資産運用の鉄則は、最悪のシナリオが実現しても破綻しない運用方針を立てることだ。
しかし、現状の運用には「金利が上がるまで耐えられれば……」という地銀の本音も垣間見える。

 これは、90年代のバブル崩壊による金融機関の破綻を想起させる。

「いずれ不動産相場は勢いを取り戻す」という希望的観測をもって、特段の対策を講じなかった金融機関はバブルの崩壊により淘汰された。