法テラスのスタッフ弁護士は、他の事務所では絶対に経験できない超困難事件に真正面から向き合えるという、何事にも代えがたい魅力がある。

ただし、離島を含む全国規模で転勤する必要性、登録4年目でも、20万円代の手取り、任期制のため不安定な身分、街弁に必須スキルである中小企業法務の経験が全くできない、などの見過ごせない重大なリスクがある。

あと貧困層の債務整理や後見事件ばかりやるから、独立開業後は町弁の仕事を一から勉強し直す覚悟が必要である。

そしてなにより、誰も受任したがらない問題事件や、他の弁護士が処理できずに放り投げた問題事件の後処理したり、対応困難者や社会不適応者を依頼人として、弁護士として正面から向き合わなきゃいけないから、桁外れの強靭な精神力が必要である。

ぶっちゃけ、ここで仲間を探しちゃうような幼稚なレベルならやめとけ。
精神を病んで廃人になるぞ。実際に燃え尽きて廃人になって一般の弁護士としてすら再起不能になってしまった元スタッフ弁護士が多数。

このような事実が広まってきたから、最近は希望すれば、よっぽどのコミュ障でもない限りほぼ採用される。
そのため、法テラスに入ってしまうと、就活戦線の最下位の負け犬だと思われる。

ただ、そんな他人の目が気になるような、精神が弱いヘタレは、絶対にやめておけ、まじで自殺コース間違いなしだから。