パキスタン タンクローリー横転ガソリンに引火 125人死亡
6月25日 14時44分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170625/k10011029801000.html

パキスタン中部パンジャブ州の幹線道路で、25日午前6時半ごろ(日本時間午前10時半ごろ)、
ガソリンを積んでいたタンクローリーが横転し、漏れ出したガソリンが燃え上がりました。
地元の警察によりますと、事故で漏れ出したガソリンをくみ取ろうと、タンクローリーの周囲に集まっていた人たちが火に巻き込まれ、
これまでに125人が死亡したということです。現場では、軍の部隊も出て救助活動が行われ、100人以上がやけどなどを負って病院に搬送されました。
現地のメディアは、目撃者の話として事故現場に集まったうちの数人がたばこを吸っていて、その火がガソリンに引火した可能性があると伝えています。


横転したタンクローリーから漏れ出したガソリンを持ち帰ろうと集まった住民が巻き込まれる事故は、これまでもアフリカで起きています。
このうちナイジェリアでは、2012年南部のリバーズ州で、事故で横転したタンクローリーから漏れ出したガソリンをすくいとろうと
住民が集まったところガソリンに引火して炎上し、90人以上が死亡しました。
また、ケニアでも2009年、西部のリフトバレー州でタンクローリーが横転し、ガソリンを手に入れようと集まった住民ら110人以上が炎に巻き込まれるなどして死亡しました。