヤに
呼び止められます。ここでカヤは「いつまでもお慕い申し上げます」と愛の告白をして、
黒曜石で出来た小さなナイフをアシタカに渡します。アシタカはそれを受け取ると、
メッチャイケメンな顔でニッコリ笑いながら「私もだ。いつまでもカヤを思おう」なんて言います。
この「これからもずっとあなたのことを思います」というセリフはどういう意味かというと、
「この先の生涯、あなたの他に誰とも恋をしません」という意味なんですね。そんなことを、
黒曜石の小さなナイフを受け取ったアシタカは、爽やかに笑いながら言うんです。 でも、女の人の中には、このシーンが嫌いというか「アシタカのこういうところが好かん!」
と言う人がかなりいるんですよ。なぜかというと、アシタカは、女の子にここまで言われて、
イケメンな感じで微笑んで、大切な黒曜石の小刀を受け取っておきながら、後でその大事な小刀を、
事もなげに別の女の子にプレゼントするからなんですよ。カヤと同じ石田ゆり子が声優をしている
もんだから、ついつい好きになっちゃったサンに(笑)。これについて「なんじゃこのアニメは!」と、
お姉さま方は怒るわけですね。確かに、怒って当たり前なんですよ。物語のラストで「私も、また時々、
お前に会いに来よう」「ええ。来て来て」みたいな感じで、サンとイチャついてる暇があったら、
呪いはもう解けたんだから、生まれ故郷の村に戻って、カヤに会ってやれよ、と。
そんな「アシタカのこういうところが許せない!」という、女性ライターの方の怒りの声が、
ジブリの公式本である『ジブリの教科書』にすら書いてあるわけです。まあ、怒る気持ちはよくわかるんですけど。 足高は男のしょうもなさの表れている
キャラだったwwwwwwwwwwwwwwwww あの後離れて暮らすアシタカとサンの間に子供が生まれることはあったんだろうか? コダマっていうのは岡本太郎が作った午後の日のマネなんだろう アシタカ役の人は声優が本業じゃないけど上手いよな
サンが微妙だっただけに主人公のアシタカはしっかり演技できる人で良かったわ もののけ姫の言うとおりだ・・・・・・
まさしく人間はクズだ!!!!!!!!!!!!!!!
人間はゴミだ!!!!!!!!!
人間がゴミのようだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 「【Amazonプライム】岡田斗司夫ゼミ#254「もののけ姫 完全解説・後編
1.エボシとモロはなぜ憎み合うのか? 2.シシ神の正体とサンの嫉妬 3.宮崎の描いた共産主義コロニー」」
今回ご紹介するAmazonビデオは、先週に引き続き『もののけ姫』です。
ゼミ動画の中でも、前編・後編ともにベスト10に入る人気動画です。
後編のお題をご紹介すると
(1)サンとエボシ 親子説を検証
(2)シシ神の正体に迫る
(3)仮想敵は『七人の侍』と『ゴジラ』
(4)『もののけ姫』は『平成たぬき合戦ぽんぽこ』へのアンサー作品。
テーマの深掘りから、宮崎監督の心情まで、『もののけ姫』に様々な方向から光をあてます。
Amazonビデオ(レンタル500円 販売1,000円)
まずは「エボシ御前の正体」という話からですね。
エボシ御前に関する設定については、この本の中に書かれています。
『「もののけ姫」はこうして生まれた。』という単行本です。
これは、日本テレビの同名のドキュメンタリー番組『「もののけ姫」はこうして生まれた。』の内容のまとめみたいな本なんです。このドキュメンタリーはDVDにもなっています。 このドキュメンタリーの中で、宮崎さんの机が映されるんですけど、コンテとか作画原稿以外にも、いっぱいメモが貼ってあるんですよね。
そのメモの内容が面白いから、ドキュメンタリーの撮影班も、どんどん撮っているんですけど。
そのメモの中には、エボシについての設定のメモもあるんです。
辛苦の過去から抜け出した女性。
海外に売られ倭寇の頭目の妻となる。
そこで頭角を現していき、ついには頭目を殺して金品を持って故郷に戻ってきた。
このとき海外(明)で最新式の武器「石火矢」を手に入れ、日本に持ち込んでいる
「辛苦」とは、つらく苦しいという意味ですね。
「倭寇」というのは、元寇の反対で、中国とか朝鮮の沿岸を襲う海賊行為を行った日本人のことです。
まあ、歴史書によっては「その正体は日本人じゃなくて、日本人のフリをした当時の中国人とか韓国人である」という記述もあるんですけど、そういった倭寇の頭目の妻となるわけです。
そこで頭角を表していき、ついには夫である倭寇の親分を殺して、金品を持って故郷に戻って来た。
その時、当時の中国である「明」から、最新式の武器である石火矢を手に入れ、日本に持ち込んでいる。
これが、エボシの設定です。
ポイントは「もともとは海外に売られた悲しい女性である。ところが、そこから倭寇の親分の妻になる」というところですね。 つまり、彼女は美人なだけでなくて、かなりの「やり手」なところがあったんでしょう。
??
