福岡地裁の法廷の奥に座る65歳の男性。裁判官かと見間違えそうだが、
司法修習生だ。福岡市職員として国際スポーツ大会招致に携わり、
東区長も務めた吉村哲夫さん=同市早良区=は本年度の司法試験に最高齢で合格し、
弁護士を目指す。「何をいまさら」の心配をよそにわが道を行く。笑いながらも、目は真剣。
「一人前になるのが先か、寿命が尽きるのが先か」(西日本新聞)