問題点

戦闘システムの問題

本作の問題はおおよそ戦闘のバランスの悪さ、だるさにある。

時間のかかる戦闘

雑魚戦ですら1回の戦闘に時間がかかる
1ターンで移動できる距離が少なめ(一応、移動距離が多いキャラもいるにはいる)で、遠距離攻撃手段を手に入れるまでは最初2〜3ターンは移動だけで終
わる事も多い。
敵味方ともにしょっちゅう攻撃を外す。魔法さえも一部の魔法を除いて外れまくる。
ある程度進めると敵が最大数の8体で出てくる事も多く、中盤以降は必中の全体攻撃魔法「ゴンゴン」「マンモス」「ケシー」*1を使わないと、とてもやっ
てられない。
雑魚戦で毎回命中率の悪いシミュレーションゲームをやっている事を想像すればわかるが、とにかく雑魚戦ですら無駄に時間がかかる。
場合によっては1回の戦闘で何十分もかかる事もザラにある。
オート戦闘はAIがお馬鹿で使い物にならない。後述するバランスの悪さや、こちらに合わせて敵が強くなる仕様も相まって、オート選択は自殺に等し
い。
逃走が割と成功しやすいのが一応の救い。

しかもエンカウント率も高い
少し歩いたらすぐ戦闘になってしまうので、その度に上記のかったるい戦闘をやらされる。

そして広いマップとお使いゲーが更にこの問題を後押しする
マップは全体的に無駄に広い。
最初の城ですら、特に何もないのに無駄に長い通路があったり、移動するだけで面倒。
宿屋のカウンターが店の奥に配置されており、そこまで歩く距離が少し長いため宿泊時に少々不便。
当然ダンジョンも広く、結果的に戦闘も増え、さらに面倒な事になる。
シナリオ終盤に酷いお使いゲーが始まり、まともなボス戦もなく、ひたすらあっちこっち歩かされる。
シナリオ的にはもう終盤なのだが、その長さからこの展開の始まる前の大ボス戦が中盤とも言える程。

*1 『ケシー』のみ、とある味方キャラ1人だけしか使えない魔法。