そして、どんどんのし上がって行って、ついには頭目を殺してしまい、倭寇の金を盗んで日本に帰り、おまけに中国から最新の武器、石火矢っていう大砲を持って帰ってきちゃったという、とんでもない女性です。
そして「侍の支配から抜け出し、強大な理想の国を作ろう」と考えています。
そのために目を付けたのが「シシ神の森」だったんです。
なぜなら、シシ神の森というのは誰の領地でもなかったからですね。
当時、日本中の土地というのは、天皇の土地であったり侍の領地であったり寺の土地であったり、すべて所有権が決まってたんですけど、この森はシシ神に属している。このメモにも「ここを手に入れれば、自分の国が作れる」というふうに書いてあるんですね。
ここまで読めば、このエボシって、なんとなく「正義の人」みたいに見えますよね?
確かに、映画の中でも、売られた女の人を引き取ったり、ハンセン氏病で差別されている人達も優しく介護して仕事を与えるという、すごくいい人に見えるんですけども。
だけど、「ただのいい人」というだけでは説明できない矛盾というのが、このエボシにはいっぱいあります。
たとえば、僕がやっぱり最初に気になったのが「タタラ場には子供が一切いない」ということなんですよね。
宮崎アニメには、いろんな村が出てくるじゃないですか。『ナウシカ』での風の谷とか、『ラピュタ』のスラッグ渓谷とか。こういう場面では、必ず子供達が外を走り回ってるんですよね。
ところが、タタラ場には走り回る子供がいない。
それどころか、母親に抱かれている赤ん坊すらいないんですよね。
これに関して宮崎駿自身は、当時の『もののけ姫』の映画パンフレットの中では「いやあ、そこまで描いてる暇がなかったんですよ」なんて言ってるんですけども。 「描いてる暇がない」なんて言い出したら、『ラピュタ』や『ナウシカ』を作っていた時の方が絶対に忙しいはずなんですよ。
描いてないのには、描いてない理由があるんです。
では、その理由とは何かというと「このタタラ場というのは “開拓村” だから」なんです。
開拓村というのは、18世紀から19世紀のアメリカ開拓時代によくあった、ようやっと村として成立してから10年とか5年くらいの年月しか経っていない村のことです。
まだまだ「常に周囲との戦闘状態を続けている」みたいな村のことですね。
タタラ場という場所では、家をなくしたり親に売られた女の人達は受け入れているんですけど、子供や老人という「働けない人」を積極的に仲間に入れるほどの余裕がない。
まず、それだけの食料がないし、開拓村ですから、働けない人は養えないんです。
タタラ場の外れには、隔離されているようにハンセン氏病の人たちの暮らす区画というのがあるんですけども、彼らは「石火矢を作れる」という能力があるから、
あそこで飼われているのであって、どちらかというと「弱者には厳しい環境」なんですね。
だけど、タタラ場の中で結婚している人もいるんだから、子供が産まれないはずがないですよね?
