「ニュースを見て、やっぱりな、と思いました」

 その小学校の卒業生は淡々とそう言った。

 自分が担任するクラスの小学3年の女子児童に性的暴行をはたらいたとして、千葉県内の市立小学校教諭の八木航容疑者(34=千葉市)が1日、強制性交の疑いで同県警に逮捕された。

 八木容疑者は7月17日の朝礼後、1時間目の授業前に、女子児童を校内の人目に付かない場所に連れていき、犯行に及んだ。児童から話を聞いた保護者が警察に相談して事件が発覚した。

 “強制性交”は刑法で<暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交をした者>と定義され、被害者が13歳未満の場合、暴行や脅迫がなくとも罪が成立する。