伯父「○○君も社会人か！小さい頃よくだっこしてやったんだぞ！がっはっはー」
俺 「覚えていますよ」
伯父「どこの会社に行っているんだ？」
俺 「信越、あっ、信越化学工業です」

伯父「そうか、工場か！高校時代遊びすぎたんだろ！でも浪人しなくてよかったな！」

「お前と同じ年の息子の××覚えているだろ！信大からシャープだぞ！（勝利者宣言）」
親父「無言・・・（瞳が潤んでいた）」
伯父「おい、シャープ社員こっちこい（息子の××を呼ぶ）」
「○○も社会人だ。○○と昔よく遊んだだろ！」

向こうでも企業の話をしていたらしい××が鼻高々でやってきた。
××「（馴れ馴れしく）○○、久しぶりー、元気！」
「あっ、叔父さん、こんにちは、俺、今年から社会人になりました。」
親父「そうか、大きくなったな」
××「シャープで働いてるんですよー（勝利者宣言）○○君はどこに行ったの？」
俺 「信越化学ｗ」

ニヤついている伯父を尻目に、一瞬にして××の顔色が変わった。
伯父「○○に勉強教えてやれよw」
××「（しばし、絶句）・・・みっともないからやめてくれよ親父」
伯父「？」
動揺しまくりの××は伯父を速攻連れだした。
以後、伯父親子は、俺達のいるテーブルに加わらなかった。

久しぶりに無口な親父の晴れ晴れとした顔をみた。
帰り際、充血した目をした伯父と目があった。