にも関わらず、子供の姿がまったく見えないということは「外の子供を引き取らない」のと同時に、おそらくは、すごく厳しい「産児制限」、つまり「子供を産んじゃいけない」というルールを敷いているんだと思うんですよ。
たぶん、このタタラ場の中に蔓延する、男をバカにして「女の方が強いんだ!」と言うような文化も、同じような目的で、意図的にエボシが作っているんだと思います。
もっと大きい村になって、もう少しみんなの生活に余裕が出来るまでは、できるだけ無軌道に人口が増えないように、かなり注意している。
これが、エボシ御前が単なるいい人に見えない、矛盾点の1つ目です。 名作侮辱して飯食ってるセクハラクズのインチキ岡田豚死なないかなぁ 師匠連とアサノ公方がグルとか言ってる人いるけどそういう描写あったの?
タタラ場を襲うタイミングに関しては、ずっと様子を伺ってるんだからアサノもすぐわかるだろうし
歴史的に見れば師匠連(朝廷)とアサノ(豪族)って対立関係にあるはずなんだけど そこらへんハッキリ書かれてないから憶測するしかないってだけでは 見落としてたかと思ったがやっぱり描かれてなかったのね
それなら歴史的な観点や劇中でも兵や武器を貸し与えてたって描写から
師匠連はタタラ場とは同盟関係。アサノ公方とは敵対関係と考えた方が自然だね
んで最終的に師匠連は同盟関係を破棄して師匠連vsタタラ場vsアサノの三つ巴を考えてたんじゃないかと >>700
モロがいつか元の人間の世界へ帰れるように育ててるからそれはない もののけ姫の世界観ってやっぱり日本てきではないよね
日本人の自然との関わりというよりも欧州のそれに近い気がする もののけ姫って、もっと強いのかと思ったら、初戦闘シーンでいきなり気絶かよ!弱いな
あそこでアシクサ(足臭)とかいうやつが助けなかったら、話終了やんけー! もののけ姫が人間より動物の方が良いって言ってるけど
あの世界の動物は普通に人間語喋って普通に人間と同等の知性感性が有るからな
ほんとの動物じゃ無いじゃん!
そんな子供だましな設定の作品で自然と共生がどうのこうの言われてもなあ 主役のアシクサ(足臭)って、おまえ誰の味方したいんだよ!った感じだよな
製作者達の、どんな主張に対しても取り敢えず文句言っときゃ、かっこ良いって言うカンチガイ丸出しのアホな映画だな 他のジブリ作品と違って
もののけ姫はラストまで怖さとか不気味さとか緊張感が続くから見入ってしまう ジブリ映画の統一された連続的な世界観について(考察)
結論から言うと
「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」「もののけ姫」3部作と
「天空の城ラピュタ」の世界観には統一された連続性がある
「もののけ姫」=過去の世界(サン、シシ神)
「となりのトトロ」=現在の世界(サツキ、トトロ)
「風の谷のナウシカ」=未来の世界(ナウシカ、王蟲)
サン-サツキ-ナウシカ→血族関係がある同じ一族の人間
シシ神-トトロ-王蟲→血族関係のある同じ一族の神
「となりのトトロ」と「風の谷のナウシカ」の間の時代に
空中にある「天空の城ラピュタ」の超科学技術が地上の人類の手に渡る
その一つの証拠が「キツネリス」である
それによって「火の七日間」が起こり「腐海」が生まれてしまう
これが「風の谷のナウシカ」の始まりである
「もののけ姫」のキャッチコピー「生きろ。」という言葉は
「アシタカ」が「サン」に伝えた言葉であるが
それを「サン」は子々孫々まで伝えさせ「ナウシカ」に届く
その言葉を受けとった「ナウシカ」は最後の言葉として
「生きねば・・・」(漫画版)と答えたのである 駿ってよく屋久島の山登れたよな
あそこ2000m以上あるから、一日中ひたすら歩かないと帰ってこれないんだけど、
