いま、このニュースにおける菅官房長官の「パチンコからギャンブル性を無くす」という発言が話題になっている。

この発言で問題なのは「ギャンブル性を減らす」ではなく「ギャンブル性を無くす」ということである。
一部で勘違いしている人がいるようだが「ギャンブル性を無くす」である。
前者ならばパチンコに対して追加のスペック規制と受け止めるのが普通であろう。
しかし、今回は後者であり、常識的に考えれば「景品の提供が全面禁止される」と受け止めるのが普通であろう。
特殊景品や一般景品の提供の禁止、つまり「換金禁止」である。
まともな頭の多くの人々がそう連想したからこそ話題になったのである。

だが、ちょっと待ってほしい。
景品提供費金以外に「ギャンブル性を無くす」方法はないのだろうか?
換金禁止以外でギャンブル性を無くす方法があるとすれば「デジパチ全面禁止」だ。
パチンコの完全なるアナログ化。
完全なるアナログ機ではパチンコ玉を打ち出した際の「強さ」と「タイミング」がすべてであり、技術介入性がすべてでありギャンブル性はゼロ、つまり「100%遊技」となる。

そう、いま問題なのは「デジタル抽選」なのである。
デジタル抽選を搭載することで、技術介入性が低くなり、運の要素が極端に強くなっていることが問題なのである。
「デジタル抽選」イコール「ギャンブル性」なのである。
技術介入性が著しく削がれた「設定付きパチンコ」など論外であるといえる。

いまやるべきは、デジタル抽選を排し、釘を叩くことを解禁し、全面的にアナログ仕様のパチンコに移行するしかないのではなかろうか。技術介入性100%であれば「ギャンブル」ではなく「店と客の競技」となる。ゴルフ大会で優勝賞金が出るのと同じになるのである。

* 大量獲得機は完全なるアナログ一発台に、
* 羽根物のラウンド抽選禁止で自力継続型だけに、
* 甘デジに相当するものはチューリップ連動の普通機に。
* デジタル抽選はカジノに任せておけばいい。

いかがだろうか?

https://youtu.be/5vKXgk9gnfA