【実戦演習用の問題集】

・難系:東大志望に人気。東大物理の応用レベル。難しい問題を微積を使わずに解く。まずは例題だけ解くのがお勧め。
 全部が超難問という訳ではなく、例題の四分の一が「やや易」、二分の一が「標準的」、四分の一が「やや難」 といった感じです。

・名問の森(二冊):問題の難易度は高めだが、解説が丁寧なため、基礎を確認しながら演習ができる。
 最初は目次の赤い問題からやると良い。本書の問題を全て瞬殺状態になると全く問題なく難系に入れるという意見がある。

・重要問題集(数研出版):基本から応用まで。中途半端という意見もあるが、時間がなければこれ一冊で済ますのも手。

・体系物理: 物理法則や公式を導く原理導出問題が多い。教科書に載っている公式を本書は設問形式で解くというスタイルである。類書はあまりない。
ただ、解説は不親切なので、物理教室などの講義系参考書を併用したほうがいいという意見もある。
本書の旧版は「新体系物理」、さらにその旧版は「新々体系物理」という書名であった。

・基礎問題精講:文句なしの地方国立2次レベル。
よくぞここまでと思えるほど、基礎的な良問を揃えて網羅性はかなり高く、 難関大の問題を解くための基礎体力も十分付けられる。
解説も詳しくセンターレベルを終えたら入れる。レベル1(初歩)〜8(最難関)とすれば、3〜6までカバー 。

・標準問題精講:物理で難問を出す有名私立や旧帝を視野に据えた問題集。
レベル的に、名問の森以上で難系に完全に匹敵。(基礎精講からステップアップが想定なので)、 基本的な解説は無し。
よって、基礎問題精講や重要問題集レベル終了後にすべき問題集。問題は東大、京大、東工大の本番入試問など中心。

・新物理入門問題演習:定量派(数式重視派)の仕上げの問題集、これが完璧になれば東大、京大、東工大の物理満点も狙える
 実戦演習は半数が「標準的」、半数が「やや難」といった感じ。
 記述演習は半数が「難」。でも記述演習をやると、たとえ解けなくても頭の中の「問題を解くスイッチ」が
 切り替わり、なぜか他の問題が解けるようになるという意見もある。