次の文は夏目漱石著「それから」の一節である。

「彼は彼の頭のうちに、彼自身に正当な道を歩んだという自信があった。
 彼はそれで満足であった。
 その満足を理解してくれるものは三千代だけであった。
 三千代以外には、父も兄も社会も人間もことごとく敵であった。」

上記の文章を参考に、明治維新以降、1908年前後までに
日本人に芽生えた「近代的自我」について400字以内で述べよ。
また以下の語を一度は必ず用いること。

日清戦争、日露戦争、戊辰詔書、「舞姫」、「こころ」、「門」