ひとつひとつ観察してたんだから立ち止まったりしてたはず
すげー体力と時間使ったと思うわ アシタカの小刀って、
掟で会えないのを分かってて、アシタカがそんなこと自分からやぶることがないのカヤも分かっているの前提で、
@カヤは恋愛とかより、アシタカの幸福を願っている
Aアシタカも、カヤは恋愛じゃなくて、自分の幸福を願ってくれたくもりなき願いを出してくれたのは分かっている
Bサンがアシタカのパーソナルに入って、アシタカはカヤの願いを分かっているから、カヤが願ってくれた幸福を守るために、もう自分と言うパーソナルのサンに(カヤの願いの成就にもつながるから)
Cカヤも脳内物質気持ちいいとかの恋愛じゃなくて、アシタカの幸福を願っているところに居るから、
仮に知ったとしても、「掟でもう会えないし、掟をやぶって会いに来るそんなアシタカはやだし、でも幸福になって欲しい」と言う願いが叶ったことを心から(気持ちのどこかに何かがあったとしても)祝福してくれる
ってことでいいの?サンとカヤが声が一緒なのは、カヤがアシタカの幸福を願っていると言う本当の願いが、サンと言う存在でカヤの願いも一緒に達成されると言うことを表してるのかもね
宮崎さんのことだから何かもののけ姫の時代背景の風習もあるかもね
大人になってから見ると色々思わされるなーこの映画。世の中、敵とか味方とか単純なものじゃなくて、色んな方向でからみあっていくって言うのもさー
骨太ないい映画だった ジブリパーク、原生林は無理だからタタラバの里山風景活かすってことだろうけど、もののけなら縄文杉みたいなのもあったらいいが、1000年以上かかるから無理だなw
森にどでかい木があって、こだまがカラカラカラと… 久々に鑑賞した。約25年前に製作されたモノとして差引いて観ても脚本、本編音楽…素晴らしいよなぁ… 声優陣に数名???ってのとメインキャラ(デイタラぼっち等)を現代版に描き起した作品を観て見たい。 考証的に アシタカ の年齢ってどれくらい?10歳? しかし かっこよいわ…弓引きの細かな描写も流石にミリオタ監督だわ。弓の軌道なんて素晴らしい。 いや普通に初見では見た目や立ち居振る舞いは10歳いくかいかないかと思う >アシタカ の年齢ってどれくらい?
15から18くらいか?見た目的に 俺もアシタカは10歳前後に見える
妹も一桁台に見えるから 設定ではエボシが12歳でアシタカとサンは7歳と6歳
カヤは5歳なんだよな
あのジコ坊は19歳だというから驚きだ ジコ坊はどう見ても90代だろ…ヨボヨボだし
例えるなら大島渚とか森繁久弥みたいな アシタカが7歳ってまだ砂遊びとかしてる年齢じゃないか >>737
適当に言うな。ロリコン監督なめてんの?時代考証よかこだわってるわ。 もののけ姫ってジブリ作品の中でも評判悪いけど自分は結構いい作品だと思う。 ゲドをジブリに含む含まない論争勃発するから触れるな。
ウチの若社長は 開始5分で眠りについた と豪語してた。 映画館で観てきた。何度観ても面白いな。スレが7までしかないのがびっくり もののけ姫何回も録画したやつ見てたけど初めて映画館で観たら集中力が全然違うわ。
シシガミを初めて見た時に痣が暴走したのってアシタカに生命力を分けて痣が活性化したか、アシタカ本体には生の力、痣には死の力を与えたっていう事だよな?あの後体が軽くなったって言ってたし、顔ははっきり見えてないけど目が合ってた感じだし。
後は、タタラ場のライ病の人が最後治ってたのも今更気づいた。
エボシ対サンに割り込む時の痣の紋様が具現化するのと、サンの襲来予知した時のニュータイプ演出の設定が良く分からんので誰か考察あったら教えてください
ニュータイプは、音で状況を把握できる設定かと思ったけど、サンが襲って来る時は音聞こえなかった気がする。 >>750
痣はタタリ神の苦しみと憎しみだから、
