【民事訴訟 (「社内いじめ」、パワハラ)】
●「《東京地裁》 ソニー生命の社員への「支社ぐるみでの名誉棄損行為」を認める 《会社の使用者責任も認定》」 (「弁護士ドットコムニュース:2021年03月23日(火) 18時48分」)

=《内部規律が崩壊しているのか?、経営陣の責任も問われる》

<出典> https://www.bengo4.com/c_18/n_12863/

「ソニー生命保険(千代田区)でライフプランナー(保険外交員)として働く男性:A氏(56)が、『嫌がらせの掲示を職場に張り出されるなどの「社内いじめ」を受けた』として、『同僚、支社長、同社を相手取り、計1500万円の損害賠償を求めて裁判を起こした』。」

「3月23日、東京地裁は、『原告の社会的評価を低下させた』として、『被告ら(同僚、支社長)の名誉棄損行為と会社の使用者責任を認め、被告らに対して計80万円の支払いを命じた』。」

「A氏は、1995年8月に同社に入社し、都内の支社で働いていた。」

「2017年3月6日、A氏は、『先輩社員の内部規定違反行為(秘書にテレアポをさせる行為)を発見したことから、支社長らに問題を伝え(内部告発)、適切な対応を求めた』。その後も支社長との面談を重ねた。」

「ところが、同年3月21日、(同支社の同僚らはA氏への報復として、)A氏が働くブースから見えるように、『職場にA氏を揶揄するような嫌がらせのフラッグ(旗)を、別の同僚らが張り出した』。他にも・・・」


「A氏は2018年12月、『嫌がらせによって名誉を毀損された』などとして、『同僚と支社長らを東京地裁に提訴した』。」

「A氏は、嫌がらせの原因は、『支社長がA氏との面談内容を同僚らに明かし、さらに、「秘書のテレアポの様子を録音」していたなど虚偽の情報を同僚らに伝えたため』と主張。」

ー「●裁判所は「名誉毀損明らか」と判断」

「3月23日、東京地裁は、「(A氏が)秘密録音や盗聴をしているかのような誤った印象を与える」として、『同僚による掲示行為が、A氏への名誉毀損に当たると認定し、精神的苦痛は多大と評価した』。」
 
「判決では、『支社長が、虚偽の情報を社内に伝達していたことに過失があったと断じた』。また、法人としてのソニー生命保険に対しても、『使用者責任を認めた』。」