1 科目が違うので難易度は比較できない→比較できます。
2 理3が一番難しい→O科O類という括りでいうなら正しいです
3 文系は数学が簡単だから数弱が多い→東大の場合はそうではありません
4 文系は暗記重視→いや、理系も暗記です。というか受験は80%暗記です。
5 理転はきついが文転はできる→どっちもできます

1 科目が違う
科目が違うので比較できない!どっちもすごい!という人がいます、確かにどっちも難しいです。
しかし合格難易度というものは科目の難易度には関係ありません、母集団のレベルにのみ左右されます。
たとえ東大入試が加減乗除の問題10000問になったとしても合格者は依然としてトップの3000人です。
(ミスの少なさ、計算速度など求める力は変わってきますが、トップのできる人はどの力も高いのです。)
ですから、文系と理系の母集団の高さの違いが論点となります。
これはセンターの点数を見ればいいのですが、文系と理系ではほとんど差はありません。
(特に合格者平均を見ると差は更に小さいです。理3だけは他より高いです)
ですので理3以外はほとんど難易度は変わりません。そもそも最低点は10点違っても最低点付近で合格する人は少数で、大した差はありません。
本当に学力比べしたいのなら科類でなく二次の点数(文系同士や理系同士で)やセンターの点数でしましょう。

2 理3が一番難しい
これは事実です。ですが理3が難しいだけで理1と理2は文1・2とほとんど変わりません。
また理3は難しいですが、対応するレベルの文系生はもちろんいます。
文系にも文科4類という定員100で卒業後外資金融に100%就職できるところを設置すれば文系のトップ100位が流れ込みます、そのレベルは理3と同じになります。
なので文系に理3に相当する科類がないだけで文系の上位層は理3と同じ学力です。

3 文系は数学が簡単
これは事実ですが、文系は数学で50点をとることが望ましいといわれております。
また、文系は数学にかける時間が理系ほどではないです。
つまりみんな同じような勉強時間で同じ問題を解いているので結局求められる要領の良さが東大レベルに達していないといけないのは理系と同じで、数学だけを取り上げても意味ありません。
また、国語と英語も文理で差は大してないが数学は文理で大差があるので理系のほうが難しいという人がいますがそれは違います。
そもそも英語は文理で配点が同じなので文理で差がつかないのは当たり前です、文系のほうが英語ができること自体おかしいです。
国語はもともと差がつきにくい科目ですが、文系のほうが国語で差がつきます。
文系では80点と60点で20点差がつくので国語にかける苦労は理系の苦労の2〜3倍だと思われます。その分理系は数学に力を入れているので大して変わりません。
そもそも文理とも高校3年間という等しい時間を与えられており、時間のかけ方が違うだけで勉強時間や負担はほとんど変わりません。