アシタカのそちら系の心が昂るのに連動してるのかなと想像
>シシガミを初めて見た時に痣が暴走したのって
オッコトヌシが最期恐れたのと同様、痣がシシガミを恐れたのかなと
昨日見た時思った。何度か見るとまた考えかわるかも エボシ対サンにアシタカが割り込むシーン好きで何度も見返したなー
「さかしらに僅かな不運を見せびらかすな」ってエボシの台詞も劇場で見た時は意味が分からなかった もののけ姫は言葉が難しいよな
さっき8歳の頃以来劇場で見てきたけど、俺の教養不足のせいもあって、ジコ坊の言葉が今でも理解できないのが多々あった
エボシとモロがアシタカに対して嘲笑う感情は、大人になって理解できる
でもやっぱジブリで一番好き
日本のアニメ!って感じ
日本人で良かった 映画観て正直サンいらんなと思った
サンの代わりにアサノとシシ神の首を欲しがったジコ坊の上司出して欲しい >>754
難しいけど台詞がいちいち
かっこよすぎるよな。
さかしらにわずかな不運を見せびらかすな
とか、こんなん教養ないと
書けないわw 今はじいちゃんばあちゃんと一緒に時代劇見る機会もないからなあ
全身で堪能してきた さっき見てきた
子供の頃も見たけど今見ると全然理解度が違うね
音楽、世界観、テーマ全てにおいて
史上最高のアニメだと思う
めちゃくちゃ感動した もののけ姫最初に見たのは小学生の視聴覚室だったな
ビデオも買ったし
地上波でも度々見てるけど
映画館でみるもののけ姫は迫力すごかった
初っ端から鳥肌たったわ もののけって映画館向けの映画だよな。
絵とか森とか音楽とか。 俺は高校の頃にハンセン病の事で視聴覚室で見させられたわ 最近ネットでまで接待するあるいはさせるやつ増えたからな アシタカせっきを劇場で聴けるだけでも価値があった
米良さんのもののけ姫はみんな聴き入ってたなぁ うちの最寄りの映画館音が小さいから聞き取れないセリフがあった もののけ姫ってタイトルがバーンって
でるところで鳥肌がぶわあってたつ VRのシアターモードも悪くないけどやっぱ映画館の雰囲気も好きだから劇場よなー 鎌倉後期〜室町あたりなんだろうけど村から出から武士に襲われる時代だったのか・・・ BSでロストワールド放送してる
同時公開だったが俺は当時もののけ姫じゃなくてロストワールドを選んだ もののけ姫のタイトルの模様ってシシ神の角を被ったアシタカって本当?
一つ目がどうとか ナウシカとラピュタは殿堂入り扱いでジブリ最高傑作は何かって聞かれたら今現在もののけ姫なんだろうなぁ・・・
紅の豚と風立ちぬも再上映したら順位も変わるんだろうなぁ
直近に見たジブリが最高傑作 初公開から20年以上、いつか観よう、いつか観よう、それまでネタバレは
避けてこようと思って今日ようやく初めて観た…面白かったし、やっぱり
あの時代だからシシ神様とエヴァに何か相通ずるものがあるなあとか色々
思いながら観させていただきました。
んで、序盤に出てた女の子、妹じゃなくって許嫁だったんかい…そんな
彼女からのプレゼントをサンに渡したんかい…たぶん公開当時から
言われ続けてきたツッコミなんだろうけど >>776
しかも声優が同じっていう新しい発見があるんだよね >>776
鎌倉時代の男は
そういう現代感覚がない設定らしい。 宮崎アニメの主人公は全員不死身のスーパーマンだがアシタカが一番凄いと思う
何をされても死なない
銃で撃たれても平気で歩くし大人が10人掛かりじゃないと開かない扉も片手で開ける サンってあの固くてあんまり美味しくなさそうな干し肉が普段の
食料だったとしたらアシタカに餌付けされそうな気はする。
甘いお菓子系とか手土産に持っていったらとくに ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています