>>628
このスレの前の方でどなたかがおっしゃっていた気がしますが、
租税法は規範暗記ゲーではなく当て嵌め重視の科目だと思います。
本番でも全ての関係しそうな事実に対してなんらかの評価をするように心がけました。

私も一応百選は持っていたのですが、この当て嵌めの観点から使いこなせてはなかったです。
(もちろん有益な示唆に富む内容が一部の評釈には書かれていたのでしょうけれども)

一番役に経ったと振り返って思うのは、スタンダード所得税法です。
この本には判例等の規範・当てはめについて詳細に検討している箇所が多くあったと記憶しています。
(給与/事業の違い、事業/雑の違い、一時/雑の違い、退職所得該当性など)

ですので、何よりもスタンダード所得税法を端から端まで読むことをお勧めします。
法人税法は1冊だけで租税法の範囲を他の基本書で一通り読むので十分かと思います。

余力があれば、他の専門書等を読み漁るのではなく、過去問の分析をすることをお勧めします。
この科目は同じ論点を数年おきに出している傾向が強いです。
例えば、令和三年ではそろそろ退職所得や譲渡所得の特則等、損失の特則関連、
源泉徴収周りなどが再び出題される可能性が高いと思います。
こういったすでに出題されている分野について過去問を解いてマスターすると
55点は堅く取れると思います。